11月24日以来久しぶりにチャイコフスキーの交響曲を聴く気になって、第4番を聴いている。この曲自体を聴くことが本当に久しぶりである。もう何年も聴いていない。
演奏は、第5番、第6番と同じくエフゲニー・スヴェトラーノフ指揮のソビエト国立交響楽団、1990年5月のサントリーホールでの演奏会場での録音。
金管の咆哮から始まるいかにもチャイコフスキーのオーケストレーションである。「不幸な結婚」からの逃避と、フォン・メック婦人との文通を通して、それからの再生に果たしたチャイコフスキーにとって画期となる曲である。冒頭の金管の咆哮が重くのしかかったまま、曲が進行する。フィナーレのやはり金管の咆哮と呼応するようである。
伸びやかな第2楽章と、第3楽章の奇妙なおどけたようなリズムとメロディーが私には救いのような楽章に聴こえる。
本日は夜も遅いので、第3楽章までにして、大音響のフィナーレは明日の午前中に聴くことにした。
最新の画像[もっと見る]
-
新年を迎えて 1年前
-
謹賀新年 2年前
-
「渡辺崋山」(日曜美術館) 5年前
-
謹賀新年 5年前
-
謹賀新年 6年前
-
「ものの本質をとらえる」ということ 7年前
-
台風18号の進路が気になる 8年前
-
紅の花 8年前
-
「ゲルニカ」(宮下誠)読了 8年前
-
国立近代美術館「コレクション展」 9年前