楽しすぎて書く気になれませんでした。
6・7日、松林寺集中講座。
今年は来週の土日に天童のお寺の晋山結制が入っているため、10月第一土日に設定しましたが、雨のため稲刈りが遅くなりぶつかってしまいました。
前売りの状況が香しくなく、残念に思っていました。
結果として、来場者140名、スタッフ45名、出演者30名で本堂は満席となりました。
6日、坐禅、講座1、住職「残り少ない人生だから」。
7日、坐禅、朝課。
講座2、気仙沼「大谷大漁唄い込み」、「前浜虎舞」。
講座3、住職「慈悲の社会をつくるー被災地支援を通してー」。
講座4、RIA+ノリシゲ「歩きましょうー被災地を歌うー」。
講座5、露の新治師匠、落語二題。
気仙沼の皆さんとは、昨年の震災以来最上町の交流が続いてきました。
その中でも、あかくら幼稚園の園児たちとの交流は特別なものがあります。
津波の映像を見て、漁師さんたちから話を聞きました。唄い込みも披露してもらいました。
その迫力に圧倒された子どもたちは、自分たちもやってみたいと、ビデオを繰り返し見て、振りと歌を覚えました。
漁師さんたちに見てもらうことになり、お招きして一緒に演じました。
一生懸命まねて演じる子どもたちに、漁師さんたちは声が詰まり歌えなくなりました。
そんな交流が続いてきたのです。
昨年に引き続き今回も集中講座でお招きすることになったとき、漁師さんたちから、園児たちと一緒に演じたいという要請がありました。
漁師さんの間に挟まって櫂を突く園児、紙で作った太鼓を打つ園児、櫂を持って舞う園児、恵比寿・大黒に扮した園児、そして、漁師のしゃがれ声に負けないで歌を歌う園児。
会場は、割れんばかりの喝采となりました。
その後住職の話を挿んで虎舞が披露されました。
この虎舞、前浜地区に伝わっていたものが津波で太鼓が流され、再興できずにいました。
今年の正月、赤倉温泉で一緒に新年会をしたとき、「唄い込みの復活によってどれほど勇気づけられたか」、「文化の復興が心の復興だ」との漁師さんの言葉を聞いて、太鼓を支援することを決めました。
そのとき、虎舞の虎の頭も流されてしまったと聞いていた園児たちが、新年会へのサプライズで、園児手作りの張り子の頭をプレゼントしてくれたのです。
そして、新調していた太鼓と虎の頭も立派にできあがり、集中講座での初披露となりました。
勇壮な太鼓と笛の調子に合わせて虎が登場しました。すると、その後には、何と、園児たちが手作りした張り子の虎も体をくねらせながらついてくるではありませんか。
もう園児たちは大興奮でした。自分たちが作った虎が親子の虎のように立派に舞っている。漁師さんたちが活き活きと太鼓を叩いている。
「虎舞が復活した!」その喜びは、漁師さんから園児たちへ、そして会場全体へ伝わって、全員が大爆笑でした。
ここまでで、もう文字がいっぱいになってしまいました。続きは次回にしましょう。
写真は記録係から届いてからまとめてUPします。とりあえず少しだけ。