今、宿用院では授戒会の戒弟を募集中です。
「授戒会」とは、仏の戒律を受けて仏弟子となる儀式で、最後に仏弟子の名前「戒名」と、その証である「血脈」を授かる修行です。
不本意ですが、キリスト教的に言えば「洗礼式」と「洗礼名」であると言えば分りやすいでしょうか。
残りの人生を、仏教徒としての自覚を持って生きること、それは大変意義深いことだと思います。
東京スカイツリーは心柱構造によって高度と強度を保っていますが、人間の中心にも心柱があれば、人生の困難や荒波にも耐えて充実した生き方ができるでしょう。
人間にとって、その心柱にあたるものが「信仰」です。
授戒会に参加し、仏弟子となることは、まさに自らの中心に心柱を立てる機会だと思います。
修行期間は、今年10月4日~7日の4日間です。参加費である「戒金」はお一人3万円。
全日程参加できなくとも、10月5日・6日の両日出席できれば「正戒」として受け付けます。
修行といっても、荒行をするわけではありません。戒律のお話を聴いたり、礼拝を行じたり、お経を読んだりという日程です。椅子席も用意します。運転免許の学科と実地といえるかもしれません。
お近くの方は「通い」になりますが、遠方の方には近くの温泉施設をご紹介します。
ご関心のある方のお問い合わせ、お申し込みは、メールでyadokai@peace.ocn.ne.jpまでお願いします。
お申込み締め切りは今月4月末日といたします。
尚、この授戒会で受けた戒名が、そのまま葬儀の時に使われるとは限りません。菩提寺の住職様の判断によりますのでご承知おきください。生きている間の心柱ととらえていただければ意味あるものと思います。