メランコリア

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ここにあるのはわたしの心象スケッチです。

「わが家電力」、自立電源生活レシピ@ビッグイシュー

2017-08-12 12:10:07 | 
【THE BIG ISSUE JAPAN312号】
「わが家電力」、自立電源生活レシピ
スペシャルインタビュー:池松 壮亮




原発に頼らない電気にかえたい、
電気をなるべく使わない暮らしとはどんなものかを知りたくて
買って読んでみた

この手作りの電気づくりは、子どもの夏休み研究にもいいんじゃないかなあ
夏休み中の体験学習が増えているなんてニュースも聞いたし

『北の国から』みたい 「ドラマのマイベスト」参照



【内容抜粋メモ】

鹿児島県の山奥で、電気・水道・ガスを契約しない「フルオフグリッド」という生活を送るテンダーさん

住まいは空き家を活用し、年間家賃1万円の家「てー庵」に住み、
電気は自作の太陽光発電
調理・暖房の熱源は薪
水は裏山の水源から引く

暮らしに必要な電気の強さは「12V以下」で済む

この暮らしを始めて3年

「フルオフグリッド」の暮らしぶりを紹介する



自然に囲まれた築47年の木造一軒家「てー庵」



3年前から少しずつ改修しながら住んでいる

テンダーさん(34)は、執筆、デザイン、写真撮影など多様な仕事をしてきた
ここ数年は、その暮らしぶりが注目を集めている


「フルオフグリッド」



自分で屋根に設置したソーラーパネル(400W)で発電
水は、裏山の水源からパイプをつなぎ、砂でろ過して使う

自作の「コンポストトイレ」では、ドラム缶におがくずを入れて発酵分解させている

電化製品も利用する
LED照明、パソコン、掃除機、ステレオアンプ、小型洗濯機・脱水専用機、インターネットもつながる
これだけあっても、電気は余る

大きな「固定費」がかからないから、その費用を得るための労働も要らない

自分でやると、生活に必要なエネルギーの量も分かってくる

「発電、下水の処理も“遠くの誰かが何とかしてくれる”と思っていたら
 エネルギーや環境問題は永遠に解決しないと思う」


小6の知識、安い材料でOK

独学で電気を学び、『わがや電力 12歳からとりかかる太陽光発電の入門書(やわらかめ)』を出版した

電気はカンタンに作れるのに、誰も発信してこなかった
みんな知らないから、原発を建て、木を伐り倒して
メガソーラーを設置しても仕方ないと思ってしまう

どんなに理想的な発電方法ができても、
電気自動車が増えて、リニア新幹線を走らせれば、また電気が足りなくなる

他者にすべてを任せていたら、資源は有限だと気づきにくい


テンダーさんは、音大卒業後、バーテンダーとして働き、この愛称がついた
転機は23歳

世界を1周する「ピースボート」に乗り、
核燃料再処理工場予定地の青森県六ヶ所村に1年間暮らしたのがきっかけ

テンダーさん:
父が原子炉設計者で「原子力はすごい」と聞いて育ったから
六ヶ所村での体験とのギャップが大きかった
それで電気の勉強を始めた


六ヶ所村で出会ったヒッピー

テンダーさん:
オレが村で出会ったのは、活動家とヒッピーw
彼らはプロ並みの技術をいくつも持っていて、お金がなくても生きていける人たち
すげぇカッコいい!って思った

テンダーさんの定義するヒッピーとは、“義務ではなく、自分の責任で生きる人”

その後、スケートボードで国内を旅したり、ウェブデザインなどの自営業をやり
27歳で北米の先住民技術を学べるアメリカの学校に参加
山奥や、砂漠でも生き延びられる自然技術を身につけた

テンダーさん:
帰国後、宮崎県椎葉村の山にこもった
杉の植林ばかりで、自然林がなくて驚いた それは「林業政策」の結果です

(杉の植林禁止

自然技術だけでは山を守れないと思い「選挙運動」にも関わったが、政治家は林業に無関心
世間の人たちも、自分の頭で考えるよりメディアに意見を左右されていると感じた

それなら「メディア」から変える必要があると思った
そして「てー庵」に移住した

すべて「オフグリッド」にすることでメディアに取り上げてもらい、発信する実験をした

鹿児島のテレビ局に取り上げられ、新聞でのコラム連載も始まる
全国から講演依頼があり「ヒッピーなのに忙しい

「そういう暮らしに憧れます」という人は多くても、実際はやらない
都会にいると忙しくて、社会のことを考える時間・余裕もない
それは、個人の意思でなく「社会デザイン」の問題だと思う

ただの「消費者」ではなく、自分で問題を解決する文化をつくること
やるか、やらないかだけなんです


「わがや電力」の作り方 12Vがキーワード

日本全体の「送電ロス」は、原発6基分

電気を水鉄砲にたとえると



テンダーさん:
原子力発電所で作られた電気は「2万7000V」という強い電圧
その電気は、遠い発電所から家に着く間にどんどん減ってしまう

「送電ロス」は、日本全体の発電量の約5~10%、原発6基分と言われる

しかし、家庭で必要な電圧は高くて「100V」

多くの電気を作るより、使う量を減らすことで、
自分が受けてきた恩恵を、次世代にも対等に享受してもらいたい

PC、スマホ、身近な電気は「12V」あれば足りる

「12V」の良さは、電気工事の際に資格が要らないこと
「30V」以上だと「第二種電気工事士」が必要


クルマのシガーソケット電源が12Vと24Vだから
多くのカー用品や、キャンプ用品が使えるのもポイント


「交流」と「直流」それぞれの得意なこと

「交流」
遠くから電気を運ぶのに向いている
送電線には「交流」が流れている

「直流」
自宅でスマホの充電をする際などは、
精密機械や仕事に向いている「直流」にアダプターで返還する

ここで「ロス」が起きるから
太陽光発電を「直流」のまま12Vで使えばロスが減る


必要なのは4つの部品+1時間で完成



いずれもホームセンターやネットショップなどで購入できて
これらをつなげば電気が作れる

1.鉛バッテリー
この日は「防災無線用」のバッテリー3個を組み合わせた

2.チャージコントローラー
バッテリーをダメにする「過充電」「深放電」を防ぐ優れもの

3.ソーラーパネル

4.複数連シガーソケット


●作り方



テンダーさんは、熊本の水俣で50世帯にワークショップを開いたところ
参加者を通じて周辺にも作り方が広まった



「マジ電力」(24V 最大で36V 要資格)
「てー庵」では、400Wの電力を自給している
LED照明やインターネットモデムなどの電力は小さいけど長時間使用するものは「12V」
電動工具、製材作業の道具を使う時は「24V」と使い分けている

どちらかが壊れても電気を使うことができ、バッテリーへの負担も軽減できる

テンダーさん:
熱が欲しい時、電気から作るのはとても効率が悪いので、薪や太陽熱温水器を使う
人間にできな仕事だけを電化製品にやってもらう

「経済性」「中央集権的」に考えた結果「福島原発事故」が起きた
世の中にはそれを回避できる技術・知恵がある



廃校を利用した、日本最大規模の「ダイナミックラボ」

「てー庵」からクルマで10分の大坂小学校は
「耐震強度不足」を理由に取り壊し予定だった

改めて問い合わせると、一般建築物としては充分な強度があると分かり
その後、市長が取り壊しの中止を決断

開設資金は、約1ヶ月のクラウドファンディングで、506人から579万円が集まった


「ファブラボ」
多種多様なものづくりの道具を揃えて、一般開放した貸し工房のこと
都市部に多かったが、「間伐材」などで「モバイルハウス」などの住居も作れるようになった

1階は、木工・手芸・3Dプリンターなどを置いた「デジタル・ファブリケーション部屋」が並ぶ

2階は、理科室で、はんだ付け、プログラミングが行える

テンダーさん:
暮らし・技術・道具が一体になり、これから1万年続く“新たな先住民文化”を育みたい

ラボは木工職人など7、8人のメンバで運営
ゆくゆくは「ドミトリー」を併設し、宿泊者も受け入れたい


<ラボ最大の特徴>

ソーラーパネル、雨水タンク、薪の熱でエネルギーを自給すること

校庭には、水洗トイレの代わりに「ドライコンポストトイレ」

浄化槽、流しの下水で植物を育て

水を浄化する「バイオジオフィルター」を設置

排出物も敷地内で循環させている


テンダーさん:
将来的には、思いきり工作ができる保育園「こどもラボ」や
「介護予防ジム」を作って、地域との接点を増やしていきたい


***


「ビッグイシュー日本版 BIGISSUE JAPAN」

“1冊350円で販売。180円が販売者の収入になります。”

[ホームレスの仕事をつくり自立を応援する]
「ビッグイシュー」は、ホームレスの人々に収入を得る機会を提供する事業として
1991年、ロンドンで始まった 創設者はジョン・バード氏
住まいを得ることは、単にホームレス状態から抜け出す第一歩に過ぎない


[仕組み]
1.販売者は、この雑誌10冊を無料で受け取る
2.売り上げ3500円を元手に、以後は170円で仕入れ、350円で販売 180円を収入にする


[条件]
顔写真つきの販売者番号の入った身分証明書を身につけて売る
このほか「8つの行動規範」に基づいて販売している


【ブログ内関連記事】

震災・原発事故6年 本音で向き合う“フクシマ”@週刊ニュース深読み

毎年恒例上映 『31年目のチェルノブイリ』@ポレポレ東中野(2017.4.27)

NHKアーカイブス「チェルノブイリが語ること~原発事故30年の教訓~」

「読書感想メモリスト3」の[原子力発電所]ほか

『行ってみよう! 社会科見学2 発電所・ガス工場』(国土社)

『メカニック大図解10 原子力発電所』(福武書店)

『1億3000万人の自然エネルギー』(講談社)

『原子力発電を考える』(岩崎書店)

『くらしにあふれる危険な電磁波』(ポプラ社)

『エネルギーをどうする』(童心社)


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エレファントカシマシ@The Covers Part.2

2017-08-12 12:09:07 | 音楽&ライブ
The Covers Part1

番組内でたくさんカバーされた松本隆さんの名曲カバー集と、松任谷由美さんの作品集をまとめた特番
なんといっても、目玉はエレカシがユーミンのカバーを披露! 楽しみすぎな30分
ユーミンのカバー集をやったなら、みゆきさん集もやってほしいなあ

♪男達のメロディ MANNISH BOYS 斉藤和義&中村達也
達也さん、久々見たら髪切ってスッキリして別人みたい/驚



♪春一番 ウルフルズ
フォークというかブルースを感じる



♪20th Century まいったネ 今夜
デビュー前に少年体のバックで踊っていた3人が振り付けも初カバー
イノッチ踊って、歌ってます こんな3人組での活動もしてるのね

 

♪仮面舞踏会 星屑スキャット
なんだか濃い3人組



♪かもめはかもめ 郷ひろみ
中島みゆきさんが研ナオコさんに提供した曲



♪ただ泣きたくなるの 柴咲コウ
俳優業と歌手も兼ねる才能あふれる人たくさんいるなあ



♪春なのに 徳永英明
男性曲を女性、女性曲を男性が歌うとイイよね



♪満月の夕 BRAHMAN
中川敬さんニール・ヤングみたい 三線弾いてる





【松本隆さんの名曲カバー集】

 

カバーズフェスで松本隆さんの前で斉藤由貴さんが歌ってダメ出ししたってw

♪冬のリヴィエラ 横山剣
剣さんほか、何度も出てる人けっこういるのね 渋い選曲、何歌ってもハマるイイ声



♪Sweet Memories 山崎まさよし
これは聖子ちゃんファンにとっては嬉しい選曲 私も時々歌いたくなる



♪キャンディ 原田知世
わーい、知世ちゃんも出たv



♪さらばシベリア鉄道 福山雅治
松本隆×大滝詠一の黄金コンビは名曲ばかりどんだけ作ったんだ



♪Tシャツに口紅 ハナレグミ
永積くんの声で歌えばなんでも名曲になるよね このTシャツはフリーダ・カーロ?





【松任谷由美さんの作品集】

 

♪時をかける少女 いきものがかり
いきものらしい元気のいいカバー



♪ANNIVERSARY JUJU
こちらはしっとりver.



♪きっと言える UA
これは川上つよしと彼のムードメイカーズのロックステディver.が好き
UAが歌うとUAの曲になる



♪春よ、来い THE BACK HORN
初見のバンド




翳りゆく部屋 エレファントカシマシ
この曲好きだなあ 貴重なカバーにうっとり・・・ちゃんとフルで聴きたい
難しい音だと思うんだけど、エレカシ味にしてしまうみやじくんの声と熱量の素晴らしさ
これまた永久保存版/礼

 



ライヴでも歌ってるのね→here
エレカシはやっぱライヴだな




リリーさんはユーミンをベタぼめ
2人の後ろに真心のサインが入ったレコードがある!

リリーさん:
3年目でMC代わりがちなんですよ
たぶん、来週からマキタスポーツになってると思う
 ってww


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