昨晩は「奥の細道」の第26段「平泉」を書き写した。「三代の栄耀一睡の中にして‥‥」という有名な「奥の細道」の核心部分とも思われる段である。前半がここでおわり、後半の入口でもある。ここから奥羽山脈を超え日本海側に抜ける折り返し点でもある。
序章とこの平泉の段は、古文の授業で扱われ、多くの人が暗記などさせられた記憶があるはずだ。私も序章、旅立、平泉、象潟の諸段を諳んじさせられた記憶がある。
しかしどうして芭蕉は平泉で引き返して、南部領まで行かなかったのか、と中学生の頃は疑問に思っていた。歌枕の旧跡が数少なかったのか、あるいは平泉が当初からの目的だったのか、俳諧の関係者の伝手がなかったのか、未だにわからない。
本日もよく晴れている。最高気温は8℃。昨日は1万歩を超えた。膝が心配だったが痛みは出なかった。本日は用心してあまり歩き回らないで過ごす予定。