メランコリア

メランコリアの国にようこそ。
ここにあるのはわたしの心象スケッチです。

『The universe unfolds 宇宙への導き』 Dila/著 文芸社 (1)

2020-11-28 15:01:40 | 
DilaさんがYouTubeで「あの本に書いてある通り・・・」
と毎回のように言うので読みたいと思いつつ
もう絶版の上に、Amazonで1万円もして手が出ず
ダメもとで図書館の他館予約したら、あった!礼×5000

手元に届いてみたら、想像以上のぶ厚さに驚いた
2001年のコンタクトの前後の時間が行ったり来たりして
時々混乱したが、時空を点として移動する宇宙人ならでは?

読みながら、これもあれも、私のことか?と思うような
リンクがどんどん出てきて(とくに家族との問題
フシギな気持ちになりながら読んだ



【内容抜粋メモ】

まえがき

2001年
宇宙存在たちとのコンタクトが始まり DJ を引退

ゲストとして某有名グループ D のメンバーがアカペラと温かいメッセージを届けてくれた

「命こそ宝なり」

家に帰ると新聞の片隅に同じ言葉が書かれていた


ここに書かれていることはすべて実話です

この出来事の翌日から
私の価値観や食の好み、体調に至るまですっかり変わってしまった

現在は自然に導かれ
宇宙である姿「真我」に目覚めて頂くスペースを主宰しています



■目覚め1

2006年8月
自分の胸を突き刺すと同時に
私はニューヨーク、ラガーディア空港に着陸した
古い私がまた死んだ


2001年
それまで3年間ラジオ局で DJ 、テレビのナレーターとして
主に関西で担当番組を持っていたが
新しく岐阜で朝の番組を務めることになった

健康が取り柄だった私の体調に少しずつ影響を及ぼしていたようだ

5月頃より原因不明の動悸、不整脈、めまいが頻繁に起こるようになった
突然尿意が止まらなくなり
水を飲むと飲んだ分だけ出てしまう


新人のうちはまずオーディションを経るのが普通だが
経歴を重ねると
今までの実績や業界の繋がりで依頼がくるようになる

時間がなく、移動中の電車で忙しくパンを食べる自分も好きだった


DJ やタレントは「遊ぶことも仕事のうち」とよく言われる
しかしどこに出かけても常に「これはネタになる!」と考えてしまい
心からプライベートを遊べなくなっていた


どんなに体調が悪くても生放送には穴を開けられない
いつまでもその席が保証されているわけではないからだ

時には持病の扁桃腺が腫れて
喉に注射を打ち血をにじませながら番組をこなした


幼い頃から人は誰でも「使命」を持つという言葉が心にあり
何があってもこの仕事だけは辞めるなんてありえないだろうと思っていた

中にはファミリーのようにリスナーとの繋がりが深くなる番組もあった


最初の離婚の後、初めて付き合った日本人男性から暴力を振るわれ
逃げ出せない状況を体験したこともあった
肉体的暴力、拉致未遂、暴力の後のレイプ


「自分の娘もハニー(私の芸名)のような DJ になりたいと言ってるよ」

私が DJ になったのは1本のデモテープがきっかけだった


岐阜の滞在先の診察で
「そんなスケジュールで働いて、全く馬鹿じゃないのか?」と冷たく言われ、ひどく傷ついた
ついに岐阜の番組を降りることも決心せざるを得なかった

どんな場面にも必ずは流れている
必ず大きな何かを手放すためのひと押しとなる



●目覚め2
最初の離婚から「信じられるのは結局自分だけ」と生きてきた
家族の問題、仕事での問題、競争などで
押しつぶされそうで、かなり自暴自棄になっていた

「愛」などという人たちを、どこか気持ち悪いと思っていた
そんな私を家族はよく
「あの子は自分勝手で冷たい 何を考えてるか分からない」と思っていたようだ


その頃私が好きになった人は全く異次元の人だった
彼の周りの人々は一体いつ眠っているのかと思うくらい
仕事と私生活を思いっきり楽しんで生きていた

そんな彼とは結局、音信不通で終わってしまった
これは長年の私の恋愛パターンだ

家族内での戦争状態なども重なり
10時間祈り続けり、どんどん強い抗うつ剤、睡眠薬をお酒で飲んでやっと眠りにつく



2001年
新しい出会いが始まった
彼はマレーシアに職を持つ遠距離恋愛
どちらか仕事を辞めなければ一緒にいることはできない


忘れもしない2001年10月30日

かなり疲れて品川のホテルに戻った途端に
呼吸が苦しくなり心臓が破裂しそうで

「もうだめだ… 救急車を呼んで」と必死に頼むと
彼は落ち着いて「深呼吸をして」と言う

体の境界線がなくなる感覚が私を包んだ

『魂はこうやって地球に降りてきた』というメッセージがどこからともなく聞こえる

ホテルの23階の部屋からたくさんの魂の光となって天より降りてくるのが見えた

明け方までものすごい速さで様々なメッセージがやってきた
その場にいた彼によると
想像を絶する速さでしゃべりまくり、一晩中続いたらしい


当たり前だと思っていたことが多すぎた
空気があること
水があること
食料があること
必要なものは全てある

彼とはその後結婚し、結局離婚という形をとった

『誰もが縛られたり、縛ったりする関係はもう卒業だ』と宇宙存在たちは言う


2001年のコンタクトの体験以降、家族にも不思議な出来事が次々に起きた
この体験で私は目を閉じるのが怖くなった
少し目を閉じて短い眠りから覚めた私は
私が私でなくなったのを感じた

この体はただの入れ物だったんだ
借り物だったんだ

何か違う存在がすっぽり入っている
宇宙人?



●目覚め3
いつものように無意識に水を出しっぱなしで歯を磨いていると
またメッセージをやってきた

『水は尊いもの 無駄にしてはいけない』


これまでにチャネリングや SF 的な知識があれば
そんなにパニックにならなかったと思う

しかしそれまでの私はとても「俗な人間」だった

「もう明日が来なければいいのに」とばかり思っていた
友人と真剣に自殺を考えたり
自殺未遂をしたこともある

一見華やかそうな仕事の裏では
無言の圧力でホテルに連れ込まれた心の傷
信じられないような激しい足の引っ張り合いなどもあって
ひどい人間不信に陥っていた


私は結局番組から降ろされることになった
それに代わる絶妙なタイミングで岐阜の新番組がやってきたわけだ

だが小さな FM 局とのギャップに大きな屈辱が拭いきれなかった
精神科や友達からたくさんの安定剤や睡眠薬をもらって飲み続け
仕事では気丈に振る舞う日々

自分の中に優しさとただ広大な愛を感じたかった


テレビをつけると一匹の魚がまな板の上で包丁を入れられようとしている

『人間は残酷だ 動物を食べ物くらいにしか見ていない』

そのメッセージを聞いてから肉が食べられなくなってしまった
食べたいと思っても動物性のものを口にすると吐いてしまう
チーズや牛乳でさえもだめ

現在は心を込めて料理して下さり
どうしても避けられない状況の場合
感謝の気持ちと穏やかな魂でいられるように祈りを捧げてから肉や魚を口にする
本来人間は昔からそのように感謝の祈りで自然と調和をとってきたはずなのだ

「これは精神障害に違いない 早く病院に行こう!」

『そうやって病人扱いされて、閉じ込められているような人間がたくさんいる』


2001年10月31日
ハロウィンの朝になっていた



●かけがえのない魂1
今では完全に宇宙人意識が私の中にスイッチオンになっている時は
宇宙人としての自分が生きている感じで
街に出ると周囲が珍しく思えたりする

肉体の感覚がとても新鮮なのだ
肉体を持ってただ生きている喜びを最高に感じる

お腹も空かない
やたらと水が欲しいだけ
電球が飛ぶ
体の重みを全く感じない
道を滑るように移動しているような感じ

大量の水と少量の果物や野菜という毎日が1週間は続いた


その頃住んでいた神戸の自宅に戻り
その間の記憶が全くない

まず友人に電話した
「今ちょうどある本を読んでいて、全部繋がるよ」
その著者は音楽をやっているアーティスト



●かけがえのない魂2
私はまだ幼稚園ぐらいのころから「自分には戻ることがある」といつも思っていた

母は私を妊娠中の時、奇妙な出来事を体験した
体が30 cm 位水平に床から浮いたのだと言う

私の祖母や母は霊感が強く、霊を見たり感じたりする
私も夜になるとほぼ毎日金縛りで動けなくなったりし、怖くてお経を必死に唱えた

「南無妙法蓮華経…」


8~9歳の頃 UFO を見た
近くの山の上空にオレンジの楕円形の光があった
なぜかそのことを言ってはいけないと思った

この感覚は今でも始終ある
父がその光に気づいて「あれは UFO じゃないか?!」
父はこの日の出来事を全く覚えていないと言う


私は生まれてからずっと法華経の教えの中で育った
「自分こそが宇宙だ」と教えられてきた

世界の全ての宗教がそもそも宇宙からの慈愛のメッセージを
民衆に伝えようとした手段にすぎなかった

『自分がどんなに自在な存在なのか、分かり始めれば
 なぜ他に答えを求める必要があろうか

 人間はこの肉体を借りて地球に学びに遊びにやってくる
 大人になるに従い、肉体を重く感じて面倒くさく引きずって歩く

 死を身近に感じ始めて初めてその肉体を愛おしく思い
 もっと愛する人たちと共にいたいと願い始める
 本来は日々そう感じながら生きるべきなのだ』


勝手に手が動くままにネットサーフィンをしていると
いつのまにかあるページにたどり着いた
まさしく突然「チャネリング」が始まった人のページだった



●かけがえのない体3
その人の人生も私と重なる部分が多く
何かに急かされるように彼女にメールをするとすぐに返信があった

こうして必要な人と完全なタイミングでつながる時代になるんだと感じた


人間はいつも大いなる慈愛に包まれている
過去の辛い出来事も全ては必然だったと知る

たとえば道を歩いていると、目の前に空き缶が転がってくる

『拾いなさい』

逆らえないこのメッセージに毎日教育された
地球と自然=自分に無関心だったから
目覚めることができなかったんだ


例えばある日のもうひとつのリアリティ
これをこちらの世界では「夢」と言う

夢の世界からすれば、こちらの現実が夢だ
戦争や争いが絶えないこちらの世界は悪夢の何者でもない

リアリティでは、私は大きなピラミッドのオブジェがある学校に行っていた
そこには2人の欧米系の宇宙人がいた

生徒の中にもう1人仲間がいた
感情はあるがいたってシンプル
悲しみ、憎しみなどの醜い感情はなく
ただ学校に通って日々をこなしている感じ
不安や悩みもない

授業の内容がやけに古臭く感じた
教師が私の所にやってきて、多分宇宙語で一瞬ペラペラと話した
なぜか即座に理解できた

「もうこういう古い事を学ばなくても良い時が来るんだよ」


丸1か月間何の薬を飲んでも効かない
ひどい頭痛が始まり眠れない状態が訪れた

人間は病気などにならない
 今まで眠っていた脳のあちこちが急速に機能し始めただけのこと』


病院で脳の検査を受けても異常なし

『今までの古い細胞が新しく生まれ変わっている 少し我慢しなさい』


今度は本当に全く病気をしなくなり
慢性化していたいくつかの病気はすっかり治ってしまった

その頃飲んでいた薬の数は多量だった
扁桃炎、膀胱炎、精神安定剤、睡眠薬、花粉症…


ある宇宙飛行士の体験談を聞いたことがある

「宇宙空間で窮地に陥りそうになった時は
 みんながいかにポジティブでいられるかが大切なのだ」


私たちは皆様々な「恐れ」に立ち向かって
超えていなくていかなければならない時がもう熟している

恐れは全て内にある
病気、新しい世界に対する恐れ
それがある限り戦争はなくならない


2001年は宇宙に旅に行ける時代と聞いていていたが
実際は宇宙が自分であることを
誰もが自覚する宇宙人になること

それを伝えようとしてきた映画や文学作品、芸術作品がいかにたくさんあることか


『私には出来ないと決めつけないこと
「絶対に無理」と口にすることから止めること

どんな小さいことでもいい
チャレンジしたことがないこと
怖いこと
自信がないこと
面倒くさいことをやり遂げた時
あなたは自分をもっと愛することができる

自分を愛すれば他を愛するようになる
やがて天国に生き始める』



●新たな出発1
ハロウィンの出来事以来、全てが変わり始めた
新聞、テレビなどの情報にどっぷり浸からなければできない
放送の仕事なのに吐き気がして見られないのだ

『仕事を辞めて、待っている彼のところに行きなさい』


私は高校生の時に初めて自分の最期について真剣に考えた
死ぬ日は必ずやってくる
それまでどう生きたらいいだろう?


ゲストアーティストの方に
今まで以上に大きな愛のエネルギーを感じるようになった


普段から普通にチャネリングをしている意識を持っていない人が多い
自我と真我の距離がかけ離れていれば
無意識の状態でチャネリングをすることになる

本人は言ったことすら覚えていないので無自覚と言ってもいいだろう
それが現代の多くの人々の状態だ
今度は意識的にチャネリングできるようになる

私の場合、80年未来の未来人の自分に目覚めた

自分の宇宙が外の世界にそのままつながって現れている
自分が怒りを抱えていれば、穏やかでない現実が繰り広げられる
穏やかな心を保てれば、穏やかな世界が広がる


ラジオ DJ が素敵な仕事だと感じたきっかけは、ハワイに在住していた頃
例えばクリスマスなどを一人で過ごしていると無性に誰かの声が恋しくなる
そんな時はいつもラジオをつけた
人の声とエネルギーの素晴らしさを感じた

私は俳優を目指して養成所に通っていたのだが
それだけでは生活ができなかった

最初の離婚後、一人暮らしになり
派遣社員として働き、夜はバイトをする下積みの日々


そんなある日、私の姉は「 DJ になったら?」と言った

私の姉は突然こういうメッセージを伝えることがある
そして必ず自分で言ったこと覚えていない

私は英会話の講師もしていた
ウエイトレスのバイトの後
海外ツアーコンダクターに転職した
「恋の胸騒ぎ」という人気トーク番組に出るように勧めたのも姉だ


ベストを尽くしてダメならば
それは自分にとってその結果のほうが良かったのだ
と思うように育てられたことに今はとても感謝している

実際は全員が宇宙のメッセンジャー

目に映るすべてのことはメッセージ
そんな歌を思い出す


姉は幼い頃から辛いことが多かった
ハートで生きることを体当たりで見せてくれていた

両親が望むような「いい子」でいられないのでいつも怒られていた
地球人の常識が理解できないし、そうしたくもない
特に日本の狭い常識の枠は可哀想なくらい窮屈そうだった

ひどく怒られるという嫌な出来事を忘れることで許していた
なんて心の広い人なんだと今更ながら思う
体によく傷ができるほど怪我をしていた

母から「あんたたちなんか産まきゃよかった!」と言われるたびに
これは子供から自立心を引き出すための
無自覚の愛の演技だったと今は感謝している


母は19歳で姉を身ごもったので
母親としての自覚がなく
自分の人生を悔やんでいるようだった

母の父は片腕に障害を持ち、酒癖が悪く
子供の頃から不遇だったと言う

夜道に放り出されては
「お兄ちゃん、もう死のうか」と言って毎日を過ごしたと言う


母はすべてを完璧に真面目にこなそうとしすぎて、時にキレてしまう
私の頭の中にはそんな時♪知らない街を歩いてみたい どこか遠くへ行きたい
という歌が流れた

母は実父の家庭内暴力や貧困の辛さから
祖母に連れられて信仰を始めた


ある会社を経営されているとても素敵な女性が言っていた

「幼い頃からお願い事があれば宇宙に FAX を送るんです
 そしたら返事を待つだけです」



●新たな出発3
2002年3月に私は引退しすると決めた

すると、ある大物人気アーティスト A さんのゲスト入りが突然決まった
彼女はあまりラジオに積極的に出る方ではなかった
以前から彼女の歌のメッセージに何かご縁を感じていた

収録は午後1時から
ディレクターと12時半に待ち合わせ
ベッドで寝ていて携帯電話が鳴ったのは12時だった

現地まで電車を乗り継いでも1時間はかかる
それがなんと12時40分には着いていた

しかしその後、私の耳が突然聞こえなくなった
焦りながらスタジオにつきAさんが
「おはようございます」と挨拶してくださった

その瞬間耳が正常に戻った
このドタバタの出来事で緊張が抜けたのがかえって良かったようで
彼女は普段見せないような一面をたくさん見せてくれた

「よくここまで喋らせたね」とディレクターにも感心された

彼女は本当に物静かで、儚くて
一生懸命現実とのバランスをとっているように感じた

「次元(魂)が噛み合わないと、同じ世界に生きていても出会えないんだよ」
と子供の頃に母から聞いていた


2002年3月
ゲストにいらした人気男性グループ D さん達が
私に内緒でアカペラと労いのメッセージを届けてくれた
放送終了と同時にずっと愛用していたストップウォッチの電池が切れた

その1ヶ月後、私は結婚を決めてマレーシアに渡った



●愛の形1
2001年から交際していた彼が結婚したいと言ってくれているのだから、これが導き
この感覚についていくだけだ

私は仕事を忘れてこんなに安心感に包まれてゆっくり過ごす体験は初めてだった
今までは派遣で働きながら水商売をのバイトをしたり生活の不安がいつもあった
私にとって仕事=趣味だったので苦ではなかったのだ


例えば夏休みの宿題は、休みが始まる前に片付けるタイプだった

『後回しにしたい問題をさっさと片付ければ
 本来のあなたの持つ自由な魂の力が発揮され
 自由自在の存在へと変貌する
 後に待っているバケーションを存分に楽しめる』


地球はもっと楽しんでもいい場所


小田和正のキラキラという歌がどこからか流れてきた

ゆらゆら 心は揺れる
キラキラ 時は輝いている
いつの日かまた戻れるなら
その時帰りたい この場所へ

歌声についていくと、あるビデオ屋の前に着いた

すぐ目の前に最近ちょうどを見たいと思っていた映画があった
ジョディ・フォスター主演の『コンタクト』

シンクロニシティと言われる現象に徐々に繋がるようになってきた

本をほとんど読まなかった私が
突然ヘルマン・ヘッセや宮沢賢治など
インスピレーションで導かれてくる本をむさぼるように読み始めた

使っていなかった脳の新しい部分がまた開いた
美術館やギャラリーにも行くようになった

コンタクト以来、私が目覚め始めた意識=宇宙存在たちからやってくる
メッセージの答え合わせがどうしてもしたかった

一つの愛 ワンラブ


法華経という経典がある
釈迦が説いた教えの中で最後に説いた教えたそうだ
人間はそのままで神=仏=宇宙の存在であり
そのまま信じれば無限の力が出てくる

祈りというのは他のものにお願いしてすがるものではない
自分自身に対して祈るんだよ
仏は自分なんだよ

この祈りの力を本当に信じた

最初の体験は小学2年の頃だった
ひどい仲間はずれに苦しんで
「明日には全て元通りになる」と祈ると
翌日、まるで何事もなかったように普段どおりになっていた

子供ながらに不思議な現象と感じつつも
全ては完璧なタイミングで起こると信頼するようになった


宗教や宗教団体という枠組みにはまったくとらわれなくなった
宇宙は深い深い愛 ひとつの愛 それだけ

体験できないことは何もないという
絶対的な信頼をいつも心に持っていた


不信のきっかけは、幸せだと思っていた家族が
どうして憎み合ってばかりになってしまったんだろうという状況になったことに始まる
幸せになるための信仰なのに何かが間違っているんじゃないだろうか


今まで出会った人達で理解できなかった人たちの顔が急に繋がり始めた
あの人たちはこれが当たり前の世界で生きてたんだな


社会で成功者と言われる人々でも虚しさを感じる
地位、お金、権力も全て手に入れたのに
「全てを投げ出してしまいたい」とよくつぶやいていたのを思い出す


コンタクト以来、彼の意識や言葉が急にとてもよく理解できるようになった
彼は初めて私がこの人にはかなわないと思った男性だった

デートの初日から乱交の場所に私を連れて行き
「男は誰でも浮気願望があるんだ
 でもこうして堂々と見せれば隠していることにはならないだろう」

もっともだが 悲しい、苦しい
でも好き 分からない
固定観念、判断、偏見と葛藤しながら
彼の常識に合わせるのに必死だった

最初に会った時から「前から知っている」という自然な感覚があり
自分の心を信じるしかなかった


私はいつも人間関係の気遣いに神経をすり減らしていた
周りを怒らせないように
好かれるようにといつも考えて
そのせいで恋愛関係でも「都合のいい女」になるのも得意だった

新しい彼に出会った時
こんなに素をさらけ出した男性は初めてだった

私はいつまでもアイデンティティーのない
合わせる人間を脱することが出来なかった

彼が私の殻を破るのを手伝ってくれた
私のままになることを恐れてはいけなかったのだ


昔から頻繁に会う金縛りのせいで一人で眠るのが怖くて仕方がなかった
いつものように彼と電話した後
寝ようとベッドに横になると
胸から愛の光のエネルギーが出始めた

闇は自分の闇の投影にすぎなかったと分かった瞬間だった



●愛の形2
友人の紹介である男性と友達になった
「とってもピュアないい人がいるから今度紹介する
 今マレーシアに住んでるけど」

それから1ヶ月後
「例の子がマレーシアから日本に来てるから紹介する」

初めて会ったのに「お久しぶりです」と言ってしまい訂正したが
実際には実家が同じ愛知で、すぐ近所だったことが分かった

友人も彼も不思議なくらい中性的な部分がある

『魂自体は本来中性的
 これからは男性だからとか女性だからとかいう言葉もだんだんとなくなる
 ゲイ、性同一性障害と病気のように言われる人々は
 時代の最先端を生きている、とても宇宙的な魂』


以前、国際結婚した時、私の両親は大反対だった
3年後「このまま音信不通ではいけない」と連絡をとったが
彼の欠点ばかりを家族に聞かされ
だんだん「そうかもしれない」という思いが強くなってしまった

何もかも全く合わない人に強烈にアプローチを受けて
「夫を殺す」とまで暴れ始めたので、慌てて離婚することになった

たった4ヶ月しか一緒にいなかったこの男性は
私のツアーコンダクターの仕事を辞めさせ、ついには暴力を振るい始めた

今は感謝しかない
なぜなら金銭的な不安だけで惰性の結婚をズルズル続けていたわけで
こんなことでもなければ手放すことができなかったからだ


友人にもマレーシアの彼にも
普通なら躊躇するような自分の過去を全部話した
そんなことは初めてだった

ピュアな彼は

「今まで誰かのために死ねると思っていたけど
 この人のために生きたいと思ったよ」と言った

彼は数日しか日本におらず
2度しか会っていないのに
いつも完璧なタイミングで連絡がある

目の前のゴミを自然に拾ったり
動物を見ると一緒に喋るように通じ合う

遠距離恋愛などと言うけれども
実際は心の距離なのだ

もう自分に鞭を打って生きるのはやめよう

とあるラジオ DJ の女性が若くして突然死したニュースが耳に入ってきた
宇宙が私に知らせているようにも思えた
『もう手放しなさい』と


休業ではなく引退することにして
マレーシアに移住を決めた

マレーシアに到着して、彼が当時住んでいたマンションを訪れて驚いた
国際電話をしている時にいつも見えているそのままの風景があった

彼の目を見ていると
「いま自分はここに戻ってきているだけだ」と度々感じる
「このシーンも既に知っている」



●愛の形3
私は今まで数え切れないほどの引っ越しをした
最初は旦那が外国人だったということで敬遠され
なかなか借りられる所が見つからなかった

最初に住んだ大阪のアパートでは阪神大震災の揺れを大きく受けた
その時、私は初めて死を身近に感じた
あの日を境に私の意識が大きく変わったと感じる

床から突き上げるような揺れと
人生が終わるのではないかという恐怖


家族に内緒で帰国し、ひっそり住んでいた下町で
私はいつもどこか孤独だった

日本がどうも苦手だった私の
ささくれた心が少しずつ大阪で癒されていった

私は1か所の土地に住み続けるという執着がない


エジプトは私にとって特別な場所だ

ツアーコンダクターと聞いて
華やかなイメージを持たれる方もいるかもしれないが、実際は24時間体制
当時の日当は7000円くらいが平均
派遣がほとんどで、ツアーに出ないと収入はない

初めて搭乗して行った場所がエジプトだった
カイロの空港に到着するなり
血がたぎると言うか何とも言えない感覚が襲った

前世の記憶が押し寄せ、エジプトで何度も生まれ
いくつかの転生ではパワーストーンに囲まれ
ヒーリングを行っていたこともあったの思い出した


惑星が六芒星に並ぶという天体ショーがあった夜
私は大人の姿そのままでエジプトのとある神殿の外に降り立った
アクナテンによる独裁的な政治体制を変えるというミッションで
しかし捕らえられて消された


人間は必ず地球のあらゆる土地に呼ばれる時がある


彼が帰国する日に急に胸騒ぎを感じた
彼に何事も起こらず無事に帰国することができるなら
空港に着くまでどうかイエスの答えとして晴れ間を見せてください

それまで分厚く真っ黒い雲から突然太陽が顔を出した
不安を拭い去り、今度はマレーシアで会えると確信した

帰りのバスで私の前に2羽の鳩らしき鳥が飛んできた
私の問いに対しての大丈夫だという自然のメッセージは
こんなに美しい、やさしい形で伝えられるものなのかと思った

彼の飛行機がマレーシアに着いたと同じくらいの時間に
中国で旅客機が墜落したというニュースが飛び込んできた

自分のネガティブな恐怖のエネルギーが
時空を超えて別の現実に影響を与えるとすれば
日々耳にするニュースを他人事とは決して思えない

『心にいつも愛と平和を保ち、恐怖を越えて
 いかにポジティブにいられるかが試されている』



●愛の形4
私は戦時中、指導霊として大阪にいたこともあり導かれたようだ

以前から寝たきりになった祖母が脳梗塞で倒れて危篤状態になった
主治医から「峠を越えても、生き延びて3ヶ月でしょう」と言われた

祖母の怒っている姿を一度も見たことがない
再婚した祖父も職場での事故で障害を抱えていた
まともな仕事に就けずギャンブル、酒乱、暴力
祖母はそんな素振りを孫の私たちには見せずいつも笑顔だった

ハワイに留学を決めた時、2年以内に帰るというのが
両親との約束だったが、祖母だけはちゃんと見抜いていた
「この子は出したら帰らないよ」
その通りになった


祖母が危篤で倒れてから
祖母の魂と私の魂が強く引き合うのを初めて感じた

数々の過去のシーンと今の瞬間が
隣り合わせのように続いているような感覚が頻繁に訪れた
「どこでもドア」のように現実、過去、未来を行き来している
「すでに行ったことがある」と感じる


当時は怖いと思っていた幽体離脱
壁から手が出てきたこと
学校帰りに突然夢の中にワープしたかのようになり
気づくと畑に自転車ごと倒れていたことなどの記憶が押し寄せる

波長が合ってくると相手の心を読むこともできると感じてしまいがちだが
それは自分の心を相手に映して読んでいるだけだと感じた

マインドリーディングに関して超一流の霊能者であり
数々の事件を霊視で解決しているシルビア・ブラウンさんも
「人の心を読むことはできない」と著書で述べている


存在達はストレートに字面しか捉えない
言葉の裏を読んだり、表情から察したりということはない

宇宙存在たちは情報の一歩通行を嫌う
コミュニケーションを望む

チャネリングとは宇宙存在たちや
宇宙とのコミュニケーションであり
読心術、透視ではない

『あなたは他人の生活を覗くようなことをしたいのですか?
 崇拝されたいのですか?
 この地球にまた上下や崇拝の関係ができて
 平和な地球など訪れません
 自分の内側にどんな自我が恐れを抱いているかを見つめること
 それを超えることが必要なのですよ』



●魂の記憶1
マレーシアはイスラム国家といってもとてもオープンな国だと感じた
物価は日本の1/3

私が住んだのはコンドミニアムだったが24時間守衛付き
テニスコート、プール、ジム、体育館など豪華な設備があり
日本円で10万円の家賃でこんなところに住めるなんて
お金の価値っていったいなんだろうと深く考えさせられた

子供達は思い切り外で走り回って遊んでいる
近年の日本ではあまり見かけなくなった子供らしく遊ぶ子供たち

空を眺めると雲が自分と同じように生きていることを実感した


私はそれまで歯を食いしばって頑張って生きることで報われると思っていた
あの出来事以来、たくさんの抵抗や執着を手放した後に
待っていたのはまさにパラダイスだった


人間は多くの恐れを抱いている
それを見つけて克服することが大切なのだと宇宙存在たちは言う

『人間が生存に対する執着も
 恐れに対する執着をも一斉に手放した時
 全ての力が一人一人に蘇る』


コンタクト体験以来、頻繁に感じ始めたのは体に走る強い電気
自分の存在が部屋全体、もっと広大に広がっていく

21世紀はどうやって宇宙と繋がるんだろう?
エジプトには宇宙につながるポータルがあるとなぜか即座に思った

その次の瞬間、私はなんと宇宙船の中にいた
ツアーコンダクターとしてエジプトに行っていた頃に夢で見た光景だ

中は真っ白で、白い服を着た欧米系の男性がガイドとして入り口にいた
他にも一緒に来た人達がいて、ほとんどが子供だった



●魂の記憶2
マレーシアに行ってからは
いわゆるシンクロニシティが当たり前になっていた

私は気のせいだとシャットアウトする癖があるが
すべてのメッセージがいかに自然の中に溢れているか
記憶と体験に刷り込ませて教えようとしたのだろう


私は本来人が大好き人間だった
誰かといないと不安で、一人でいるのが嫌

『自分の内面が醜くて、それに向き合うことを恐れていたのです
 今こそ自分と向き合い、自分と自然をより愛するようになりなさい
 全然難しいことではありません
 日常の中にあふれているのだから』


パートナーには仕事があり
私は家で片付けをしたりして過ごした

ここは面倒臭いからまたにしよう
 でも“また”っていつ?
 こんな小さなこと全てに
 人生の態度、姿勢が現れるものなのだな」

やり遂げると心が晴れ晴れして、自分を褒めてあげたくなった

『人間は同じ過ちを何度でも繰り返し続ける存在だ
 まるでループ状になって抜けられない
 止めることは今その瞬間に出来るのに』


女性誌の記事でのコメント
「お箸をちゃんと持てない女の子って幻滅だよね」会社員 30歳

私はその言葉が妙に気になった
突然大きなコンプレックスとして
自分の前に立ちはだかった

25歳で俳優の養成所に入った時
時代劇や舞台によく出演している年配の女優の演技指導を受けていた

「有名な俳優さんの中でもお箸を綺麗に使える方は以外に少ない
 食べるシーンで本当に恥ずかしいのよ
 それを日本人として恥ずかしいと思わないことが恥ずかしいわ」

その日、私は大豆を買ってきて箸を正しく持ってこっそり練習した
そしてコンプレックスから卒業できた

箸の持ち方ということではなく
自分の中の達成感、やればできるじゃないの
と言われて喜んでいる自我にパワーが蘇ったから

宇宙は優しい
私のような鈍感な人間には、本当に分かりやすい方法で見せてくれる


私はとことんものぐさな性格だ

面倒臭い病のループに舞い戻ると
宇宙の使者である人が分かりやすく現れて
そうだったと気づかされる

『その先にも新しい課題が待っている
 でもまだ今はそこに目を向ける時期ではない』


私は神経科にも通った
そこは逃げ場にすぎなかった
今すぐ答えが出ないことにとらわれ、悩むことも人間ならあると思う

絶望を感じて嘆き悲しむのも自由
個人の選択だから、宇宙存在たちは干渉しない

それさえも感じたくて私たちは生まれてきた
光の場所は穏やかすぎて刺激が欲しいのだと


いつしか私はテレビや新聞を全く見られなくなったが
それでも必要な情報は私のもとにやって来ることに信頼している

内なる世界=自分が変われば周りが変わるという宇宙の真理

ふとネットサーフィンをしてアメリカ人の一人の女性チャネラーの写真が出てきた



●魂の記憶3
マレーシアに引っ越す前、私の前に突然やってきた本が
バーバラ・マーシニアック『プレアデス+かく語りき 地球30万年の夜明け』
大内博訳 コスモ・テン・パブリケーション1995年


私は今でもどこにも属さないという感覚が強かった
日本社会の体制が窮屈でフランス、エジプト、アメリカに特に惹かれていた

小さい頃は内気で、いじめが始まったのは幼稚園の頃
いじめられる感覚が当たり前で麻痺しかけていた

しかし小学2年生のある日、大きな転機を迎えた
実家でインコを飼っていて、男子から
「かわいそう 鳥籠に閉じ込めて」

その時、爆発し、気づくと自分の椅子と机を投げつけて
「バカヤロー!」と叫んで泣きながら家に帰った


次の日から突然私はとても活発な子供に生まれ変わった
学級委員やリーダー的なことをやるようになった
それでも学校は心底嫌いだった

鳩はある日ネコに襲われてこの世から去ってしまった
私をいじめていた彼らはあの時
私をやっとカゴから出してくれたように感じてならない
そして猫も鳥を自由にしたことを
全てが全てのために完璧に存在している

『私たちはどんな器にも入ることができます
 あなたもそれを行っているのですよ
 あなた達の魂がその小さな肉体だけに入っているなんて思っていませんか?

 あなたたちは宇宙との完璧な一体感を忘れて生きてきました
 世界はすべてパーフェクトに動いているのです』


マレーシアに来てから、これから何をすればいいか悩んだ
やりたいと願ったことは全てやり尽くしてしまったと空っぽになっていた

少しでも多くの人に喜びをもたらしたい
自分も生きている喜びを感じたい
そう祈って取り組めば、人間は何でもできるのだと確信した

今日もし私がこの肉体を離れても後悔はないように身辺整理を始めたりした
「最後に家族が心配だな…」

『そのためにあなたは転生したことを忘れてはなりません
 あなたの家族は多くの問題を抱えている
 そこから逃げるわけにはいかないのです

 家族は一番基本の共同体
 あなたを支えてきた家族に
 私たちのメッセージを届けてください

 私たちを信頼しなさい
 全ては計画通りなのですから

 あなたが話し出せば眠くなってしまう場合が多いはずです
 エネルギーが顕在意識の許容範囲を超えると眠くなるのです

 しかしあなたはその伝わらない絶望を味わうたびに
 あなた自身も多くの葛藤や抵抗を手放していくこともできるのです』


♪みんなは一人のために 一人はみんなのために という曲が頭に流れてきた


『感覚を信じなさい 行きたい方向に行きなさい』

しゃがみこんだ目線のちょうど目の前に
少し傷んだ表紙の一冊の本があった

『宇宙人遭遇への扉』リサ・ロイヤル著

それは3日前ネットサーフィンして見つけた
プレアデスの存在をチャネルする女性チャネラーの本だった



●魂の記憶4
そこに書かれていた内容は
これまでの私の奇怪な体験や現象の答えとも言えるようなことが全て書かれていた

「あの2001年の出来事の半年前からの自律神経の不調や頻尿はこれと何か関係が?」

『私達はあなたが転生前に
 "必ずあなたを訪れるように"とお願いした
 あの日の約束通りあなたを目指してやってきました
 あなたは肉体を十分に浄化し
 波動を調整しておく必要があったのです』


毎日が一人ではなかったという安心感に包まれ
今度は宇宙人との直接遭遇を楽しみにするようになった

日本の友人に是非読むように勧めたが
半年前に日本では絶版になっていた


2002年
私は2度目の結婚式をバリ島であげることになっていた
直感で選んだがタナロット寺院
神聖なエネルギーにあふれている聖地だと言う

1週間前に父が結婚式に出ないと言い出した
口論になり「もう来るな!」と言って電話を切って泣き崩れた
どうして家族といると
私は言いたくないようなこと言ってしまうんだろう

色々な問題が家族の中に起こっても
それぞれが解決するしかないと思っていた

私の生き方を否定され続けてきた絶望感にいい加減疲れていた
他人の言葉に対してもとても傷つきやすく脆くなっていた


私が宇宙存在からのメッセージを伝えても
半信半疑で聞いていて信じていないようだった
「前のあなたに戻って」とも言われた

「 UFO なんていないんだ
 私はやっぱり頭がおかしくなっただけなんだ」

すると雲の間に突然黒い点が現れ
私のほうへどんどん降りてきた

「やっぱり怖い 目の前に見えちゃったら私は受け止められない」
と思った瞬間、黒い物体は消えた

人間は体験をもってしか信用しません
 あなた達は自ら求めた時に体験したことでなければ信じませんしね
 超常現象を見せても、心を閉ざしている間は怖がるだけですから』

数日後、父も式に出てくれることになった



●魂の記憶5
バリ島に到着して、まず行きたいと思ったのがタナロット寺院
太陽の上にキラキラと輝く物体があった

まぶたの裏にオレンジの光の粒がたくさん浮遊し
中央に集まり微笑む仏の顔を映し出した
何とも言えないやさしさに包まれた

飛行機恐怖症の父にとって初めての海外旅行が今回のバリ
今度は服装のことで子供のようにゴネだした

普段あまり会うことのない6歳下の弟が涙を浮かべながら
「明美ちゃんがかわいそうじゃないか! いい加減にしろ!」と怒鳴ったらしい

今でも彼がいると子供のままの姿の気がして
大人になっているのでびっくりすることがある

式は無事に終わった
しかしお互いの家族の間で温度の違いを感じた



●魂の記憶6
自我の強い人間に接すると
人間としての自我が私を支配する時もあり
それが一番嫌で人と接するのが怖かった

『宇宙人としての自覚を持ちなさい
 あなたたちはもう目覚める時期なのですよ』


友達が離れていき孤独で仕方がなかった
すっかり引きこもりがちになり
情報から全く切り離された生活をしていたのもあって
宇宙存在たちのメッセージが
よりクリアに聞こえるようになった

どれだけ自我の恐れを煽る情報の害に晒されていたのかが感じられるようになった

その情報が本当に正しいのか
 あなたたちを操るためなのか
 誰の利益になっているか見極めなければなりません
 例えばあなた達は地球に生活していると当然のように思っているでしょうが
 本当に確かめましたか?』


24歳の時、電車の中での出来事を思い出した
サラリーマンらしき男性が難しい会話をしていたが、彼の周りには誰もいない
もう一つ変なことに、周りの人は
彼と透明人間との会話に誰も気づいてないようなのだ
(眉村卓さんの小説みたい

私は一体何なのか、誰かにどうしても答えを求めたかった
同じメッセージを聞ける人から
「おかしくないよ」と言って欲しい


大きな屋敷で、私は6歳の女の子
母はどうやら肺の病気のようで余命があまりない

私は母の膝の上で頭を撫でてもらうのが好きだった
「どうして先に死んじゃったの!」と泣き出してしまった
その母がパートナーだったとはっきり感じた

全てのキャストは何度も巡り合っている


続いて彼を催眠にかけた
一番つらかった時に誘導するとギリシャに行った

戦いで両親を亡くし、幼い弟を一人で育てなければならないという責任感でいっぱいのようだった
その弟はなんと私だった!

私はギリシャにも7回ほど行き
懐かしいものを感じていた


その日私は眠れず、あのハロウィンの日のように、突然また鼓動が激しくなり始めた
「太陽が昇る前に心臓が止まってしまうかもしれない とうとう死ぬんだ

するとなぜか突然「宇宙の法則」が昇ってくると思った
地球を動かすエネルギーによって
私たちは毎日死に、生まれていると

パニック寸前で南無妙法蓮華経を必死に唱えた
その瞬間、太陽が昇り、鼓動がすっと元に戻った

何とも言えない大きな愛に包まれた気がした
想像を絶するような黄金に輝く曼荼羅

私はこの光景を知っている
そこにあるのはただ無常の愛だった
「思い出した」という感覚が溢れ涙が流れた

私は万物を動かし、形成するエネルギーだったんだ

CD からある歌手が流れてきた

♪GORECKI ルイス・アン、アンドリュー・バーロー 1996年

もしもこの瞬間に死ぬとしても
ここに存在することが いかに完璧であったかを
結局知り得なかったことを後悔はしない


常に幼い頃から肌身離さず待っていた
曼荼羅のある仏壇へと私の体は勝手に動いた

三次元といわれる物質次元
多次元とのバランスを保ち
肉体という尊い乗り物をしっかりと
今この瞬間に保つエネルギーこそが
自分だったのだとはっきり悟った

その後ろには日本で寝たきりになっている祖母が立っていた



コメント

『The universe unfolds 宇宙への導き』 Dila/著 文芸社(2)

2020-11-28 15:01:39 | 
●回帰2
私は毎日新しい朝を何度も何度も与えられてきたのだと悟った

同時に全員がそれぞれの世界で完璧な主役だということも
他人の人生のドラマに登場している時は
完璧な脇役を演じていることを悟った

何気ない周囲の人が自然にメッセージを運んでいることを知った
なんという愛だろう
どれだけ多くのことをやり残しているか知らされた

面倒臭い、まだまだ時間があると思って怠けてきたこと
いつでもできると思っていたこと
多くの宿題が押し寄せた

まず家族に伝えたいと思った
後悔を残さない生き方により強く繋がると決めてから
一つずつ片付けたいと思ったのだ

体験しなさい
 それをやり終えた時、あなたがどう変わるか感じなさい』


私がやり残していることは
一番基本である家族がもう一度心から団結し
赦し、幸せを共に体験することだ

祖母が気になった
大腸癌で何度も体にメスを入れ
外に行くこともできずにいた

たまにしかお見舞いに行ってあげられず
私たちに会える日だけを楽しみにしているようだった

『あなたの魂と彼女の魂が強く繋がっています 一体です
 彼女は完全なタイミングでその日を迎えることになっています
 その時あなたや家族にも大きな変化が訪れるでしょう
 彼女はそれにもう気付いています』


私たちは祖母が生かされ続けているのを辛く感じていた
楽にしてあげたいと思うことは
人を殺すことなのだろうかという葛藤があった

私が見ている全ては私なのだから
私が手放すことが彼女を旅立たせるに違いない

姉に電話をすると当時4歳の甥
「おばあちゃんはもう逝っちゃったって言ったんだよ!」

私はこの甥とも強い繋がりを感じ始めた
甥は古代の日本で私の子供だった


姉はその頃、子育てや家事で疲れきっていた
「一緒に遊んであげることができない」

『それはあなたが選んで来たのことなのです
 依存から卒業するために』

「一緒に遊んであげるとかじゃなくていいよ
 ぎゅっと抱きしめてあげて
 ただ話を聞いてあげて」

すると、甥の口から過去生の記憶、生まれる時の事、星の記憶
次元のトンネルなど驚くような話がいくつも出るようになった



●回帰3
宇宙存在たちからの声を家族に伝えたいと思った
「こういう体験をした」と言っても
「そんな不思議なこともあるんだね」と伝わっていなかった

どうして両親は不仲になり
家族はバラバラになってしまったんだろう

宇宙存在に尋ねるとビジョンがやってきた
実家の周りは最近、道路が広くなり
トラックの騒音や排気ガスがすごい

『あの場所にいる限り本来の呼吸ができない
 場所への執着を捨てて
 新しい場所を見つけなければ
 もっと辛いことが起こると家族に伝えなさい』


私はクリスチャンではないが
頭にふと流れてくる歌は♪アヴェ・マリアやジョン・レノンの♪イマジン

いよいよ首を切られるという時に
日蓮が叫んだシーンが目の前で起きているように見えた

「なぜこの日蓮を助けぬか!」

その時の出来事は雷だと記載されているが
実際は江の島の方角から膨大な光がやってきた
それに幕府が恐れおののき処刑できなかった

私たちは決して一人ではない
何が起きようが私自身が目覚めるための旅だったのだから


私はそもそも猜疑心が強い
常に存在たちの信憑性を体験で試していこうと思った

私はこの夢の世界から目覚めたい

早速実家に電話して母に家を売ることを勧めた
母は家をとても気に入っていた


母は一戸建てに執着していた
その家には今や子供の誰も寄り付かなくなっていた

10年以上続く両親の不仲が原因で私たちは疲れ果てていた
心地よい波動、呼吸がどれほど大切かということを私は確信していた


ある日『奇蹟の輝き』というビデオが手元にやってきた
私は地獄にいるの?と存在たちに尋ねた

『今以上の地獄などないでしょう
 地球には争い、飢餓、悲しみ、憎しみ、嫉妬…
 本当に天国にいることを実感できるようになるには
 自分を大切にし、愛し、周りを愛し
 知っていることをシェアしていくことです』


姉にこの映画を是非家族で見るように言った

姉からの電話で
「リョウがいっぱい不思議なことを話したよ
 夫が亡くなるシーンでは
“寝ているだけ 生きてるんだよ
空を見ていたら、夢の旅に落ちていくだけ”」


子供は宇宙から降りてきた魂そのもの
リョウと妹の桃子ちゃんは宇宙人
リョウ「お母さん、小さい時トンネルくぐってきたんだよ 今日の話だよ」


宇宙存在からすると
思考がうるさい人、過去に執着しすぎる人に近づくのは
かなりの波動の調整が必要だ

私たちが子どもにアクセスしやすいのは
彼らが思い悩むこと、怒り、後悔に執着しないから

彼らは今に生きる存在だ
目の前のことに集中して楽しむ



●回帰4
姉「なんだか最近、全部がぴったりのタイミングで!」

波動は伝染する
一人が宇宙の波動とともに心地よい愛のリズムで振動すれば、必ず人に伝染する


姉はバブルの絶頂期、宝飾関係の店に勤めていて
かなりの収入があったようだ
自由にお金が使えるありがたみが麻痺して、ある日突然怖くなり
このままじゃろくな人間にならないと強く感じて辞めたそうだ

考えるのが苦手 感覚で生きている人だった


父は昔奔放な人で、独身の頃はかなり派手な暮らしをしていた
昔のことをあまり語らず
安定したサラリーマンの仕事を捨てて家を出てしまった


よく過去の偉人の生まれ変わりを名乗る人がいるが嘘ではない
逆に一人の人が一人に生まれ変わるというのはありえない

偉大な人物の魂は大きな光の集合エネルギーとなり
いろんな器の肉体に入る

「世界に自分に似た人が12人いる」と聞いたことがある

自分とよく似た人物が集まり
鏡の間にいるような感覚になる
それがすべての人類とのつながりにも及び
やがて一つになるのだ


私が今の家庭に今世生まれたのは
もう二度と人の間に支配関係や上下を作らない
平等な世の中の実現が目的だと思う


貿易会社に勤めていた父方の祖父は満州に赴任していた
帰国すると、土地は軍事工場を建てるため国のものになっていた


霊感の強かった母は「自分は琉球の姫だった」と周りに言っていたらしい
母が行き着いた答えはカルマ

母の父は徳之島を出て随分苦労した
仕事中の事故で片腕を失い、末期がんを憂いての自殺だった

宇宙的な視点では自殺
決して本当の自分を殺してはいけないということを
残された家族に見せる愛の演技だった

過去で収める立場にあった人間は、民衆を苦しめたことも多かったと思う
そのカルマなのだとしたら
やはり宇宙は平等だと思う


どうしてもっと親族全員が仲良くないの?

父は枠にはめられるのが大嫌いな人間で
宗教に対しても母がのめり込むことに
常に反対して取っ組み合いの喧嘩をしていた
そんな夫婦喧嘩を止めるのも子供の役目

徳を積まなければいけない
運がないから、将来も宗教活動しなければならない

母は会合で毎晩不在だった
そんな会合でいじめられ、泣きながら帰ってくる母を見て
大人なのにどうしていじめなんかするんだろうと子供ながらに憤りを感じた


奔放だった姉も結婚して子供が生まれて
まるで別人のようになった
いろんなことをくよくよ悩み始めた

住んでいたマンションが子供が二人になり狭くなった
2年も家探しをして一向に進展せず
探しに行くと雨が降ったりして

『新しい環境に足を踏み入れる恐怖が現れているだけで
 それを「これはやるなというメッセージだ」と受け取るのではなく
 ネガティブなサイクルを抜けなさい
 恐れがどこから来ているかを知ることが大切なのだ』


以前の姉なら嫌なことは「やめた! 忘れよう」とあっさり止めてしまう
この言葉には自我の支配を強力に止める力がある

くよくよモードの自我が顔を出すと
「あーこの時間アホらしい」
と自我をコントロールする



●回帰5
私は18歳でアメリカに留学
アメリカ人と結婚し、社会人となり
帰国後の数年間は逆カルチャーショックで
アメリカに帰りたくて仕方がなかった

誰かに八つ当たりされて気分を害すると
“Don't take it personally(個人的に受け止める必要はないさ)”と言われた

いかに自分の人生ゲームであるかに意識を合わせることが大切
日本はこの自我の切り替えが難しい言語だと感じる

日本では誰かが誰かを批判したりしても
「 No 」と言えず、聞き役になり
どんどん流される自分が苦しかった

いかに自分を偽り、へりくだって
嫌われないようにするかで遠慮ばかりするようになった


私は昔から自問自答の多い人間だった
いじめを経験し、他人の気持ちを考えすぎることが多かった

アメリカに行き、自分は自分として生きられるようになっていたが
帰国してからまたその気遣いのループにはまっていた

くよくよ考えない
周りを気にしない
今に生きるという感覚が
コンタクト以来再び当たり前になりつつあった

地球で心地よく感じる場所、現実が非常に限られてきた
批判、ブラックジョーク、後悔、決めつけの言葉、嫉妬がますます苦しくなった

言いたいのに言えない
こんな小さいことが戦争につながっている波動だと気づかずに

そんな自分に疲れ、「私は感情のゴミ箱じゃない!」と人間関係に距離を置くと
「どうして連絡しないのよ?」と言われたりする

そのネガティブな言葉を無遠慮に私に吐き出すのは
身近な家族や近くなりすぎた友人だった

子供が苦手だった私は、いつしか大人が苦手になっていた

何も考えず空っぽにしていると
必要なことが完璧にできることを
普段の生活の中で体験させられた



●回帰6
27歳から神戸の FM 局で DJ を始めた
当初は生放送で失敗しないように、全てにシナリオを作っていた

放送禁止用語を言わないように
放送事故を起こさないように恐れていた
結果、ありのまま出たとこ勝負でやることに行き着いた

ラジオ番組は全てが時間
次は3分でフリートーク
15秒で曲紹介
エンディングは4分

気づけば機関銃のように話すキャラクターになっていた
それも本来の私だった

あれこれ計画しすぎるのではなく
思いつきを信頼する大切さ

サンタナはインタビューで独特のギターのコツは何ですか?との質問に
「自分の呼吸を知ることです」と言ったそうだ


ある日、私のガイドであった存在と
とうとうコンタクトを体験した

なかなか寝付けず金縛りのように動けなくなり
突然一人の美しい女性が目の前に現れた
名前はバージニア

気づくと家族とともに車の中にいた
このまま行くと事故に巻き込まれるから
道を変えるように家族に指示を出す

一区切りつくと暗闇に吸い込まれて記憶がなくなる
今度はまた同じ家族と別の場所で別の現実にいる

後に雑誌『ニュートン』で何気なく開いたページに
ワームホールが載っていて、私が体験したのはまさにこれだった

「太陽のない世界 人類は生存可能か?」@モーガン・フリーマン 時空を超えて


曼荼羅の体験や宇宙存在たちからのメッセージが
仏典の知識とぴったり重なった

超常的と言われる体験は誰にでも起こりうるし、大半が気づかないだけ
宇宙存在たちは常にすべての人間を尊敬し、褒め称え、時に厳しく導く
これが彼らの慈愛の姿だ

自分に神が降りてきた
自分は特別な救世主だと考える人間を見て
呆れた気持ちで見守っている


『目覚めることが肉体を置いていくことなのか
 私たちがいったい誰なのか
 今は全てを知らなくてもいいのです
 体験するまでそれは単なる知識でしかないでしょう
 いずれ体験してすべてを思い出すでしょう
 知識はその時のためのファイルとして持っていればいいのです

 体験することを恐れて、やらなくてもいい理由を探すために
 人間があれこれ難しくしすぎたのです

 あなた達は何でも体験しないで
 全て教えてもらおうとします

 体験を確信に変えるために知識を得たのに
 全く使われずに放置されている状態です

 知識のない幼い子供が繋がっているのは智恵です
 だからこそその子供の発言や作り出すものの中には
 私たちからのメッセージにあふれているのです』



●回帰7
実際セッション中にバージニアと私が
ともにエネルギーワークを行っているのを目撃している人もいる

ある時は中間世のような場所にいた
生まれ変わりを待つ人たちが列になって並んでいた

ある時は眠りに落ちる狭間、シータ波という脳波のレベルだが
男性宇宙人のナビゲートで他の惑星に案内された
そこをシリウスと呼んだ

地球で緑に縁が深い人、植物と相性がいい人は
シリウスでの生活の記憶が宿っている

物質の瞬間移動も体験した
こうした体験はかなり疲れる

金縛りは宇宙存在たちの愛のエネルギー体が
コンタクトしてきた時に起こるもの


宜保愛子さんという霊能者がいらっしゃったが
幼い頃から彼女にとても惹かれて尊敬していた

ある日、彼女がテレビである人の霊視をしていた
「自分は死んだわけではない 魂は永遠だ」というメッセージを
「いろんなことに感謝しなさい」と言っていた

それは彼女と霊体になられた人が
タイミングの重要性を知っていたからだろうと今は思う

宜保さんは日本人の意識のシフトを大きく助けるための
アセンション(次元上昇)を遂げたのだと直感し
彼女の死から大きな愛のエネルギーを感じた

『21世紀は幽霊にまつわる怨念、執着の世界から地球人は卒業していくのです』


疲れがピークに達すると、存在達が睡眠中にやってきて
私にエネルギーを通している
朝起きるととても元気になっているのが分かる
それが金縛り状態だ


ある時、首に異変を感じた
カイロプラクティックに行っても、また元に戻ってしまう

インストの曲を聴いている時
「もっと委ねなさい」と聞こえた

無心に曲を聴き続けていると
その瞬間、首が元通りになった

その日から私はパートナーのかける
インストのナンバーを聴くとメッセージが聞こえてきた

私にとって音楽がチャネリングの始まりだったと今になって気づく

考えるのはやめなさい 頭を空っぽにしてみなさい』

今日しなければならないリストを一旦忘れて
思いつくことだけを順番にやること

結果、しなければならないことは
全て完璧に片付けることができるようになった
ひとつを終えると次にする予定がちゃんとクリアに浮かぶ



●天子の愛1
2002年7月 私は日本に帰国した
私は名前が変わることにどこか違和感を感じていた
どうして女性が当たり前のように名前を変えなくてはいけないのだろう

入籍の報告のため、まずはパートナーの実家を訪ねた
日本の嫁の常識として「結婚したら女は簡単に実家に戻るな」という期待と常識があった
そろそろ実家に帰ろうと席を立とうとすると
「どこに帰るんだ?」と不機嫌そうに彼の父親が言う


私はコンタクトの体験後
本当にもろい、弱い人間になってしまったように感じていた

自分をうまく表現することができない
これは夢だ
私に何かを教えてくれる
どんな愛の学びなのだろう

全てに対し正しい・間違っているという判断ができなくなり
流れに任せることだな

嫌なことは嫌だと逃げずにはっきりと言うこと
思いをきちんと伝えることなどの学びがあった
伝え方の工夫をするのが思いやりだ

私はノーと言えなくて
与え続けることだけが愛だと思い
自分の自我を我慢させるようになっていた


子供の笑顔には大きく2種類ある
心から楽しくて幸せで笑っている笑顔と
3次元的人間社会、大人社会への絶望感で
笑うしかない力のない笑顔

嫁は3歩下がって従うもの?
私にはできない

大人と話すのはうんざりして
気づくと子供達と一緒に遊んでいた

彼らは癒しを必要としている者がすぐにわかる
弱いものがわかる

子供や動物と遊ぶのが好きな人間は
自我の葛藤のないポジティブな宇宙の波動を
思い出させてくれることを肌で知っている

子供と目を合わせられない人間は
子供が全てを見抜くことを魂で知っているから

子供をただの子供としか見られない人間は
平等な魂の本質が見えていない


とあるプロデューサーから
「君は自分のこと好きじゃないでしょう」と言われた
今になれば図星だったとわかる

仲のいい人にはっきり思ったことを言えず
合わせるばかりでいい人を演じて
一番身近な家族に対してはどうしても
「ありがとう」と素直に言えなかった

日本の常識やあらゆる人の価値観を感じる中で
結局は自分の体験を信じること

より心地よい自分、喜びにあふれる自分でいるためには
正直に恐れないで発言しなければならないという現実を目の当たりにした



●天子の愛2
マレーシアには大自然が大きく包み込む不思議な波動がある
どこかイージーなリズムがある

自分が見ている夢の中で
自分だけが目覚めていなかったことに気づく
それを知るのが人間は何より怖いのだろう


精神世界にかなり前から関心を持つ友人がマレーシアに遊びに来た
彼女はパワーストーンに関心を持っていて、石屋に行きたいと言った

マレーシアにはたくさんの石屋がある
私は試しに小さな水晶を2つ買ってみた

それぞれに微妙に個性が違う
石ってすごい!と石の力に初めて気づいた

ある日、水晶を使った瞑想中、「Dila」と誰かが耳元で囁いた
私はどうやら宇宙でディラという名前で呼ばれていると知った


マレーシアでの私の日課は
朝起きて、家事を済ませ、瞑想というパターンが出来上がっていた

以前に多くの人と接する仕事を欲したのは
より多くの人と接したいという衝動があったから
それがいつしか「もう人間はうんざりだ」という極端な自分になっていた


子供の頃は超テレビっ子
お酒は社会人になって浴びるほど飲んだ

地球には肉体を持って学びつつ
遊びに来ているようなものだと存在たちも言う

飽きるまで存分にしたらいい
「飽きた もううんざり!」という感情が
結局、人間を進化・成長させる原動力になっていると思う

ある日、マレーシアのチニ湖という場所に出かけることになった



●天子の愛3
私はあらかじめ本などから石の知識を一切頭に入れないやり方で行った

石を使うとどういう感覚をもたらすか
どのオーラに相性良く作用するかでリーディングしている
石を持っていると守られているような感覚がある

これを文章にすると「恋愛運アップ」「金運アップ」などとなるわけだ
相手は常に手っ取り早く
これを持つとどういう効果が起きるの?
とすぐに結論を求めるものだからだ


チニ湖に行ったのは、本場のジャングルクルーズをしてみたかったから
自然に守られているのを感じながら
「幸せ 嬉しい」とずっと言っていたのを記憶している
昔の私は、「頑張ろう、疲れた」が口癖だったことに気がついた


大きな湖の一面にハスの花!
言葉にできないくらいの美しい光景
なんて自然は、宇宙は優しいんだろう
ありがとう

『この心の状態を地球に住む全ての人間が保つことができれば、争いなど起きないのですよ』


原住民オラン・アスリの暮らす集落があり
そこでは昔ながらの暮らしが営まれ
互いに支え合いながら生活していた

自分の心に正直にプライドを持って生きることが
大人から子供へ自然に教えられて生きている

マレーシアの自宅に戻り、忘れられない夢を見た



●天子の愛4
私は昔から一晩に見たいくつもの夢を覚えている

デジャブ
いくつもの夢=現実の中、平行現実をトラベルして全てを既に体験している

夢の中でまた夢を見て
その夢の話を周りに伝えているのに
やっぱり夢から覚めていない←私もよく見たユメだ

これは夢だと気付いてしまう
夢では「こういう風に変えてしまおう」と内容を変えることができる
人間にはこの力が本来備わっている
それにはまず「これは夢だ」と言葉で言うことから始めると
エネルギーが変わるので試してほしい

夢ほど魂を大きく成長させるものはないだろう
だからこそ肉体の実感が一番リアルだ

三面鏡に映るたくさんの私
同じ私だけど微妙に違う世界に住む
違う自分に思えて仕方がなかった


チニ湖から戻った晩に見た夢は戦争の夢だった
日本とアメリカが同盟を組んでイラクと戦争になっている
心では戦争なんて馬鹿らしいと思っているのに
反戦的なことを言えば殺されるかもしれない

外には綺麗な星が出ていて、とても綺麗で涙が流れた
こんなに自然は美しいのに
なぜ私たちはこんな地獄のどん底にいるのだろう

こんな戦争の真っ只中にいるのは
自分の心がそうだったからだ
どうしてもっと早く気づけなかったのだろう

一人の小さな女の子が私の所にやってきて空を指さし
「プラネタリウム!」と言った
本物の空ではない
つまり夢の中だと知らせてくれたのだ

こんなに一瞬にして命を失うなんてと絶望的に思いながら
いや死なない 自分で変えられる
戦争が急に終わるように祈ろう


この現世において戦争を体験していない世代の私は
平和と一言で言うが
戦争の本当の恐ろしさを分かっていなかった

戦時中、満州にいた幼かった私の父は辛い体験をしている
潰れた血豆で足もフラフラになりながら
幼い子供が国を越えて歩き続けたなんて
想像するだけでも胸が痛い


地球の核に向かってハートから愛の光のエネルギーが流れていく
地球全体を包み込み
宇宙全体に広がるように
宇宙から「ありがとう」の膨大なエネルギーが背中から貫くように届く
やがて地球と一体になった光の自分の輝きが宇宙全体に広がる

自分が宇宙そのものだということ
これは現在私が行うセッションの方法になっている


宇宙は自分の心の状態を常に感じる大切さを教えてくれる
その出来事が与えた自我のショックは
何に気づくための体験だったのか

バチではなくて、宇宙からのギフトだったということに理解を深める
それこそが地球全体、宇宙全体をも癒すことになる
実際はこれが天国の地球に位置する唯一の方法

自分だけが幸せであってはいけない
日本にいる家族はみんな元気だろうか

ダンサーを目指して東京に上京した弟が
話したがっていると感じて彼にメールをした



●天子の愛5
ハワイの職場では日本人= Non Native speaker への風当たりが強く差別もあった

アメリカでは2つぐらい仕事をしているのは当たり前
それでも年間の貯金は10万円にもならなかった

2人でハワイへ戻る飛行機の中で泣きながら家族への連絡を断った
形として見せなければ、体験しなければ
結局人間は何も信じないということを家族を通して教えられた
三次元的地球の人間社会だった

私自身、その結婚で心から幸せだと感じていなかったことに気づいていなかった
両親は敏感に感じてこその反対だったと今だからわかる


マレーシアで私は自分のある過去世を見た
私は男性でたくさんの側室がいた
たった一人、尊敬と信頼の眼差しで私を見ている可愛い息子がいた
それが今の私の弟だ

彼は某有名バレエ団に入り、その頃は既に脱退していた
彼がもう一つ悩んでいたのはアトピーだった
バレエでは上半身裸になりボディメイクをしたりするので
肌が綺麗でないと舞台にはそぐわない

弟「仕送りがなくなって、少し借金がある 消費者金融で借りている」

それしか効かないと思っているアトピーの薬代と
公演に出るときのチケットノルマが膨れ上がり
稽古とバイトのバランスが全くとれていなかった

『人間は全てのありがたみが麻痺している』


私はマレーシアで外に座って夜空を見ていた
地球が遠くに見える
輝く光の集合体の自分
それは愛しかなかった
私が私を思い出し、認めて、受け入れていく

その場に UFO がゆっくり飛行していた

どこに根本の原因があるか
病気の原因は必ず根がある
局部だけを治しても必ずまた同じ症状が起きる


『彼は今自立を学ばなければならない時なのだ
 諦めず私たちのメッセージを届けなさい
 すべての病気を信じないことによって克服したことも話すのだ

 この地球の体制はすべての人間を無力にしている
 保険をかけて安心を買う
 事故や病など起こりはしないと信じられる力を呼び覚ませば
 地球は統合され、古い体制は一気に崩れる

 彼は薬を手放せないでいる
 自分の力を信じない
 今目覚めなければ、その薬を容易に手に入れることができなくなるだろう』


 彼は今まで好きなことができていたことに対して
 親からの仕送りに対しても
 全く感謝が足りなかった
 病気も親のせいにしているから治らない

 金銭的に援助することが解決ではない
 家族の愛も気づきを促されている

 多くの人間は勘違いをしている
 住む家がない、仕事がないとお金を乞う人に
 ただお金を与えるのが救う道ではない
 それは自立心を奪い、依存心を養うだけ


 与えている人間の自己満足であり
 本当に手を差し伸べるのは
 どうしたらその人の無限の可能性を引き出せるか具体的に伝えることだ

 社会のせい、周りのせいにして
 自分の魂の力を信じられない人間たちに
 信じる力を語り祈ること

 愛に気づかない人間には
 それを学ぶ出来事が必ず起きる

 ダンスとはあらゆる宇宙との交信
 様々な音楽の中に波動がある』


私はこれを彼にメールすると
「ありがとう 僕頑張るよ」と返信してきた


「私はどっちの味方でも敵でもないから」

それを聞くと母も姉も不機嫌になった
どうしても私を自分の味方につけたがった

「お母さんがあんたのことこう言ってたわよ」
「お姉ちゃんがあんたのことこう言ってたわよ」
というふうに私を不機嫌にさせ、どちらかの肩を持たせようと誘惑する

2人が仲良くなると、私のことを陰で悪く言った
まるで子供
私は逃げ出したくなった



●魂の家族1
精神世界でよく言われるアセンション、次元上昇

宇宙はまずあれこれ悩み考えることを
マレーシアで徹底的に私にやめさせようとした

頭を空っぽにして、今の自分に集中すること
空を見れば無になれる

平常心を感じたければ静かな水面を見るといい
宇宙に委ねると、なんと平和でポジティブで楽しくて力強くなることか
自分がそうだと信じるだけのことだった


別の現実で私と姉は宇宙船に乗った

「What can I do for you?( 私に何かできますか?)」

リーダーの男性が問いかけた
これが宇宙の挨拶のようだ
私も彼に対して同じことを言った

私は姉と母の諍いの問題を一部始終話した
すると彼らは「分かりました 何とかしよう」

その部屋には変わった形のオブジェがいくつもあった

私はギリシャで買った石膏でできたグレーのペンダントをしていた
黒髪の女性はそれを見て
「これをどうやって手に入れたの?!」と驚いた

現実に目覚めて、彼らとさらに強く繋がれた気がした

彼らの一瞬が地球では2年かかるとはこの時思ってもいなかった


彼らとさらに繋がりが強くなるほど
このまま地球に続けるのが嫌でたまらなくなった

自分の中の様々な恐れが解消され
生存への執着がなくなると
人は恐れを解消できるのだと実感した

私は頭がおかしくなっただけなのだろうか?
するとまた目の前にオレンジ色の光を放つ UFO が飛行していた

2003年 弟はすっかり私に依存していた



●魂の家族2
リサ・ロイヤルの本には
自分の中の様々な恐れを克服し
固定観念、思い込みを一掃しなければ
地球外生命体との遭遇はスムーズに起こらないと書かれていた

私はとにかく宇宙人に直接会いたいと思った


マレーシアでの日々は、自分の怠惰さを直視し確認する日々

私自身は精神世界が特別なカテゴリーにされていることに疑問を持っている
どうしてそんなにストイックな修行だけが悟りに至ると思っているのか
精神世界とは現実のことに目を向けるという本来はシンプルなもの

例えば藤田理麻さんという画家が
自分の著書『藤田理麻の小さな黒い箱』に書いている

恐れを試すように水中で目をつぶって私も泳いでみた
泳ぎがあまり得意ではなかったが
かなり長く泳げるようになった

私の大の苦手なたちには

『君が敵でないことを伝えなさい
 フレンドリーに出ていってくれるように伝えれば分かるから』

持病のいくつかが再発しそうだと思った時
私はもう病気にはならないと思い
薬を全部捨てた

『病や死の恐怖を駆り立てる情報があれば嘘だと思いなさい』


痛みとは自我をコントロールしてくれるひとつだ
痛い時は何も考えられない
心配してくれる周りの思いやりを
素直に感謝して受け取ることができる

公衆トイレで手を洗った後
シンクの周りの水滴を拭いたりすると
自分の魂が喜び、どんどん軽やかになっていくのを感じた


次元の捉え方はいろいろあるようだが
一番しっくりくるのは10の次元が内なる魂に宿るという考え方
今、ここの世界に楽園を作ることができるというもの

法華経でとらえる次元は
地獄、餓鬼、畜生、修羅、人界、天界、声聞、縁覚、菩薩、仏界
この10界を人間は一瞬にして8億8000回行き来すると言う

お腹がすいてイライラすれば餓鬼
理性が効かないのは畜生
妬みで怒り狂うのは修羅
フラットな精神状態は人界
天界は天国
殺し合いは地獄
声聞は仏の声を聞いて伝えるという意味
物を書いたり知識を身につけている時
言葉によるチャネリングの次元でもある

縁覚は作曲や絵を描く次元
菩薩は慈悲の心で接する、愛して受け入れる
仏界は自分が無限の自由自在の愛のエネルギーの存在であることを悟り体現している

シンクロニシティの現象は仏界にある状態
1から6界までをめぐることを六道輪廻と言う

怒りや感情をコントロールできるようになると
波動、次元が高まり、人界が帰り位置になってくる

音楽が聞こえるようになったり
お腹もあまり空かないと言い始める人は
7や8の次元にアクセスしている

突然が描けるようになるのも魂が高まったこと

菩薩のように愛をもって他を受け入れ
慈愛の心で過ごしていると
仏界にアクセスするのは難しくなくなる

この瞬間に存在していることを思い出せば
他の惑星にも意識を持ったまま行けるし
肉体を持った自分、持たない自分
両方を永遠に生き続けることを思い出す


子供の頃は「祈りは貯金だから、どんどん祈らないと幸せにならない」と教えられた
本当は万物全てに対して心を込めた
一言の「ありがとう」だって宇宙の果てまで届く


人の悩みを聞かされるということは
一緒に乗り越えてあげなさいという宇宙のメッセージだと教えられた

人のために祈ることは自分のために祈ること
みんなが一つに繋がっている
宇宙に祈り(リクエスト)して、答えは信じて任せる


自分の宗教以外全て間違いであるという指導を不快に感じながら
そこから踏み出すとバチが当たらないか怖かった

宗教をやめた途端火事になったり
事故にあったとか不幸になる話を散々聞かされて育った
宇宙のメッセージではバチなどないと知り救われた

前世のカルマを解消しなければと思い続けてきたのが
魂の成長のためのハードルだったと気付いて
バチではなく愛だと知って涙が止まらなかった

宇宙は謝って欲しいわけじゃない
気づいて欲しいだけだった

肉体が宿る衣服、住居が心地よくきれいに手入れが行き届いているか
地球に感謝が言えたか
そんなシンプルなこと
そして愛とは厳しいもの



●魂の家族3

リサへのメール:
私はこれからこの感覚をみんなと分かち合いたいと思います

食の好みがすっかり変わり
体は痩せていくのに元気になっていきます

残念なことに私はこれをシェアする友達が周りにいません

あなたの『宇宙人遭遇への扉』を読み
恐れに対しての答え
私に起きている現象の答えの全てがそこにはありました

あなたが今年ロシアでセミナーを開催することをサイトで知り
私はロシアに会いに行きます


私はパートナーとオーストラリア、パース、エアーズロックへ旅立った
人間との会話に傷つきやすくなっていた私は
自然、石、動物、植物との対話を強く求めるようになっていた

友人:
ここでは6時に仕事を終えて、みんなさっさと家に帰るんだ
海岸や公園に来たりしてのんびり過ごす
パラダイスだよ

パースはハワイに似たゆるさを感じた
自分が自分でいられる空気

何も細かな計画は立てない
心惹かれる場所に委ねる
今必要な情報がやってくるという流れにも慣れてきた

情報に溢れる社会にいる私たち
こうしてやってきたものは必ずすでに起きている体験の裏付け
答え合わせになっている

逆に見つけ出したものは
まだ実際に体験していない情報が多く、頭に入らず眠ってしまう


『The four agreements』という本には
人間が神になった場所
メキシコにあった古代ピラミッド都市、ティオティワカン
その場所に縁があったトルテカの人々の知恵が書れていた

『あなたが今見ているもの、聞いているもの全ては夢です
 人間には夢を見る力が備わっている
 あなたのマインド、想像力の全てを
 天国の世界を夢見る力として使いませんか?』


毎日を大切に生きることだけで十分

私は自分の思い違いではないか
客観的に見て欲しくて霊視をお願いした

昔から占いや霊視鑑定のようなものが好きだった

答えは必ず自分が知っている
 いい加減に精神的にも自立しなさい』


私は今セッションで人と接する時
スイッチが全開になっている

相手が演技でやってきたことが見えてしまい
どうして全部知っているのにここに来てくださっているのだろう?
私が先生役をやっているのに付き合って遊びに来てくれている役者さんだと気づき
セッションの必要もないと感じてしまう

それを本人に言うと
「私は分からないから来ているのです」と決まって答える
感覚で生きている人は、ほとんど宇宙意識と自然につながっている


私は誰よりも我慢ができない人間
コンタクトが起きる前もいきなり引っ越したり、仕事を変えたりして不思議がられた

そのほうが楽しいから
どうしてそうしないの?

ある程度先が見えると、他のことに興味がわいた
衝動の赴くまま自然に宇宙意識とつながっていたのだと今では客観的に感じる

『人間は嫌なことを我慢しすぎてきた
 自分を愛すること、大切にすることに目覚める時
 地球を愛すること、仲間を愛することはどういうことかがわかるだろう』


しかし一般的に人間が自分だと思っている部分は自我
地球や社会での常識に適用できるような仮面の自分である

ネガティブな思いがよぎる時
それは自我の仕業だと知ることだ


コンタクトが起きてからは占いなどに関して
そう言われたからそうなったのか
自分が創り出してしまったのか整理がつかなくなり
自分の信じる力をもっと試してみようと思うようになった

この世にはいろんなツールで
宇宙のメッセージを届けている役割の人がいると感じる

チャネリングは自由意志を尊重する宇宙からのメッセージだから
代わって答えを選んだりすることはない
結局選ぶのは自分


トルテカの4つの教え

1
どんなときも自分の思いを明確に伝えること
愚痴を言わず、自分を欺く言葉を使うのをやめること

2 他人の言動を個人的に受け止めないこと

3
決めつけないこと
相手はこう思ってるに違いない
絶対無理など

4
いつもベストを尽くすこと
ベストを尽くすことで
後悔、自己嫌悪、自己批判を避けることができる


この本を勧めてくれたお店の占い師の女性は名刺を渡した
そこに「レイキ」と書かれていた
「レイキは日本発祥のものなのよ」



●魂の家族4
このオーストラリアの旅行中
ずっと心のどこかで家族に対して罪悪感を感じていた

コンタクトが起きてからコミュニケーションの大切さを知らされ
私なりに取り組んだが、面倒臭い事柄に触れると無視されてしまう

これが宇宙の人間に対する苦悩だったと知った

ここ数ヶ月、原因不明の喘息のような咳
苦しんでいるという甥の相談を姉から受けていた

最愛の両親が本来の魂の生き方から目をそらす時
子供達はたとえ自分を傷つけても
命を差し出してもそれを見せる

祈るということが最も大切なヒーリングの手法であることも感じた

姉からの電話で
「私も宇宙船の夢を初めて見たよ そこにリョウもいた」

「旦那さんも悪い人じゃない
 お互いに感謝がないんだよ
 当たり前だと思っていることが多すぎる」

なんでも当たり前に与えられているのではない
ということを知らせるために
私に不自由な思いをさせてくれていたことに気づき理解した


帰国してからはピンチ続きだった
夫が働き始めた英会話学校から給料が出ない
お金を立て替えては出ていく一方

工夫すれば生活できるということを宇宙は教えてくれていた

友達が何も言わず5万円を貸してくれた
私はお金を借りるのは苦手だったがそうせざるを得なかった
感謝で涙が溢れた


『あなたを留学させるために両親も精一杯お金を送っていたでしょう
 しかしあなたは友達と比べて仕送りが少ないのを恥ずかしいと思っていた
 はっきりと心からありがとうと言いましたか?』


「あんたはいいよね、好きなことして生きて」という言葉の裏には
「あなたがいなくなって寂しい 私達を忘れないで」
という思いが込められているのを汲み取れなかった

家族の中にまだ眠っている無限の可能性があるのを感じ
みんなが生き生きとしている姿を何回も思い描いた

存在たちからのメッセージと共に
ジョン・レノンの♪イマジン が頭の中に流れてきた
彼は自分の死が社会へのメッセージになることを知っていただろう

一番憎いと思って育ってきた日本人
その日本人女性を愛したこと
子供を授かったこと
本当の愛を知ったこと
息子の子育てを自ら行ったこと

いろんな常識やとらわれを超えた体験から♪イマジン が出来上がる
この曲に込められた想いがいつか実現するように

彼は自分を射殺した犯人を
みんなに憎んで欲しいわけではなかっただろう
なぜこんな悲しいことが起きるのかということに気づいて欲しいと



●魂の家族5
エアーズロックはオーストラリアの先住民アボリジニの聖地と言われている
反対側に見えるシルエットが風の谷
あの『風の谷のナウシカ』の舞台になった場所だ

エアーズロックの上に登る観光客に
アボリジニは快く思っていないことを聞き
私たちは登らなかった


ゴミだらけの街
いじめあう子供や大人達
押し合いへし合いで我先にと電車に乗る人々
我が子の前でもタバコを吸う人
そんなことが5.0ぐらいの視力で見えてきた

何気なく聞こえる言葉の数々が大音量で不快に響いてくる

「あの問題は"処理"しておくから」

「ちょっとそこどいて」

そういう人のことを「繊細すぎる」とか
「真面目だ」と多くの人は言うかもしれないが


マレーシアも居心地がいい場所だと思ったが
先進国に追いつけという勢いの中で
自然との大切なつながりが失われていっているように感じた

公衆トイレは汚いし、ゴミだらけ

ヤシの木がたくさんあるから
自然派の洗剤があると思いきや、そういうものは輸出だけ
スーパーにあるのは自然分解できない化学的なものばかりで探すのに苦労した
ようやく見つけたのはアメリカ製

ふとカナダに行きたいと思った
昔、何度か添乗で訪れた時の自然が雄大で
自然保護に対する認識がとても高い国だと感じた


マレーシアに戻った日、リサからのメールが来た

メール:
もし今仲間が身近にいなくても
宇宙にお願いしてみてください
今年の6月か7月頃に日本に行くかもしれません
来日できればセッションでもっと深くお答えできればいいと思います


一人一人に地球、太陽、それぞれの宇宙があって
地球はもいくつもあり
太陽はそれぞれ毎日昇っている



コメント

『The universe unfolds 宇宙への導き』 Dila/著 文芸社(3)

2020-11-28 15:01:38 | 
●交信1
リサに会いに日本に行こうと決めた

この頃は自分の未来世である存在が私の自我をほとんど生きていた
人から「あの人ちょっとおかしい」などと言われた

「頭がおかしい」などと言われる人が
宇宙的に見れば、実はとてもまともなのだと気がついた


私に起きていることの答えを出している人を求めて
エササニ星のバシャールとチャネリングする人のセッションを受けることにした

後にリサによれば私はエササニ星とも縁が深いらしいことがわかった
リサも最初はバシャールが先生だった

自分の体験を通して答えを知りたい私は
物語のエンディングを先に言われるのは嫌だ
体験を通してでないと私は信じない

セッションの内容のメモを取った

メモ:
あなたの友人や家族に起きた出来事は
あなたが宇宙のチャネルになる触媒でした
その問題を解決するのに必要なのは
当然愛のエネルギーだけです

以前の人生で敬虔なクリスチャンでもあったあなたは、大変辛い思いをしました
だから今世で他宗教を一切否定する宗教団体の下に生まれたのです

やっておけばよかったと後悔しない生き方をしてきました
惹かれることだけで生きてきたあなたは
私たちとずっと繋がっていたのですよ

あなたは難しいこと、面倒臭いことも苦手です
それが平均的な人間です
もっと簡単な言葉で伝えてください


こんなに与えてもらっていながら
私は何も返せていなかった

私たちが一番後回しにしたいところから
直ちに取り掛かるよう
に宇宙存在達は送ってくれている

まずは家族を通して散々見せられた
しわ寄せがやってくるスピードが
かなり早まっているのが現代だと感じる

時に憎まれても突き放し、信じて見守ることも教えられた
問題の根本の原因を彼らは指摘してくる

お互いに感謝が足りないこと
自立すること

何より子供が犠牲になっているのを見てやるせなくなった
歯がゆい思いで死を選んで姿を消していく子供たちの気持ちが痛いほど伝わった

子供達は両親に愛の気づきをもたらすために地球にやってくる
面倒がって問題に蓋をし続ければ
子供はその身を犠牲にしていく

例えば子供が引きこもりなどの問題を抱えている時
癒しを必要としているのはまず両親のほうだ

お互いにオープンでなかったり
対外的に嘘ばかりついていたり
自分のことしか考えていない場合など

不仲にもかかわらず我が子がいつもニコニコしていたら
その子の心はもうボロボロで叫んでいることに気づくことだ

もしも自分の赤ちゃんが歩き出すのが
他の子供に比べて遅いとしたら
やはり両親の問題に目を向けることだ

どの問題もまず母親を癒すことである
母親は一家の光
母親が恐怖心を解消すると、問題は嘘のように解決する

母である女性は家庭の中で与える役割に慣れていて
与えられることを諦めている女性が多い

奥さんや恋人に「いつも愛している」と表現してあげること
コミュニケーションを絶対に無視しないこと

女性も男性に甘えず、自分の中の男性性をしっかりと信じて見出すこと
「子供のために生きる、我慢する」などと言っているあなたは
自分が一人の女性であり、人間であることを思い出すこと


21世紀は女性の時代
女性性は自然と宇宙との調和
平和への前進は女性性が目覚めること
弱さを堂々と見せられるのは強さである

アルツハイマーも知的障害者も病ではない

最も重症な病気にかかっているのは
病気だとみなしている人々や社会だ

平気で地球を汚し
ぶつかっても謝ることもなく
先のことばかり心配したり
過去を悔やみ、憎み続けたり
他人からどう思われるかを気にしすぎたり
これらは全て病気である



●交信2
自分は他の人より進んでいて
目覚めない人を目覚めさせてやっている
というとんでもない勘違いに陥っている人がいる

そして釈迦、マリア、キリストを崇拝したり
教祖が次々に生まれる世の中

目的はただ争いや憎しみのないリアリティ
曼荼羅の体験以来、結局は全てが幻に見えた
全ての人間は自分自身である

この世界は儚い一瞬の夢である


「今日が最後でいいと言うのなら、この現実を立ち去りましょう」と告げられた

急に目の前の現実が透けていった
私はワクワクした

でもやっぱりなんだか寂しいな
すると次の日やはり同じ場所に目覚めてしまう
身勝手にがっかりした
永遠は果てしなく切なく感じた

『宇宙のエネルギーとして遊んでいたんだよ 今もずっと』


家族は実はまだこの次元に留まりたい
私の隠れた自我に応えて辛い現実を突きつけ
現実に引き止めてくれているように感じる
それは厳しい愛

覚めない夢を満喫したいならば
あなた自身が居心地のいいと思う現実をつくること

ちっぽけな愛ではだめなのだ
どれだけ愛の意識で動くことができるかということを
表現させてもらえる場=家族の問題を引き寄せている


例えばとても暴力的な子供がいるとするなら
その心を包み込むほどの大きな愛の力が必要だ
そのプロセスは結局、みんな自分のためである
「子供に迷惑をかけられている」という被害者意識にとらわれているのは病だ

「自分が何かをしてやっている」などはうぬぼれなのだ


頑固に腰の重い人には「いい加減にして」と思うが
宇宙的には「なんて愛の強い厳しい先生だろう」と思う

しかし家族のいがみ合いが激しく起きるたび
私は言葉が出てこなくなった

『心に正直に生きなさい 堂々と生きなさい』


姉へのメッセージ:
あなたを無条件で愛する子供たちのことを大切に思うならば
あなた自身が自立して人間として輝くこと

父へのメッセージ:
照れという自我が邪魔をして、言葉で伝えてこなかった
あなたの心が荒んでありがたさにも気付けないようになってしまった

弟へのメッセージ:
弱い感情に思い煩う前に行動しなさい
宇宙に問いながらが鍵です
自我を満足させるゲームに飽きるまで
その後は欲も手放し、宇宙に完全に委ねることができるでしょう


たくさんの次元の扉を一瞬の選択で選び続けて今この瞬間に生きている
人類全員の心の状態がこの現実を選ぶ

それは戦争か平和か
全ては内なる平和
憎しみや悲しみをもう二度と繰り返さないこと

私たちは全ての扉を知っている
家族の問題にもまれながら
忍耐力、行動力を試され続けると感じた


母はとある男性と会うようになっていた

母が十代の頃に巡り合った人のようだ
母は12歳も年の差がある父との価値観のギャップを感じはじめ、寂しさを感じていた

姉は母のことを私以上に尊敬して愛していたようだ
姉は10年前のある日、一通の手紙を見つけた

「渚を育ててくれて、ご主人にはとても感謝している」


母が下手な嘘をついて何日も家を空けることを
家族はおかしいと思いながら嘘を信じようとしていた

辛い子供時代を過ごした母にとって
本心を見せない事がこの俗世で生きていける方法だと信じていた

弟は急に成績が落ち、アトピーも悪化していった
魂が本当に望むことに正直に生き始めた母の魂の力は
子供にも確実に伝わる

母と姉の確執の中で、私はもみくちゃになっていた
父は九州男児の頑固者で女性を分かろうともしていなかった

夫婦喧嘩をどう止められるか
どうしたらいつもニコニコの家族でいられるか
子供はいつもそんなことを一番に考えているものだ
たとえ離婚という決断をしても現実を受け入れることはできる


母は家に戻ると
「あの子は遊び暮らしていて、私に家事をさせて、いつもクタクタなの」
と嘘をついてたことを知り、大きく傷つけられた
愛している自分の母親にこんな風に裏切られるなんて

私はその頃離婚して、自立するため
ツアーコンダクターと水商売のバイトで生計を立てていた
水商売ではお客さんとの距離感がわからず
騙されてはホテルに連れ込まれたりした

自分以外で信じられるのは家族だけと思っていたのに
この頃から私は自分の肉体も心もどんどん傷つけていった
簡単に男性と寝て、次第にドラッグに走っていった

姉はかなり精神的に不安定な状態で子供を産んだ

私はその男性に会ったことがあり
姉のことも誠実に思っていると感じた


背中には感謝を受け取るためのハートの裏側がある
ありがとうのエネルギーに気づくだけで現実が変わる

血の繋がりなんて肉体だけのこと
心から感謝を知った時、家族の厳しい愛が分かるのだろう

今まで避けてきた家族と時を過ごそう
もっと語り合おう

いがみ合えるほどさらけ出せている愛のグループのはず


2003年3月 マレーシアでのパートナーの仕事が危うくなってきた
私は弟をマレーシアに呼ぶことにした



●交信3
家族の中で一人だけ突っ走ると、必ずどこかに歪みが出るものだ

家族が病気になる時
一体どんな気づきを見せられているのか
避けていること、決めつけていることはないかの見直しをするのだ


東京での生活は弟にとって厳しいものだった
不憫に思った両親は仕送りを始めた
それが当たり前になり
自立する力をどんどん奪ってしまう結果となった

父の会社が倒産し、仕送りがストップ

『彼には今すぐリセットが必要です
 でなければこのまま生き続けることは難しくなります』

「とにかくマレーシアにいらっしゃい」


パートナーはマレーシアでの仕事を楽しんでいない
クレーム処理で楽しいわけがないだろう

男性への社会への期待や常識の中で
たくさんのことを我慢して押し殺している

このまま死んでも本望だという仕事をしてきた私にとって
彼の姿は甘いと思った


言葉で示すとき、魂を宿してエネルギーとして行動を突き動かす
本来言葉はそのようなツールだ

『地球はこれからいよいよ魂の語りかけを
 無視しては生きられない段階に入っています

 仕事が嫌い、楽しくないという人は
 様々な現象を通して幸せを感じられることを迫られるでしょう

 まだ我慢できると言いながら進めば
 病気などを通して立ち止まることを体験するでしょう

 病気を治すため、ストレスの憂さ晴らしにお金は流れ
 いったい何のために働いているのかと
 虚しさが増え続けていくのです

 もう卒業しようとあなたが決めてきたのです
 決断した時、全てのエネルギーが動きます

 生きている喜びを感じることを
 たった一つでもいいから持つこと

 見たことのない世界は怖いと思うのは当然
 面倒と思うかもしれません

 それを一歩踏み出したとき
 人間関係、環境もすべてが変わります
 あなたが自由に表現しているとき
 愛に溢れ、全てがシンクロニシティの中で進みます

 あなた達が未来と呼ぶ地球は大きく分けて2つあります
 1つはもう破壊されてしまった地球
 もう1つは喜びと愛の光で輝いている地球
 どちらに進むかは今の心の状態で決まります

 好きなことをして成功して生きていけるのは
 一握りの人間しかいないという情報を鵜呑みにしないことです』


私の母だった過去世がある彼は
幼い私を残して亡くなった
もうあんな切ない別れは嫌だよ

「もう仕事を辞めるよ」

日本に帰っても住む場所も仕事もない
でも何とかなる


その頃私の家族はみんなが病気だった
母は原因不明の喘息のようなひどい咳で苦しんでいた

昔母にプレゼントしたエジプトのアベンチュリンの
ネックレスをつけてみてと電話すると咳が治ったと言う
本当の原因は、自分を偽ってごまかして生きてきたから

甥の喘息めいた不調はかなりしつこく続いていた
ネットサーフィンでレイキというものを見つけた
患部に手を当てて宇宙エネルギーを通す療法を基本とする
精神性を高める目的としたヒーリング
何か宗教めいてる感じもする

3日後の金曜日からコースが始まる
2人分申し込んだ


初めて訪れるシンガポール

中国人のレイキマスターとクリスタルヒーラーの奥さん
発祥者の臼井みかお氏の療法を継承した臼井式伝統霊気を教えている

エネルギーを集中すると
写真の人の症状のあるところが
私の体のパーツを指し示すように疼いて感じられた

最後の日、私は急に言葉が話せなくなった

こんな地球はもうたくさん!
地球の悲鳴が聞こえない人達の中で
私はどうやって暮らしていけばいいのですか!

しばらくしてまた言葉が戻ったが
虚しい思いは続いた

批判、威圧的な言葉、態度は凶器に感じた


甥や姪にレイキを送ると、驚くほど咳がどんどん良くなった
しかし根本の原因は解決されていない

『満員電車のような環境の家で
 夫婦が喧嘩をしていれば子供が病気になって当然です
 住環境を心地よく保つのが大切です


突然、甥がたくさん車が通る前に飛び出すビジョンが見えた
姉から電話が来て
「今朝、リョウが車の前に飛び出して轢かれそうになった…」

「あなたがぐずぐずしていれば
 あの子達は愛のために死ぬことなんて怖くない
 いなくなって後悔しても遅いんだよ!」


弟がマレーシアにやってきた
ダンスもチャネリングだ
魂のあらゆる姿を体で表現する

彼をマレーシアのクラブに連れて行った
「踊るのが楽しい ずっと踊っていたい」


人生において次のステージに進む時
過去で過ごした場所に呼ばれることがある
そこに行くとエネルギーを拾い集めることができる

過去に楽しい思い出がある場所には、あなたのが残っている
逆に悲しい思い出があった場所も同様だ
何かを手放したい時も思い出の場所に行くと思い出すことができる


弟が帰国してすぐ、アクロバットができるダンサーが必要だと
世界が絶賛するO氏プロデュースの大舞台が決まった
私はなんだかまだこれから一山という気がした

それから毎日のように色んな悩みについてメールが来た

その頃の私は「お金、お金」という人を
居心地が悪いと感じていた

置いていくものを極力少なくしようと生きている日々

その頃から私は毎日カラスに追いかけられていた
「4月23日 あなたはここから去りますよ」と言われて
とうとうここから離れられるんだ!


ある霊能者のところに行って修行している友人に
帰国することを話すと、その先生が私と会いたいと言う

日頃は自分から誰かのもとに出向くことはまずない先生が
友人を介してチャネリングメッセージを聞きに私の元にやってくる

初対面のたくさんの人々に囲まれて
チャネリングすることは全く気が乗らなかった


東京に住む弟に会うと、全身真っ黒の服を着て
お葬式にでも行くのかというような格好

美輪明宏さんもおっしゃっているが
「不幸になりたければ黒やねずみ色の服ばっかり着たらいい」

ハワイや関西で長く住むうちに、いつしか原色が大好きになった
実際、関西の波動はとてもポジティブだと感じる


誰かの前でチャネリングを行うのは初めてで
私はまだ戸惑っていた

霊能者の先生がいきなりなり何かを取り払う仕草を始めた
「カラスをとっている」
「ナマだ」

生とは生き霊のことらしい
私の母親がくっついていると言う

『何かにつままれるとか祟りとか 人間は本当に困るわ』
バージニアが囁く


浮遊感がなくなり、体の輪郭をリアルに感じた
ああ、また逝けないのかな
永遠の今が続くことへの絶望

私は一人一人プライベートでチャネリングした
夜が明けて外を見ると鳩が空を飛んでいる
カラスが鳩に変わった
私は逝けないんだ

この晩、甥が急に高熱を出して倒れたと言う
「昨日助けてくれたよね」
「だってこの前、あけみちゃんが僕を助けてくれたから」

紙で作った飛行機のチケットをくれて
「前は黒いチケットだったから飛行機に乗るのは難しかったけど
 今日は白いチケットだからもう乗れるよ」

この子達は何も恐れず、ただ愛で包んでくれる


『愛の受け取り方を忘れた大人は
 時に子供の愛を拒絶し、虐待し、死にまで至らしめる

 これから地球に生まれてくる子供は
 更に進化した意識を持っている

 もう無知な大人の愛の犠牲になるために
 生まれてこなくていいのだと分かっている

 それでもそんな環境に生まれることを選ぶ魂もある
 若い魂の大人たちに教えるために』


夜になり、突然私は母の意識そのものになった
父は本当に母を愛していたが
出会い方が母を傷つけた
17歳の母を半ば強引にものにしてしまったのだ

しかしある男性から想いを寄せられ
初めて自分からも好きになり恋をした
男性には妻子がいることを知り、母は諦めたらしい

私がアメリカに旅立ち
子供への喪失感が彼女をその人との再会に駆り立てた

父との言い争いの夜は、今までの膿が噴出した
私の隣にいた甥は突然トランス状態になり
記号のようなものを延々と羅列していた

次の日、父は異様に早く目覚めて
長い間したこともない自分の部屋の掃除を始めた


チャネリングメッセージは
「古くなったものへの執着を手放しなさい」という内容で
家を手放しなさいということだった
2人が別々に住むこと

より仲良くなるために離婚する人も最近は多い
姉の新居も無事見つかった

飛行機に乗る時間が近づくと
突然私の鼓動がバクバクと高鳴り始めた
ビジョンにたくさんの眩しい光が見えた

その中に宇宙人の姿をした目だけが黒くはっきりしている
光の存在が一人手を広げて立っていた



●交信4
機内のスクリーンに映し出された映画は
どうやらエイリアンもので
ちょうど飛行機の中のシーン

『人間は宇宙人がこのようにあなた達を襲って
 滅ぼす存在と思い込み、ジョークを作り出すのよ』


こんなに穏やかな光景、エネルギーを感じたのは初めてだった
私は出発前に遺書を置いておいた

こうして人は生と死を繰り返して生きている
夜眠りにつき、死と言われる世界を体験し
夜明けの光に導かれる

必ず太陽が昇ることを誰も疑わない
こんなにすごい現象が当たり前に起こると信じて疑わない
信じて待てばそうなるのだ

宇宙に偶然などないのだから
今この瞬間をいかにベターに工夫し、楽しむか
人間は時に自分を信じられず疑うこともある
それが人間だ

これまで宇宙存在たちが
手取り足取り教えてくれたことは
とてもシンプルなことだった


怒る必要など本来はない
怒ると叱るは違う
これがわかると怒るフリが出来るようになり、囚われなくなる


気になるといつも思っていることを片付けること
どんな小さなことでも
とりかかって終わった後の爽快感は
本来のあなたのエネルギーが奪われていたことを教えてくれる

3 今日が最後だと思って、ベストを尽くす

4
どんな時にも守られていることを信頼し
怖い、無理だと思うことをやってみること
危険にさらされることは絶対ないと信頼すること


自分自身が目覚めるための人生だということ
周りはもう悟っている仏として敬いなさい
すると相手に仏の姿をいつも見ることができる

これがいわゆる3次元と4次元、多次元に同時に存在している感覚


『あなたの魂の成長を一番分かりやすく見せるのは、巡り会う人々である

 どうしても居心地の悪い人と出会った時
 自分がまだそんな世界に住んでいるのかと絶望するかもしれない

 あなたがどんな感情を味わうのか、まずは体験しなさい
 自分の中にそんな部分がないかを見つめてみなさい

 病を引き寄せることも可能だ
 たくさんの人々が無意識に病を作る名人だ

 特に嫉妬などの感情に溢れていた人々は
 あなたがなりたい自分を成し遂げた時
 態度を一変させるだろう

 わからずやの彼らが成し遂げるための
 原動力の一部となってくれたことを感謝できるのである

 波動グッズなどで高めたりすることも一時的には可能だが
 やはり魂の自己練磨なくしては
 本当の意味で心と体のバランスのとれたあなたにはならない

 そこまでに至る切磋琢磨の魂の過程がわからないと
 自我はパニックを起こし
 堕ちた時にどうやって魂の故郷に戻れるのかもがく

 自分を磨き続けること
 あらゆる自我の側面があることに無視しないで向き合い続けること
 ぐうたらしている時間はない

 病気になっても乗り越えられる程度のもの
 傷ついても立ち直ることができるくらいのもの』


自分が今までずっとガチガチに力が入りすぎていたことを知った

幼稚園の頃から何をするにも一番時間がかかって
怒られたりいじめられた私は
いつしかいつも疾走していた

「早くしなくちゃ 怒られるよ!」
息切れしているのに気付かずに


2003年7月
パートナーと日本に完全に帰国することになった

最期にどこに住もうか?
ワーキングホリデーでまずはカナダに行こう



●絆 最終章
家族がひとりひとり「らしく」生き始めるのを見ることができたら
自分を褒めて認めてあげよう
自分を褒めることが随分苦手だったから

自分を慈しみ、認めてあげることが上手だったら
現実はもっとイージーだったろう

わざわざ今に戻ってきたのは
全ての存在が愛だと確認したかったからなのだ
家族として仲間として助けあおう


母は父が昔から人の気持ちを考えない
傍若無人で身勝手なところにとても嫌悪感を抱いているようだった

運転中に窓からゴミを捨てたり
人前で平気でゲップやおならをするなど
私もそれを見ながら「こんな人とは絶対結婚したくない」と思っていた

母は我慢の人生だったから
きっと我慢することに慣れてしまったのだ
それが次第に麻痺していくのだ

女性で膀胱炎の人は愛と関係が大きい
パートナーとの関係で体が泣いているのに気づいていない
寂しいという涙を飲み続けていると
膀胱や性器などを傷つける

しかし父のそんな演技は、宇宙から見れば
周りを気にしすぎて常識の型にはまってしまう
母や私たちの自我をずっと刺激し続けてくれていたのだ

それぞれ心苦しさを感じながら
既に10年ほどの月日を過ごしていた

「お母さん、自分の気持ちを偽っていけば
 私か弟に何か起きるよ」

母がまた家からいなくなった日
弟の大舞台が駄目になった


4月23日
すんなり逝かなかった私の代わりに、彼が全部背負ったと感じた
姉からの電話で弟が事件を起こして逮捕されたと知った

結果的にこの出来事で家族は急速に
お互いに思いやり、対外的に体裁を捨てること
自分と相手を信じる力を実感して感謝を味わった

母を支えなければならない

私は家族とあまりに考えや生き方が違いすぎて
彼らに近づくのはずっと苦しかった
自分の呼吸ができない
大きな呼吸ができる場所に逃げた

自殺はその場面からやり直し
痛くて苦しいだけだ



私は大自然の地で自由に生きていることを感謝した
バラバラになっていた家族は
たくさんの感謝と愛の気づきを感じていた
母も私の話をもっと真剣に受け取るようになった

宇宙は「美しい、優しい、明るい音楽を周りに保ちなさい」とメッセージを送ってきた

急にエンヤが聴きたくなり
同じ頃姉も聴き始めたと言う

状況が急に良くなった
音の大切さをこれほどまで味わったことはない

ネガティブな言葉、ポジティブな言葉が
現実を変える様も目の当たりにして体験した

一瞬一瞬で状況が変わる


警察も「こんなにいい子が信じられません」と言う
留置所にはアトピーの薬の差し入れができず、飲み水も水道水
これは彼がアトピーを克服するための出来事として
起きたのもあるだろうと確信した

そして「実家を手放しなさい」というメッセージ
環境の変化への大きな恐れ、執着だけで今まで来てしまったのだ
タイムリミットはとうに過ぎ
弟の事件でまざまざと見せられた

私は日々、意識や感覚の違いから
どこかいつも他人のように距離を置いていた家族を
もっと気遣うことができるようになった


マレーシアを出発する前に
どうしても綺麗で澄んだ海を見たかった
パートナーとともにランテンガ島に行くことになった

驚くほどの透明な海!
自分が幸せでいることが無限の愛のエネルギーへと繋がる

繊細で素直な弟は、現実が辛く
複雑な家族のシチュエーションの中で
両親の感情のゴミ箱となってしまったことも何度もあっただろう

親が心から愛し合い、尊敬し合える関係であれば
 子供は放っておいても守られ、包まれた人生を送る

 依存や惰性の不仲の環境で子供を育て続ければ、必ず現象が外に現れる
 お金も運もすべては遠ざかる』


後に彼は私に言った
2001年にチャネリングが起きた時
どうか答えを教えて欲しいと
心の底から祈り続けていたということ


弟のアパートの片付けに両親とともに行った
ボロボロのアパートに着くと足腰が立たなくなった

普段は霊や祟りなどの次元とは交信しないが
母親と小さな女の子が天井の隅にいて、ずっとこちらを見ている

お香を焚くと、何本付けても消え続ける
除霊の方法など知らないし
そんなものはまやかしだと思っているから
何十万も払って霊を払ってもらったというのは信じない

死は怖くないと思っている私は
霊を怖いとは思わなかった

弟のネガティブなエネルギーになっていて
彼女達ともう何年も同居していた

最後には納得して光に上がって行くのを確認した
「家族の和をどうぞ大切にしてください」
それを伝えたかったのだ

冷蔵庫にはろくに食料もなく
部屋から『完全自殺マニュアル』という本が出てきた
涙が止まらなかった
生きてくれていて良かったと感謝した

もう卒業すべき古い考え方に対する執着を手放さなければ
ショックな出来事でナビゲートされた
それが宇宙の愛

被害の後、どんな和が生まれるかを見ることが出来れば
どれだけ執着していたかに気づける

どれを手放せばもっと楽になれるか
一人一人が日々真剣に見つめて行動すれば
災害は起こらなくなる


2003年7月 リサの来日
私はパートナーと友人と3人でセッションに行った
「ハロー」と言って出てきてくれた時、涙が止まらなかった

ヒーリングをお願いしていたが
なぜか手違いでチャネリングセッションになっていた

彼女が一貫して言い続けたのは「信じなさい」だけだった

リサ:
「家族を時に突き放すことも愛です」

普通はそのような劇的な体験(2001年のコンタクト)をすると
自我が恐れて体験を覚えていない
あなたのその夜の体験はソウルブレイドと言って
未来のあなた、宇宙人のフューチャーセルフが
今のあなたに統合したのです

ブレイドとは三つ編みという意味で
地球人としての私の魂、未来の私の魂が三つ編みのように一緒になっている
のび太くんとドラえもんが一人にくっついたようなもの

リサ:あなたはそのメッセージをどうしたいですか?
私:みんなとシェアしたいです
リサ:That's Great!

現れる人は全て宇宙からの使者 私自身


私たち3人に『アセンションの道しるべ』という本がプレゼントされた
通訳の日本人女性は、その本の翻訳者で星名一美さんだった
リサとまた会いたい
今度は対等に友人として

今度彼女に会えるまでにもっと強い自分になろう
パートナーは「いつかリサと一緒に仕事をしているのを感じるよ」と言ってくれた

そしてこの7月11日はリサと星名さんの誕生日
いよいよこれから始まる
さらなる新しい旅
更なる宇宙への導き
2003年7月が始まろうとしている



あとがき
戦争状態だった家族は争いをやめ
2人の父親が一緒にお酒を飲むなんて
あの頃は想像もできませんでした

この話はメールマガジン「宇宙への導き」と題して
発信してきたものですが
書ききれなかった内容も追加しました

ニューヨークを訪ねてジョン・レノンの碑の前に座った
最後の日、再び碑の前に導かれると
色とりどりの花でピースマークが迎えてくれた

その後、突き動かされるように原稿をまとめて
文芸社さんが出版を引き受けてくださった
それは12月8日ジョン・レノンの命日でした

私は宇宙や自然からいつも教えられています
古い常識で物事を捉える人は
愛に溢れて幸せそうな人々を嫉妬することに
いつも疑問を持っていました

たくさんの山を越えてきたから強いのだということがわかる時
小さな世界に閉じ込められていた人々は
そこから出てくる勇気をもらうでしょう

カバー写真のへそのアイデアは入浴中にやってきました
へそは母なる地球とのつながり
父なる宇宙の光を集め
皮膚を纏って胎内に宿った記憶を思い出させる

あのハロウィンの日に救ってくれたKAZZ
友人のリサ
この本を手に取ってくださった皆様とのご縁に深く感謝します

自分の本来の姿にいつも心眼を開いておくことは
これからは歯磨きと同じくらい
日課や常識になる時代が熟していると感じます



宇宙からのメッセージ1
私達が名もないあなた達と同じ
人間の人生を送ったただの通りすがりの存在だと言ったら
信じないのでしょうか?

私たちとあなた達が同等だという事に気付く時は熟しています
今、物質社会に住む多くの人達に必要なことは
知識ではなく体験し、感じ、自分を信頼することです
より多くの情報を知っていることが必要なのではありません


宇宙からのメッセージ2
今このメッセージを目にされた方は
とても平和な恵まれた環境にいらっしゃるはずです
雨露をしのげる家があり
スイッチを入れれば電気がつき
喉が乾けば水を飲むこともできるでしょう

当たり前にあるものに対して感謝ができていないのに
今置かれている環境が満足ではないと
不満を言い続けながら逃げ場を探しても
永遠に見つかりません

地球に残された過去の歴史の足跡を掘り起こすことに躍起になるより
まだ開拓されるのを待っている
怠惰な自分がたくさん眠っているのに気づくことです

目に見えるものと見えないものは同じです
あとどれくらい苦しみや天災、戦争を味わえば
重い腰を上げるのですか?


宇宙からのメッセージ3
言葉の持つエネルギーについて
感じない人間が増えている
感じることで進化できることを忘れないでください

あなたの周りの音の大切さにもっと目を向けてください
電化製品の音、自動車、飛行機、咳払い

あまりにも無意識にネガティブな音を聞き流している人間が多いのです
車のひどい騒音の中で暮らしているなら
どんなエネルギーが周りに作られるか感じるようになれば
あなたはもう耐えられないでしょう

あなたたちが肉体を健康に保つにあたって呼吸は一番重要です
地球の鼓動ともつながっています

ゆったりと深呼吸できる人間関係をたくさん作ることです
それにはあなたが常に本当の気持ちを伝える勇気が必要です
明るくポジティブな音楽を聴くことはとても大切です

あまりにも無意識にネガティブな言葉を発している人間が多いものです
あなたの接している相手の心に入ることです
推測しないこと
相手の気持ちを決めつけないこと

言語によっても作り出される波動が違います
あなたが1日の中で愚痴や中傷するようなことを
どれだけ口にしているか意識を向けること

今日何回「ありがとう」と言いましたか?


宇宙からのメッセージ4
あなたの右半身は三次元的物質世界にあり
左半身は非物質的世界にあります
両方の世界のバランスをとってしっかりと地球に存在することです

何かに没頭している時、明日の仕事のことを考えますか?
両手を合わせてあなたが地球の中心にいるのを想像してみてください

右半身に体調不良が現れる時
物質社会で力みすぎているサインです
左半身に不調を感じたら心の声に耳を塞いでいませんか?

友達に話しかけるように私たちに語りかけてください
あなたの中から偶然という言葉が消えるはずです
全ての出来事に意味があります

今あなたたちは意識の変化の真っ最中です
気づいた人が堂々と見せていくのです

純粋に愛を持って物事や相手に接する時
あなたが超能力と呼んでいるエネルギーは自然に開きます
超能力とは愛です

今あなたが見ている地球の状態が
あなたの心の状態そのものです
頭ばかり大きくなって、ハートに愛は枯渇していませんか?

いじける前に行動することです
一歩踏み出して石につまずいて転んだらどうしよう
骨折して、入院して、仕事ができなくなり
お金が入ってこなくなったらどうしよう

なんと想像力豊かなことでしょう!
そう思えばそうなるのだということを素直に受け入れてみてください
やってくる困難は必ず乗り越えられるゲームなのです

愛とかけ離れた方向へ創造のエネルギーを向ける時
必ず行き詰まります

いくつものパラレルな現実の中に
いくつもの地球があり
いくつものあなたがいます

私たちは強制しているのではありません

「過去は変えられない」とあなた達は言いますが
今を変えれば全てが変わります

愛し愛されることを大切にしてください
愛し愛されたいならば自分を磨き続けること
愛し続けることです

地球のどんな場所に行っても臆せず行動できる自分を
磨き上げるには何をしましょうか?

日本は万物との一体感、シンクロニシティと言われる波動を
形にして伝える伝統文化があります
茶道、華道、武道

日本の文化はそのような面で
これから非常に重要視されるでしょう

自立への光が増しています
これはサポートの光です
これを信じて受け入れてみてください

あなたがあなたであることを楽しむこと
そのエネルギーが宇宙には美しいメロディーとなって流れるのです



ディラ プロフィール
現在は宇宙人、地球人としての視点で
スピリチュアルカウンセリング
ヒーリングを軸にオーラの修復
過去世、現世、来世に渡るトラウマや
古いネガティブな思考癖への気づきを促し
真我と自我との対話を中心に許し、感謝へと導き
自分はとは何であるかを実際に体験し、具現化してもらうため
それぞれに応じた必要な内容をその場で作り上げ
導く独特のセッションを行っている

2001年 自律神経の不調で通院が始まる

2001年10月31日ハロウィン
夜中に突然呼吸困難になり、宇宙存在たちからのメッセージを受信し始める

2002年3月 書くチャネリングが追いつかず、口頭でのチャネリングが始まる

2002年12月29日 悟りへの体験 エンライトメント 死と再誕

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