『偉大なるアンバーソン家の人々』~The Magnificent Ambersons(1942)
原作:ブース・ターキントン 製作・監督・脚本:オーソン・ウェルズ
出演:ジョセフ・コットン、アグネス・ムーアヘッド、アン・バクスター、ティム・ホルト ほか
「『市民ケーン』を撮り終えたウェルズの監督2作目」とある、リンク先の経緯を読めば
毎回、映画を1本撮るまでの製作側の七転八倒っぷりが分かるけれども、そんなことより
出来上がった1本を観てみれば、原作・監督・俳優が揃った素晴らしさが分かるというもの。
はい、これももちろん近所のレンタル屋の1週間100円VHSシリーズです。
こんな名作を安価で借りて感動してしまい、ウェルズさんには申し訳ない
▼story
町の人気者だったユージンは、上流階級のアンバーソン家の娘イザベルにプロポーズする際、
酔って失態を見せたことで、彼女は地味なウィルバーと結婚してしまう。
一人息子のジョージは、「小さな暴君」と呼ばれるほど、家名と金の力をバックにやりたい放題。
近所の人々に「いつか必ずツケが回ってくるだろう」と言われていたが、無事成人し、
クルマの発明家となって順調に事業を拡大させているユージンの美人娘ルーシーと惹かれあうも、
父親がどうにも気に入らない。
ウィルバーが亡くなり、やもめのユージンはイザベルと再婚の意思を固めるが、
ジョージに拒絶され、イザベルは息子のために2人でパリに移る。。
我がまま放題な一人息子でも、母への愛は強く、ユージンとの関係を頑なに拒む姿は痛々しい。
彼を愛するが故に身を引く母親の姿と、彼女を愛するが故に見守るユージン。
「20代の彼に40代のことは分からない。彼が40代になってやっと分かることだ。今の彼を説得することはできない」
それぞれの我欲と思惑はストレートに通らずとも、大きな愛情に形を変えて、それぞれの元に届くラストに感動する。
主演のジョセフ・コットンがジャケットなので、てっきり彼が一族の役かと思いきや違う/驚
ウェルズとの縁も深くて、他のウェルズ監督作品にもいろいろ出ているんだな。
わたしの好きなフレデリック・フォレストにちょっと似ていて魅力的な俳優だった。
馬車からクルマの時代に移り、町の姿も時代や人の心も様変わりしてゆく様子も描かれていて感慨深い。
原作:ブース・ターキントン 製作・監督・脚本:オーソン・ウェルズ
出演:ジョセフ・コットン、アグネス・ムーアヘッド、アン・バクスター、ティム・ホルト ほか
「『市民ケーン』を撮り終えたウェルズの監督2作目」とある、リンク先の経緯を読めば
毎回、映画を1本撮るまでの製作側の七転八倒っぷりが分かるけれども、そんなことより
出来上がった1本を観てみれば、原作・監督・俳優が揃った素晴らしさが分かるというもの。
はい、これももちろん近所のレンタル屋の1週間100円VHSシリーズです。
こんな名作を安価で借りて感動してしまい、ウェルズさんには申し訳ない
▼story
町の人気者だったユージンは、上流階級のアンバーソン家の娘イザベルにプロポーズする際、
酔って失態を見せたことで、彼女は地味なウィルバーと結婚してしまう。
一人息子のジョージは、「小さな暴君」と呼ばれるほど、家名と金の力をバックにやりたい放題。
近所の人々に「いつか必ずツケが回ってくるだろう」と言われていたが、無事成人し、
クルマの発明家となって順調に事業を拡大させているユージンの美人娘ルーシーと惹かれあうも、
父親がどうにも気に入らない。
ウィルバーが亡くなり、やもめのユージンはイザベルと再婚の意思を固めるが、
ジョージに拒絶され、イザベルは息子のために2人でパリに移る。。
我がまま放題な一人息子でも、母への愛は強く、ユージンとの関係を頑なに拒む姿は痛々しい。
彼を愛するが故に身を引く母親の姿と、彼女を愛するが故に見守るユージン。
「20代の彼に40代のことは分からない。彼が40代になってやっと分かることだ。今の彼を説得することはできない」
それぞれの我欲と思惑はストレートに通らずとも、大きな愛情に形を変えて、それぞれの元に届くラストに感動する。
主演のジョセフ・コットンがジャケットなので、てっきり彼が一族の役かと思いきや違う/驚
ウェルズとの縁も深くて、他のウェルズ監督作品にもいろいろ出ているんだな。
わたしの好きなフレデリック・フォレストにちょっと似ていて魅力的な俳優だった。
馬車からクルマの時代に移り、町の姿も時代や人の心も様変わりしてゆく様子も描かれていて感慨深い。