昨晩はベートーヴェンのウァイオリン協奏曲が頭の中で渦をまいていた。どうしてもそこから逃れられないような状況なので、寝る直前にこの曲をCDで聴くことにした。
傷のついたLPレコードが同じ箇所を何度も再生し続けるのを止めるために、傷ついた箇所の先に針を置き直すような気分であった。第1楽章を終え、第2楽章の終わり頃になって、落ち着いてきた上に、眠くなったので、聴くのをやめて布団に入った。
聴いたのはグリュミオーのソロ、アルチェオ・ガリエラ指揮のニュー・フィルハーモニア管弦楽団の演奏。録音は1966年。私としては聴くことの多いCDである。
どうやら頭の中を駆け巡っていた音楽を追い出すことができた。どういうことで昨晩のような状態になったのかわからない。頭の中では、この曲を聴くことを欲していたのかもしれない。脳の欲求が強まっていたのだろうと理解することにした。
前日に続いて7時間半は寝た。寝過ぎという気もあるが、気分はすっきりしている。太陽も顔を出さず、寒々しい朝である。
午後からは印刷会社に直接出向いて印刷原稿とデータを手渡す予定。乗換駅は、混雑する横浜駅ではなく、関内駅にした。市庁舎が桜木町駅そばに移ったため、関内駅の方が混雑は少なく、桜木町駅よりは乗り換えも近くなった。
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