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1968年初版 1989年 第8刷 神宮輝夫/訳 フィリップ・ガウ/挿絵
期待通りの面白さで一気読み
登場人物それぞれキャラクターが立ってて
住み慣れた町にがっちり地に足つけて暮らしてる感じが出ている
続編が2作あるので、そちらも読みたい
『ハイ・フォースの地主屋敷』
『シー・ベリル号の冒険』
フィリップ・ターナー
1925年カナダ生まれ、その後イギリスに移った
イギリス海軍航空隊の機関士を務め、終戦後、神学大学で学び、牧師の資格を取った
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【内容抜粋メモ】
登場人物
デイビド・ヒューズ 大工 息子も同名 母は亡い
伯母 ミニイ・ブラックモア
アーサー 農家の息子
ピーター 牧師の息子
プリチャード 薬局 聖歌隊でピアノを弾く
チャーリーじいさん 会堂番
グランサムおばさん タバコ屋兼お菓子屋
シェパートン大佐 大工に時計の修理を頼んだ
ダーンリイ・ミルズの高台にある家に住むデイビドは片方の足が不自由
父がつくってくれた模型の船「黄金のバラ号」で冒険するリチャード・ヒューズ卿になりきって
空想の物語をつくるのが好き
祖父がケースの修繕を頼まれた大時計はシェパートン大佐のものだが
1914年に依頼されたきり誰も取りに来ず、忘れ去られている
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聖歌隊仲間で親友のアーサーは農家の息子
牧師の息子ピーターは発明が好きで「魔術師の巣」と呼ぶ部屋でいろいろ作っている
*
立ち入り禁止にされている教会のクリアストーリに侵入する計画を立てる3人
フットボールの大事な試合で転んで負けて、部屋に引きこもっているデイビドも誘う
伯母は新しく来たスミス医師にデイビドを診せたらいいと父親にすすめる
イスの足を揃えるように足も治ると希望を持つ
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クリアストーリの先にあるオルガン内部の水槽から
『ダーンリイ地方新聞』の記事を見つけたデイビド
約50年前の1914年 ダーンリイ市民が第一次世界大戦に行った年
シェパートン大佐がムーアエンド農場の火事で焼死した事件が起き
デイビドの祖父も証人に立っていた
大佐はまずダーンリイ大佐に電話したがいなかったため
デイビドに電話して時計を取りに来るよう依頼した
記事は破けていて、その先が気になるデイビド
*
3人がクリアストーリに入ったことがバレ、結婚式の掃除をする罰を受ける
チャーリー:デイビドを仲間にしたのはいいことだったよ あの子にゃ、それが必要なんだ
デイビドは2人に記事について教える
ムーアエンド農場がどこにあるか古地図で調べる必要がある
チャーリーじいさんに聞くと、タバコ屋兼お菓子屋をしているアニーは
かつてシェパートン大佐と親しかったと教える
グランサムおばさんを訪ねて聞くと
当時、戦争はクリスマスには終わるとみな楽観視していたが
シェパートン大佐は否定した
シェパートン大佐:勝てたとしても、大勢が戦死するだろう
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プリチャードにも相談すると、塔の上に古地図があると教える
十分の一税用の地図で見ると、ムーアエンド農場はアーサーの納屋にあたると分かる
牧師のオールビスに乗せてもらいムーアにあるアーサーの農場に着き
アーサーがトラクターを運転して納屋に行き
そこが昔住宅だった跡を見つける
火事で焼け残った部分には金庫が置いてあった
それは今は事務室にある
事件当日、金庫は開いていた
事件後、中身は屋根裏部屋に移したまま
*
急にデイビドの足の手術日が決まる
麻酔から覚めると、腕を骨折したアーサーも同室に入院している
プリチャードは図書館で記事を調べて、破れた部分を教えてくれる
祖父が農場に行く際、船乗り4人とすれ違ったと証言
金庫にはカギが2つ入っていた
デイビドは大時計を開けるカギだと推理する
大佐は第一次世界大戦前夜、非常に重大な情報を入手したが
ドイツに知られ、船乗り4人が農場に向かった
大佐はダーンリイ大佐に電話したが不在
仕方なく時計に秘密を隠した
4人は秘密を見つけられず、大佐を殺し、火事ですべて燃やした
*
6週間後、デイビドは帰宅
父にも事件のことを話す
アーサーは屋根裏部屋でカギを見つけ、時計のカギと一致した
ケースを探ると、大佐が書いた手紙が出てくる
「ヒューズ氏へ 見つけ次第、大佐に届けられたし 国家の機密である」
中に入っていたのは、数字が書かれた地図で
ロンドンの陸軍省に送ったところ、第一次世界大戦におけるドイツ軍の作戦図だと分かった
*
大佐は命を懸けて秘密を守ろうとしたのに、墓地には墓石すらない
3人が夜中に見に行くと、教会の屋根から鉛を盗む窃盗グループを見つける
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ピーターが警察に知らせる間、デイビドとアーサーははしごを外したり
川に渡した板を流したりして妨害する
アーサーは牧師のクルマのタイヤのバルブを外して逃走車をふさぎ
警官を連れて戻り、次々逮捕していく
デイビドも屋根にいる犯人を閉じ込めて活躍する
まだ足に自信を持てずにいたが、シェパートン大佐が追い込まれた時のことを想像して乗り切った
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3人の少年が教会を守った事件は全国版の新聞に載る
デイビドは父に十字架をつくってもらい、大佐の墓地に飾る
保険会社から贈られた50ポンドを使って盛大な追悼式を行った
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期待通りの面白さで一気読み
登場人物それぞれキャラクターが立ってて
住み慣れた町にがっちり地に足つけて暮らしてる感じが出ている
続編が2作あるので、そちらも読みたい
『ハイ・フォースの地主屋敷』
『シー・ベリル号の冒険』
フィリップ・ターナー
1925年カナダ生まれ、その後イギリスに移った
イギリス海軍航空隊の機関士を務め、終戦後、神学大学で学び、牧師の資格を取った
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【内容抜粋メモ】
登場人物
デイビド・ヒューズ 大工 息子も同名 母は亡い
伯母 ミニイ・ブラックモア
アーサー 農家の息子
ピーター 牧師の息子
プリチャード 薬局 聖歌隊でピアノを弾く
チャーリーじいさん 会堂番
グランサムおばさん タバコ屋兼お菓子屋
シェパートン大佐 大工に時計の修理を頼んだ
ダーンリイ・ミルズの高台にある家に住むデイビドは片方の足が不自由
父がつくってくれた模型の船「黄金のバラ号」で冒険するリチャード・ヒューズ卿になりきって
空想の物語をつくるのが好き
祖父がケースの修繕を頼まれた大時計はシェパートン大佐のものだが
1914年に依頼されたきり誰も取りに来ず、忘れ去られている
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聖歌隊仲間で親友のアーサーは農家の息子
牧師の息子ピーターは発明が好きで「魔術師の巣」と呼ぶ部屋でいろいろ作っている
*
立ち入り禁止にされている教会のクリアストーリに侵入する計画を立てる3人
フットボールの大事な試合で転んで負けて、部屋に引きこもっているデイビドも誘う
伯母は新しく来たスミス医師にデイビドを診せたらいいと父親にすすめる
イスの足を揃えるように足も治ると希望を持つ
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クリアストーリの先にあるオルガン内部の水槽から
『ダーンリイ地方新聞』の記事を見つけたデイビド
約50年前の1914年 ダーンリイ市民が第一次世界大戦に行った年
シェパートン大佐がムーアエンド農場の火事で焼死した事件が起き
デイビドの祖父も証人に立っていた
大佐はまずダーンリイ大佐に電話したがいなかったため
デイビドに電話して時計を取りに来るよう依頼した
記事は破けていて、その先が気になるデイビド
*
3人がクリアストーリに入ったことがバレ、結婚式の掃除をする罰を受ける
チャーリー:デイビドを仲間にしたのはいいことだったよ あの子にゃ、それが必要なんだ
デイビドは2人に記事について教える
ムーアエンド農場がどこにあるか古地図で調べる必要がある
チャーリーじいさんに聞くと、タバコ屋兼お菓子屋をしているアニーは
かつてシェパートン大佐と親しかったと教える
グランサムおばさんを訪ねて聞くと
当時、戦争はクリスマスには終わるとみな楽観視していたが
シェパートン大佐は否定した
シェパートン大佐:勝てたとしても、大勢が戦死するだろう
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プリチャードにも相談すると、塔の上に古地図があると教える
十分の一税用の地図で見ると、ムーアエンド農場はアーサーの納屋にあたると分かる
牧師のオールビスに乗せてもらいムーアにあるアーサーの農場に着き
アーサーがトラクターを運転して納屋に行き
そこが昔住宅だった跡を見つける
火事で焼け残った部分には金庫が置いてあった
それは今は事務室にある
事件当日、金庫は開いていた
事件後、中身は屋根裏部屋に移したまま
*
急にデイビドの足の手術日が決まる
麻酔から覚めると、腕を骨折したアーサーも同室に入院している
プリチャードは図書館で記事を調べて、破れた部分を教えてくれる
祖父が農場に行く際、船乗り4人とすれ違ったと証言
金庫にはカギが2つ入っていた
デイビドは大時計を開けるカギだと推理する
大佐は第一次世界大戦前夜、非常に重大な情報を入手したが
ドイツに知られ、船乗り4人が農場に向かった
大佐はダーンリイ大佐に電話したが不在
仕方なく時計に秘密を隠した
4人は秘密を見つけられず、大佐を殺し、火事ですべて燃やした
*
6週間後、デイビドは帰宅
父にも事件のことを話す
アーサーは屋根裏部屋でカギを見つけ、時計のカギと一致した
ケースを探ると、大佐が書いた手紙が出てくる
「ヒューズ氏へ 見つけ次第、大佐に届けられたし 国家の機密である」
中に入っていたのは、数字が書かれた地図で
ロンドンの陸軍省に送ったところ、第一次世界大戦におけるドイツ軍の作戦図だと分かった
*
大佐は命を懸けて秘密を守ろうとしたのに、墓地には墓石すらない
3人が夜中に見に行くと、教会の屋根から鉛を盗む窃盗グループを見つける
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ピーターが警察に知らせる間、デイビドとアーサーははしごを外したり
川に渡した板を流したりして妨害する
アーサーは牧師のクルマのタイヤのバルブを外して逃走車をふさぎ
警官を連れて戻り、次々逮捕していく
デイビドも屋根にいる犯人を閉じ込めて活躍する
まだ足に自信を持てずにいたが、シェパートン大佐が追い込まれた時のことを想像して乗り切った
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3人の少年が教会を守った事件は全国版の新聞に載る
デイビドは父に十字架をつくってもらい、大佐の墓地に飾る
保険会社から贈られた50ポンドを使って盛大な追悼式を行った
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