メランコリア

メランコリアの国にようこそ。
ここにあるのはわたしの心象スケッチです。

井上陽水『氷の世界』(1973)

2021-12-15 13:57:31 | 音楽&ライブ
バンバンラジオで紹介していて気になったから
図書館で借りてみたv

いつものように何の情報もなく
初聴きの感想をメモる

パソのCDを入れる部分の調子が悪くなって
Amazonで外付けの機械を買ったのに
ちゃんと動くじゃないか・・・/汗

でもパソの音は酷いな↓↓↓

ウチにはもうデッキはないから
DVDのデッキに入れて、テレビから聴いた

歌詞カードはシンプル
手描きの文字の横にある
意味不明なアルファベットはコード?

あまりぎっしり詰めて書いてあるから
見ないで聴いた



♪あかずの踏切り
強いリズムと大きな音でバーンと始まった


♪はじまり


♪帰れない二人
次の曲がすぐに始まった 今度はしっとり
あれ? 2曲目あった???

この曲はラジオで紹介していた


♪チエちゃん
三拍子 柔らかいよく通る声
恋愛の歌が多い みんなそうか
昔の歌は短いのがいいね

以前、タモリさんとの対談の動画で
「いまだに、向こうから美人な女性が歩いて来て・・・ていう夢を持ち続けてるww」
って言って2人で笑っていたのを思い出す


氷の世界
鋭い歌詞が独特な世界で一度聴いたら耳に残るフシギなメロディー
凍りついた寒さが伝わる言葉のセンスがスゴイ

図書館のデータには1991年とあったけど、音は70年代
陽水さん自身も70年代から活躍しているイメージだけれども???

今でも第一線で活躍してるってものすごいこと
その人にしかない強烈が個性があるからなんだな


♪白い一日
日本のフォークってこういうイメージ
湿度が高くて、薄暗い四畳半一間のアパートに同棲している
疲れきった男女の話みたいな
これもとても短い曲


♪自己嫌悪
ハモニカとギターで暗めの歌が続く
後にPUFFYのぶっ飛んだ歌を書いた同じ人とは思えないな

私の両親は洋楽、オールディーズ、洋画のサントラとかが好きで
私もそれで育ってるから、日本のフォークソングは馴染みがなくて
どちらかというと苦手


♪心もよう
これも最初から重い

でも、みゆきさんの初期のアルバムは
もっと最強に重いのによく聴いていたよな
思いきり振り切ったアートはなんでも好き


♪待ちぼうけ
明るいロックナンバーがきた

こうしてどんな時代のどの国の曲も
手軽に聴ける環境は有難い

今はいろんな方法があふれているけれども
ラジオは自分の範囲を超えた音楽を教えてくれるのも貴重


♪桜三月散歩道
寒い季節からだんだん温かくなるコンセプトなのかな
どれもとても個人的な日常的な視点から書いている感じ

郷愁のあるセリフが入る
「汽車」て歌によく使われるよね
電車の時代になっても、郷愁度合いが全然違う


♪Fun
福島さんが話していた通り
忌野清志郎、細野晴臣、高中正義さんらが参加していて
ものすごい人たちが自由に音楽で遊ぶってステキ


♪小春おばさん
面白いタイトルだけど、もの悲しいメロディーと歌詞


♪おやすみ
静かなピアノで穏やかな最後の曲



全部で1時間もなく、あっという間に聴き終えた


ウィキで調べたら1973年のアルバムだった やっぱりそうだよね
CD化したのが1991年てことか

ウィキ参照:
先行シングルとしてアルバム制作中にリリースされた「心もよう」は、
陽水にとって初のオリコンシングルチャートのトップ10入りとなった。


当時、LP(アルバム)はEP(シングル)と比して非常に高価であったが、
100週以上BEST10に留まるなどロングセールスを続け、
発売から2年後の1975年8月に日本レコード史上初のLP販売100万枚突破の金字塔を打ち立てた。

オリコンのLPチャートでは5度も1位に返り咲くという記録を持っており、
「100万枚突破記念盤」とレーベルに印刷された盤が存在する。

1982年にCDが発売される前のミリオンセールスアルバム(オリコン集計)4作品のうちの一枚である
(残りの3枚は、松山千春『起承転結』・寺尾聰『Reflections』・YMO『ソリッド・ステイト・サヴァイヴァー』である)。
累計売上は140万枚ないし150万枚。




とっても暗い曲がこれだけヒットしたって、正直よく分からない
タイトル曲のほうがずっとキャッチーだし

うーーーーん・・・
正直、このアルバムの良さはまだよく分からない
季節的には合ってると思ったけど

歌詞をもっとよく読んで、イメージしながら聴けば
1曲ごとの詩情が分かるのかな

最近はSpotifyでお気に入りを検索して聴く程度で
昔ほど冒険しなくなっていたから

自分が普段聴かないジャンルやミュージシャンのアルバムを
いろいろ聴いてみたくなった




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絵本『リコちゃんのおうち』 酒井駒子/作・絵 偕成社

2021-12-15 13:57:30 | 
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1998年初版
これが酒井駒子さんの最初の絵本
最初は着物や和物を中心としたテキスタイルデザインを手がけていたっていう経歴が面白い

最初はとってもシンプルな画風で始まったのに
あっという間に独自の手法に変わって
世界中で大人気のイラストレーターになるって
人生わからないものだなあ!

文章も酒井さんが考えている
これも日常のあるあるなんだけれども
こうした出来事を絵本で読むことによって
私だけじゃないんだって伝わるのも大事だよね

最初はお母さんが窓やドアを切り抜いた
ダンボールの箱だったのに
あっという間に自分の2階建ての家に引っ越したことにして
どんどん膨らむ子供の想像力って本当に素晴らしい

大事なお友達のカエルやシカさんたちも手伝ってくれて
それぞれの表情が豊かでいちいちかわいい


【内容抜粋メモ】
リコちゃんが遊んでるとお兄ちゃん怪獣がやって
「あっち行け! この星は僕が征服した!」






ママまでシカさんを蹴っ飛ばす
本を片付けている中にタウンページが入っているのがこの時代らしい
結局見ないんだよね






もうやだ!
リコはリコだけの家に引っ越す!

じゃあここに引っ越してらっしゃい
リコちゃんの新しいお家

ドアと窓を切り抜いて
床に端切れを敷きました







シカさんたちも内装を手伝ってくれる
色紙をくしゃくしゃにして
ランプにするなんてデザイナーのようなセンス!






うさぎさんはお腹を出したまま寝ちゃったから
ちゃんと布団をかけてあげてる

シカさんが外に出ようとして
外にはこわい怪獣がいるのよ






引っ越したお祝いにリコちゃん特製のいちごケーキをみんなで食べる
いちごは髪飾りのゴムなんだね
とってもよく出来てる







リプトンティーのパックがテーブルになったりして
身近にあるどんなものも想像力の魔法にかかると
何にでも変身するのがスゴイ
カエルさんもすんごい嬉しそうww

そこにお兄ちゃん怪獣が覗きに来てちょっと羨ましそう

あっち行って! この家はリコだけのお家

ドアをノックして入ってきたのは
宇宙人かと思ったらヒーローなんだ

みんなの平和を守りにきました






それはご苦労様
どうぞどうぞ 今からちょうどおやつを食べるところなんですよ

(想像の世界なら、理屈が通っていればすんなり入れてくれるのか
 優しいなw







2人のリアルおやつも用意できて
次のページではもうすっかり食べ終わった後なのが早い!










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