「シンガーソングライターの歌と言葉と猫との日々」
これまでは小説家だったけど
たしかに歌を書く人も物書きには違いない
そしたら、はしもとみおさんの周りの
ミュージシャンとかもいつか出る???
名前を呼ぶとスタっと棚の上に来て
カメラをそっと触ってるトトさんww
茶トラさん、大好き!
エメラルドグリーンの眼をした猫は
とても賢いって聞いたことがある
これまたドラマのセットみたいにオシャレな家だなあ
犬猫を飼うと、写真や動画を撮りたくなるから
必然的に部屋をある程度片付けざるを得なくなるね
【内容抜粋メモ】
東京
家々を見下ろすマンションに住んでいるのかな
格子の向こう側をニャルソック
「世界の鎹」
「人生を豊かにするのは優しさ」だ
朗読:瀧本美織
おひさまにあたって気持ちよさそう~
いつでも一生懸命なトトに
僕はたくさんのことを教えてもらっているけれど
これさえもっていれば人生は豊かだねって思える
一番大切な宝物が自分の胸の中にあるってことを教えてもらった
♪青いインクの滲むテーブルの上(これも笹倉さんの曲なのかな
ブラッシングも気持ちよさそうなトト
価値というものさしは人それぞれで
決して同じではないけれど
優しさが与えてくれる豊かさだけが
多様性に生きる人々の鎹になってくれているのだと思う
それぞれが自分の中に眠る優しさに気がつけたら
そんな気持ちで僕は今歌を歌い言葉を書いている
語り:森下絵理香
トトとの出会いは4年前
笹倉:
埼玉にスタジオがあった時に
ある日、生まれて1ヶ月経ったか経たないかくらいのちっちゃい猫が
一人でひょこひょこいるんですよ
親猫がいないんですよ
ひとりぼっちか、この子は と思って
抱っこしちゃうともうすごく安心したみたいで
寂しかったんでしょうね
そこからもう飼おうと思って
トトって名前も子供の時飼っていた猫の名前で
2代目ということで
(小さい頃に動物と暮らすって、人生を決めるくらい大事な経験だな
なかなか野良猫を見て、こんなにすぐに決めるって、、、やっぱ縁なのか?
猫が飼い主を決めている説もあるし
トトが毎朝向かう場所
ベランダに出て、格子からのパトロールは日課です
トイレにちょうどいい大きさの鉢植えでトイレしてたら怒られたw
1回したらもうダメだよね
追いかけるとすごい速さで逃げてるw
笹倉:現行犯逮捕!
バランスボールまである
笹倉:
最近は2人で押入れタイムがすごく楽しくて
トトがいつも入るから僕も入ってみたんですよ
そしたらすごく落ち着くんです
だいたい夜寝る前は1時間くらいは押入れの中に入って
YouTube とか見てるんですけど
ちょっと開けとくと絶対100%の確率で入ってきます
そこだと絶対2人だけの聖域
笹倉:このゴロゴロの回復効果ありそう(あるよね絶対
「都内にあるプライベートスタジオ」
トトをリュックタイプのキャリーケースに入れてビルの階段を上る
なかなか出てこないのを無理やり出したw
たくさんの種類のギターがある
笹倉:
結構、実家に行っても丸1日くらいは出てこない、知らない人がいると
2日目の晩くらいに大丈夫だって出てきてご飯をちゃんと食べる
ちょっとした育児みたいなw
猫はある意味世話がかからない
お留守番してくれる赤ちゃんみたいな(いい表現だなあ!w
ピアノ弾けるかな? はいどうぞ
鳴いてから一発でピアノの上に乗っかって外を見てる
♪有限こそ無限
NHK Eテレ「2355」で♪小さな恋のものがたり ♪顕微鏡で覗く世界 歌唱
あれ?! じゃあ知ってる人じゃん?驚
何気ない日常の中に眠る心の震えを表現したい
作品の発想はすべて日々の暮らしの風景から生まれます
笹倉:
僕はこれまで知っていることを書きたいわけではないんですよね
生活とか日々の中で生まれたよくわからない気持ちが何なのかを探すために言葉があって
最近ちょっと言葉そのものに諦めを感じてまして
僕は自分の歌になった詞だけ読んでもあまりピンとこなくて
詞としては何か弱い
そこに音楽が付くことで、言葉にならないところを音で表現しているというか
自宅で録音もしてるんだな
最近こういうミュージシャンも多いよね
わざわざスタジオをその都度借りなくても
メンバーが離れたところに住んでいても
パソコンと自宅で曲ができてしまう
そんな笹倉さんの思考の道筋が見える1冊のノート(真っ白い表紙
笹倉:
パソコンより書きますね
こっちは歌の歌詞で、反対側は哲学的なこととテクニカル的なこと
思考、イメージとか
僕は言葉に対してあんまり期待していない
意味がたくさんありすぎて
それが言葉の持つ意味の豊かさみたいな
そこをメロディーと解釈がたくさんできることがあって
音楽の歌の良さになるというか
(現代のミュージシャンっぽいな
頭でいろいろ深く考え尽くして曲を書いてる感じ
もう帰る?
もうちょっとで終わるから待ってて
ずっとピアノの上に座って作業を見てるんだ^^
ちゃんと言ってる意味がわかってるんだな
♪堤防
人生を豊かにするのは優しさだ
でもその優しさという言葉を人はどう捉えるだろうか
困っている人を助けたりする優しさ
思いやりから生まれる厳しさも優しさ
一言に優しさと言っても
皆が同じ優しさを定義するとは思えない
人生を豊かにする優しさとは言ってみたものの
いざ自分のイメージする優しさを伝えるとなると
なかなか簡単ではないことに気がつく
トトさん、愛されてるなあ
飼い主さんに絶対の安心感が持てるって最高の幸せだと思う
毎日ご飯がもらえて
甘えたい時に甘えさせてもらえる幸せ
朗読:
からっぽのお皿の前で、待ちぼうけのトトがいる
トトはまだまだ食べたいみたいだけれども
トトの体を思うと今日はもうあげられない
それも1つの優しさだと心を鬼にしてトトを抱きかかえる
しかし、それが人生を豊かにする優しさかと言われれば
少しニュアンスが違うのだ
もっと胸の底から沸いて来るような
湧き水のようにこんこんと澄んだ
理屈とか理論とかまったく含まない純粋なものなのだ
では、その純粋な湧き水のような優しさを
トトの何にかきたてられるのだろうか?
(理屈じゃない、言葉じゃないと言いいながら
ノートにたくさん書いている哲学と矛盾しているのが
ヒトの複雑な面白味
ネコのフォルムって完璧に美しい
なにをしててもカワイイ
「可愛いが猫のお仕事」てうまく言ったものだ
車の中でも脚に乗って、外を見ている
笹倉:かわいいな
リードを着けて、久々の野外散歩!
樹を見て、登りたい?と思ったら
スルスルと登った!
猫の本能的能力はヒトの想像をはるかに超えてる
その夜、玄関前で鳴いて呼んでる
笹倉:
行くの? また行くの?
ダメだよ今日は もう夜遅いから
笹倉:
言葉のコミュニケーションができない者との交信みたいな
人には必要なんじゃないかなみたいな
トトは何を言いたいんだろうみたいな
(目を何回か瞬きして「好きだよ」って伝えてるよ
当然ながらトトには言葉が通じない
お腹空いていないかな
遊びたいのかな
ベランダに出たいのかな
毎日毎日トトの気持ちを知ろうとトトの瞳を覗き込む
そういえば人間の瞳をこんな風に覗き込む事ってなかなかないのだ
言葉で済んでしまうから、僕らはめったに瞳を覗き込まない
もしかしたら、純粋な優しさの源泉は
言葉を使えないコミュニケーションの中にあったりするのではないか
もうずっと前から考えていることだけれどでも
やっぱりそれだけではないし
説明をすればするほど人生を豊かにすると感じるほどの優しさから遠ざかっていく気がする
(最近、猫と話すアプリが流行ってるけれども
実際見た感じと、出てくる言葉が違っているのが分かるよね
やっぱり飼い主が毎日見ていれば
顔の表情やちょっとした仕草で伝わるものがあると思う
ただとにかく猫も杓子もトトが可愛い
そんなシンプルな言葉だけが僕の気持ちを内包してくれて
足りないことはメロディに託してしまおうってなる
(豪快なあくびが出たww
言葉で表現しすぎると消えてしまうものがあって
そうか 歌の中ではそれが残せるから人は歌うんだろうな
例えば外人に優しかったりするじゃないですか
一生懸命日本語で話そうとするんだけど、日本語が聞き取れないし
向こうもどうしたらいいかわかんないけど
何か伝えようっていう時に、お互い優しい気がするんですよね
その優しさって人間本来の言葉があるから優しくなれない
浅煎りのコーヒーの香りの中で、今日も創作が始まります
なんでクリエイターってみんなコーヒーにこだわるんだろうね
昔で言ったら、タバコやお酒みたいな “雰囲気”なのかな
笹倉さんは以前カフェを営んでいました(そーなんだ/驚
笹倉:
音楽と並行してカフェとかトレーラーハウスを輸入して売ったりとか
生きるためにいろいろなことを併用してやってはきたんですけど(いい人生だなあ
トトを見てて「ありのままであるって状態の潔さ」
身の置き方みたいなところが結構一番影響があったかな
もっとスッとしててもいいなっていうのをすごく感じて
あんまり他のビジネスっぽいことはせず
もう音楽だけやってたいなっていう気持ちがすごく強くなって
そう考えると結構影響してますね
活動拠点を東京に移した笹倉さん
都内を自転車で走るっていうのもミュージシャンぽい
笹倉:
でもマルチタスクには限界があるなと
音楽に絞ろうって言って、、、コロナみたいな/苦笑
(じゃあ音楽に絞ったのは結構最近なのかな
公園の中でもなにか書いてる
新しい環境で生まれる歌
笹倉さんは今トトに捧げる新曲に踏み出そうとしていました
♪君と陽だまり
歌ってる間、自分の歌がどんなかノートをチェックしてるトトw
人生を豊かにするのは優しさだ
それだけは確かに感じる
今朝も布団の中で眠るトトを見ているだけで僕の心は豊かだった
優しい気持ちばかりが湧いてきて
トトに何度も頬ずりをした
「トトはコロナなんて知らないよね」
ぼくがトトに話しかけると横から妻が言う
「案外知ってるかもよ」
「トト そうなの?」
僕がそう聞いてもトトは知らんぷり
この高さからだと、毎日こんなに素晴らしい空が眺められるんだなあ
これだけ地に足ついた家具や内装を見ていると
とても男性の独身者とは思えなかったけど
やっぱり奥さんがいるんだね
女性性・男性性の境界が曖昧になっている時代だけれども
こういう温かい地に足ついた暮らしをつくるって
女性性の素晴らしさの一つだと改めて思う
私にはそれがないんだよなあ
だから家にも猫がいないのかも
そういうところって結びついてる気がしてならない
うつらうつらなかなか梅雨入りしない空を眺めながら僕は二度寝をした
トトが言う
実はね 全部知ってるんだけど黙ってるんだ(ほんとにそうかもね
世界はね 言葉がないほうが豊かなんだよ
言葉は便利だけど、余計なものがどうしてもくっついてきてしまうんだ
夢の中のトトは、自分の体をペロペロ舐めながら話を続けた
言葉はね、嘘をつくし、騙したりできちゃうから使わないんだ
あと知りすぎちゃうとさ、優しくなれなくなっちゃうって
猫の世界ではとても怖いことなんだ
超絶かわいいポーズを見せてくれてる!!
「へえ 優しくなれないって怖いことなの?」
僕がそう言うと、またトトは喋らなくなってしまった
トトはよく僕に何か話しかけてくる
笹倉:トトちゃんの歌を作ってるんだよ
(ニャーって答えてるww
やっぱり通じるてると思うな
にゃーとも何とも言えない声で
一生懸命なトトの姿を見ていると
やっぱりそう思う
「人生を豊かにするのは優しさだ」
誰の胸の中にも眠っている
それは多分この世界の鎹
トト
ありがとう
笹倉さんも撮影しているから
さっきみたいな自然体の姿が撮れたんだね
これまでは小説家だったけど
たしかに歌を書く人も物書きには違いない
そしたら、はしもとみおさんの周りの
ミュージシャンとかもいつか出る???
名前を呼ぶとスタっと棚の上に来て
カメラをそっと触ってるトトさんww
茶トラさん、大好き!
エメラルドグリーンの眼をした猫は
とても賢いって聞いたことがある
これまたドラマのセットみたいにオシャレな家だなあ
犬猫を飼うと、写真や動画を撮りたくなるから
必然的に部屋をある程度片付けざるを得なくなるね
【内容抜粋メモ】
東京
家々を見下ろすマンションに住んでいるのかな
格子の向こう側をニャルソック
「世界の鎹」
「人生を豊かにするのは優しさ」だ
朗読:瀧本美織
おひさまにあたって気持ちよさそう~
いつでも一生懸命なトトに
僕はたくさんのことを教えてもらっているけれど
これさえもっていれば人生は豊かだねって思える
一番大切な宝物が自分の胸の中にあるってことを教えてもらった
♪青いインクの滲むテーブルの上(これも笹倉さんの曲なのかな
ブラッシングも気持ちよさそうなトト
価値というものさしは人それぞれで
決して同じではないけれど
優しさが与えてくれる豊かさだけが
多様性に生きる人々の鎹になってくれているのだと思う
それぞれが自分の中に眠る優しさに気がつけたら
そんな気持ちで僕は今歌を歌い言葉を書いている
語り:森下絵理香
トトとの出会いは4年前
笹倉:
埼玉にスタジオがあった時に
ある日、生まれて1ヶ月経ったか経たないかくらいのちっちゃい猫が
一人でひょこひょこいるんですよ
親猫がいないんですよ
ひとりぼっちか、この子は と思って
抱っこしちゃうともうすごく安心したみたいで
寂しかったんでしょうね
そこからもう飼おうと思って
トトって名前も子供の時飼っていた猫の名前で
2代目ということで
(小さい頃に動物と暮らすって、人生を決めるくらい大事な経験だな
なかなか野良猫を見て、こんなにすぐに決めるって、、、やっぱ縁なのか?
猫が飼い主を決めている説もあるし
トトが毎朝向かう場所
ベランダに出て、格子からのパトロールは日課です
トイレにちょうどいい大きさの鉢植えでトイレしてたら怒られたw
1回したらもうダメだよね
追いかけるとすごい速さで逃げてるw
笹倉:現行犯逮捕!
バランスボールまである
笹倉:
最近は2人で押入れタイムがすごく楽しくて
トトがいつも入るから僕も入ってみたんですよ
そしたらすごく落ち着くんです
だいたい夜寝る前は1時間くらいは押入れの中に入って
YouTube とか見てるんですけど
ちょっと開けとくと絶対100%の確率で入ってきます
そこだと絶対2人だけの聖域
笹倉:このゴロゴロの回復効果ありそう(あるよね絶対
「都内にあるプライベートスタジオ」
トトをリュックタイプのキャリーケースに入れてビルの階段を上る
なかなか出てこないのを無理やり出したw
たくさんの種類のギターがある
笹倉:
結構、実家に行っても丸1日くらいは出てこない、知らない人がいると
2日目の晩くらいに大丈夫だって出てきてご飯をちゃんと食べる
ちょっとした育児みたいなw
猫はある意味世話がかからない
お留守番してくれる赤ちゃんみたいな(いい表現だなあ!w
ピアノ弾けるかな? はいどうぞ
鳴いてから一発でピアノの上に乗っかって外を見てる
♪有限こそ無限
NHK Eテレ「2355」で♪小さな恋のものがたり ♪顕微鏡で覗く世界 歌唱
あれ?! じゃあ知ってる人じゃん?驚
何気ない日常の中に眠る心の震えを表現したい
作品の発想はすべて日々の暮らしの風景から生まれます
笹倉:
僕はこれまで知っていることを書きたいわけではないんですよね
生活とか日々の中で生まれたよくわからない気持ちが何なのかを探すために言葉があって
最近ちょっと言葉そのものに諦めを感じてまして
僕は自分の歌になった詞だけ読んでもあまりピンとこなくて
詞としては何か弱い
そこに音楽が付くことで、言葉にならないところを音で表現しているというか
自宅で録音もしてるんだな
最近こういうミュージシャンも多いよね
わざわざスタジオをその都度借りなくても
メンバーが離れたところに住んでいても
パソコンと自宅で曲ができてしまう
そんな笹倉さんの思考の道筋が見える1冊のノート(真っ白い表紙
笹倉:
パソコンより書きますね
こっちは歌の歌詞で、反対側は哲学的なこととテクニカル的なこと
思考、イメージとか
僕は言葉に対してあんまり期待していない
意味がたくさんありすぎて
それが言葉の持つ意味の豊かさみたいな
そこをメロディーと解釈がたくさんできることがあって
音楽の歌の良さになるというか
(現代のミュージシャンっぽいな
頭でいろいろ深く考え尽くして曲を書いてる感じ
もう帰る?
もうちょっとで終わるから待ってて
ずっとピアノの上に座って作業を見てるんだ^^
ちゃんと言ってる意味がわかってるんだな
♪堤防
人生を豊かにするのは優しさだ
でもその優しさという言葉を人はどう捉えるだろうか
困っている人を助けたりする優しさ
思いやりから生まれる厳しさも優しさ
一言に優しさと言っても
皆が同じ優しさを定義するとは思えない
人生を豊かにする優しさとは言ってみたものの
いざ自分のイメージする優しさを伝えるとなると
なかなか簡単ではないことに気がつく
トトさん、愛されてるなあ
飼い主さんに絶対の安心感が持てるって最高の幸せだと思う
毎日ご飯がもらえて
甘えたい時に甘えさせてもらえる幸せ
朗読:
からっぽのお皿の前で、待ちぼうけのトトがいる
トトはまだまだ食べたいみたいだけれども
トトの体を思うと今日はもうあげられない
それも1つの優しさだと心を鬼にしてトトを抱きかかえる
しかし、それが人生を豊かにする優しさかと言われれば
少しニュアンスが違うのだ
もっと胸の底から沸いて来るような
湧き水のようにこんこんと澄んだ
理屈とか理論とかまったく含まない純粋なものなのだ
では、その純粋な湧き水のような優しさを
トトの何にかきたてられるのだろうか?
(理屈じゃない、言葉じゃないと言いいながら
ノートにたくさん書いている哲学と矛盾しているのが
ヒトの複雑な面白味
ネコのフォルムって完璧に美しい
なにをしててもカワイイ
「可愛いが猫のお仕事」てうまく言ったものだ
車の中でも脚に乗って、外を見ている
笹倉:かわいいな
リードを着けて、久々の野外散歩!
樹を見て、登りたい?と思ったら
スルスルと登った!
猫の本能的能力はヒトの想像をはるかに超えてる
その夜、玄関前で鳴いて呼んでる
笹倉:
行くの? また行くの?
ダメだよ今日は もう夜遅いから
笹倉:
言葉のコミュニケーションができない者との交信みたいな
人には必要なんじゃないかなみたいな
トトは何を言いたいんだろうみたいな
(目を何回か瞬きして「好きだよ」って伝えてるよ
当然ながらトトには言葉が通じない
お腹空いていないかな
遊びたいのかな
ベランダに出たいのかな
毎日毎日トトの気持ちを知ろうとトトの瞳を覗き込む
そういえば人間の瞳をこんな風に覗き込む事ってなかなかないのだ
言葉で済んでしまうから、僕らはめったに瞳を覗き込まない
もしかしたら、純粋な優しさの源泉は
言葉を使えないコミュニケーションの中にあったりするのではないか
もうずっと前から考えていることだけれどでも
やっぱりそれだけではないし
説明をすればするほど人生を豊かにすると感じるほどの優しさから遠ざかっていく気がする
(最近、猫と話すアプリが流行ってるけれども
実際見た感じと、出てくる言葉が違っているのが分かるよね
やっぱり飼い主が毎日見ていれば
顔の表情やちょっとした仕草で伝わるものがあると思う
ただとにかく猫も杓子もトトが可愛い
そんなシンプルな言葉だけが僕の気持ちを内包してくれて
足りないことはメロディに託してしまおうってなる
(豪快なあくびが出たww
言葉で表現しすぎると消えてしまうものがあって
そうか 歌の中ではそれが残せるから人は歌うんだろうな
例えば外人に優しかったりするじゃないですか
一生懸命日本語で話そうとするんだけど、日本語が聞き取れないし
向こうもどうしたらいいかわかんないけど
何か伝えようっていう時に、お互い優しい気がするんですよね
その優しさって人間本来の言葉があるから優しくなれない
浅煎りのコーヒーの香りの中で、今日も創作が始まります
なんでクリエイターってみんなコーヒーにこだわるんだろうね
昔で言ったら、タバコやお酒みたいな “雰囲気”なのかな
笹倉さんは以前カフェを営んでいました(そーなんだ/驚
笹倉:
音楽と並行してカフェとかトレーラーハウスを輸入して売ったりとか
生きるためにいろいろなことを併用してやってはきたんですけど(いい人生だなあ
トトを見てて「ありのままであるって状態の潔さ」
身の置き方みたいなところが結構一番影響があったかな
もっとスッとしててもいいなっていうのをすごく感じて
あんまり他のビジネスっぽいことはせず
もう音楽だけやってたいなっていう気持ちがすごく強くなって
そう考えると結構影響してますね
活動拠点を東京に移した笹倉さん
都内を自転車で走るっていうのもミュージシャンぽい
笹倉:
でもマルチタスクには限界があるなと
音楽に絞ろうって言って、、、コロナみたいな/苦笑
(じゃあ音楽に絞ったのは結構最近なのかな
公園の中でもなにか書いてる
新しい環境で生まれる歌
笹倉さんは今トトに捧げる新曲に踏み出そうとしていました
♪君と陽だまり
歌ってる間、自分の歌がどんなかノートをチェックしてるトトw
人生を豊かにするのは優しさだ
それだけは確かに感じる
今朝も布団の中で眠るトトを見ているだけで僕の心は豊かだった
優しい気持ちばかりが湧いてきて
トトに何度も頬ずりをした
「トトはコロナなんて知らないよね」
ぼくがトトに話しかけると横から妻が言う
「案外知ってるかもよ」
「トト そうなの?」
僕がそう聞いてもトトは知らんぷり
この高さからだと、毎日こんなに素晴らしい空が眺められるんだなあ
これだけ地に足ついた家具や内装を見ていると
とても男性の独身者とは思えなかったけど
やっぱり奥さんがいるんだね
女性性・男性性の境界が曖昧になっている時代だけれども
こういう温かい地に足ついた暮らしをつくるって
女性性の素晴らしさの一つだと改めて思う
私にはそれがないんだよなあ
だから家にも猫がいないのかも
そういうところって結びついてる気がしてならない
うつらうつらなかなか梅雨入りしない空を眺めながら僕は二度寝をした
トトが言う
実はね 全部知ってるんだけど黙ってるんだ(ほんとにそうかもね
世界はね 言葉がないほうが豊かなんだよ
言葉は便利だけど、余計なものがどうしてもくっついてきてしまうんだ
夢の中のトトは、自分の体をペロペロ舐めながら話を続けた
言葉はね、嘘をつくし、騙したりできちゃうから使わないんだ
あと知りすぎちゃうとさ、優しくなれなくなっちゃうって
猫の世界ではとても怖いことなんだ
超絶かわいいポーズを見せてくれてる!!
「へえ 優しくなれないって怖いことなの?」
僕がそう言うと、またトトは喋らなくなってしまった
トトはよく僕に何か話しかけてくる
笹倉:トトちゃんの歌を作ってるんだよ
(ニャーって答えてるww
やっぱり通じるてると思うな
にゃーとも何とも言えない声で
一生懸命なトトの姿を見ていると
やっぱりそう思う
「人生を豊かにするのは優しさだ」
誰の胸の中にも眠っている
それは多分この世界の鎹
トト
ありがとう
笹倉さんも撮影しているから
さっきみたいな自然体の姿が撮れたんだね