【内容抜粋メモ】
ゲストを当てるクイズ
クイズが好きな大泉洋さんw
女優 小泉今日子:
例えばテレビの歌番組だとかライブとか
いろんなところで共演させて頂いて
本当に青春だったし
同志だなっていう風な時間があったなと思う
俳優 竹中直人:
一人一人に深い深い音楽への愛があるから
それがうまく共鳴し合ってる
最高のバンドです
音楽プロデューサー 亀田誠治:
音楽だけで世界旅行へ連れてってくれるような
日本音楽の宝、誇りだと思っています
スタッフから大人数のバンドというヒントをもらって
大泉:
これは来たな
割と着ている服とか大体決まった感じのスタイルでしょう?
いいですか当てて?
東京スカパラダイスオーケストラですか
スタッフ:正解です
ナレ:
通称スカパラ
去年デビュー30周年を迎えた9人組のスカバンド
平均年齢53歳
ノリのいい音楽とダイナミックなパフォーマンスで人々の心を躍らせてきた
日本を代表するアーティストからコラボレーションの申し出が続出
なぜ人々の心を魅了するのか
今回スカパラへの愛に満ち溢れた3人がその魅力を語る
そしてメンバーの谷中敦が30年の歩みを振り返った
谷中:
本当に一番大変だったのはメンバーが亡くなったことです
このまま続けていけるのかなという思いもあって・・・
奥田民生とスペシャルコラボも
1989年 デビュー(懐かしい写真!
当時バブル全盛期の日本はユーロビート一色に染まっていた
しかし彼らが選んだのはジャマイカ生まれの音楽「スカ」
そんな曲者揃いの男たちをよく知る人物に話を聞いた
小泉今日子:
東京スカパラダイスオーケストラの皆様こんばんは 小泉今日子です
デビュー当時のスカパラは、本当に驚くほどかっこよくて
勝手な思いですけど、ちょっと昔の日活映画的な
古臭い昭和感のかっこよさみたいなのが
みんなお揃いのスーツを着たりとか
ちょっと古い映画のビッグバンド感みたいな
粋なおしゃれ感があったんですよね
デビュー前から親交があった小泉今日子 心に残る曲は?
小泉:
本当に好きな曲はいっぱいあるんですけど
タイトル忘れちゃったけどw
自分も一人でライブをやるときとかに、舞台もそうですけど
出る前にすごく不安になって、必ず聴く曲があったんですけど
ペドラーズ(これは上がるよね
ロシア民謡をスカのリズムにのせて編曲
スカパラ初期の代表曲
これは本当にヘビーローテーションでしたね
海外から入ってきた音楽を
完全に自分たちの手でオリジナルにしてると言うか
日本の60'sとか50'sとかいろんなものがちゃんと混じって
スカパラっていうジャンルになってる
俳優 竹中直人(歌いながら入ってくるw
竹中:
蒲生さん、谷中、北原くん、加藤くん、欣一くん、
はじめ、沖くん、川上くん、みんなみんな元気〜? 僕は元気です
1989年に映画「ファンシイダンス」で初共演
テレビ出演や音楽制作を通して仲を深めてきた
実は竹中とスカパラとは
これまでテレビやステージなどで幾度となく共演を重ねてきた仲だ
30年以上にわたって付き合いのある竹中がメンバーの素顔を語ってくれた
竹中:
うわー思い出すなあ、いろんなこと
私にお酒を教えた谷中敦とか
蒲生さん
髪型ずっと変わらないからね
それがまた魅力的でしょ
北原君なんて独特な顔をしてますけれども
トロンボーンで自動販売機のスイッチを押した時のことを思い出しますw
沖君は自転車で転んで小指を怪我して
キーボードを弾く時に小指が立ってるから
弾きながら「小指立ってま~す」って
竹中さんがライブ見に来ている時に何度も言おうかと思いましたみたいな話とか
いろんなこと思い出しちゃった
思い出の曲は?
(口笛吹いて)僕はTears on SNOW という曲が一番好きですね
ホーンセクションが入る時に
どんだけ鳥肌がいつも立ってたか
自分が歌わせて頂いてたんですけれども
1992年発表のクリスマスソング
竹中がスカパラと共演した時によく歌っていた曲だ
玉置浩二 with 竹中直人 in 武道館 1997年
僕はコンプレックスの塊だから
こんな素敵な人と今自分は立ってるということに対して
自分が「どうせ俺なんか…」思考が強いんで
自分を支えてくれるというか
単なる優しさじゃないというか
本当に音楽を愛して
そして共に創る仲間なんて言ったら照れくさいね
愛の塊ですよ
中野サンプラザ 2017年 Ska me crazy
(みんな座って聞いてる?!
竹中直人と小泉今日子がここまで惚れ込む唯一のバンド、スカパラ
その真髄とはいったい何なのか?
ナーゴが船長みたいな帽子をかぶって
一人だけキラキラのスーツを着て
ロボットダンス踊ってる
どうしたんだろう/爆
音楽プロデューサー 亀田誠治
手がけたアーティストは、椎名林檎、いきものがかり、スピッツなど多数
ベーシストとしてスカパラと共演
亀田:
スカパラのスカは、音楽のジャンルなんですけど
これは中南米で生まれた音楽のリズムの種類なんです
裏打ちのリズムによって人の気持ちが高揚するんですね
そこにスカパラは日本人らしいメロディだったりとか
日本のメロディーが持っているわびさびであったり
ちょっとした泣きであったり
もしくはとてつもないスピードでやったりとか
変幻自在にスカパラの音楽によって
スカのビートによって我々は弄ばされてるんです
(すごい熱く語って楽しそう!
音楽の「うれし玉」がスカパラがステージに立つことによって
たくさんステージから客席に放り込まれていくみたいな、そんなイメージで
本当に音楽で人と人を繋げていく
人と人を一つに出来るという
ものすごいエネルギー体
そういう形のバンドだと思います
自然と体を動かしたくなる
そんなエネルギーを与えてくれるスカパラ
まずはその代表曲をスペシャルメドレーで届ける
DOWN BEAT STOMP
美しく燃える森
中野サンプラザ2017年 ルパン三世'78
そもそもはボーカルがいないインストゥルメンタルのバンドとしてスタートした
転機となったコラボレーション
独自の路線を模索する中でターニングポイントとなったことがある
それがゲストボーカルを迎えたコラボレーション
当初は戸惑いもあったが、バンドの結束力を高める大きなきっかけとなった
リボン feat.桜井和寿(ミスチル
明日以外すべて燃やせ feat.宮本浩次
今回共演した奥田民生もメンバーを結ぶ
その強い絆にスカパラの魅力を感じているという
(パーマがディラン風
民生:
まあこんだけ大人数のバンドってことで
楽屋とかでもお邪魔することも多いんですけど
よくバラバラにならないなと傍から見て思うんですけど
そこは音楽でつながっているといいますか
みんなプロだなという感じはしますけどね
ちゃんと褒め合うところは褒め合ったりしてるんですよ
うちにはねえな、これはとか思いながら
衣装さえ作ってくれたらホイホイ来ますw
なんか知らないけど
ほんとなんでか分からないですけど
出し渋るんですよw
共演した時の思い出は?
小泉今日子:
クラブでライブをやっていた時に
スカパラと歌ったことがあったんですけど
スカパラをバックにして飛び入りだったので
あんまり心の準備ができてなかった
音が出た時に前に飛びそうになった感じ
感覚としてそれくらいエネルギーが
真っ直ぐ来るっていうところがすごく楽しかった
竹中直人:
ディナーライブツアーっていうのがあって
スカパラといろんな街に歌いに行ったんですよ
これ自慢だな
一人一人に音楽に対する深い深い愛があるから
それがうまく共鳴し合っている
本当に最強の仲間だと思いますね
そこに入り込んでいくボーカルたちはみんな
ものすごい力をスカパラから受けていくんだろうなって思います
また俺やりたいですよ スカパラのボーカルを
やりたいなあ
流星とバラード
デビューから30年の道のり
2017年9月 メキシコシティ
デビュー当時はその名を知る人も少なかった
しかしいつしかこの男達が刻むビートは
日本のみならず世界中の人々を踊らせるまでになった
2019年 メキシコ最大の音楽アワード
30周年を迎えた去年、栄誉あるメキシコの音楽祭でベストパフォーマンス賞を獲得
ついに本場を認めさせたのだ
谷中:グラシアス!!
最大の危機
常に道なき道をひた走ってきたように映る彼らだが、実はバンド存続の危機もあった
谷中:
何よりも本当に一番大変だったのはメンバーが亡くなったことですね
個人的に落ち込むということももちろんありますし
このまま続けていけるのかなという思いもあって
落ち込みましたね、とにかく
亡くなったのはムードメーカーだった
クリーン・ヘッド・ギムラ
そして屋台骨であるドラムの青木達之の2人
誰の目から見てもバンド命は風前の灯だった
谷中:
覚えてるんですけど
ドラムの青木達之が亡くなって
1週間くらいで次のツアーが始まる予定だったんです
スカのビートを叩くっていうのは
最初から学んでいかないと結構普通のドラムのパターンと違うので
ドラムの青木がいなかったら続けらんないじゃんって言ってた時に
トランペットのナーゴは「リズムマシンでもいいから続けましょう」て言ったんです
「ここでツアーをやめるとバンドが終わりになっちゃう
っていう気持ちになっちゃうって」
その時の決断がなかったら
もう完全にそこで終わってたなと思うし
人生の中で止まっちゃいけない瞬間ってあるんだなと思いました
竹中:
一つの音をなくすっていうのは
自分の体の一部がなくなったようなものじゃないですか
その中でも這い上がってきたし
揺るぎないんですよね
バンドが力強く常にそこに存在するというか
自分たちの音楽を貫き通してるっていうか
それが凄いなって
大阪城ホール2018年 Are You Ready to Ska?
谷中:
僕ら30周年目を終えて
まだまだ次40周年、50周年やろうとか
そんなところまで生きていられるのかって
冗談みたいにメンバーも言ってますけど
スカパラはやっぱりやれることは全部やっていくっていうバンドであってほしいし
それはもうずっと続けたいですね
この先ずーっと
小泉今日子からのメッセージ:
世の中見てて、大人になんかならない人が
今こそたくさんいなきゃいけない気がしてきていて
わがままなまま、純度の高いエネルギーで
歌ったり、曲を作ったり、発言したりっていう人が
もっといっぱいいたらいいなと思うので
そのままでやってくださいっていう感じですかね
Are You Ready to Ska?
ゲストを当てるクイズ
クイズが好きな大泉洋さんw
女優 小泉今日子:
例えばテレビの歌番組だとかライブとか
いろんなところで共演させて頂いて
本当に青春だったし
同志だなっていう風な時間があったなと思う
俳優 竹中直人:
一人一人に深い深い音楽への愛があるから
それがうまく共鳴し合ってる
最高のバンドです
音楽プロデューサー 亀田誠治:
音楽だけで世界旅行へ連れてってくれるような
日本音楽の宝、誇りだと思っています
スタッフから大人数のバンドというヒントをもらって
大泉:
これは来たな
割と着ている服とか大体決まった感じのスタイルでしょう?
いいですか当てて?
東京スカパラダイスオーケストラですか
スタッフ:正解です
ナレ:
通称スカパラ
去年デビュー30周年を迎えた9人組のスカバンド
平均年齢53歳
ノリのいい音楽とダイナミックなパフォーマンスで人々の心を躍らせてきた
日本を代表するアーティストからコラボレーションの申し出が続出
なぜ人々の心を魅了するのか
今回スカパラへの愛に満ち溢れた3人がその魅力を語る
そしてメンバーの谷中敦が30年の歩みを振り返った
谷中:
本当に一番大変だったのはメンバーが亡くなったことです
このまま続けていけるのかなという思いもあって・・・
奥田民生とスペシャルコラボも
1989年 デビュー(懐かしい写真!
当時バブル全盛期の日本はユーロビート一色に染まっていた
しかし彼らが選んだのはジャマイカ生まれの音楽「スカ」
そんな曲者揃いの男たちをよく知る人物に話を聞いた
小泉今日子:
東京スカパラダイスオーケストラの皆様こんばんは 小泉今日子です
デビュー当時のスカパラは、本当に驚くほどかっこよくて
勝手な思いですけど、ちょっと昔の日活映画的な
古臭い昭和感のかっこよさみたいなのが
みんなお揃いのスーツを着たりとか
ちょっと古い映画のビッグバンド感みたいな
粋なおしゃれ感があったんですよね
デビュー前から親交があった小泉今日子 心に残る曲は?
小泉:
本当に好きな曲はいっぱいあるんですけど
タイトル忘れちゃったけどw
自分も一人でライブをやるときとかに、舞台もそうですけど
出る前にすごく不安になって、必ず聴く曲があったんですけど
ペドラーズ(これは上がるよね
ロシア民謡をスカのリズムにのせて編曲
スカパラ初期の代表曲
これは本当にヘビーローテーションでしたね
海外から入ってきた音楽を
完全に自分たちの手でオリジナルにしてると言うか
日本の60'sとか50'sとかいろんなものがちゃんと混じって
スカパラっていうジャンルになってる
俳優 竹中直人(歌いながら入ってくるw
竹中:
蒲生さん、谷中、北原くん、加藤くん、欣一くん、
はじめ、沖くん、川上くん、みんなみんな元気〜? 僕は元気です
1989年に映画「ファンシイダンス」で初共演
テレビ出演や音楽制作を通して仲を深めてきた
実は竹中とスカパラとは
これまでテレビやステージなどで幾度となく共演を重ねてきた仲だ
30年以上にわたって付き合いのある竹中がメンバーの素顔を語ってくれた
竹中:
うわー思い出すなあ、いろんなこと
私にお酒を教えた谷中敦とか
蒲生さん
髪型ずっと変わらないからね
それがまた魅力的でしょ
北原君なんて独特な顔をしてますけれども
トロンボーンで自動販売機のスイッチを押した時のことを思い出しますw
沖君は自転車で転んで小指を怪我して
キーボードを弾く時に小指が立ってるから
弾きながら「小指立ってま~す」って
竹中さんがライブ見に来ている時に何度も言おうかと思いましたみたいな話とか
いろんなこと思い出しちゃった
思い出の曲は?
(口笛吹いて)僕はTears on SNOW という曲が一番好きですね
ホーンセクションが入る時に
どんだけ鳥肌がいつも立ってたか
自分が歌わせて頂いてたんですけれども
1992年発表のクリスマスソング
竹中がスカパラと共演した時によく歌っていた曲だ
玉置浩二 with 竹中直人 in 武道館 1997年
僕はコンプレックスの塊だから
こんな素敵な人と今自分は立ってるということに対して
自分が「どうせ俺なんか…」思考が強いんで
自分を支えてくれるというか
単なる優しさじゃないというか
本当に音楽を愛して
そして共に創る仲間なんて言ったら照れくさいね
愛の塊ですよ
中野サンプラザ 2017年 Ska me crazy
(みんな座って聞いてる?!
竹中直人と小泉今日子がここまで惚れ込む唯一のバンド、スカパラ
その真髄とはいったい何なのか?
ナーゴが船長みたいな帽子をかぶって
一人だけキラキラのスーツを着て
ロボットダンス踊ってる
どうしたんだろう/爆
音楽プロデューサー 亀田誠治
手がけたアーティストは、椎名林檎、いきものがかり、スピッツなど多数
ベーシストとしてスカパラと共演
亀田:
スカパラのスカは、音楽のジャンルなんですけど
これは中南米で生まれた音楽のリズムの種類なんです
裏打ちのリズムによって人の気持ちが高揚するんですね
そこにスカパラは日本人らしいメロディだったりとか
日本のメロディーが持っているわびさびであったり
ちょっとした泣きであったり
もしくはとてつもないスピードでやったりとか
変幻自在にスカパラの音楽によって
スカのビートによって我々は弄ばされてるんです
(すごい熱く語って楽しそう!
音楽の「うれし玉」がスカパラがステージに立つことによって
たくさんステージから客席に放り込まれていくみたいな、そんなイメージで
本当に音楽で人と人を繋げていく
人と人を一つに出来るという
ものすごいエネルギー体
そういう形のバンドだと思います
自然と体を動かしたくなる
そんなエネルギーを与えてくれるスカパラ
まずはその代表曲をスペシャルメドレーで届ける
DOWN BEAT STOMP
美しく燃える森
中野サンプラザ2017年 ルパン三世'78
そもそもはボーカルがいないインストゥルメンタルのバンドとしてスタートした
転機となったコラボレーション
独自の路線を模索する中でターニングポイントとなったことがある
それがゲストボーカルを迎えたコラボレーション
当初は戸惑いもあったが、バンドの結束力を高める大きなきっかけとなった
リボン feat.桜井和寿(ミスチル
明日以外すべて燃やせ feat.宮本浩次
今回共演した奥田民生もメンバーを結ぶ
その強い絆にスカパラの魅力を感じているという
(パーマがディラン風
民生:
まあこんだけ大人数のバンドってことで
楽屋とかでもお邪魔することも多いんですけど
よくバラバラにならないなと傍から見て思うんですけど
そこは音楽でつながっているといいますか
みんなプロだなという感じはしますけどね
ちゃんと褒め合うところは褒め合ったりしてるんですよ
うちにはねえな、これはとか思いながら
衣装さえ作ってくれたらホイホイ来ますw
なんか知らないけど
ほんとなんでか分からないですけど
出し渋るんですよw
共演した時の思い出は?
小泉今日子:
クラブでライブをやっていた時に
スカパラと歌ったことがあったんですけど
スカパラをバックにして飛び入りだったので
あんまり心の準備ができてなかった
音が出た時に前に飛びそうになった感じ
感覚としてそれくらいエネルギーが
真っ直ぐ来るっていうところがすごく楽しかった
竹中直人:
ディナーライブツアーっていうのがあって
スカパラといろんな街に歌いに行ったんですよ
これ自慢だな
一人一人に音楽に対する深い深い愛があるから
それがうまく共鳴し合っている
本当に最強の仲間だと思いますね
そこに入り込んでいくボーカルたちはみんな
ものすごい力をスカパラから受けていくんだろうなって思います
また俺やりたいですよ スカパラのボーカルを
やりたいなあ
流星とバラード
デビューから30年の道のり
2017年9月 メキシコシティ
デビュー当時はその名を知る人も少なかった
しかしいつしかこの男達が刻むビートは
日本のみならず世界中の人々を踊らせるまでになった
2019年 メキシコ最大の音楽アワード
30周年を迎えた去年、栄誉あるメキシコの音楽祭でベストパフォーマンス賞を獲得
ついに本場を認めさせたのだ
谷中:グラシアス!!
最大の危機
常に道なき道をひた走ってきたように映る彼らだが、実はバンド存続の危機もあった
谷中:
何よりも本当に一番大変だったのはメンバーが亡くなったことですね
個人的に落ち込むということももちろんありますし
このまま続けていけるのかなという思いもあって
落ち込みましたね、とにかく
亡くなったのはムードメーカーだった
クリーン・ヘッド・ギムラ
そして屋台骨であるドラムの青木達之の2人
誰の目から見てもバンド命は風前の灯だった
谷中:
覚えてるんですけど
ドラムの青木達之が亡くなって
1週間くらいで次のツアーが始まる予定だったんです
スカのビートを叩くっていうのは
最初から学んでいかないと結構普通のドラムのパターンと違うので
ドラムの青木がいなかったら続けらんないじゃんって言ってた時に
トランペットのナーゴは「リズムマシンでもいいから続けましょう」て言ったんです
「ここでツアーをやめるとバンドが終わりになっちゃう
っていう気持ちになっちゃうって」
その時の決断がなかったら
もう完全にそこで終わってたなと思うし
人生の中で止まっちゃいけない瞬間ってあるんだなと思いました
竹中:
一つの音をなくすっていうのは
自分の体の一部がなくなったようなものじゃないですか
その中でも這い上がってきたし
揺るぎないんですよね
バンドが力強く常にそこに存在するというか
自分たちの音楽を貫き通してるっていうか
それが凄いなって
大阪城ホール2018年 Are You Ready to Ska?
谷中:
僕ら30周年目を終えて
まだまだ次40周年、50周年やろうとか
そんなところまで生きていられるのかって
冗談みたいにメンバーも言ってますけど
スカパラはやっぱりやれることは全部やっていくっていうバンドであってほしいし
それはもうずっと続けたいですね
この先ずーっと
小泉今日子からのメッセージ:
世の中見てて、大人になんかならない人が
今こそたくさんいなきゃいけない気がしてきていて
わがままなまま、純度の高いエネルギーで
歌ったり、曲を作ったり、発言したりっていう人が
もっといっぱいいたらいいなと思うので
そのままでやってくださいっていう感じですかね
Are You Ready to Ska?