メランコリア

メランコリアの国にようこそ。
ここにあるのはわたしの心象スケッチです。

落語 鴻池の犬 柳家さん喬 ほか

2022-03-03 16:04:56 | テレビ・動画配信
落語を聞いてると、最近フォローしているお江戸系YouTuber
ほーりーの話とリンクしててさらに面白い

ほーりーとお江戸、いいね!


遊山船 笑福亭枝鶴




江戸時代の大阪の夏の夕涼みの様子がよくわかる
スイカを売ったり、花火をあげたり

大きい屋形船がたくさん並んでいるのを初めて見る男が
連れて来てくれた男にとぼけたことばかり質問する

芸衆:芸姑、芸者を粋に言う
舞妓:子どもの芸者
男芸者:太鼓持ち
きゃー:客
板場:料理人、仲居
1晩100円を客1人で払うと聞いてビックリ

だし巻き卵が出てくる この時代も卵を食べていたのか
川に投げると魚が来て、それを見て酒を呑む なんとも贅沢というか・・・

鰻の蒲焼きが出てきて
はんすけ(ウナギの頭)なら食べたことある、と男

あれは胴? 胴があるの?
羨ましすぎて泣き始める

巻き寿司を舞妓が食べさせて
目を白黒させるのを見て酒を呑む やっぱり趣味悪いわ/汗

にぎやかな音楽が流れて
稽古屋が来る
錨模様の浴衣を褒めると
錨にかけて「風で流れんように~」と返してくるのが粋



男の妻と比べて落とされて怒って帰る
妻:あてもそれくらい言えます!

男:長屋であつらえた浴衣着れば?
妻:ボロでヤダ
男:天窓から褒めるから

えらい頭禿げてるなあ あいつのほうが背が高いから見たことなかった
嫁はん、汚いなー

男:いよ!さっても汚い錨模様!
妻:へえ、質に置いても流れんようにww


心眼 林家正蔵
真面目さがにじみ出てる






枕からガラッと変わって話に入る

横浜から歩いて帰ってきた目の不自由の男バイキ(どんな字だろう?
兄1人で育ててあげた弟マツノスケを訪ねたが
「食い潰し」と言われて、ショックで命を絶とうと思ったが
女房オタケが心配していると思いとどまり歩いて帰ってきたと話す

茅場町の薬師如来に願掛けする
女房も水垢離する





万願の日
やっぱり目が開かない演技がすごい

ムリなお願いをしてすみません
いっそのこと殺してください!

上総屋の旦那に声をかけられて目が開いて驚く




上総屋:家内も目が悪くて、ここでよくなったお礼参り

バイキ:
目が見えないと杖があればどこにでも行けるが
目が開くと道が分からない
どか連れてってくれないか?

人力車にビックリ
東京で一、二を争うキレイな芸者衆が乗ってた

バイキ:うちのオタケとどっちがいい女ですかね?

上総屋:
言いづらいが、オタケは面白い顔をしてる
辛い時にあの顔を思い出すと勇気がもらえる
お饅頭を潰した感じ(ww

バイキ:そんな女といられない

上総屋:
バチが当たる!
日本で一、二を争うほどの心立てだよ
お前ぐらいいい男はいない
小春と噂話して「うちに来るあん摩さんくらいいい男はいない」と言って頬の赤らめた

仲見世
姿見(鏡)を見て、自分がいい男で、旦那は悪い面だと言って
怒って去る上総屋

小春が来る
「お汁付き合って」と言われて待ち合いで酒を飲む

小春:お前さんを想ってたけど、いい女将さんがいる

バイキ:うちに戻ったら叩き出すつもりだ

庭からオタケが見てて怒って首を締められる

起きると夢

オタケ:
悪い夢でも見たのかい?
今日から信心するんだろ?

バイキ:
オレはしない
盲人はフシギだ
寝ているときだけよーく見える


静かなまま去る
胸が締め付けられる話だな

林家正蔵:
敢えて難しい江戸言葉を抜いたり、かえる人もいるが
こころだてなどそのまま使った
とっこにとるなど
香り立つ江戸話をしていきたい

江戸を東京って言ってたのはいいのか?


猫の災難 三遊亭遊三





テープレコーダーのない時代に
話を3日で覚えて稽古をつけてもらい、高座にかけた

飲みすぎて向こう1年酒を断つと誓いを立てると友だちが来て
それなら朝晩だけにして2年に延ばしたらどうか?
ってコレ聞いたことある

断るがすすめられるままに呑むのは色気がある?
ぼた餅も放ってきて、手についた餡こも舐めて食べるのは色気がない

仕事休み、朝湯を浴びて酒を飲みたい熊さん

隣のかみさん:
うちの猫が病気で
鯛をもらって、頭は捨てる

熊さん:もったいないからもらう

近所の兄貴分が飲みに来て鯛を見つけて
兄貴分:酒を買ってくるから一升瓶くれ
熊さん:どこもツケがあるから向こう三軒の店へ行ってくれ

隣の猫が来て鯛を持っていったとウソをつく

兄貴分:オレが怒ってやる
熊さん:独り者だから世話になってる
兄貴分;しょうがねー 鯛買ってくる

その間に先に1杯飲む

熊さん:
もう半分くらいいいだろう
どうせ兄貴はあんまり飲まないんだ

兄貴分のために徳利に移そうとして畳にこぼして
もったいないと畳からすすって、頭にまでつけてる/驚

気づくと一升瓶の中身もわずか

熊さん:隣の猫が来て、瓶を蹴って酒をこぼしたことにしよう

残り少ないのも飲んでしまう

熊さん:
朝酒はかかあを質に入れても飲めなんて言う
酒とくれば桜だね ♪夜桜や~
そうだ、猫を追いかけてる格好しなきゃ
(しばらく騒動の真似をするが)相手がいなきゃしょーがねー

眠くなって寝てしまう

鯛を持ってきた兄貴分

熊さん:隣の猫が酒瓶をひっくり返した

兄貴分:
オレはもうカンベンできねえ
隣で文句言ってやる!

隣の奥さんが聞いていて怒ってほんとのことを話す

熊さん:猫によく詫を言ってくれ



鴻池の犬 柳家さん喬
今度はイヌの落語w




昔はイヌもお伊勢参りをした?
ロードムービーよのように楽しんで欲しい

猫みたいな目だな

小僧のサダキチ:旦那、捨て子です! 3匹も
旦那:黒、白、ぶち 可愛いねぇ~ 捨ててきなさい

サダキチが面倒をみると言う
もし欲しい人がいたらあげると約束して飼うと
たいそう可愛がり、店は繁盛する

男:黒いお犬様をいただきたい
お椀代、酒、反物をさし出すと
旦那はプライドが傷ついて断る

大阪の鴻池のぼんが可愛がっていた犬が火事で焼け死んで
それきり元気がない
似た犬を探してきても「それは違う」と言うばかり
その犬は胸にさし毛があってそっくり

旦那:
小僧にあげるから反物と酒はもらう
小僧が来る前に行ってくれ

籠に乗せて行くと、ぼんは元気が戻る
犬に警護がつき、豪華な料理を食べて
肥えて「鴻池のクロ」と有名になる

残ったシロ、ぶちは小僧に邪険にされ
お腹が空いて芋を見つけて取りに行く途中で
大八車に兄が轢かれて、とうとうシロ1人になる

シロ:鴻池のクロ兄ちゃんのとこに行こう
(急に犬のセリフになってビックリ





大阪に行く飛脚について行くが追いつかない

他のオス犬ハチに声をかけられる

ハチ:
お伊勢さんに御陰参りに行く
胸からさげた「御陰犬」と見るとお金も入る
一緒に旅に出ねーか?
オレはハチってんだ

本堂の下で身上話をするシロ

ハチ:
人間なんてそんなもんさ
可愛がっても、飽きるとポイだ

道中、珍しいものをたくさん見る
富士山てあれかな?
海なんて初めてだ!
大きな城だなあ!

大阪と伊勢は途中で道が分かれる
ハチ:クロあんちゃんに会えるといいな
シロ;ありがとう

近所の犬:一丁目と三丁目はまたケンカした!(犬の名前が丁目て面白いw

見慣れないシロを追い返す2人を止めるクロ

江戸から来たと言うと驚く

クロ:
弟のシロか?! クロあんちゃんだ!
エサをもらってきてあげる

(「こいこいこい」と呼ぶ声が聞こえて

鯛の塩焼きだ 食べろ
ウナギを卵で焼いたのもあげる
カステラもあげる

「しーこいこい」

シロ:今度なにくれた?
クロ:ぼんにおしっこさせてた

笑いどころがわからなかったが
人情話ならぬ犬情話もあるんだな





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