昼はセミ、夜は秋の虫とすっかり時間と場所の棲み分けが完了した。夜にセミの声を聞くこともなくなってきた。秋の虫は昼間に聞こえることはない。鳴いていたとしても昼間の騒音に消されて聞こえることはない。
しかし蚊が活動し始めた。35℃近くの気温では蚊は活動しなくなるとのこと。最近の気温の高さでは蚊は8月の関東の暑さでは活動をやめ、25℃~30℃の気温になると再度活動を始めるとのこと。現在の気温が蚊にとっては適温なのであろう。蚊の対策が必要になる。
私は学生のころ、特に高校生まではよく蚊にくわれた。大学生から50代まではあまり蚊にくわれなくなった。しかし50代以降再び蚊にくわれるようになったと思う。あるいは蚊にくわれるのが、苦痛になった、という言い方の方があっているかもしれない。
体質や、運動量、体温、皮膚からのCO2の排出の量など生活環境や年齢によって変化があるのだろうか。また蚊に注入される人間にとっての毒に対する反応に差が生じるのであろうか。蚊が媒介する病原菌に対する人間の体の抵抗力にも差は生じるのだろうか。いろいろ考えていると、蚊そのものがとても憎らしく思えてくる。蚊の飛ぶ音がとても気になるようになる。
蚊にとっては大切な栄養であるのだろうが、この小さな刺し傷がとても気になるのである。
昨晩も横浜駅から歩いて帰る途中、二度ほど腕に蚊が止っていた。さいわい刺される前に振り払ったので事なきを得た。玄関前では顔の周りで蚊の飛ぶ音が聞こえ、両手で頭の周りを振り払い、急いで家の中に入った。さいわい蚊は家の中に入ってこなかったと思われる。
しばらくは蚊との攻防が続く。