■ドラマ『NHKスペシャル・最後の戦犯』(2008)
出演:井浦新、田辺誠一、新井浩文、秋山菜津子、鶴見辰吾、石橋凌、中尾彬、倍賞美津子 ほか
油山事件:1945年(昭和20年)8月10日に福岡市の郊外油山でB29のアメリカ人搭乗員を斬首処刑した事件。
4年の逃亡生活後、戦犯として国内最後の戦争裁判にかけられた陸軍士官の佐田野修の手記が基になっている(ウィキ参照
新さんの出演作は、戦争、死刑囚など重いものが多いなぁ。
かなりきつい訛りがあるセリフのイントネーションが難しかったのでは?
▼story(ネタバレ注意
米兵捕虜の首を斬って処刑する任務を命令された吉村は、一度で首が斬れず、目隠しも外れた米兵を刺し殺す。
5日後に、戦争が終わり、彼は戦犯となった。
加藤大佐「偽名で復員し、銃を携帯し、身を隠せ」
篠崎「死ねと言わんばかりだな」
母は「今は生き延びることが大事」と言い、姉妹と別れて故郷を離れる吉村。
昭和21年、岐阜・多治見で松田と名乗り、陶器づくりの仕事をする。
姉シズコは病気になり、元夫で医者の野田は「よりを戻したい」と言うが、母は「シズコは子が産めぬ体」と断る。
吉村は指名手配され、教師になった妹ヤスコらも、戦犯の家族として白い目で見られる。
「自首すれば罪も軽くなる、居所を言え」と執拗な取調べ、水をかけられるなどの拷問を受けるシズコ。
家から小刀が見つかり、それだけでも逮捕できると母に迫る警察。
ヤスコは学校を辞めさせられる。
松田の作った皿は、1年足らずで社長から認められ、センゾウのおごりで売春宿に連れてこられる。
(秋山さん相変わらずカッチョいい!
事務長は横流しがバレてクビにされたため、社長から「右腕になってくれ」と頼まれる松田。
周囲から認められ、慕われるほど、自分の犯した罪の重さに押し潰されそうになるが、
自ら死ぬことも、自首も出来ずに苦しむ。
センゾウに前貸しする松田に、社長は「お前がどこの誰だかは聞かない」と圧力をかける。
従業員らは、大幅な賃金カットに耐え切れずストをおこす。
東条らは絞首刑にされた。
篠崎もとうとう捕まったことを新聞で知る。
昭和24年。吉村も捕まり、工場の全員が泣いて見送る。
巣鴨プリズン。
「蝉、鳴いちょりますね。ずぅっと忘れとったです。蝉の声」
横浜裁判所で、吉村は「三園少佐が命令し、自分は志願した」と証言する。
加藤大佐と、三園は互いに責任をなすりつけあう。
裁判なしで米兵の処刑をムリヤリ命じられたことを告発するという篠崎。
篠崎「こげなもの裁判やなか。アメリカの復讐たい! オレは1人でむざむざ死んだりせんぞ」
吉村「オレは鬼畜たい。だけん、オレは裁かれるたい。あん時、人の命奪った人間として、
命令ば、拒否できんかった人間として裁かれるったい」
母は「生きて罪ば償いんしゃい。それがシズコへの供養たい」
同室の朝鮮人兵士は釈放されるが
「1500円をもらっても、帰国も出来ず、行き場所もない。
自分は命令されただけだ。戦争を恨んでいますよ。
いつも、私たちはあなたたちの犠牲です。私の戦争は、まだ続いていますよ」
昭和31年。「隠遁3年半」を書く吉村。
「まぶしかねえ。また夏じゃ」
出演:井浦新、田辺誠一、新井浩文、秋山菜津子、鶴見辰吾、石橋凌、中尾彬、倍賞美津子 ほか
油山事件:1945年(昭和20年)8月10日に福岡市の郊外油山でB29のアメリカ人搭乗員を斬首処刑した事件。
4年の逃亡生活後、戦犯として国内最後の戦争裁判にかけられた陸軍士官の佐田野修の手記が基になっている(ウィキ参照
新さんの出演作は、戦争、死刑囚など重いものが多いなぁ。
かなりきつい訛りがあるセリフのイントネーションが難しかったのでは?
▼story(ネタバレ注意
米兵捕虜の首を斬って処刑する任務を命令された吉村は、一度で首が斬れず、目隠しも外れた米兵を刺し殺す。
5日後に、戦争が終わり、彼は戦犯となった。
加藤大佐「偽名で復員し、銃を携帯し、身を隠せ」
篠崎「死ねと言わんばかりだな」
母は「今は生き延びることが大事」と言い、姉妹と別れて故郷を離れる吉村。
昭和21年、岐阜・多治見で松田と名乗り、陶器づくりの仕事をする。
姉シズコは病気になり、元夫で医者の野田は「よりを戻したい」と言うが、母は「シズコは子が産めぬ体」と断る。
吉村は指名手配され、教師になった妹ヤスコらも、戦犯の家族として白い目で見られる。
「自首すれば罪も軽くなる、居所を言え」と執拗な取調べ、水をかけられるなどの拷問を受けるシズコ。
家から小刀が見つかり、それだけでも逮捕できると母に迫る警察。
ヤスコは学校を辞めさせられる。
松田の作った皿は、1年足らずで社長から認められ、センゾウのおごりで売春宿に連れてこられる。
(秋山さん相変わらずカッチョいい!
事務長は横流しがバレてクビにされたため、社長から「右腕になってくれ」と頼まれる松田。
周囲から認められ、慕われるほど、自分の犯した罪の重さに押し潰されそうになるが、
自ら死ぬことも、自首も出来ずに苦しむ。
センゾウに前貸しする松田に、社長は「お前がどこの誰だかは聞かない」と圧力をかける。
従業員らは、大幅な賃金カットに耐え切れずストをおこす。
東条らは絞首刑にされた。
篠崎もとうとう捕まったことを新聞で知る。
昭和24年。吉村も捕まり、工場の全員が泣いて見送る。
巣鴨プリズン。
「蝉、鳴いちょりますね。ずぅっと忘れとったです。蝉の声」
横浜裁判所で、吉村は「三園少佐が命令し、自分は志願した」と証言する。
加藤大佐と、三園は互いに責任をなすりつけあう。
裁判なしで米兵の処刑をムリヤリ命じられたことを告発するという篠崎。
篠崎「こげなもの裁判やなか。アメリカの復讐たい! オレは1人でむざむざ死んだりせんぞ」
吉村「オレは鬼畜たい。だけん、オレは裁かれるたい。あん時、人の命奪った人間として、
命令ば、拒否できんかった人間として裁かれるったい」
母は「生きて罪ば償いんしゃい。それがシズコへの供養たい」
同室の朝鮮人兵士は釈放されるが
「1500円をもらっても、帰国も出来ず、行き場所もない。
自分は命令されただけだ。戦争を恨んでいますよ。
いつも、私たちはあなたたちの犠牲です。私の戦争は、まだ続いていますよ」
昭和31年。「隠遁3年半」を書く吉村。
「まぶしかねえ。また夏じゃ」