なあむ

やどかり和尚の考えたこと

集中講座10周年

2015年03月22日 16時02分07秒 | 集中講座

第10回の松林寺集中講座、チラシができあがりました。
今回は、10周年記念と松林寺開創400年の記念開催として、いつもに増して豪華講師をお招きしています。
いつもながら、自分で言うのも何ですが、これで参加費1000円(当日1500円)は安い!
午後いっぱい話を聞いて笑って充実した時間を過ごすのは、一生涯でも何度もあることではないと、本当に思います。
自信を持ってお贈りします。この機会を逃すのはもったいない!
会場のスペースは限られています。いい席を確保するにはやはり早めにおいでいただきたいと思います。

今回2回目のご講演をいただく南直哉老師の近著「善の根拠」を拝読していますが、私のボンクラ頭では理解するのに骨が折れます。脳だから骨はないのですが、三歩進んで二歩下がるような読み方なので脳が酸欠状態になって時々休みながらでないと進みません。
どうぞご一読してみてください。

さん喬師匠、受賞おめでとうございます

2014年08月31日 09時06分33秒 | 集中講座

柳家さん喬師匠が、今年度第42回国際交流基金賞を受賞されました。

国際交流基金賞は、学術、芸術その他の文化活動を通じて、国際相互理解の増進や国際友好親善の促進に長年にわたり特に顕著な貢献があり、引き続き活動が期待される個人又は団体に贈られます。

これまでの日本人の受賞者は、黒澤明、平山郁夫、宮崎駿、村上春樹など、日本を代表する方々ばかり。

さん喬師匠は、日本語表現と文化理解のため、国内の留学生やアメリカをはじめ海外での公演をされており、その活動が高く評価されたとのこと。

落語家での受賞は初めてかもしれません。

師匠、受賞おめでとうございます!

そのさん喬師匠と露の新治師匠が、来年の第10回松林寺集中講座にいらっしゃいます。

第10回目を迎える集中講座をいつもより豪華にしたいと考えておりましたが、以前より「二人でお邪魔したい」と言われていた両師匠をダブルでお招きすることにいたしました。

我ながら、何と豪華なことかと思います。

もう一方の講師も決まっていますが、それはもう少しお楽しみにしておきましょう。

第10回集中講座は、来年6月7日(日)です。どうぞお楽しみに。

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第9回集中講座

2014年06月03日 09時21分42秒 | 集中講座

年々体が疲れを増していることが分かります。

第9回松林寺集中講座、終了しました。

後片付けで体が言うことをききません。

今回もすばらしい講師陣で、本当に皆様喜んでくれました。

まけない!タオルから支縁をさせていただいた南相馬北屋形神楽保存会の皆様。

講座1。外に出て披露するのは初めてのことだそうで、緊張の中立派に舞ってくださいました。

寺に到着してから、1泊して帰るまで、獅子頭はお社(持参された)中に収められ、神主さんが祭事をされてから奉納されました。

このあたりが、伝統文化の奥深さと格調の高さの所以だと思います。是非継承していただきたいと思います。

講座2。朴慶南さんの講演。

以前からおいでいただきたいと願っておりましたが、ようやく実現しました。

時間延長でたっぷり1時間40分お話しいただきました。それなのにあっという間に感じられるのは、話に引き込まれるからでしょう。

講座3。入船亭扇遊師匠の落語。

さん喬師匠のご推薦でしたが、小さん師匠の孫弟子にあたるということを伺いました。

江戸古典落語の江戸弁は小気味のいい口調がいいですね。「垂乳根」と「青菜」の二席を演じていただきました。聴衆笑いっぱなし、という状況でした。

会場には、昨年に引き続き、南相馬の仮設住宅で避難生活をされている皆さん19名もおいででした。翌日はワラビ採りを楽しんで帰られました。

番外として、打ち上げには小川ロンさんも駆けつけてくれて盛り上げてくださいました。

来年は第10回となるので、何かメモリアルをと模索中です。

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第9回松林寺集中講座

2014年04月08日 21時45分24秒 | 集中講座

第9回を迎えた松林寺集中講座、本日の実行委員会で事実上のスタートです。

昨年より6月第1日曜の開催となっています。

今年は6月1日(日)開催。

毎回、講演と音楽、そしてお笑いの三本柱でプログラムを組んでいますが、今回の講師陣は、

講座1,南相馬市、北屋形の神楽。

講座2,エッセイスト 朴慶南さんの講演。

講座3,入船亭扇遊師匠の落語。

の三講座です。

併せて、女川町出身の写真家齋藤伸さんの写真展を同時開催いたします。

更に、毎年好評の地産品即売もあります。

半径500メートルにミニFMの生中継もいたします。

入場料1500円、前売り1000円。電話・FAX・メールでの予約受付もいたします。

必要な方には、近くの赤倉温泉の宿の手配もいたします。

山菜のおいしい、最上地方最高の季節、命の洗たくに、是非お越しください。

お問い合わせは、0233-45-2833松林寺まで。

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集中講座よかった!

2013年06月06日 22時16分40秒 | 集中講座

6月1・2日、第8回松林寺集中講座を開講しました。

前晩の坐禅、住職の法話、朝の坐禅、朝課、朝粥といつも通りのプログラムで、2日は、津軽三味線、落語、講演の三講座でした。

津軽三味線の井上成美由さんは、6歳から三味線を習っていたというだけあって、若さにかかわらずすごい技術でした。ばちさばきが正確で、一つ一つの音がきわだって、聞き応えのある津軽三味線は大変好評でした。

柳家さん喬師匠は今回4回目になりますが、いつもながら流れるような噺の上にその仕草に、全員が引き込まれていきました。

今回の演目は「初天神」「そば清」「天狗裁き」の三本でした。

新宿末廣亭のトリが入ったということで、高座が終わって急いで帰られました。

最後は、南直哉老師の講演でしたが、すごかったですね。笑いで心を開かせておきながら、ズバリと直球を突き刺してくるような話で、満堂の聴衆の心が鷲づかみにされました。

「恐山に行ってみたい」と思った人も多かったと思います。

本堂から外に出た人たちが、みんな満足そうな顔をしているのが分かりました。

今回、寺の行持の都合で6月開催にしましたが、閉講の時に声を拾うと、6月がよかったという声が多く、来年も6月で開催するようにしようと思っています。というか、もう日程も決めて、講師の予約も取ったところです。

平成26年の集中講座は、6月1日(日)の開講です。講師陣は全員決定次第お知らせします。

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集中講座企画委員会

2013年03月31日 19時15分29秒 | 集中講座

本日これから、第8回松林寺集中講座企画委員会。

といっても、内容は全部決まり、チラシも出来上がっています。今年は6月開催のため、だいぶ前から住職が独断でどんどん進めていました。

今日の委員会の内容は、スタッフの動きの打ち合わせと、前回の反省を元とした調整となります。

今回4回目の公演となる柳家さん喬師匠は、2012年度芸術選奨文部科学大臣賞を受賞され<wbr></wbr>ました。古典落語の実力が認められた結果だと思います。誠におめでたいことです。

そんな師匠がこの松林寺に来てくださるということが誠に得難きことで、せっかくの機会、是非大勢の方に堪能していただきたいと願うところです。

講師のもう一人は、霊場恐山の院代、南直哉老師。永平寺修行20年、知る人ぞ知る、業界では恐れられた老師です。

私にとっては、永平寺に勤めていた時の仲間の一人、そのご活躍には陰ながらエールを送っていました。

現在、全国各地、各方面から引っ張りだこですが、ご多忙の中ご来山が決まりました。

そして、音楽として津軽三味線の若き実力派、井上成美由さんをお招きしています。

皆さん、どうぞいらしてください。

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第7回集中講座その3

2012年10月14日 19時38分59秒 | 集中講座

松林寺集中講座の宝はスタッフです。

今回もスタッフ、寺族合わせて45名が裏方を担ってくれました。

中には毎年泊まりがけで東京、新潟、長野からスタッフとして参加してくれる仲間がいます。

今年は都合で欠席でも、スタッフ名簿に名前を連ねている人数は52名になっています。

若いスタッフが、駐車場係、楽屋対応(台所)係と、ほとんど本堂のステージを見ることなく役割を果たしてくれています。

このスタッフがあればこそ、集中講座が毎年成功をおさめていることは疑いもないことです。

講座が終わって、片付けをして、盛大に打ち上げをするのは、このスタッフのためです。

今年も大変賑やかに盛り上がりました。下記にその一部を公開。

特に毎回、ミュージシャンには、ステージを見ていないスタッフのために打ち上げでも演奏をお願いしています。

今年もRIA+ノリシゲのお二人に無理を言ってお願いしました。

するとお二人は、「駐車場係はどこ?」と、その一団の前まで行って、目の前で生演奏をしてくれました。RIAさんの歌声を2メートルぐらいの距離で聴いたスタッフは感激で目を潤ませていました。

至福の一時です。

昨年に引き続き、大谷唄い込みの皆さんからは唄い込みで盛り上げていただきました。

新治師匠も興奮気味で、最後の締めをしてくださいました。

スタッフ数は毎年増え続けていて、そのうち来場者よりも多くなるのではないか、う~ん、それでもいいかと思っています。

都会向けに、最上町の温泉と集中講座を組み合わせた売り込みができないものかなどとも考えています。

因みに来年8回目の開催は、寺の都合により6月第一土日、1・2日の開催です。決定している講師は、恐山院代南直哉老師と柳家さん喬師匠です。お楽しみに、今から予定表に記入してくださいますよう。

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第7回集中講座その2

2012年10月12日 19時43分08秒 | 集中講座

気仙沼漁師さんたちと園児たちの共演に大喝采が贈られた後、RIA+ノリシゲ、デュオのライブとなりました。

共に東京でミュージシャンとして活動していた二人が、震災直後ノリシゲの故郷である岩手県大槌町を目指したのは震災の二日後のことでした。

外部から物資を持って入った最初の人だったらしく、RIAさんが外国人と間違えられて驚かれました「外人が物資もってきたぞう」。

それから何度となく東京と大槌町を行き来してきて、自分たちに何ができるだろうかと考えたときに、ミュージシャンである自分たちには音楽がある、ということで、最初に入ったとき拾った弦の一本足りないギターで、たき火をしながら作った「歩きましょう」という歌を、CDに焼いて配りました。

その後は、大槌町に拠点を移そうと、移り住み、カフェ&バー「アペ」を経営しながら音楽活動を続けています。

そのアペは、流された建物の廃材で組み立てたもので、飲みに来た人が「自分の家のドアを見ながら呑むのはいいなあ」と感想をもらしているとか。

そんな話をしながら数曲を披露してくれました。

生で聴く「歩きましょう」は圧巻で、会場が一つになって口ずさみました。

そして、トリは露の新治師匠による落語二題です。

一題目は、「狼講釈」という演目で、素人がうろ覚えで狼に向かって講釈をする話。まがい物だとわかれば食べられるとあって必死に語るのですが、耳で聞いて覚えただけなので、話があちこちに飛んで、めちゃくちゃになる、その語りが見せ場です。特に歌舞伎に詳しい人にはおかしくて仕方なかったと思います。爆笑でした。

二題目は、しっとりとした人情噺「中村仲蔵」。

上方から江戸にやってきた中村仲蔵は、忠臣蔵の演目の端役を充てられくさってしまうのを女房が慰めて立派に演じ上げるという噺。

仲蔵の上方言葉と江戸言葉の使い分けが難しいのですが、見事に演じ分けられ、ホロッとしながら聴き惚れました。今後も楽しみです。

講座修了後は打ち上げですが、これがまたスゴイ。次回へ。

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第7回集中講座

2012年10月09日 19時59分08秒 | 集中講座

楽しすぎて書く気になれませんでした。

6・7日、松林寺集中講座。

今年は来週の土日に天童のお寺の晋山結制が入っているため、10月第一土日に設定しましたが、雨のため稲刈りが遅くなりぶつかってしまいました。

前売りの状況が香しくなく、残念に思っていました。

結果として、来場者140名、スタッフ45名、出演者30名で本堂は満席となりました。

6日、坐禅、講座1、住職「残り少ない人生だから」。

7日、坐禅、朝課。

講座2、気仙沼「大谷大漁唄い込み」、「前浜虎舞」。

講座3、住職「慈悲の社会をつくるー被災地支援を通してー」。

講座4、RIA+ノリシゲ「歩きましょうー被災地を歌うー」。

講座5、露の新治師匠、落語二題。

気仙沼の皆さんとは、昨年の震災以来最上町の交流が続いてきました。

その中でも、あかくら幼稚園の園児たちとの交流は特別なものがあります。

津波の映像を見て、漁師さんたちから話を聞きました。唄い込みも披露してもらいました。

その迫力に圧倒された子どもたちは、自分たちもやってみたいと、ビデオを繰り返し見て、振りと歌を覚えました。

漁師さんたちに見てもらうことになり、お招きして一緒に演じました。

一生懸命まねて演じる子どもたちに、漁師さんたちは声が詰まり歌えなくなりました。

そんな交流が続いてきたのです。

昨年に引き続き今回も集中講座でお招きすることになったとき、漁師さんたちから、園児たちと一緒に演じたいという要請がありました。

漁師さんの間に挟まって櫂を突く園児、紙で作った太鼓を打つ園児、櫂を持って舞う園児、恵比寿・大黒に扮した園児、そして、漁師のしゃがれ声に負けないで歌を歌う園児。

会場は、割れんばかりの喝采となりました。

その後住職の話を挿んで虎舞が披露されました。

この虎舞、前浜地区に伝わっていたものが津波で太鼓が流され、再興できずにいました。

今年の正月、赤倉温泉で一緒に新年会をしたとき、「唄い込みの復活によってどれほど勇気づけられたか」、「文化の復興が心の復興だ」との漁師さんの言葉を聞いて、太鼓を支援することを決めました。

そのとき、虎舞の虎の頭も流されてしまったと聞いていた園児たちが、新年会へのサプライズで、園児手作りの張り子の頭をプレゼントしてくれたのです。

そして、新調していた太鼓と虎の頭も立派にできあがり、集中講座での初披露となりました。

勇壮な太鼓と笛の調子に合わせて虎が登場しました。すると、その後には、何と、園児たちが手作りした張り子の虎も体をくねらせながらついてくるではありませんか。

もう園児たちは大興奮でした。自分たちが作った虎が親子の虎のように立派に舞っている。漁師さんたちが活き活きと太鼓を叩いている。

「虎舞が復活した!」その喜びは、漁師さんから園児たちへ、そして会場全体へ伝わって、全員が大爆笑でした。

ここまでで、もう文字がいっぱいになってしまいました。続きは次回にしましょう。

写真は記録係から届いてからまとめてUPします。とりあえず少しだけ。

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第7回松林寺集中講座

2012年08月13日 11時36分17秒 | 集中講座

お盆前にバテてました。暑さと葬儀の連続と寝不足と。

ようやくPCの前に座る気になってきました。

さて、今年度集中講座の内容が決まり、チラシも完成しました。今回はカラーです!

落語は露の新治師匠、音楽はRIA+ノリシゲ、気仙沼大漁唄い込みと虎舞、そして、私がこれまでの震災支援についてまとめてお話しをさせていただく予定です。

露の新治師匠には第2回3回に続いて3度目の公演です。今回は落語をたっぷりと聴かせていただく内容です。柳家さん喬師匠との打ち合わせて、一年おき交互にご来山いただくことが決まっています。

RIA+ノリシゲの夫婦デュオは、震災後ノリシゲさんの故郷である岩手県大槌町に移り住み、音楽活動をしています。震災を歌った「歩きましょう」は、you tubeで検索していただくとたくさん見れます。

昨年に引き続きおいでいただく気仙沼大漁唄い込み保存会の皆さんには、今年は虎舞も披露いただくことになっています。この虎舞、津波で太鼓が流され復興できないことを知り、「まけない!タオルプロジェクト」から太鼓製造の支援をさせていただきました。その復活披露を集中講座でしていただくことになったものです。

ということで、今年のテーマを「被災地を忘れない、見捨てない」として開催いたします。多くの皆さんにおいでいただき応援していただければ幸いです。2
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