『遠い日の家族』~Partir Revenir(1985)フランス
監督:クロード・ルルーシュ 音楽:ミシェル・ルグラン
出演:エヴリーヌ・ブイックス、モニーク・ランジュ、ミシェル・ピッコリ、フランソワーズ・ファビアン、ジャン・ルイ・トランティニャン ほか
近所のビデオ屋でまたトランティニャン出演作を発見v
父親役とはいえ変わらない魅力で、公開が1985年というのに驚いた。
▼story
まさに第二次大戦が始まろうとしている気配を感じて、パーティを楽しむ仲の良い2つの家族は不安を語る。
ユダヤ人のレルネル家は、下階の密告を受けて、その夜に荷物もそこそこに家を出て、
戦争の影響から逃れて郊外の古城に住む友人リヴェール家に身を寄せ、外出も一切せずひっそり隠れて暮らす。
しかしそこにも誰かの密告によってドイツ兵が来て、一家は連れ去られる。
髪を切られ、痩せこけて帰ってこれたのは長女サロメのみ。
彼女は誰が密告したのか知りたくて、友人の城に戻ってきた。
捕らわれる前に家族でそれぞれの宝物を箱に入れてしまっておいたものを懸賞金として、
村人たちにも密告者探しの協力を募ったところ、サロメに傾倒していたリヴェール家の一人息子バンサンだと匿名の手紙が届く。
しかし密告者はさらに意外な人物だった。
のちにサロメが自伝的小説を書いてインタビューを受けている場面から始まり、
過去と現在の時間軸をパズルのピースのように細かく分けて組み替えているせいで、
ストーリーにさらに深みが出ている。
ピアノ曲(ラフマニノフのピアノ協奏曲第2番らしい)が作品を彩る。
どこか金田一シリーズを思わせるような重いミステリーの要素もあって惹き付けられる。
古城にある運命を占う的や、バンサンが真剣な想いを証明するために
綱渡りを見せるシーンなども暗示的で見入ってしまう。
監督:クロード・ルルーシュ 音楽:ミシェル・ルグラン
出演:エヴリーヌ・ブイックス、モニーク・ランジュ、ミシェル・ピッコリ、フランソワーズ・ファビアン、ジャン・ルイ・トランティニャン ほか
近所のビデオ屋でまたトランティニャン出演作を発見v
父親役とはいえ変わらない魅力で、公開が1985年というのに驚いた。
▼story
まさに第二次大戦が始まろうとしている気配を感じて、パーティを楽しむ仲の良い2つの家族は不安を語る。
ユダヤ人のレルネル家は、下階の密告を受けて、その夜に荷物もそこそこに家を出て、
戦争の影響から逃れて郊外の古城に住む友人リヴェール家に身を寄せ、外出も一切せずひっそり隠れて暮らす。
しかしそこにも誰かの密告によってドイツ兵が来て、一家は連れ去られる。
髪を切られ、痩せこけて帰ってこれたのは長女サロメのみ。
彼女は誰が密告したのか知りたくて、友人の城に戻ってきた。
捕らわれる前に家族でそれぞれの宝物を箱に入れてしまっておいたものを懸賞金として、
村人たちにも密告者探しの協力を募ったところ、サロメに傾倒していたリヴェール家の一人息子バンサンだと匿名の手紙が届く。
しかし密告者はさらに意外な人物だった。
のちにサロメが自伝的小説を書いてインタビューを受けている場面から始まり、
過去と現在の時間軸をパズルのピースのように細かく分けて組み替えているせいで、
ストーリーにさらに深みが出ている。
ピアノ曲(ラフマニノフのピアノ協奏曲第2番らしい)が作品を彩る。
どこか金田一シリーズを思わせるような重いミステリーの要素もあって惹き付けられる。
古城にある運命を占う的や、バンサンが真剣な想いを証明するために
綱渡りを見せるシーンなども暗示的で見入ってしまう。