メランコリア

メランコリアの国にようこそ。
ここにあるのはわたしの心象スケッチです。

絵本『なきむしこぞう』 今村葦子/さく 理論社

2021-12-30 17:57:54 | 
「作家別」カテゴリー内「酒井駒子」に追加します


2016年初版

酒井さんの挿絵は相変わらず全部可愛い
これもプレゼントにピッタリな1冊
読みながら笑ったり泣いたりしてしまう


今村葦子
熊本県生まれ 児童文学作家
『ふたつの家のちえ子』など 数々の賞を受賞
絵本から長編まで多数の作品がある


絵本にしては文字が多いけれども
全部ひらがなとカタカナだから
読み聞かせに最適

ゾウとキリンとライオンのことを
じょうさん、ちりんさん、らりろんさんて呼んでるのが可愛すぎる!
小さい頃は発音が難しい言葉があるよね

このぬいぐるみたちも泣き虫だけど
この物語で1番泣き虫なのは男の子
全ページに泣いてる男の子の絵が入っている





【内容抜粋メモ】




静かな夏の夕方
玄関からぬいぐるみのゾウとキリンとライオンが出てくる
泣き虫の男の子が嫌いになって
家出をしようと言い出したのは泣き虫の象

ぞう:あの子、ぼくの耳で鼻をかむんだもの

ライオン:あの子は俺の鼻をガブリと噛むんだ

キリン:
私なんていっつも首を掴んで
ハンマー投げみたいに投げられるのよ
もう我慢できない!


3人は動物園の売店に戻ろうとする

とにかく電車に乗らなくちゃ
きみ、切符買える?
駅の窓口で駅員さんに動物園前まで3枚って言える?

ぬいぐるみ達はタクシー、バス、電車、飛行機にも乗ったことがある
あの子がどこにでも連れて行ってくれたから

ライオン:たとえ俺たちが100万円持っていても無理だよ






その話を聞いていた屋根裏ネズミがからかう

あのいたずらんぼがね
俺の耳がビリビリするくらい
声を張り上げて泣き叫んでるよ

僕のじょうさんがいない
ちりんさんがいない
らりろんもいないって
まったく呆れた泣き虫小僧だよ








それを聞いてぬいぐるみ達は黙ってしまう

じょうは自分を踏み台にすれば
窓から見えるんじゃないかと言って覗いてみると
やっぱり泣きながらお母さんに服を着せてもらっている

じょう:
僕も見たいな
だけど僕の首はほとんどないんだもの
頭の次がすぐに体なんだもの


これは笑っちゃう(笑)
言われてみればそうかも
それを言ったら、らりろんも同じだよね





ちりん:
あの子、ベッドにうつ伏せになって
背中を震わせて泣いてる

らりろん:
俺のたてがみがフパゲッティだって?!
それは茹でる前だろう

じゃなきゃこんなに櫛でとかしたみたいに
綺麗に揃ってるはずがないもの

らりろんは突然、男の子の小さな手を思い出しました
らりろんのフパゲッティをとかしてくれたのは
いつでもあのこの小さな手だったのです

(ここでも泣いちゃう・・・



3人は物置の中に入る
じょうさんは雨の日の長靴を履いてみる
ちりんさんは古いズック靴を履いてみる
らりろんは麦わら帽子をかぶっている









じょう:
本当にいろんなことがあったね
お誕生日会もあったし
クリスマスもあった
お正月にはお雑煮を食べさせてくれた
お雑煮のぞうって僕のことじゃなくて
お餅のことなんだ(そうなの!?
象の鼻みたいなの伸びるんだ


らりろん:
みんなであの動物園の売店に戻れたとしても
俺たちはもうピッカピカの新品じゃないんだぞ

鼻を噛まれたり、首を掴んで振り回されたりして
おんぼろな俺たちを欲しいと言ってくれる
優しい子が果たしているだろうか

らりろんは天井に向かって悲しそうに吠えました

屋根裏ねずみがかけ戻ってきて面白そうに言いました





あの泣き虫小僧はまだ泣いてるよ
馬鹿だね
たかがぬいぐるみのどこがそんなに…

ごめん 君たちはただのぬいぐるみじゃないもんね
家出をした立派なぬいぐるみだもんね

今はねお母さんがあの子に分からせるために
家じゅうの部屋を見せて歩いてるよ


らりろん:
確かにあの子は俺の鼻を噛んだけど
いつだってそうっとなんだよ
ライオンが兄弟同士でちょっと噛んでるみたいに
あの子はライオンの兄弟なのかな

ちりん:
あの子は私の首を振り回したけど
いつでも綺麗なリボンを結んでくれた



その時

みんな帰ってきてー!という声が聞こえる
2階の窓を開けて泣いているあの子の声が聞こえてくる

僕、みんなのこと いつまでも大事にするよー!






行こう!
帰ろう!
急いで!

ぬいぐるみたちは走りました
今のうちならまだ間に合うのです

屋根裏ネズミはつまらなそうに髭を擦りました
それからすぐ喜びの声が響いてきました
(ネズミのぬいぐるみもあればいいのにね


みんなどこにいたの?
僕探したよ

でももうぬいぐるみたちの声は聞こえませんでした





やがて窓に灯りがともりました

あの泣き虫小僧が
お父さんとお母さんと一緒に住んでいる不思議な家です
じょうさんと ちりんさんと らりろんが住む不思議な家です

屋根裏ねずみも不思議な家の屋根裏に帰って行きました



コメント

ゲームで遊んでみた part27(18)~キャラバンストーリーズ 『常春の森と太陽の妖精』つづき

2021-12-30 16:25:48 | ゲーム
「ゲームで遊んでみた まとめ」カテゴリー内に追加します


アップデート






毎週火曜にメンテが入って、22日からまた無料のガチャが引けるのも超お得v
ガチャを引くたびにプレミアムポイントがたまって
自動的に星5装備がもらえるから
今度は誰を育成しようかと考え始めると
止まらなくなるからヤバい。。。


●ログインボーナス
毎回、それぞれのヒーローがっぽいことを言うのが楽しみw











●アリーナ






●シオマリアッチ?のクイズ
有名らしいが全然知らないからスルー





●日替わりコインショップ
聖なる町ゲリスクに3人の商人が立っていて
「今年もお世話になりました」と
いろいろなアイテムを格安で売っている








スノードームもキレイ





クリスマスレイドボス



クリスマスツリーマンの次はベル?
シャンシャン鳴りながらどんどん分裂して
大勢でかかっても全然削れていかない/驚



フィールドを歩いていたら、ツリーマンの秋冬ver.もいて
枯れた感じもステキ






ユキヒョウ ドクアール(強敵にてPTで倒した/礼




オウルベア





●貢献度





イザイアのクエスト




いつもは尼僧服のスラヴェイアが珍しく華やかな服を着て
自分でも戸惑っている

ギルヴァン神官:ダルキソスとアルオスの合同クリスマス行事に反対!

(バトル

アルオス司祭:話はこれで収めて、みんなでクリスマス会を続ければよいかと

ほとんど覚えていないが、強いビーストはいつもギルメンに助けてもらって感謝×5000




【ストーリー内容抜粋メモ】


■第1週



スネグーラチカはおばあちゃんのヤリーロが
もうすぐ亡くなってしまうと泣いていて
オルガがなぐさめる





ヤリーロがいると周りが熱くなるから
夫のジェド・マロースははあはあしながら最期を看取ると言う





ヤリーロ:
私は太陽の精
寿命が近づいて最期を迎えようとしている

悲しむことではありません
ただあるべき場所に還るだけ

私たちの生と死の循環の中で
世界は癒され、育まれていくのです


(自然の摂理だね
 地球のあらゆる生物を育み、循環してくれている


スネグーラチカ:
極寒のゲリスクに束の間の春をもたらすために
毎年、精霊の力を使っていたから、私のせいでもあるのです/泣

お母さんのヴェスナ・クラスナはおばあちゃんから受け継いだ
春を呼ぶ太陽の力を持っていて、小さな春を必要とする人のために
いつも氷河をさまよっています


母に聞けば、ヤリーロを一番喜ばせる方法が分かるかもと訪ねる





ヴェスナ:
あの人はお祭り好きだから祭礼で送ってあげたら?
精霊にとって死は終わりではなく、循環の1地点にすぎない
だから祭礼では生誕を祝う儀式と
疑似的な葬式を同時に行っていたの

スネグーラチカはヤリーロにそれを見せる

ヤリーロ:春の訪れを喜ぶみんなの笑顔を見せてくれてありがとう





天に昇る時、なにかに気づいてハッとする祖母
入れ替わるように小妖精のヤリーロが現れる












小妖精ヤリーロ:
なぜここに来たか分からない
精霊界に帰りたい・・・
(この時もバグでヤリーロの姿が全然出てこなかった/汗





それを手伝うキャラバンの仲間

火の精霊カリンに聞くが人見知り?すぎて逃げてしまう





■第2週
スネグーラチカはヤリーロがおばあちゃんの生まれ変わりだと思っている





ユウリ(このコも謎めいていて好きなキャラ):
精霊界へ帰りたいのであれば
そこへ繋がる扉か窓を見つけなければいけません





ヤリーロ:ガラーの森の奥にスフィラが濃い場所がある

産まれた時より、急に生意気な喋り方になってるヤリーロに気づく仲間たち


とてつもない冷気を持つヴェスナ・クラスナが
母にとりついていることが分かる
ヤリーロは春を呼ぶ力を持っているがまだまだ脆弱





ヤリーロがキャラバンに乗り込むが
最初はクリオネより小さくて見えない・・・





ストーリーを進めるごとに自分で進化させると
風船みたいな形に変わった

最初から星5?装備がもらえて助かる/礼



■第3週
精霊界もキレイ






精霊界の妖精たちは「王様がいなくなっちゃった」と戸惑う
その代わりを務めるラケルと出会う






ラケル:
常春の森には、まだ王が生まれていない

光になった精霊が飛んで行くなんて
通常の循環ではないことなんだ

精霊は長い時を生きたあとに
新陳代謝を行うために世界に融けてスフィラになる

本来は「個」としての要素が薄いから
その時、記憶、自我、名前などは消えるんだ

(輪廻転生する魂の話みたい

けれどごく稀に、現世に強い執着があると
同じ名を持って生まれ変わるとか

常春の森が選んでくれるように
ヤリーロが力を取り戻せばいい
ヤリーロが還った時に飛び散った欠片
残滓を集めるんだ

ヤリーロはスフィラの放つ香りをたよりにどんどん進むと
最初の場所に戻ったため、いったん地上に出ると
バシュカル氷河で化け物が現れたと人々が騒いでいる

ラケル:邪悪で劣悪な呪いだ








■第4週

妖精:地上でスフィラに異変が起きて、バランスが崩れて大変だ!

フォルク:寒さが増しているようです

ラケル:
ヴェスナ・クラスナに古い精霊が取りついている
ヤリーロの娘に取りついたのは復讐か?

チェルノヴォグ:
さすが妖精王 一瞬で看破されるとは
長年の恨みを向ける本人がいない以上
娘に向くのは自然だ

この地に眠る鉱石目当ての者が大規模な採掘をしたことで
大地が荒れ、スフィラが乱れた
私の制裁は正当だ






ラケルはこの土地の精霊同士の争いに手を出すことを遠慮する

ユウリ:
精霊同士の争いは、生物の食物連鎖のようだと言われます
その土地を生かすためのサイクルに組み込まれている
負けて消滅する精霊はスフィラに還り、その地の糧になると





チェルノヴォグ:消えろ、ヤリーロの残滓よ!

止めに入ったスネグーラチカのほうが凍ってしまい
怒りによりヤリーロの力が増す








ラケルは黙っていられず、王が相手では分が悪いと
チェルノヴォグはいったん消える

ヤリーロがスネグーラチカを暖めようとしてもまだ力が足りない

ラケル:
太陽の精霊としての力が死の力を上回らないと融けない
その答えはキミの中にあると思う

ヤリーロの夫ジェド・マロースは「ヤリーロの気配を感じた」と言って家を出た
スネグーラチカを家に置いて、ヤリーロは先に進む





市民:
洞窟の入口が落雪で塞がった
私の家族を助けて!

ヤリーロが雪を解かすとお礼を言われて
これまでにない感情がわく

マロース:
どんな形でもいい、性格が違えど
ワシを覚えていなくても・・・出てきておくれ我が妻よ!

その気配が精霊ヤリーロだと知る

マロース:
彼女の原動力は他者への優しさにあったと思う
凍えるゲリスクの人々に春を届けたい
笑顔を見たいという気持ちが根底にあった






ヤリーロ:
スフィラを乱して、世界を汚す人間がいるという
チェルノヴォグの話を理不尽だとは思わなかった
自分の気持ちが分からない!

ヤリーロはまた進化して、赤ちゃんみたいな姿が可愛い オムツしてるし
でも「なぜ子ども扱いするのさ!」ていつも怒ってるw





■第5週




市民:オオカミの群れが街に入ってきた! 食い殺されるぞ!
ヤリーロ:オオカミからあいつの気配がする 操ってるんだ

オオカミ討伐
街は吹雪で孤立する

清しウラガン渓谷からオオカミが来ていると分かる

ヤリーロ:
常春の森の精霊、妖精も世界のバランスが崩れて苦しんでる
あたちがやるしかない!

チェルノヴォグ:この世界に愚かな人間は必要ない!

ヤリーロ:人と精霊は持ちつ持たれつ共存しなきゃいけないんだよ





元のヤリーロ:
今のあなたになら安心して最後の欠片を渡せます
自分ではない誰かのために我が身を危険に晒すことも厭わない
その献身を私は愛と呼びます





力を得て、ヤリーロはチェルノヴォグと戦って勝つ




逃げるチェルノヴォグに
ヤリーロ:もう何かしでかす力は残ってないから放っておきなよ

ヴェスナ・クラスナは正気にかえる
ヤリーロ:よく頑張ったね





ラケル:その感謝の循環もまた、スフィラの死と再生が生み出す世界の理に近しいものがある





ヤリーロの暖める力で蘇るスネグーラチカ

ヤリーロ:約束して! 私をかばって傷ついたりしないって!

それでも同じことが起きたら
またヤリーロをかばうだろうと言うスネグーラチカ

カール・デーン:常春の森に行くんじゃないの?

ヤリーロ:
まだ行けない
スネグーラチカに借りを返さなきゃ
とりあえずクリスマスの手伝いをするわ








これでストーリーは完結?

サステナブルビーストの時同様
ヒトの振る舞いで自然が被る害の話とともに
感謝の循環の話は、最近読んだり見たりしたこととリンクした



あっという間にクリスマスイベントも終わり
この賑やかな風景も見納めかと思い最後にスクショ







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