メランコリア

メランコリアの国にようこそ。
ここにあるのはわたしの心象スケッチです。

『真田幸村の謀略』(1979)

2010-01-11 22:53:34 | 映画
『真田幸村の謀略』(1979)
監督:中島貞夫
出演:松方弘樹、寺田農、あおい輝彦、ガッツ石松、森田健作、火野正平、真田広之、秋野暢子、片岡千恵蔵、梅宮辰夫、萬屋錦之介、成田三樹夫、丹波哲郎、高峰三枝子 ほか

いまだ様々な歴史特番で取り上げられている真田幸村て、そんなに人気者だったのね。
近所のビデオ屋の100円VHSシリーズの尽きないネタの中からピックアップしてきたけど、なんだかフシギな展開w

あらすじ
父・昌幸が猫の爪に毒が仕込んであって腕を刺され?切り落とすも亡くなる。その責任を負って?妻は自決。
家康の家臣である兄に徳川家へ誘われるが、幸村は断り、頼みにしていた戸沢白雲斎も殺され、
比丘尼らに誘われて集まった徳川に恨みを持つ草の者たちを説き伏せ訓練する。
猿飛佐助、海野六郎、望月六郎、女づれの筧十蔵、由利鎌之助、根津甚八、朝鮮人の切支丹、三好伊三入道、三好清海入道と名を改めた切支丹ジュリアの十勇士。
大阪冬の陣・夏の陣に加わるも、豊臣と徳川は和議を結び、浪人らは解雇となる。
秀頼の命で再び戦となるも堀を埋められた大阪城は落城。
幸村は十勇士とともに目指すは唯一家康の首!と団結し、凱旋の行列を襲い、地中の爆薬でかく乱し、
みな幸村の格好で最後の決闘を挑む。樹の洞に隠れていた家康の首を幸村は勢いよくはねる。。


石油を川に流して火薬庫ごと吹き飛ばしたり、敵陣のふるまい酒に麻薬を混ぜて幻影を見せたりと奇想天外。
とくに猿飛佐助は宇宙人だったって設定らしく、ラストは火の玉?になって飛んでるし。
秋野暢子がキリシタンの姫?てゆうのもけっこうムリがあるw

真田十勇士の紹介
人物が登場するたび劇画になる演出も'70年代のサイケデリックさが感じられる。
忍者の服部半蔵は実在か。ウィキには
「2代目服部半蔵正成:徳川家康に仕えた、伊賀同心の支配役。いわゆる「服部半蔵」として世間でよく知られるのは彼の事である。だがあくまで伊賀同心は配下の一部門であり、自身は甲冑を着て足軽を率いた武士である。槍の名手として知られた」とある。


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『天才はつくられる』 眉村卓/著(角川文庫)

2010-01-11 18:17:36 | 
『天才はつくられる』
眉村卓/著 カバー/木村光佑、本文イラスト/谷俊彦 解説:矢野徹(昭和55年初版 昭和59年18版)
収録内容:「天才はつくられる」「ぼくは呼ばない」

[カバー裏のあらすじ]
恐るべき天才少年少女のグループがあらわれた! 彼らはテレパシーを修得し、念力で自由に物を動かし、テストでも抜群の成績を修めている。
が、彼らは、何か巨大な悪の企みを抱いているらしい・・・。
ある日、ひょんなことから、ちょっぴり超能力を身につけた史郎にも、グループに入るように誘いがきた。
そして、断わった史郎に、彼らは命を取ると脅しをかけてきたのだ。
史郎は、友人の敬子とともに、天才グループと断固闘う決意を固めたが・・・。
スリルあふれる、学園SFサスペンスの傑作。「ぼくは呼ばない」を併録。


▼あらすじ
「天才はつくられる」
図書委員の史郎は分類中に出版元の書かれていない本を見つける。それは超能力を身につける教本だった。
興味本位で読みはじめると、史郎にも読心術、テレポーテーションなどが出来るようになり、
ある日超能力集団のリーダー大須賀に仲間にならなければ事故に見せかけて殺すこともできると脅される。
彼らは天才集団と偽り、世の中を超能力で乗っ取ろうとしていた。。

「ぼくは呼ばない」
ある日突然、中学生の道夫のもとに女性が執拗に集まりだした。路上を歩いていても、教室でも、
職員室に呼ばれたら女教師までもが恍惚の表情で寄ってきて、握手を求め、触れると両者共気を失い、
その後はなぜか苦手な勉強がスラスラと理解できた。まるで、その女性のエネルギーを吸い取ったかのように。
ペンフレンドの康子が急に「東京駅で会いたい」と言ってきて、彼女は逆に男性に追いかけられているのだと言う。
女性雑誌には最近そういった異常な事件が増え、被害者は真面目な学生が多いという。
町中が狂気と化して追いかけられ力尽きた2人が抱き合うと、引き裂けるような衝撃とともに魔力は消失した。


最近はSFからすっかり遠のいていたからなおさら新鮮で、今読んでも充分面白い。
夢中で読んでた時期は気づかなかったけど、主人公が普通の中学生、高校生て設定が多くて、
同世代向けに書かれていたことが分かる。解説にもあるとおり、SFという特殊なジャンルを広めるため、
まず多感な世代の心を掴んで、ファンを育てていこうというねらいからだったようだ。



中学の美術の時間の後、授業の感想等を書く「美術ノート」ってゆうのがあって、実家に今でものこってる。
感想はほんの少しで、ノートには絵を描いたり、ネタ帳と化してて、なぜかこの眉村卓の「疲れ」て短編が
毎週少しずつ手書きで写されてた。
担任は面白いといって読みながら「受験生なのにこんなことしてて大丈夫か?」てコメントしてたしw


2階がうるさい・・・大家の息子さんが何か家具でもとりつけてるのか?!
ああ・・・誰も引越してこなきゃいいのに!!!

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『ミディアム』 シーズン1(5、6話)

2010-01-11 15:26:13 | ドラマ
『ミディアム』 シーズン1(5、6話)

▼第5話 訪れた危機 In Sickness and Adultery
警官殺しの凶器が棺の中に入ってることを霊感で知ったアリソンは、
弁護士から証人として裁判に出頭することを要請され、
デヴァロス検事から「霊感のことは言うな」とウソを求められ悩む。
一方、夫の背中にできたホクロがオーストラリアの形だってことと、夫婦の危機を予知され、浮気を疑うが・・・

▼第6話 未来からのメッセージ Coming Soon
強盗事件の通報者は誰から見ても品行方正で絵に描いたような善良市民の青年。
でも、アリソンの予知夢では純真な少女を6人も監禁&レイプして殺し、砂漠に死体を捨てている姿が見えた。
デヴァロス検事が調べても何も証拠が出ないためフシギに思う。
一方、長女が難しい数学を解き、ジョーは自分に似たと喜ぶが、本当は父の頭に浮かんだ数字を読んでいた。
長女のおかげで、青年が犯した事件は今から7年後のことだと分かり、
アリソンは「自分を信じなくてもいいが、7年後親切そうに声をかける男が現れても絶対ついてゆくな」と少女に警告する。

あれ?1本目には4話入ってたけど、2本目以降は2話ずつなのかな?
ま、近所のビデオ屋さんは旧作海外ドラマが1枚1週間で200円だからちょいお得で借りやすいんだけど。
1枚目より血生臭い描写が少なくてよかった。視聴者の反応を見て構成を変えたか?
多チャンネルのアメリカは、視聴者の反応をみてコロコロとストーリーを変えるのは見事なもの。


ずっと先延ばしにしてきた領収書の整理を日曜の朝から始めて、終わったのは昼すぎ。ふぅ~・・・
電気・水道・ガスとか、カードで支払った際のレシートも一応1年間分は残してるんだけど、
1年分となるとけっこうな量になって、それを実家からもらってきた手動のシュレッダーで細切れにするのはいつも大仕事!
ついでに2月の頭にやろうと思ってる高額医療費の手続きに必要な領収書や共済の支払い証明書も集めて、
言われた通り病院ごとに分けて、月日順にして、合計を計算して(交通費も)メモした。
計算苦手だから、電卓でやり直すたびに数字が違ってるんですけど?(ま、いっか



スナック宇宙、新春第一発目のゲストはハッチさん!!!嬉×300
2010年02月27日(土)
ブラサキpresents 「Snuck宇宙」at下北沢440
【出演】
・ハッチハッチェルバンド
・Bloodest Saxophone
開場 19:30 / 開演 20:00 前売 2500円 / 当日 3000円(共に1drink別)
【前売受付】:イープラス http://eplus.jp
【問合せ】440(fourforty)03-3422-9440 世田谷区代沢 5-29-15 SYビル1F

なんだか、ここのところ毎年お正月はハッチさんと祝ってる気がするw 今から楽しみ♪♪♪


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『幕末』(1970)

2010-01-11 15:04:30 | 映画
『幕末』(1970)
監督・脚本:伊藤大輔 原案:司馬遼太郎 音楽:佐藤 勝
出演:中村錦之助、吉永小百合、仲代達矢、三船敏郎 ほか

その名もズバリな今作は、「井口村刃傷事件」から始まって、龍馬暗殺で終わる、土佐藩の動きと龍馬メインの作品。

映画やドラマに出てくる坂本龍馬は大体、時代や既成概念に捕われず、明朗闊達、飄々とした人物に描かれてるけど、
今作では土佐藩士の苦悩を見て、勝海舟の世界観に感化され、大志を抱きつつ、薩長同盟、大政奉還に向けて
時に情熱的、時に冷静かつ緻密な計算で、事を成してゆく龍馬像が描かれている。

妻・おりょうも、『竜馬の妻とその夫と愛人』で鈴木京香が演じた時は姉御肌の気風のイイ姐さんて感じだったけど、
吉永小百合が演じるのは、影から支える純真な妻。人物の捉え方、演出、俳優によってこうも違うと混乱する。

威勢のいい姉がいて、よく絵つきの手紙を書いていたのが今でも残ってると聞いたが、
今作でもチラっと出てきて、船の絵など画家のように上手くて、意外な一面が分かる。
剣術も達者で、銃も使いこなし、ルソーなんかを読んでるシーンもあるし、とにかく先をいく人だったんだな。

昨日観た『奇兵隊』で長州藩の苦悩を知ったけど、「まだ帰る場所があるからいい。土佐はほかの藩に奉公して蛤御門の変などで憤死している」てセリフから、土佐もまた苦労してたと分かる。
てか、この時代、苦労してない藩などなかったのでは?!

今話題の『龍馬伝』で福山雅治がなぜあんなにくりくりパーマなのかずっと気になってたけど、それほど天パだったのかな?
福山雅治がそれほど好きでもないのでドラマは見てませんが。
寺田屋で襲撃された際に左手を負傷したこと、180cmの長身だったこと、実は生前より死後に有名になったこと、
知ってるようで知らないことが多くて面白い。
土佐弁もあったかみがあってイイ。


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