メランコリア

メランコリアの国にようこそ。
ここにあるのはわたしの心象スケッチです。

図書館で借りたCDシリーズ~R.E.M. ほか vol.2

2016-02-20 14:58:46 | 音楽&ライブ
前回のR.E.M.のつづき。
図書館で借りたCDシリーズ~R.E.M. ほか

Automatic For The People/R.E.M.(1992)
『Out Of Time』の翌年のアルバム。

 

【ライナー抜粋メモ~三嶽貴彦】
(この方は彼らの活動を3期に分けて考えている
初期の頃、アメリカ人でさえマイケルのヴォーカルは何を言っているのか分からない、不可思議な魅力を醸し出していた(w

2期、4枚目のアルバムからマイケルのヴォーカルが聞きとれるようになる。
6枚目のアルバム『グリーン』で、1989年、日本を皮切りに11ヵ月に及ぶ
R.E.M.史上最大のワールドツアーを行い、過去最高のセールスを記録。

マイケルの歌詞は、自国アメリカに対する危機感、警告、失望、願望があった。
『Out Of Time』は大ヒット、ついに初の全米チャート1位になった。

今作を作るにあたりマイケルには3つの決め事があった。
1つはラヴソングを書くこと、2つ目は政治的な内容にしないこと、3つ目は一人称単数を使うこと。
“WE”を使いことで、ある種の“オピニオン・リーダー”になってしまった。
パブリックイメージにマイケル自身嫌気がさしたこともあったろう。

そして3期がこの新作。
R.E.M.が重く、暗いアルバムを作った真意は何か? 1つはっきりしているのは現在の荒廃したアメリカだ。
経済、産業の衰退で莫大な累積赤字を抱え、街にはホームレスが溢れている。

♪Ignoreland の歌詞の中にある80年、84年は、レーガンが打ち出した“強いアメリカ”。
毎年10%、3年で30%の大幅減税、財政支出削減を公約し、同時に「軍備増強」という矛盾した政策。
しわ寄せがきたのは、福祉、厚生だった。

『グリーン』は大統領選の日に発売され、広告にはジャケと投票用紙記入のボックスが並列していた。
マイケルはデュカキス支持を公言しながら、
「デュカキスを認めたわけじゃなく、ブッシュを認めたくなかった。彼が怖かったし、今でも怖い」(どっちの違いもないだろうに

マイケル:
「僕たちの書く歌に必ず入っているのは“希望”。これは理屈じゃなく、僕らの中に根づいているもので、無意識に必ず入っているんだ」

 

♪Everybody Hurts
この人生にひとりきり
昼も夜もひとりぼっちで
こんな人生はたくさんだと思ってるなら
頑張るんだ(hang on)

 

♪Sweetness Follows
人の嫌悪感は相手に伝わるものだから
でもあとに残るのは美しいものなんだ

 

♪Ignoreland
今のテレビレポーターは
手渡されたものを何でも信じている

我々は防衛を欠いているだなんて
そんな叫びにはガッカリするね
そうかい そうかい

イエー イエー イエー イエー 
知らん顔の国


Monster/R.E.M.(1994)
その次がこのアルバム。

【ライナー抜粋メモ~伊藤英嗣】
『Out Of Time』は、全世界で1000万枚以上売れ、今作はさらに大量に売れた。

学園都市アセンズを本拠地に活動を始め、彼らはいまだそこを本拠にしたまま、徐々に商業的成功を手に入れた。
これが、アメリカ地方都市に無数のインディペンデントレーベルを続々誕生させる原動力の1つとなった。
なるべく音楽をたくさんの聴き手に届けるには、どうしてもビジネスの介在が必要になってくる。
ただ、ビジネスによって音楽が歪められるという本末転倒は避けたい、これは本質的ジレンマだ。

R.E.M.が音楽を浸透させる力となったのは、カレッジ・ラジオ・ネットワークだ。
電波規制が緩やかなアメリカでは、大学がラジオ局を持っていることが多い。

これに目をつけたのが、ポリスを売り出そうとしていたアイルス・コープランドだ。
60年代から巨大化したロック産業のメインターゲットは最早保守的な大衆と化してしまったと考えたマイルスは、
新たな「クリティカル・マス(批評的大衆)」の創出をもくろみ、CMJ(カレッジ・メディア・ジャーナル)の基礎になった。
R.E.M.はマイルス主宰のIRSに所属していた。彼らは「カウンター・カルチャー」を血肉化させた。

イギリスでパンクが大流行したが、全米規模では何の波風もなかった。

80年代以降の「オルターナティヴ」にとって、R.E.M.は完全に別格だ。
有名無名に関わらず、友達同士の交流がやたら多い。
田舎に暮らすというのは、アブノーマルな音楽業界に閉じこもることの対極でもある。

『ロッキン・オン』6月号に載ったカート・コバーン・ラスト・インタビューの引用から。

「彼らが書いたようないい曲を、2、3曲でもいいから俺にも書けたらなあ・・・
 彼らは最強さ。聖人のように成功して、しかもグレイトな音楽を作り続けているんだから。
 ニルヴァーナもそうなってほしいとすごく思うが、俺たちは“グランジ”てレッテルを貼られている。
 そこから逃れられない。でも、これもいつかは時代遅れになる。
 だから、賭けに出て、まったく違うオーディエンスが受け入れてくれるか、
 今と同じオーディエンスが自分と一緒に成長するかの、どちらかを願うしかないんだ」

近々カートとマイケルは共演する予定だった。
直接の原因はどうであれ、カートはミュージックビジネスの中で、ある種の無力感を抱いて自殺した。

84年に初来日した際、日本ではほぼ無名の彼らにインタビューしたのが、僕の最初のインタビュー体験だった。
その時のフレンドリーな態度は、今でもハッキリ覚えている。

このアルバムにはソニック・ユースのサーストン・ムーアもゲスト参加している。


♪What's The Frequency, Kenneth?
「ケネス、フリークエンシーってなんだ?」
リチャードいわく「嫌がって身を引くことは、無関心というのとは違うんだ」


※フリークエンシー
①度数。頻度。②振動数。周波数。「--バンド」③視聴者が広告に接した回数。

『CBSニュース』のメインキャスター、ダン・ラザーが、NYで2人の暴漢に襲われた。
彼らは「ケネス、フリークエンシーってなんだ?」と繰り返していたという。
当時キャスターとしては前任者のウォルター・クロンカイトほどの器ではないと批判され、
人気の低迷にあえいでいたラザーが仕掛けたヤラセではないのかという背景もあり、
このフレーズは、一時、意味不明かつ不条理なジョークとして使われた。


♪Strange Currencies
バカっていうのが僕のミドルネームかも
言わなかったらもっとバカみたいだろ(こんなユーモアも交えてる

(ところどころに“聴き取り不可能のため、省略させて頂きます”とあるため、
 この歌詞和訳って耳コピ?!驚×5000 専門家ですら聞き取れないって・・・苦労が伺われます。。


Apple of his eye りんごの子守唄(青盤)

図書館で借りたCDシリーズ~イギー・ポップ ほか

 

前回のが赤盤で、今回は青盤。YO-KING、星野源くん(!)ほかが歌ってるv



ヨーキンさんが珍しく英語で歌ってるんだけど、全然別人の声みたい/驚 わざと自分を消した???



畠山美由紀 with ASA-CHANG & ブルーハッツ以来、畠山さんの声も好きv
『わたしのうた』

 

源くんと良恵ちゃんのユニットは豪華! 源くんもものすごい抑えた穏やかな声で歌っている。


Earthling(1997)/David Bowie
図書館で借りたCDシリーズ~デビッド・ボウイ
 

1度借りたけど、ライナーがなかったから他館から取り寄せてくれた。
ほんとは、CDの他館貸し出しはやらないってゆってたかも???
で、1曲目がはじまって、1回聴いたアルバムだと気づいた。データ化で洩れたか?



【ライナー抜粋メモ~北沢杏里】
(本人のスタジオを訪ねて、直接インタビューしてるってスゴイな/驚

マンハッタンの中でもカルチャーエネルギーが集中するソーホーに、
ボウイが“我が家”と呼ぶスタジオがある。「ザ・ルッキンググラス・スタジオ」

重厚な赤い扉を開けると、温もりあるフローリングの長い廊下が続き、
窓際には素焼きの壷に植えられた緑が天井から吊るされ、
小型キッチンではエスプレッソマシーンが心地よい音をたてている。

カウンターには新鮮な果物と焼きたてのパンが並べられ、
冷蔵庫にはフルーツジュースがたっぷり詰まっている。

スタジオ内に大きな窓あり、ミキサーが朝日を受けて輝いていた。
『Earthling(地球人)』はこの健全で清潔な環境で録音された。

D:
今年のツアー中、多くのフェスティバルに出て、本当に人々との間に素晴らしいつながりを感じ、コミュニケーションできた。
今回は、思考や理論を排除して、純粋に、フィジカルに、直接的に、音楽そのものをバンドとして表現しようと試みた。

北:
私たちはほぼ2秒ごとに新しい音の誕生に出会い、衝撃を受ける。
予想もつかない音が次々と生み出され、深く遥かな空間まで飛び出して行くことができる。

意思と創造のチャクラ、みぞおちの第三チャクラが開かれたミュージシャンばかりなのだろう。
デヴィッドは喜んでバンドメンバーの紹介をしてくれた。

ティン・マシーン時代からのギタリストのリーヴス、元ブルース・スプリングスティーンのドラムスのザッカリー、
『ジギー』『アラジンセイン』からの仲間でキーボードのマイク、
黒人女性のベーシストのゲイル。彼女はパンク界を騒がせたギャング・オブ・フォー出身。

D:
今回は、ダンスにジャングルビートを持ち込んだ。

北:
このアルバムは、新世紀へのコーナーストーン(1隅石。礎石。転じて、重要な拠点・地域などのたとえ。2基礎。第一歩。)になるのでは?

D:
僕はひたすらポジティヴであり続けたいだけだよ。


「コンピューターについて」
D:
使い始めたのは93、94年頃からで、主にレコード制作の便宜のため、ドローイングなどをやり絵を描いていた。
そして、『Outside』に先立ってサイトを作った。
それから僕らは、いかに膨大な量のネット情報を得ることが可能かに気づきはじめた。
コンサートを見に来てくれて、アルバムを買ってくれる人々と接触を保ち、
彼らの感想を知るための素晴らしい方法だとすぐに思った。

♪Telling Liesのネット配信について
新作をウェブに載せるアイデアは、会社の利益なとからすると、恐らく非常に危険なことだと思うが、
僕はこの作業に夢中になって、3つの違ったミックスを載せた。反応は実に素晴らしいものだった。

新譜について
このタイトルになった理由はよく分からない。「地球上を純粋な生活の場とする一人の男」を描きたかった。
古い2曲以外はすべて新曲で、アルバムは9日半で書き終えた。
どのアルバムよりも、僕の個性が一番強く出ていると思う。

ファースト・シングル♪Little Wonderについて
僕は現代詩や自由形態の連想的な詩が好きだが、それが歌詞として書くものの訓練になったと言える。

♪Little Wonder のMVについて
才能豊かな新人ビデオ監督フロリア・シギスモンディと考案した。
優れたビジュアル・アーティストのトニー・アワズラーと一緒に仕事しようと彼女に提案した。
彼は人形にビデオの顔を投影する手法を使っている。

少年時代について
最初にロックに出会ったのは8歳ぐらいで、リトル・リチャード、ジミー・リード、チャック・ベリーなど大物ロッカーが好きだった。
そしていつか音楽業界に入りたいと思うようになった。
父は僕にプラスチック製のアルトサックスを買ってくれた。
9、10歳の時の夢は、リトル・リチャードバンドにサックス奏者の1人に入ることだった。バカだよねw
でも実際、僕はこうしてミュージシャンをやってるんだから、本当はどんな事も可能だと生涯を通じて学んだ。

個人的興味について
大学を出るまで、文化一般、社会科、美術、絵画、音楽、彫刻、映画などに興味があった。
1つの分野に留まることがなかった。
僕は他の人々がどういう風にやっているのかという事に非常な好奇心を持っている。
どう作るのか、どこからアイデアを得ているのか、どう考えているんだろう、などとね。

ジャングル・ミュージックについて
『Outside』を作っていた90年代初期から、当時ロンドンで流行っていた音楽に強い印象を受けた。
とても僕好みだったから、なんとかその分野で仕事がしたいと思った。

自身の様々な才能について
僕はロックンロールが本当に本当に大好きだ。
その一方でキャラクターやストーリーを創作したり、シナリオを書いたりすることも好きなんだ。
同時に非常にたくさんに興味をもつから、自身ですべてのバランスをうまくとるのは至難の技だ(分かる気がする・・・

♪Seven Years In Tibet について
チベットの状況について何か発言したかった。
僕は19歳の時に“にわか仏教徒”になった。
この曲は、家族を殺され、自国内で無力化させられている若いチベット人たちの絶望感や苦悩を表現している。

アンプラグドの実現性について
3~4年前に依頼を受けたことがある。僕は頑としてそういうものはやらないと決めているんだ。
いまさら昔に戻ってドサ回りのジュークボックスのような事はやりたくない。

50歳になったミュージシャンとして
僕はプラス面の中にあるマイナス面も考える。
つまり、いい時もあれば悪い時もあるということ。

レコーディングのプロセスについて
最初に意図したものと実際の結果はまったくの別物だ。
正直、最良の結果はミスから起こると経験から知っている。
意図していなかった演奏、とっさに出た歌詞など。

人生と仕事について
クリエイターとしての人生に終わりが来るなんてまったく考えられない。
ステージ活動、レコーディング、絵画・・・素晴らしい人生だ。
仕事をやめるなんて考えられない。いや、仕事が好きなんだな。
こういう暮らしが本当に大好きだ。実に充実してるんだ。

(好きな事を仕事にできて、成功できる人はほんのひと握り。本当はみんながそうであるべきなのに

  

「lyrics」

♪Little Wonder
変身する僕を見ておくれ

(ボウイはもう別のアーティストに転生してると思うな。今生でやり残したことをやりに


♪Seven Years In Tibet
何も去り行きはしない
僕は君を賛美しよう


♪Dead Man Walking
僕は年老いた・・・
どんな映画よりも古い存在

僕は時の裂け目を抜けて来た
歩く死体のように

(この2曲は映画とは関係ないのかな?


♪Telling Lies
ああ、夢想家よ
今年は何かが起きそうな気がする


♪The Last Thing You Should Do(これが一番好きかも


♪I'm Afraid Of Americans
僕はアメリカが怖い
僕は世界が怖い
僕にはどうにもできない
ジョニーはアメリカにいる


♪Law (Earthlings On Fire)
人間が燃えている
地球人が燃えている

 


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topics~増える“筋トレ女子” ほか

2016-02-20 14:34:04 | テレビ・動画配信
最近の気になるトピックス。

主に『ZIP!』から。

武藤昭平(勝手にしやがれ)さん出演の映画「犬婿入り」
出演:尚玄、笠井シゲ、韓英恵 ほか



映画『クリーピー 偽りの隣人』
原作:前川裕 監督:黒沢清 
出演:西島秀俊、竹内結子、川口春奈、東出昌大、香川照之 ほか


西島さんと竹内さんといえば、『ストロベリーナイト』。
ドラマのマイベスト参照


英国アカデミー賞
イギリスで活動する監督など映画関係者の投票で決定する。アメリカのアカデミー賞を占う上でも注目される賞。

「ライジングスター賞」(将来有望な若手俳優に贈られる)はジョン・ボイエガ


「助演女優賞」はケイト・ウィンスレット
 
別人みたい!

「主演男優賞」はデカプ初受賞。スピーチである女性にメッセージ

「私がここにいられるのは、ある女性のおかげです。
 私はロサンゼルスの治安の悪い地域で育ちました。
 彼女は僕を違う地域の学校に通わせるために、車で3時間かけて通ってくれた」


奇しくも『タイタニック』の2人が受賞。
『レヴェナント: 蘇えりし者』はほかにも作品賞、監督賞、撮影賞、音響賞を受賞。

ケイト・ブランシェットのレッドカーペット衣装
 


綾瀬はるか、毎日映画コンクール女優主演賞 映画『海街diary』
 
長澤まさみさんは女優助演賞を受賞。


花粉対策アプリ
日本人の4人に1人が花粉症。年々増加している。

いつ、どれだけ花粉が飛ぶのかが分かる


先々の花粉情報を知りたい


行く先の花粉飛散量が知りたい



渡辺謙さん出演映画『追憶の森』
 


ガガ、グラミー賞でボウイに追悼
 
デビュー当時からメイクを真似していたりしたガガは、♪Suffragette City を熱唱した。


フィギュア界の“新星”山本草太選手とは?
『ZIP!』で紹介されるとはビックリ!!

 

 

 
宇野昌磨くんの子どもの頃の写真もヤラれるけど、草太くんもめっちゃカワイイ~~~~!!
やっぱりプルシェンコに憧れてスケートを始めたんだ。

2007年(当時7歳)の「西日本中小学生フィギュア競技会」ですでに連続ジャンプを跳ぶ
 
ピョコ、ピョコってかあいいいいいいいいい

 

 

同級生に聞く素顔は?


「リンクではめっちゃパッ!て」「かっこいい」


小学4年生の発表会では、なんと「漫才」を披露して、ツッコミ役ですごいウケてたw


・羽生くんを研究して日々努力


川梅みほコーチ:
自宅で羽生選手の動画をよく観て、


 

 
「自分のレベルからすると、まだまだ近づけていない」


錦織圭@メンフィスOP



増える“筋トレ女子”
三軒茶屋のティップでは2年ほど前から若い女性会員が増えてきた。
現在、新規会員の5人に1人が20代女性。


女性専用パーソナルトレーニングジム「Shapes」
スタッフも全員女性。会員は普段は普通の会社員が多い。
 

自宅でもトレーニング

筋トレ器具を購入し、「筋肉が減るのがイヤなので、家でもやるようにしている」

 
バランスボールに脚を乗せて引き寄せたり、伸ばしたりする絶対出来ないやつを平気でやってた!驚×5000




インテリアファッションブランド「ZARAHOME」



オーストラリアの土産物がカワイイ!
 


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伊豆高原(1996.6.8)ねこ博物館、大室山

2016-02-20 14:33:04 | 町歩き
※notes and movies(1996.5~ part1)からの転記。

「おでかけスポットリスト」カテゴリーの「小さな旅」に追加しました。

朝4時に目が覚めたら、道路が濡れてた

6:30起床
7:40に家を出た。

8時過ぎ、田端でNさんと落ち合って、東京駅へ。
いろんな行き方があったけど、9:10「新幹線こだま」で「熱海」まで、
「伊東線」で伊東を過ぎて、そのまま「伊豆高原」まで、着いたのは11時頃かな。
地図をもらって、割引券を買って、歩いて行ける2ヶ所へ。




「人形の美術館 それいゆ」


徒歩15分くらいかな。700円。
いかにも外国人ていうハッキリした顔立ちで、表情が豊か。
ニット使いも豊富な衣装に、あらゆる少し大きめの小物。

家族や恋人たち、いろんな人を表した人形たち。
「ひと言言わないと気がすまない人」などタイトルも面白い。
「孤独な人」には、なぜか日本紙幣がベッドにバラまかれていた。

1Fは他にグッズ売り場、2Fには、ウチにあるのと同じ星座を模した鉄のオブジェを発見!

人形コレクションは主に一般からの寄贈。
フランス人形、菊人形はじめ、個性豊かな、あらゆる国を代表する民族人形。

石で作られたカウボーイ(テキサス)は、とっても渋い。
「不思議の国のアリス」のコレクションもあった。


「伊豆オルゴール館」


また歩いて15分くらいにある。小樽のとまったく趣が異なり、
1階建ての近代的で平面的な建物の中には、コレクションというより、
生演奏の音楽を録音、再生させる装置の歴史が展示されている。
図らずも、今回の小さな旅でもっとも感動したところ。

入るとガイドさんが説明の途中で、「ロールペーパー」と呼ばれる、紙に穴が開いたところに
電流が流れて、それぞれの楽器の音に空気を送る指示が伝わって音が出る仕組みを説明していた。

当時は人が回して動かしていたが、今は電動。
あれだけの大きなものを回すのは相当力が必要だったことだろう/驚

19Cはじめの名ピアニストの名演奏が、今でもそのまま生の感覚で聴けるのだから素晴らしい
微妙な指遣いによる生きた演奏。シンセサイザーなんて比較にならない感動。
この躍動感は当時に完全にトリップさせる。
曲名は♪スワニー(あら、リンクした/驚

これがチャップリンをはじめとする1920年代のサイレントムーヴィーで使われ、西欧で流行った。
22種類の違った楽器をいっぺんに操作できる「オーケストリオン」。
箱の中にいろんな打楽器が詰まっている。

一気に時代を引き戻される軽快なラグタイムのジャズピアノ。
禁酒法時代、もぐりの酒場が流行り、人をおおっぴらに雇えなかった店は、
みんなこの「オーケストリオン」を置き、それに合わせてお客が踊った。

ラジオが普及すると、1つで好きな曲がずっと流せるため、これらは廃れていったとのこと。

その隣りのは、美しい彫刻、スピーカーがついていて、自然と中世の人々の美しい絵が描かれている。
お祭り用の大音量で、これだけの音じゃないと辺り一面に届かなかったそう。

いかにも街のサーカスや、ストリートパフォーマー、家族、恋人たちで混雑する中、
笑いと活気に満ちた通りが目の前に広がるよう。

そしてラストはひと際大きな「オーケストリオン」。

主にベルギー、オランダ製の「モンティール・フェアグランドオルガン」
モーターの音も勢いよく、フルート、オカリナ?、トランペット、パイプオルガン、
そして手前左右の美しい女性の手が鈴を叩いて、中央の色男は単調な指揮をとっている。

これかな?→here



これはダンスホールに置いて、音楽に合わせてみんなで踊った。
この前で中世の美しいドレスに身を包み、クルクル回って踊る人々が目の裏に浮かんだ。
これは今でも広いホールに置くべきだ。

どれをとっても涙が出そうなほど感動の連続。
オルゴールというより調度品、家宝という感じ

レコードの起源「エジソン」が蓄音機を発明し、
円形のペーパーや、ドイツ製の見慣れた鉄のロールに棘がついたものもあった。

ほかはオルゴール売り場。

(意外とオルゴールは好きで、これは地元で買ったオルゴール。曲は♪ボレロ


ここで買った





いったん駅に戻って、ランチに14時までラーメンを食べた。
八宝菜たっぷり、とろとろスープの広東スープ。


「ねこの博物館」


お腹いっぱいで、今度はバスに乗って、「シャボテン公園行」、「大室高原7丁目」で下車。
本当はここがメインのはずだったけど、期待ハズレだった。

1Fはとにかく「剥製」と、骨の模型。
今では絶滅したといわれる「ベンガルトラ」やらネコ科のあらゆる動物、
チーター、ジャガー、ヤマネコ、ピューマ、これがまたこの世のものとは思えないデカさ!
ネコの祖先といわれる恐竜みたいなモンスターもいて、迫力はある。

そしてなぜか、セイウチ、キツネ、タヌキなんかの骨の模型まであって???

2Fに行ったら、高くて見えないところに説明文や写真が貼ってあって呆れた。
で、突然グッズコーナーになってる。

 

売店では、やたら散財しちゃったけど、デカい顔のブキミなネコの結婚式の人形や、
招き猫のコレクション、張子のコレクション、ネコ版「不思議の国のアリス」etc...

 

これだけかと思いきや、外を巡るように小屋があって(イスタンブールのような白と青の建物)、
中の狭い所に眠っている本物ネコたち。知人さんはしきりに同情していた。

せっかく楽しみにしていた「ふれあい広場」は、拡張工事のために閉鎖中。
思えば、不幸はここから始まったのかしら?




15:50くらいで次の「蝋人形館」にすぐ着けると思って、
「大室山」沿いに1kmだって駐車場のオヤジの言うことを聞いて、
延々1時間近く歩いたのに、結局たどり着けず、きっと16:30閉館と思い、
途中でへとへとで戻ってきた

クルマの排気ガスで肺真っ黒だよ、きっと

やっとバス停まで戻って、グラングラン揺れて駅まで戻った

「やまもプラザ」でNさんは日本酒のお土産を買って、ワンちゃんが宣伝していたアイス屋さんで
Nさんのラムレーズンはgood、私のアップルパイはあんまり・・・を食べて、
17:45の「特急 踊り子号」で約2時間で東京→最寄駅まで戻った。

けっこう2万円くらいは使ったかな。
途中ぽつぽつ雨が降ったり、暑いほど日が射したり、でも大体曇っていたけど、
大室山はどこからでもくっきりと見えた。





それぞれの博物館、今はどうなっているかなあ? 展示物とか、建物とか変わったかも?

「世界のオートマタ展」(1996.12~ part7)(メモなし)も良かったなあ!
「オルゴールの小さな博物館」もよかった。

レジーナ コンチェルト ”ボヘミアン・ガール” オルゴールの小さな博物館
けっこう動画もあるんだv

ピエロ・エクリヴァン(小樽オルゴール堂)
これは見たことある!

ギターを弾くピエロ オルゴールの小さな博物館
ネジを巻くところからもうステキすぎる・・・

フルートプレーヤー
なんだろう、この半音感・・・吹き終わった後のドヤ顔も可愛いww





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