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三ちゃんの、サンデーサンサンラジオ!
今週もはじまりましたサンデーサンサンラジオ。
お相手は、いつもの三ちゃんこと三部和尚です。
7月29日、日曜日です。
暇だということもあって、柚木裕子の小説を続けて2本読みました。
「孤狼の血」と「盤上の向日葵」。
どちらも話題になった作品ですが、読み応えがありました。
「孤狼の血」は映画化もされました。まだ観ていませんが、かなりのハードボイルドに仕上がっていることでしょう。
「盤上の向日葵」は柚木の一番新しい小説だと思います。
書名の通り、将棋を扱ったストーリーです。
山形在住の作家ということもあって、テレビ・新聞で大きく取り上げられていました。
二人の将棋指しの最後の勝負が初歩的な反則負けで決まるのですが、小説自体もスッキリ勝負がついた感じがなく、モヤモヤ感が残るラストでした。
それは、将棋の勝負にかけて意図的に「反則負け」のようなストーリーにしたのかどうかは分かりません。
いずれにせよ、「孤狼の血」のような仕掛けもなく、最後にアッと驚くような結末とはなりませんでした。
しかし、息もつかせずに読ませる話の展開の仕方はすごいと思います。
「ページをめくる手が止まらない」という帯のタイトルそのものだと思いました。
かなりの長編ですが、二冊とも一気に読んでしまいました。
しかし小説家というのはすごいですね。
警察内部の事情、慣習、言葉遣い、警察ならまだいいとして、ヤクザ社会の事情まで文字にするのですから、どれほどの資料を読み漁るのだろうかと感心します。
将棋にしても、生半可な取材ではリアリティがなく、その業界の人を納得させることはできないでしょう。
それぞれの社会への踏み込みの深さに驚嘆させられました。
小説家は凄い!
1人の作家に取り掛かると連続して手に取ってしまうのですが、次は「検事の本懐」をめくっています。
今週講演が二つ入っています。
30日に、曹洞宗東北管区教化センターの「教化フォーラム」が仙台であり、5回連続の第1回目が始まります。
タイトルは「生きるための修証義」です。
連続講座にしたいというセンターの意向で修証義になったのですが、きっちりまとまった形で修証義に取り組んだことはこれまでなかったので、始めるにあってはかなりの準備が必要でした。
いくつかの解説本や資料に当たり、どのように説いていくかを考えました。
大学の講義ではないので、文言の説明や解説にとらわれず、「現代社会で生きていくために修証義をどう読むか」という視点で話を進めたいと思っています。
もう一つは8月1日、「宮城県第3教区夏期大学」という講演会で、昨年に引き続いての2回目になります。
こちらは2年連続なので、昨年の話から引き継いでの内容となります。
どちらもずいぶん前から準備してきて、ひと段落が付いたので小説に手を出したというわけです。
でもなあ。
小説にも影響されやすい性格なので、講演の口調がヤクザ言葉にならないか心配です。
今週はここまで。また来週お立ち寄りください。
三ちゃんの、サンデーサンサンラジオ!
今週もはじまりましたサンデーサンサンラジオ。
お相手は、いつもの三ちゃんこと三部和尚です。
7月29日、日曜日です。
暇だということもあって、柚木裕子の小説を続けて2本読みました。
「孤狼の血」と「盤上の向日葵」。
どちらも話題になった作品ですが、読み応えがありました。
「孤狼の血」は映画化もされました。まだ観ていませんが、かなりのハードボイルドに仕上がっていることでしょう。
「盤上の向日葵」は柚木の一番新しい小説だと思います。
書名の通り、将棋を扱ったストーリーです。
山形在住の作家ということもあって、テレビ・新聞で大きく取り上げられていました。
二人の将棋指しの最後の勝負が初歩的な反則負けで決まるのですが、小説自体もスッキリ勝負がついた感じがなく、モヤモヤ感が残るラストでした。
それは、将棋の勝負にかけて意図的に「反則負け」のようなストーリーにしたのかどうかは分かりません。
いずれにせよ、「孤狼の血」のような仕掛けもなく、最後にアッと驚くような結末とはなりませんでした。
しかし、息もつかせずに読ませる話の展開の仕方はすごいと思います。
「ページをめくる手が止まらない」という帯のタイトルそのものだと思いました。
かなりの長編ですが、二冊とも一気に読んでしまいました。
しかし小説家というのはすごいですね。
警察内部の事情、慣習、言葉遣い、警察ならまだいいとして、ヤクザ社会の事情まで文字にするのですから、どれほどの資料を読み漁るのだろうかと感心します。
将棋にしても、生半可な取材ではリアリティがなく、その業界の人を納得させることはできないでしょう。
それぞれの社会への踏み込みの深さに驚嘆させられました。
小説家は凄い!
1人の作家に取り掛かると連続して手に取ってしまうのですが、次は「検事の本懐」をめくっています。
今週講演が二つ入っています。
30日に、曹洞宗東北管区教化センターの「教化フォーラム」が仙台であり、5回連続の第1回目が始まります。
タイトルは「生きるための修証義」です。
連続講座にしたいというセンターの意向で修証義になったのですが、きっちりまとまった形で修証義に取り組んだことはこれまでなかったので、始めるにあってはかなりの準備が必要でした。
いくつかの解説本や資料に当たり、どのように説いていくかを考えました。
大学の講義ではないので、文言の説明や解説にとらわれず、「現代社会で生きていくために修証義をどう読むか」という視点で話を進めたいと思っています。
もう一つは8月1日、「宮城県第3教区夏期大学」という講演会で、昨年に引き続いての2回目になります。
こちらは2年連続なので、昨年の話から引き継いでの内容となります。
どちらもずいぶん前から準備してきて、ひと段落が付いたので小説に手を出したというわけです。
でもなあ。
小説にも影響されやすい性格なので、講演の口調がヤクザ言葉にならないか心配です。
今週はここまで。また来週お立ち寄りください。