交番で風船を膨らませて、アルコールが検出されました。
それからいわゆる事情聴取が始まりました。
「住所は?、名前は?、年齢は?・・・」
途中で「タバコ吸うか?」と差し出すのは、絶対「太陽に吠えろ」の影響だと思いました。
カツ丼はとってくれませんでした。
どれくらい呑んだのか、こんな時間まで何をしていたのか。
「麻雀?、レートはいくつでやってるんだ?、何、1?」
「山さーん、コイツらレート1だってよー」
えーと、警察官はそんなこと言っていいんでしょうか。警察のみなさんはいくつでやってらっしゃるのでしょうか。聞きたかったけど黙っていました。
「酒気帯びと酔っ払いは違うんだよ」
「ちょっと立ってみろ、一本足で立ってみろ、その白い線の上を歩いてみろ」
酔っ払いではないようだなと、ミニチュア1本で酔っ払うような素人じゃないや!
でも、酒気帯びでも、一発免停30日、25000円の罰金は免れませんでした。
書類を書かされ、拇印を押して、外に出たら空は白々と明け始めていました。
ラーメンも食べず外で待っていてくれた三人は、済まなそうにしながら迎えてくれました。
結局、その時サークルの話はできませんでしたが、後日ちゃんと「駒沢オリジナル・ソサエティ-」という軟弱なサークルはできあがりました。
無断で車を使って捕まったことがバレたらと思い、自分から話をしてバイトを辞めました。
鬼瓦さんは引き留めてくれましたが、怖いのでキッパリ辞めました。
25000円どうしよう
これが、私が免許をとって最初の違反、酒気帯び運転の免停の顛末です。
お粗末でした。完
多くの皆様にご愛読いただいたようでうれしく思います。
抱腹絶倒シリーズに関心のある方は、カテゴリー「青春の痔」と「巣鴨の怪奇」もご覧ください。