Fsの独り言・つぶやき

1951年生。2012年3月定年、仕事を退く。俳句、写真、美術館巡り、クラシック音楽等自由気儘に綴る。労組退職者会役員。

「気まぐれ」美術館シリーズ全巻揃い

2012年02月15日 19時54分47秒 | 読書
 本日までに洲之内徹の「気まぐれ美術館」のシリーズのうち、「帰りたい風景」と「人魚を見た人」の2冊が届いた。いづれも古本だがきれいだ。「帰りたい風景」は文庫本とは知らず、ハードカバーと思い込んでいた。しかし金額は送料込みで下記のようになっている。「帰りたい風景」が、それも文庫が割高と思うのは私だけだろうか。ちょっと不思議な感覚になった。
・帰りたい風景 新潮文庫    定価税込み 660円→1210円
・人魚を見た人 ハードカバー  定価税込み2700円→2050円

 しかし絶版になっている本だからやむを得ないのだろうと納得することにした。

 「気まぐれ美術館」はシリーズの最初の単行本を偶然書店で見て購入して目を通していた。しかしこの本は、部屋から本があふれてしまった10数年前にまとめて古本屋に二束三文で売り払ってしまっていた。他のシリーズがあるのは知らなかったが、上記の二冊を除き4冊を譲り受けていた。すべてに目を通したわけではないが、つまみ食いのように目を通していた。
 決して名文とはいえない洲之内徹のとっつきにくいが、味のある文章に惹かれるものがある。何より絵の入門書として、そして画家が好きでたまらない画商の文章として読み応えがある。

 到着した2冊、早速目を通したいが、本日は疲れのため、読書は取りやめ。早々と寝ることにする。


 本日の読了  夏目漱石「道草」(再読)