本日の俳句
★濃紫陽花葉書ににじむ筆の跡
★紫陽花の毬振れやまぬひとしずく
★紫陽花の雫に色の溶けぬまま
☆あぢさゐの藍をつくして了りけり 安住敦
梅雨といえば紫陽花の花。不思議なもので梅雨入りがわかっているかのようにこれと前後してこの花が咲き始める。紫、うすい青、赤紫とさまざまな色があるが、私は濃い藍色の紫陽花が好きだ。歳をとったためとはいわないが、最近は萼紫陽花にも目を惹かれるようになってきた。同じように濃い藍色のものが好みである。
聞くところによるといづれも日本が原産で、シーボルトがヨーロッパにヒドランゲア・オタクさとして紹介したとのことを知ったのはいつだったか。日本の妻の名、「お滝さん」にちなむらしい。
青梅雨という言葉がある。私は梅雨時期に葉を大きくする木々の様子から生み出された言葉と思っていたが、最近は雨にぬれる紫陽花の様子にもふさわしい言葉と感じるようになった。
この紫陽花、切花にしておくと花粉が大量に落ちる。食卓テーブルにおくと煩わしい。紫陽花は外の梅雨にぬれる姿こそ本来の姿だ。
★濃紫陽花葉書ににじむ筆の跡
★紫陽花の毬振れやまぬひとしずく
★紫陽花の雫に色の溶けぬまま
☆あぢさゐの藍をつくして了りけり 安住敦
梅雨といえば紫陽花の花。不思議なもので梅雨入りがわかっているかのようにこれと前後してこの花が咲き始める。紫、うすい青、赤紫とさまざまな色があるが、私は濃い藍色の紫陽花が好きだ。歳をとったためとはいわないが、最近は萼紫陽花にも目を惹かれるようになってきた。同じように濃い藍色のものが好みである。
聞くところによるといづれも日本が原産で、シーボルトがヨーロッパにヒドランゲア・オタクさとして紹介したとのことを知ったのはいつだったか。日本の妻の名、「お滝さん」にちなむらしい。
青梅雨という言葉がある。私は梅雨時期に葉を大きくする木々の様子から生み出された言葉と思っていたが、最近は雨にぬれる紫陽花の様子にもふさわしい言葉と感じるようになった。
この紫陽花、切花にしておくと花粉が大量に落ちる。食卓テーブルにおくと煩わしい。紫陽花は外の梅雨にぬれる姿こそ本来の姿だ。