メランコリア

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ここにあるのはわたしの心象スケッチです。

1988 US OPEN

2004-01-03 22:00:03 | テニス
US OPENが終わった。
また選手は、この祭りのために全力を賭けて、技術と精神を鍛え上げてくるだろう。

今年もいろいろ波乱があった。
ナブラチロワがガルソンに敗退した。
誰もがグラフとナブラチロワの決勝進出を予想していたが、
ガルソンの積極的なネットへの詰め寄りに面食らったそう。

その後ガルソンは、アルゼンチンのサバティーニに敗れた。

クリス・エバート・ロイドは、なんと、グラフとの準決勝まで勝ちあがったのに風邪で欠場して、
グラフは不戦勝で決勝戦へと進んだ。

サバティーニ×グラフの決勝。
第1セットは6-3でグラフ、第2セットは6-3でサバティーニ、そして第3セットは6-1でグラフがとって、
女子は3セットマッチのため、グラフの優勝。
その打ち合いの激しさは、男子選手とそう違わなかった。


男子のほうも大幅な番狂わせがあった。
アガシという18歳のニューヒーローが突然現れた。
デニムパンツに、ツンツンヘアの、ロック歌手みたいなスタイルで、
憧れていたという、アメリカの顔、ジミー・コナーズに打ち勝った。

そのアガシもレンドルには敵わなかった。
イワン・レンドルは、ヴィランデルに手こずった。




グラフは4歳から英才教育を受け、現在19歳。

アガシは、なんと2歳の時、上から吊り下げた小さなボールを卓球のラケットで打って遊んでいたという。

サバティーニは、大好きな犬が死んでしまい、悲しんでいた時、親がラケットを買い与えてから今に至ったそう。

レンドルの母はひどく熱狂的で、ポールにレンドルを縛り付けて練習させたそう
なんでも早く始めたほうがいいのだろうか。


基本はやはり、その日のコンディション。
ただの風邪も選手たちはもっとも恐れる。

もう1つ、トッププレイヤーは、精神力も鍛えている。
どんなプレッシャーにも、自らのピンチにも、観客のどよめき、ジェット機のものすごい騒音にも、
全神経をラケットとボールに集中できるだけの強靭な精神。

スゴイ! 素晴らしい! いくら言っても足りないくらい。


シュテフィ・グラフ (初優勝)
マッツ・ビランデル (初優勝)



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