昨日は、既報の通り、第23回宿用院地蔵まつり「やなせななやわらかコンサート」でした。
2月に河北町婦人会でも公演されたので、「もう一度聴きたい」「あの時聴き逃したので今度こそ」「大好評の噂を聞いて」という方々が多く、地蔵まつり始まって以来の来場者で本堂が満席でした。
2月に聴かれた方々への配慮もあって、前半はこれまでのイメージとは違う明るい雰囲気での歌とトークでした。
そして後半、たたみかけるような熱き想いと感情がほとばしる歌、観客のほとんどが目頭を熱くして聴き入っていました。
単なる歌ではない、単なる講演でもない、その両方が一体となり相乗効果となってやなせななコンサートは感動に包まれます。
福島から山形に避難移住されているご家族や、わざわざ福島から駆けつけたやなせさんのファン、また、気仙沼の仮設住宅に住む漁師一家もあり、今回もとても熱いすばらしいコンサートになりました。
公演がよければその後の打ち上げが盛り上がるのは必定で、ここでは書けないほどの大騒ぎでした。本当に楽しかった!
その中で、実行委員スタッフから「来年も是非!」との声が上がり、その場でアンコール公演が決定されました。
来年もお楽しみに!
以下は、来場者の一人須藤泰一さんのfacebookから転載させていただきます。
------------------------------------------
「まけないタオル」の発案者・三部義道住職の寺、河北町の「宿<wbr></wbr>用院」で、「まけないタオル」を歌っている“やなせなな”さんの<wbr></wbr>コンサートが行われた。
二人で、被災地へもう何度となく訪れたこの「まけないタオル」<wbr></wbr>も、5万枚を越えたという。
本堂には、座りきれないほどの人たちが、“やなせなな”さんの<wbr></wbr>温かく優しい歌声に、涙でグショグショになりながら、心が柔らか<wbr></wbr>くなった。
首にも頭にも「巻けない」という短いタオルが、「負けない」タ<wbr></wbr>オルとなって被災地を駆け回った。
最初は、冗談のようだったが、三部住職の思いは真剣だった。
少しでも、被災地の方々にクスッと笑いを提供しながら、「負けな<wbr></wbr>い」で欲しいという思いは、次第に広がっていった。
僕も、真っ先にこの「まけないタオル」に賛同して、その思いを<wbr></wbr>伝えていったつもりだ。
被災地を想う“やなせなな”さんの歌と、三部住職の話に、涙が<wbr></wbr>止まらなかった。
被災地の復興はまだまだで、僕たちのできることは、まずは忘れ<wbr></wbr>ないことだ。
地震や津波は自然災害であきらめもつくが、福島の原発は「人災<wbr></wbr>」であきらめきれず、恨んでも恨みきらない。
その福島の方々への支援は、僕たちが「福島」へ行って、福島の<wbr></wbr>ものを食べ、福島のものを買うことだ。
それが福島の人たちを応援することになると、三部住職は言う。
来週、我らが「河北町環境を考える会」の代表でもある三部住職<wbr></wbr>と一緒に、「福島」へ行く予定だ。