『モード家の一夜~MA NUIT CHEZ MAUD』(1968)フランス
監督・脚本:エリック・ロメール
出演:ジャン=ルイ・トランティニャン、フランソワーズ・ファビアン、マリー=クリスティーヌ・バロー、アントワーヌ・ヴィテーズ ほか
たまに近所のビデオ屋もチェックしてみると、こんなお宝秘蔵版を見つけるからあなどれない。
こんな近場にまだトランティニャン作品と出逢えるなんて!![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/face_heart.gif)
『エリック・ロメール監督が手掛けた連作「六つの教訓物語」の第3話』らしい。
こう言われるとシリーズのほかの作品も網羅したくなるw
主人公は34歳独身て設定だけれども、当時トランティニャンは38歳。
冒頭の何気ない生活ぶりのシーンなんてほんと平凡なひとコマだけどそれすら一挙手一投足カッコよくてうっとり。。![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/heartss_pink.gif)
熱心に教会に通うカソリック信者だけれども、その信仰のありかたと実際の
現実生活との差のことを久しぶりに会った友人と話し合う前半は、とっても観念的で
宗教の土台の薄い日本人にはちょっと難しすぎる。
(やたらとパスカルの思想について語ってるのも難しい
友人が密かに想いを寄せる女友だち(バツイチ)と3人で夜中に打ち解けた話をして、
雪が降ってきたのを理由に「泊まっていきなさいよ」て誘うあたり、真似できない高度なゲームだなあ。
会ったばかりでここまでぶっちゃけて、くだけた態度で深くて率直な話をしながらも、
ちゃんと女性的な柔軟さも示しつつって。
こんな危うい異性の友だちは、自分にはあり得ない。異性は好きになるか、まったくの他人か、
どうしてもall or nothing な考え方になってしまうから。
主人公もこれまでたくさん親しい女友だちはいたけれども、宿命みたいなものも信じていて
遊びと誠実さとが絶妙に混在してて、かつミステリアス、ストイックでクールなのに情熱的でストレート。
ミサで一目見て運命を感じた金髪の若いコに即効真剣な想いを向けるんだけれども、
そのコにもいろんな事情があって、、、そんな微妙な男女間のやりとりの機微の表現も
見事な脚本と演出にうならざるを得ない。
うぅーん。。味わい深すぎて、感想も収拾つかなくなってる。
何度か観ればもうちょっと理解できるかもしれないけど、味わう時間の余裕がないし![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/namida.gif)
わたしにはまだまだハイレベルな世界なのかも。こんな柔らかい感情のやりとりは。
監督・脚本:エリック・ロメール
出演:ジャン=ルイ・トランティニャン、フランソワーズ・ファビアン、マリー=クリスティーヌ・バロー、アントワーヌ・ヴィテーズ ほか
たまに近所のビデオ屋もチェックしてみると、こんなお宝秘蔵版を見つけるからあなどれない。
こんな近場にまだトランティニャン作品と出逢えるなんて!
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/face_heart.gif)
『エリック・ロメール監督が手掛けた連作「六つの教訓物語」の第3話』らしい。
こう言われるとシリーズのほかの作品も網羅したくなるw
主人公は34歳独身て設定だけれども、当時トランティニャンは38歳。
冒頭の何気ない生活ぶりのシーンなんてほんと平凡なひとコマだけどそれすら一挙手一投足カッコよくてうっとり。。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/heartss_pink.gif)
熱心に教会に通うカソリック信者だけれども、その信仰のありかたと実際の
現実生活との差のことを久しぶりに会った友人と話し合う前半は、とっても観念的で
宗教の土台の薄い日本人にはちょっと難しすぎる。
(やたらとパスカルの思想について語ってるのも難しい
友人が密かに想いを寄せる女友だち(バツイチ)と3人で夜中に打ち解けた話をして、
雪が降ってきたのを理由に「泊まっていきなさいよ」て誘うあたり、真似できない高度なゲームだなあ。
会ったばかりでここまでぶっちゃけて、くだけた態度で深くて率直な話をしながらも、
ちゃんと女性的な柔軟さも示しつつって。
こんな危うい異性の友だちは、自分にはあり得ない。異性は好きになるか、まったくの他人か、
どうしてもall or nothing な考え方になってしまうから。
主人公もこれまでたくさん親しい女友だちはいたけれども、宿命みたいなものも信じていて
遊びと誠実さとが絶妙に混在してて、かつミステリアス、ストイックでクールなのに情熱的でストレート。
ミサで一目見て運命を感じた金髪の若いコに即効真剣な想いを向けるんだけれども、
そのコにもいろんな事情があって、、、そんな微妙な男女間のやりとりの機微の表現も
見事な脚本と演出にうならざるを得ない。
うぅーん。。味わい深すぎて、感想も収拾つかなくなってる。
何度か観ればもうちょっと理解できるかもしれないけど、味わう時間の余裕がないし
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/namida.gif)
わたしにはまだまだハイレベルな世界なのかも。こんな柔らかい感情のやりとりは。