先ほど横浜市でも雨が降り始めた。ほとんど同時に大雨・波浪注意報が発令された。これまでの雷・強風・濃霧注意報は継続しており、まだまだ微かであるが雷鳴がきこえている。
NHKのテレビニュースで決壊した堤防で大型土嚢積みの作業が映し出されていた。南さつま市の大王川という表示が出ていた。
決壊した堤防の端にユンボが陣取り、土嚢を川の中に据えているのだが、土嚢の上に作業員が乗ってユンボの操作者指示を出している。あまりに危険過ぎる作業と私の眼には映った。誰があのような作業の指示を出したのだろうか。国の機関の指示であるとすれば、あまりに危険すぎる指示だと私には思えた。私の見方がおかしかったのだろうか。
決壊という事態が生じてしまった以上は、作業は控えなくてはいけないはずだ。復旧作業で犠牲者が出るようなことはあってはならない。そのような危険な指示は違法である。作業の安全という一番大事な視点がないがしろにされていると感じた。わたしだけの危惧であろうか。
鹿児島市の和田川でも氾濫との報道も出ている。
なお、鹿児島市など複数の自治体で「全世帯避難指示」という報道が出ている。現場にいない私が断言するのは憚れるが、「全市民避難指示」という表現の解釈は難しい。友人・知人からも非難を呼びかけてほしい、というがどのような避難を想定しているのだろうか。例えば川から遠い市街地で高層のマンションなどでは果たして避難そのものが有効かと問われると、判断に苦しむ。地域に即した具体的な指示が出ているのであれば、それに越したことはないとは思う。
傍からいろいろ言うのは簡単だが、自治体の第一線職場は大騒ぎで混乱もしていると思われる。後日の冷静な検証が必要と思った。