メランコリア

メランコリアの国にようこそ。
ここにあるのはわたしの心象スケッチです。

プレミアムトーク 和久井映見さん@あさイチ

2017-05-27 14:40:40 | テレビ・動画配信
プレミアムトーク 和久井映見さん@あさイチ

朝ドラ『ひよっこ』で永井愛子役で好演している和久井さん
役とは違って、普段は静かな声で喋る、とても控え目な人なんだな

16歳の時にディズニーランドでスカウトされ、
ポスターのモデルから始め、ドラマもブレイク、大河にも出た

 

「最初は、何をしているか分からないながらも、自分のやっていることは嫌いではなかった
 でも、今の若い俳優の方々は、最初からちゃんと分かってやっていて
 演出家の意図も的確に判断して動けているのはスゴイと思う

 私は今でもアタフタしているので、休憩所でも立ったままいっぱいいっぱいで演っている
 これまでも、今もその連続
 経験は積んでも、毎回、現場に入れば、役者も変わるし、すべて最初からという感じ」

(とっても謙虚 乙女寮のコたちを「乙女ちゃん」て呼んでいるのも可愛い

VTRゲストの有村架純ちゃんがゆっていたように
いくつになっても「可愛い」一面もあり、
愛子さんが見せる「一歩引いた」達観した部分もあり、
とても魅力的な方だと分かった


その愛子さんの部屋のセットをそのまま借りてきた!

昭和感が漂いつつ、愛子さんの“可愛いモノ好き”が覗ける(花柄とか、カチューシャとか

この救急箱、今、ウチで使ってるのと同じなんだけどw
中身も似たり寄ったり 消毒液や、包帯、ガーゼとかね

 

ベッドの上の棚にある小物は、結婚して乙女寮を卒業したコが
旅行などで買ってきて送ってくれたお土産なんだそう
相変わらず、NHKのセットは職人芸/驚



そして、なぜかプロレス好きw


寮とつながる戸のほかに、外に出られる戸もあって
独身の愛子さんが、いつカレシを連れてきてもいいように、向島電機の配慮だって、そこまで!



いろいろ苦労してきた愛子だが
「これからは幸せしかこないわよ! すごいことが起こるかも!」
と言ったセリフにもある通り、脚本家さんはいろいろ仕込んでいるそう 楽しみ♪


「くるくるカール」

これを見るたびに、短大の友だちも同じ髪型だったことを思い出す
とってもオシャレなコで、毎日、あの完璧なカールをどうやって保つんだろう?てフシギだった

やっぱり保つのが難しいそう
湿度や、動いたりするとカールが落ちてくるから、
その都度、メイクさんが巻きなおすなどしてキープしている




特選!エンタ 映画「LION/ライオン~25年目のただいま~」&「赤毛のアン」

いつもイイ映画を紹介していて、今回もどちらも気になった

とくに、「赤毛のアン」にマーティン・シーンが出てるのは感激
歳を重ねても色気は変わらないなあ!

 



プリンスエドワード島も本当に美しい 一度行ってみたい場所
 





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『天才はつくられる』眉村卓/著(角川文庫)

2017-05-26 12:04:04 | 
『天才はつくられる』眉村卓/著(角川文庫)
眉村卓/著 カバー/木村光佑、本文イラスト/谷俊彦 解説:矢野徹(昭和55年初版 昭和59年18版)

「作家別」カテゴリーに追加しました。


[カバー裏のあらすじ]

恐るべき天才少年少女のグループがあらわれた! 彼らはテレパシーを修得し、念力で自由に物を動かし、テストでも抜群の成績を修めている。
が、彼らは、何か巨大な悪の企みを抱いているらしい・・・。
ある日、ひょんなことから、ちょっぴり超能力を身につけた史郎にも、グループに入るように誘いがきた。
そして、断わった史郎に、彼らは命を取ると脅しをかけてきたのだ。
史郎は、友人の敬子とともに、天才グループと断固闘う決意を固めたが・・・。
スリルあふれる、学園SFサスペンスの傑作。「ぼくは呼ばない」を併録。


ウィキを参照して、順番通りに読もうかと思っていたけれども、読みたい順に読むことにした
今作は、以前、読み直して書いた感想メモがあったけれども、また読んだ

『天才はつくられる』 眉村卓/著(角川文庫)

やっぱり“学園もの”もいいな
私が最初に買って読んだのも、たぶんこの主人公と同じ年頃ではなかったか
“大人”になった今読んでもドキドキワクワクする 『ねらわれた学園』に似た雰囲気



あらすじ(ネタバレ注意

『天才はつくられる』
図書委員の松山史郎、ニューフェイスでテニス部と兼ねて来ている橋本敬子らは
新刊図書の整理に追われていた 担任は坂村先生

敬子「この本、注文台帳に載ってないんだけど」

『学習教程』と書かれた本には、超能力の基本概念、テレパシーの習得、
透視力への応用、念力の初歩・・・など不思議な内容がまるで教科書のように書かれている




帰り道、敬子は「あの本にあまり深入りしないほうがいいような気がする 勘だけど・・・」と言ったが
本のことが気になって勉強に身が入らない史郎は読み始める

「超能力者には適性がある 適性のない人間はいくら努力しても身につけることはできない
 適性を見分けるにはESPカードを使う・・・」


馬鹿馬鹿しいとは思いながら、つい熱中してメモをとる史郎
そして、数日間、その訓練法に従って練習もしてみた


坂村先生が慌てて来て
「本屋さんが来てるんだ ひどく慌てていて、あの本は間違って持ち込まれたものだから、すぐに返してほしいんだ」

あの本の内容は本当だったのだ
当惑している史郎の耳に、敬子の思いがまるで声のように聞こえた
(ひどく顔色が悪いわ)

読心術だけでなく、念力で本を持ち上げたのを見た敬子は驚く
(この人は、私の考えを読んでいるんだわ)

本屋に本を返していると、(まぬけな本屋だ)という思念が入ってきた
(こんな失敗をもう一度やったら、みんなで殺してしまうほかはない)

その声は史郎にも呼びかけた
(君はいずれ消されるよ)

外を見ると、1人の背の高い少年が立っていたが、突然消えた


敬子に言われ、坂村先生に相談し、実際、本を動かして見せると蒼白になる
「君がこんな能力を持ったと世間に知れるだけでも、ものすごい騒ぎになるだろう」
(読心力があると分かれば、友人もいなくなる テストの成績も信じてもらえないだろう)

史郎の両親にも相談するが信じられないようだった


道に再び、あの少年が突然現れる 彼の思念は読めない

(僕は、相手の読心力から自分を守ることができる 中途半端な超能力者ではないのだ
 今度だけは仲間に加えてもよかろうという申し合わせができた 我々のグループに入るか?

目的も分からず、断る史郎の頬にすさまじい衝撃を感じた
再び、攻撃が始まると分かり、史郎も必死に反撃する

(僕はどうやら君を見くびっていたらしいよ 君は消すには惜しい人間だ ゆっくり考え直すことだよ)

そこに心配した敬子が駆けつけ、家に送られる
史郎は体力的にも精神的にも疲れきり、眠り続けた

その後、先生と両親とともに話し合っていると、母親の思念だけ読み取れないことが分かる

坂村
潜在意識による制限というやつだ!
 君は心の底の底で、お母さんの気持ちまで読みたくはないと思っているから読めないんだ!
 テストの時も自動的にブレーキがかかるだろう つまり、自動ブレーキなんだ
 自身の道徳観が自身の破滅を防いでくれるんだ」とホッとする

それはテストの時に証明された
そして、先生、敬子、クラスメートに対してもブレーキがかかるのを感じた



敬子が校舎裏に史郎を呼び出し、新聞の切り抜きを見せた
“試験ノイローゼか? 中学生の自殺相次ぐ”

それとともに“松山くんに、早く僕たちのグループに入るようすすめてください”という封書も入っていた
なんて卑怯な! と憤りつつ、敬子の(メンバーになってほしくはないけど、今度は私が・・・)という不安の思念が読めた

先生に相談すると、同じく封書が届いていたという
“あなたが手助けしようとしていることは、非常に危険なことです”

「事情を知っている僕たちはやっかいな存在だ 結局、いずれは消されるんじゃないか?
 それなら分かってくれそうな人を選んで、事実を伝えよう」

史郎「仲間を増やして、対抗できるよう頑張ってみよう」

そういったものの、誰も本気にしてはくれなかった
いつしか、こんな苦労は無意味だと思い始めていた



敬子から「1年生のクラスで、全員の票を集めて図書委員が選ばれたんですって」

その新顔の女生徒・井戸崎玲子から(以前見た少年は地区グループのリーダー大須賀雄一さんよ)という思念が来た

そこに坂村がグラウンドで怪我をしたとしらせが入る
野球部のボールが急に曲がって、先生の頭に直撃したという

先生が持っていた雑誌には、30名ほどのグループの写真が載っていて、その中に大須賀もいた
“天才を自負する少年少女 学業は首席 スポーツは万能 抱負「僕たちは大きなことをやりますよ」”

史郎(彼らには良心による自動ブレーキなどひとかけらもないんだ!)

玲子に怒りを浴びせると動揺し(あれは指令だし、命に関わるほどの怪我じゃないわ)
この生徒は自分たちの仲間やリーダーを恐れているのだ

玲子(手始めは今度、敬子が出る区内庭球大会よ)




史郎は敬子に事情を告げず、テニス大会を見に行く
気付くと、大須賀ほかグループの真っ只中にいた

準決勝までいった敬子は、超能力により敵のボールが急に方向をかえられ劣勢となる
史郎が応戦しようとすると
(やめて! 向こうが超能力を使っているのは分かってる 松山さんまでそんなことをするのはやめて)

大須賀
(忍耐もこれまでだ あと1週間やる 来週の今日の午後5時までに仲間になる決心をしなかったら
 先生、敬子、君も消すつもりだ)




何もなす術もなく焦っていた時、“中学2年生で高校受験の2番になった大須賀くん”という記事を見つけて
先生「これが、やつらをやっつける材料だ!」

敬子にも史郎の思念が読み取れるようになる
先生は、2人で心でやりとりするのが実地訓練になったのではと推理する

大須賀らがやって来て、史郎はテレポーテーションも出来るようになる
その様子を見て、両親も信じざるを得なくなった

まず、中学の校長のところへ行き、半信半疑ながら実際の超能力を見せると
「やるだけはやってみましょう」

父の友人の警視の所にも行くと「信じられん!」と言いつつ、あと数時間しかないことで
「新聞社へ行け!」とうながす

「君たちを午後5時ジャストに新聞社の社会部の真ん中に置いてもらうよう頼んだ
 その連中も手を出すまい 騒ぎになれば、我々が一斉に動き出すさ」



新聞社に向かうタクシーの4輪が一度にパンクし、ドアも開かない
隣りのクルマにいる大須賀は(ここでハンドル操作を誤ったクルマにぶつかられるよりはマシだろう?)

そこに敬子の念力が加わり、クルマから脱出
史郎は、グループの心をかき乱すことで、集中できなくなり超能力が働かなくなることを知る

ギリギリに新聞社に滑り込むと、社会部長は
「半年ぐらい前から、いろんな奇妙な事件が起こっていることに気付いていた」と話す


5時が過ぎた時、一斉に停電した
大須賀(君を消すためにはどんなことをしてもいいという指令が出た)

室内は大混乱となる 机やイスが動き、蛍光灯が落ち、火の手が上がる
見ると、近くの屋上に大須賀らがかたまって立っていた
そして瞬間移動で社会部に来る

「我々は新しい時代の支配者だ 逆らうと酷い目に遭うぞ!」

部屋のあちこちでフラッシュがひらめいた

史郎がやられた・・・と思った時、敬子と玲子が協力して大須賀を倒す

(地区本部へ戻れ!)という命令がどこかから来て、グループは怪我人をかついで消えた
警察の機動隊がその直後に飛び込んできた

玲子は、小学生の時に友だちに誘われ、面白半分でグループに入ったが、恐怖で抜けられずにいた
しかし、史郎たちが敢然と戦うのを見て、敬意を抱き、グループを抜ける決心をした




警察は、ある果物屋がグループの拠点になっていると突き止めて包囲する
機動隊長がやられ、反撃しようとするのを止める記者

「君のお父さんやお母さんがどう思っているか、考えたことはないのか?」

「我々はそんなものを超越している 能無しのブタども 束になってかかってくるんだ!」

史郎は、大須賀がこんな無鉄砲なやり方をするのに違和感を感じる
機動隊との戦いに全力を使い果たし、大須賀は倒れる
史郎の勘通り、果物屋にいた仲間が全員、瞬間移動するまで大須賀が時間稼ぎをしていたのだった

玲子によると、超能力の素質は誰でも持っているが、それを使いこなすには
若いうちから訓練を受けねばならず、グループは組織的にメンバを集めて教育していた
玲子は大須賀の指令を実行するのみで、その上にどんな存在があるのか全貌は知らない


史郎は、大須賀が弱って眠っているうちに心を読んで欲しいと頼まれるが、すでに目覚めていた
「新しい世の中をつくるんです 本当の能力のある人間に治められる世の中をね」と言って消える



1週間後、警察が全面的に動き始めた 社会部で撮られた写真をもとに、
玲子が名前を言い、手配写真がばらまかれた
しかし、手がかりを掴んだと思うと、グループの証拠隠滅の手が入る




マスコミはこの事件をかなり派手に書きたて、史郎のもとにもテレビカーが来た
先生は、敬子と玲子もパトカーに乗るよう言う

父「警視の追及にたまりかねた組織が、とうとう暴れ出したんだよ」

百貨店などを襲い、強盗宣言のビラには先生、史郎ら4人が犯人だと顔写真が載せられていた


警視「やっとやつらの本拠が分かった」

都心のコーポラスの1つをまるごと持って、本拠にしていた
史郎は1人で、説得に行く なぜか憎しみより、哀れみに似た感情がわき上がり
警告のテレパシーは、史郎の透明な心を通り抜ける

超能力が働くためには、相手に受け止める対立する感情が必要だと分かる
(とうとう超能力の最後の秘密を知ってしまったようだな)

大須賀もまた、組織の命令に従う1人に過ぎなかったと分かり
冷静さが消え、あっという間に総攻撃を受ける

そこに敬子と玲子が加勢に来る
グループはなぜ彼女たちが来たのか理解できなかった

「そうよ! 私たちは自分の意志で来たのよ
 あなたたちのように強制されているのとは違うわ それがあなたたちと私たちの違いなのよ!」



(殺せ!)

新聞社で聞いた声が聞こえ、見ると、思念の主が立っていた
痩せて小さな老人で、憎悪に歪んだ顔だった

全世界が爆発したような音と光が放たれた
床に倒れていたのは、史郎ではなく老人だった
最も忠実だった大須賀に対する冷たい仕打ちを見て、超能力者たちは団結したのだ

彼らは自発的にコーポを出て、警察にくだった
もし組織がこうして本部に集まることなく、各支部に分かれ、すぐ上のリーダーから命令を受けるだけなら
みんな恐怖のために逆らわなかっただろう


(なんだか、政治や軍隊、国家の仕組みに似てるな


大須賀は助かったが、老人は心臓麻痺で亡くなった
あの老人が超能力理論を完成したが、その時は高齢になっていたため若い仲間を集めていた

警視
「あの本部に資料があった 催眠術で暗示をかけるとブレーキがかかって、超能力は凍結できるらしい
 君たちもそうしてもらったほうがいいんじゃないか?」

史郎たちはそうしようと決める

先生「今の時代では、超能力者は迫害されるだけでしょうから」

警視
「10年、いやもっと近い将来、我々は超能力を全面的に解放しなければならないだろう
 しかし、その時は、超能力をコントロールできるようになっていなければならない
 もっと自然なものになっていなければならないのだ

 その意味で、超能力問題は、今やっと始まったと言うべきだろうね」




『ぼくは呼ばない』
高校の柔道部員・道夫は、練習中にふいに頭の中が空白状態になる

その帰り、バス停で派手な女性に声をかけられ、靴まで脱いで追いかけられる
物陰に隠れても見つかって、互いが触れ合った瞬間、またさっきの異様な感覚となる
我にかえると、もう女性はいなくなっていた




家に帰ると、中学時代から文通している大阪に住む服部康子から乱れた字で

“今度の土曜日の午後6時にひとりで東京に着く
 どんなことがあっても出迎えてほしい、お願い”と書かれていた

その晩、期末試験を控えて、苦手な英語から始めると驚くほど調子が良い
他の教科も終えて、時間を見たら、わずか1時間しか経っていないことにも驚く


翌日、電車に乗ると、出勤途中のOLに囲まれる
昨日と同じ、憑かれたような目で見て追いかけてくる

学校に着くと、今度は女生徒たちがたちまち寄ってきて、周りの男子生徒はやっかみ始めた
授業では、どの教科でも冴えていた

授業後、再び女生徒に囲まれ、1人が手を握ると力が抜けたように倒れた
まるで彼女からエネルギーを吸い取ったかのように


その混乱の中、クラス担任の川上に呼ばれる
なにか話そうとしていたところに、職員室中の女教師たちが集まってきて、道夫は咄嗟に外に走り出る


逃げ出してから、カバンを落としてきたことに気付いた
遠回りして学校に行くと、川上先生が自分のカバンを持って
家に届けるのを理由になにか話がしたいのだと分かる

しかし、家に着くと、すでに玄関に20名余りの女生徒や、見知らぬ女性が集まっていた
「帰ってきたわよ!」と見つけるやいなや、猛烈に追ってくる

たまたま通りかかったタクシーに乗り、行き先を聞かれ、反射的に「東京駅」と答え
康子と会う約束をしていたことを思い出す


このまま混雑した駅に行くのは危険だと迷っていると
小柄で、帽子を深くかぶり、オーバーを着た康子が
見知らぬ男性に追いかけられているところに出くわす

道夫は男性に体当たりをして、「あっちへ逃げるんだ!」




やっと2人きりになると、互いに顔を見ても何も反応しないことに驚く
康子もまた、急に男に追いかけられるようになり、周りに相談しても信用されず
学校へも行けず、家では妄想者扱いで閉じ込められていたため、皮膚も全部隠して家出してきたと話す

「こんなことになっているのは、私たちだけじゃないのよ」

彼女が持ってきた俗悪な週刊誌には“異性に追われる奇妙な高校生たち”と見出しがあった
読もうとした時、クルマが停まり、運転していた男が走ってきた
2人は逃げようとして、道夫が康子の手をとると、鋭い電撃が走り、吐き気がこみ上げた


なんとか公衆電話ボックスに逃げ込み、記事の続きを読むと、ふざけた調子で書かれていて
“その生徒たちはいずれも、普段は真面目すぎるほどの性格”とある

家に電話すれば、川上先生もいるかもしれない
その時、パトロールの警官に声をかけられる
康子の手に触れると、互いにうつろな目になり、警官は全身の力を抜かれて壁にもたれた


2人を追う人数は数十人にふくれあがる
「私はもう走れないわ」

公園に着くと、さらに大勢に取り囲まれる
「こわい!」 唐突に康子が道夫に抱きついた

恐ろしい電撃が走り、全身が火柱となって燃える
この群衆に押し潰されて死ぬくらいならマシだ

2人が気付くと、群衆は夢から覚めたような顔で散っていくところだった


家に着くと、やはり川上先生がいて、これまで20例以上囁かれいることを告げる

実際はもっと多いだろうね 外聞の悪い事件は、外部に漏れないよう処理される傾向があるから
 相手は脳の活動が低下して、2時間も休めば元に戻るよ
 すでに研究に着手していたグループの報告によれば、両方とも被害者と考えられるんだ

 吸引力は、本人が備えていたものではない いわば寄生生物だね
 なぜ高校生にとりつくかは分からないが、内省的な若者が、彼らにとって住み心地がいいのかもしれない

 彼らにとって、仲間の宿った人間には用はないから、互いが触れ合った時、警告の意味のショックがあったわけだ
 それを無視したため、反発した寄生生物は耐えられなくなって飛び出していったという説も成り立つ」

道夫は、自分がひどく可哀相なマジメ人間のように思えて苦笑した

「明日の朝帰ります 試験が近づいていますので」
康子の頬にも苦笑に似たものが漂っていた




【矢野徹解説 内容抜粋メモ】

僕らの周りには2つのタイプがいるようだ
都会人のスマートさを売り物にするタイプと、田舎者の泥臭さを固執するタイプ


京都、大阪、神戸出身の作家でも、すぐ東京弁を喋るようになる人と、そうでない人ができたようだ
眉村さんは、どうもその後者らしい
僕は神戸出身で、50歳までは神戸訛りが抜けず、別に、東京弁を意図して喋ろうとしなかった

アメリカの国立公園に住むネクタイをした熊の漫画フィルムをもとに
眉村さんを“クマさん”と命名したのは僕だが、それが空前絶後のこととなった
いかに眉村さんが愛される人物であったか

『燃える傾斜』から泉鏡花賞を受けた大作『消滅の光輪』まで
眉村さんはロマンチックなものから永遠なるものへと、着実に進み、こつこつと書き続けておられる

第一期に属するSF作家の誰とも同じように、
眉村さんも中学・広告性向きの学習雑誌に大量のSFを書いておられる
当時はSF専門誌が1誌しかなく、大切な市場だったとともに、
将来の日本でSFが広く読まれるようになるための底辺作りに夢中だった時代だ


毎年の夏、日本のどこかでSF大会と呼ばれる、SFファンの集まりがあり
時には1000人を超えるファンが集まり、同じ宿に泊まり、SF作家、翻訳家と交歓する

30代、40代の女性が子どもを抱いて来られ「中学生の時、中学×年に載ったSFで・・・」
と懐かしそうに挨拶される 少年少女のSF読者がずっと読み続けてくださり、
それで今SFが世間一般に受け入れられている

ここにおさめられた2篇も、昭和42年に学研の「中一コース・中二コース」、「高二コース」に発表されたもの


作家はみな、空想、夢想、妄想の熟練者だ
それを首尾一貫した形にまとめて文字にするのが仕事
私は、作家が妄想した以上の妄想を楽しむのが、読書の醍醐味だと思う

僕が20年以上つきあった眉村さんは、誠実さの代名詞、
読者に大量の夢を見させてくれる人なのだ



(私は、当時流行っていた「中一コース」ではなく、「マイコース」とかいう名前じゃなかったっけ?
 でも、そこにSF小説なんて載ってなかった気がするが
 眉村さんは、角川映画つながりで知ったと、今でも思っているんだけど




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ATPテニスマスターズ1000 イタリア国際~ローマ~ A.ズベレフ×ジョコビッチ

2017-05-26 11:45:46 | テニス
 

決勝戦のみNHKの深夜に放送された

3回戦「錦織vsデルポトロ」の結果
6-7 3-6 で負けたのか 第1セットは競ったんだね

マレーもナダルも敗れて、決勝戦は、過去4回ここで優勝しているジョコビッチと
まだATPテニスマスターズ1000の優勝もなく、BIG4に勝てていない20歳の若手ズベレフ


ポイントだけ観た

 

ロッド・レーバーさん(今大会2度の優勝経験あり)、サンタナさん(1965年のファイナリスト)ほか
レジェンドが見つめる中、白い靴下を真っ赤に染めて戦う両者



ジョコビッチは、前の試合、朝の練習ともに好調さを見せていたそうだが
試合中、腰を押さえるシーンもあった どこか痛めた?
去年のトロント以来、ATPテニスマスターズ1000の優勝がないというのも気になるデータ

 

第1セットは、ズベレフが長身(ジョコより高いって!)からのビッグサーヴなどで6-4でとった

第2セットも4-3と、3セットマッチで大きな波が来たが
6分30秒かけて、なんとかしのぐジョコビッチ

その後も、ミスショット等でフラストレーションがたまり
何かゆったことでウォーニング受けてた



5-3とズベレフが大手をかけ、ジョコがダブルフォルト
チャンピオンシップポイントをとって、ついにズベレフがATPテニスマスターズ1000初優勝を飾った

6-4 6-3 はストレートゲームじゃん/驚×5000

 

 

 

勝利の感動を爆発させ、客席にタオルやシャツを投げ、ベンチに腰掛けて
顔を覆っていたのは感激の涙か?





<セレモニー>

 

ズベレフインタビュー

Q:あなたは、好きなサーフェスはないということですが?w

なんといっていいか分かりません
今週に入るまで、ここに立てるとは思っていませんでした
レーバーさんからトロフィをもらえるなんて、きっとずっと覚えていることでしょう
ノヴァクという歴史上もっとも素晴らしい選手と戦えたこともとても嬉しく思います

 

Q:
ここにいる紳士(ノヴァク)が初めてATPテニスマスターズ1000で優勝したのは
19歳の時ですが、それに対して責任を感じますか?(責任てなんだ? 翻訳ミス?

まだ私はノヴァクのキャリアの半分にも満たしていません
あなたは素晴らしいプレーヤーです
今後の活躍を祈ります


 





アナ:
今大会の優勝賞金は、日本円で約1億! 準優勝は5000万円です
ズベレフの優勝で何か変わりますかね

解説者・辻野さん:
ズベレフのインタビューを聞くジョコビッチが、まるでお兄さんのような優しい顔だった

アナ:
後から考えると、男子テニス界を変える瞬間になったかもしれないですね

辻野さん:
この先、10年後どうなっているのか、また楽しみが1つ出来ましたね
(BIG4が引退した後のランキングってこと?

アナ:
このズベレフの優勝で錦織圭ほかの選手も刺激を受けるのでは?

辻野さん:
受けるでしょうね
また、ナダルの強さも戻ってきてますし
マレーもこのまま終わらないと思います



ナダルが19歳で優勝した以来の若手の優勝で終わったローマ戦
セレモニーでは、なんだか穏やかアレンジの♪ヤングマン が流れていたような?w



<ハイライト>

 

 


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危険!子どもの指挟み@あさイチ

2017-05-26 11:35:23 | テレビ・動画配信
危険!子どもの指挟み@あさイチ
 

子どもの指がドアに挟まれた時の圧を計算してみた(見てるだけで痛いいいいい
 

1ヶ月前、玄関のドアに手を挟んだ男の子も、大事にはならなかったものの
まだ内出血のあとが残っている



その後、子どもの母親は、室内のあらゆるドアが心配でならない
下の子どももいるので、いつも見ているわけにもいかず
疲れて気を抜いている時に起こりやすい気がするという

 

 




専門家:
 

ちょっとした隙間から向こう側が見えたりすると
そこに向かって行く、隙間に触ってみたいという発達の段階に多い事故


これまで“親が気をつけていればいい”と言われてきたけれども
同じ事故がこれだけ長い間続いているということを考えると
社会全体として対策を地道にやっていかないと減らないと思う



気をつける場所の例


1位:蝶番 5割
2位:ドアノブ付近 4割
3位:ドアの下の隙間 1割(あんなに開いてるんだ/驚



対策例
1.スポンジ状のストッパー(市販されている)
ドアにはめると、バタンと閉まらず、スポンジ分だけ開いたままになる

 
(こうなるとドア自体要らない感じでは?


2.蛇腹状のものを、子どもの背丈まで間に挟むことで、指が入らない
 
これも市販されているし、牛乳パックでも代用品が作れる

怪我をしない工夫をしたドアなども開発中


ヤナギー:
専門家が言っていたように、同じ事故がずーーーっとあって
子どもの成長段階も変わらないとなると、
国の安全基準をちゃんと作るべきでは?

法律を変えるのに時間がかかるなら、マンションを建てる住宅メーカーや
それを販売する不動産会社がそういう対策を積極的にして、それを売りにすればいい



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『燃える傾斜』眉村卓/著(角川文庫)

2017-05-25 12:15:04 | 

『燃える傾斜』眉村卓/著(角川文庫)
眉村卓/著 カバー/木村光佑(昭和52年初版)

「作家別」カテゴリーに追加しました。


[カバー裏のあらすじ]

その時、シロタの胸に去来したのはあの奇妙でインチキ臭い広告だった。
“今すぐドリーム保険に入りましょう! ドリーム保険は人生のやり直しの保険です・・・”
恋人を奪われ、合理主義万能の社会にイヤ気がさした、はみ出し者シロタは、全財産をこの保険につぎ込む決意をした。
が、その時彼は、これが驚くべき高度な文明を持つエリダヌ人の仕組んだ巨大な罠の一端だとは、夢にも思っていなかった……。
広大な宇宙に飛び出した地球人シロタの冒険を描き、人類文明に巨大な疑問符を投げかける眉村卓の問題SF!”


目次

1 序章
2 万能サービス連立会社
3 ドリーム保険
4 漂着者
5 短い滞在
6 跳航
7 エリダヌン
8 政策島で
9 イースター・ゾーン
10 エスピーヌンたち
11 地球戦団
12 終章


amazonで1冊1円+送料でまとめ買いした9冊を(眉村さん、出版関係者さんスミマセン
これまで持っている本と並べてみたら、カバーの背がうす緑色なのに気づいた

初版が多く、本編の紙は変色しているけれども、ウチにあるのは水色に近いから
私が学生時代に買った同じ昭和50年代の十数版もののほうが経年劣化しているということか
時間の流れを感じるなあ

ウィキで調べて、改めて木村光佑さんによるカバーの角川文庫作品を
手に入る範囲で順番に読もうと思い、手にとった本書は、
眉村さんの記念すべき長編第一作

のちに解説文にもあったが、まず何気ないはじまりからもう景色が見えてきて、
主人公と同化し、次の展開が知りたくて
まさに時間の経つのも忘れて、世界に入り込んでしまう

私の知る中では、一番SFらしいSFという感じで、
宇宙開発がまだまだ始まったばかりの現在の延長線上には
ほんとうにこんな未来があるのでは?と思わせる

それでいて、漂うサラリーマンの哀愁感は残っているからハマってしまうのかな
いつ、この怪しすぎる「ドリーム保険」の夢から覚めるのか
半ばドキドキしながら読んでいたけれども、さすがに夢オチではなかったのでひと安心w

それどころか、どこに行き着くのかという期待と不安の後に、思わず泣いてしまった
ああ、やっぱり素晴らしい作家さんだなあ



あらすじ(ネタバレ注意

シロタは、5年ほど前に建てられたドリーム保険連立会社に向かっていた
大きなポスターには、こう書かれていて、信用する者はいなかった

「ドリーム保険はやり直しのための保険です
 契約金をお払いになるだけで、あなたは人生の再出発が出来ます」




万能サービス連立会社のルームリーダー、テクナは面倒な移転請負の仕事を言い渡し
シロタは冒険のつもりで引き受ける

テ「彼はイースター・ゾーンのあいのこだったっけな」
「変わってますねえ 混血の連中ってのは」

会社の経営首脳陣は、今や人工頭脳に代行されているという噂はたぶん本当だろう


今や人類は150光年の範囲を植民地化している
そして、いまだ人間より優れた生命体は発見されていない
人間は原住民を使役し、殺して食っていた

しかし、イースター・ゾーンは古めかしい非科学的なことを好むため、半ば無視されていた


「まだ立ち退いていないのがいるらしい 見てきてくれないか」と技士に言われて行くと
「私、ここで死んでやるのよ 面白いでしょう」と半狂乱になっている女がいた
シロタは強制的に引きずり出す


調整局の命令で、昨日連れ出した女に、24時間シロタの部屋を貸せと言われる

テ「君は一度も結婚準備の同居申請をしたことがないだろ いい機会じゃないか
  行動は社用ビジョンで監視されるがね

女の名前はカーリ・フルスといった
シロタはなんとも落ち着かない一夜を過ごす



ある日、シロタのいた「906ルームは解散する」と急に降格人事が発表された
新しい配属先822ルームのリーダー、フィッツギボンは、シロタを呼び

「ここでは芸術などという馬鹿げたものはおろか、あらゆる感情は抜きにする
 これからは本気でやりたまえ 地球外の低級生命体相手の勤務につきたくなければな」


この日から何ひとつ空想力を刺激する仕事はなくなった
形にはまらなければ生きてゆけないのか それが順応というものかもしれない

フィ「すでに人間は物質であり、物質が作りあげた精神は、物質により決定される」


822ルームに異動してから、シロタはカーリとずるずる付き合っていた
(カーリと同居申請を出そう)

翌日、サラリー前受制度を利用しに行くと、解雇証をもらったテクナと会う
「これからやる仕事にも困ったら、ドリーム保険に行く」と言う

パンフレットを読むと、今まで得てきたものは何もかも捨てるのが条件で
契約金は1回払いと同時に終身再出発権がもらえる、とある


カーリにフィッツギボンの話をすると、激しく動揺し「一緒には暮らせないわ」と言われる
フィッツギボンの個人記録を覗き見ると、かつて2人は同居していたが、
カーリを低級生命体との人体実験に利用して捨てたことを知る

その後、フィッツギボンからカーリが自殺したことを知らされる
「・・・辞職します」



絶望したシロタは、ドリーム保険に行く
「僕はもうこの地球にいたくないんだ 人間のいない世界に行きたい」
長いテストを受けて「合格した」と言われる

複雑な配線を施したイスに座り、瞬間移動した場所には太陽が2つあった
湖を目指して歩くと、突然建物群が現れ、十数人の人間が見ている

「あなたと同じ人間です 騙されてここに来たんです」
「聖者が来た!」

青い袋のような服を着た、男か女か分からない同じような人間に似た者が来て、塔に案内される
彼らはドリーム保険の連中に似ていた

「我々はエスピーヌン、、、いや、地球人ではない
 ここはあなた方の母星から2000光年離れた惑星 我々はエリダヌ族だ」


シロタの世話をするのはシニュームというエリダヌ族で、翻訳機を使っていろいろと説明をする

ドリーム保険の社員は、エリダヌ族が地球に派遣したスパイ
今、非常に凶暴で謎なエイバアトが侵略に次ぐ侵略を続け、銀河系を全支配しようとしている
ついに「銀河連邦」は崩壊し、弱小な惑星が次々消されていき、エリダヌも地球も危機にさらされている

カーリが生きていると告げ、地球にも協力を求めるためにシロタを調べる必要があるという

「そのカーリのいる地球を守る義務があるとは思わないかね
 あと2年もすれば地球も無事ではいまい 戦って死ぬほうがましだろう」


シロタは改めて、地球での生活を振り返った
追いかけられ、規制され、枠内で辛うじて作りあげるゆとりを悦楽と信じる生活の繰り返し
サラリーをもらって生きる大勢が、いかに微細な範囲で動き、全世界と信じてきたことか


「連邦加盟は51種族 我々エリダヌ人、君たちエスピーヌンといった炭素・酸素系族は、
 数は多いが、銀河系内では、環境に依存する度合いが高いため低級生命体とされている
 エリダヌ族は第16位、君たちは84位
 君たちは1000年前は千位以下だったが、明日には50位以内かもしれないんだ
 こんな異常速度で伸びる種族はいない 何か秘密があると考えた」



催眠教育によりエリダヌ語を話せるようになり、彼らが自分を見下しているのが分かる

エリダヌ族の合理主義は地球以上だった
有機体は進歩していない時、必ず退歩しているというのは常識
エリダヌ人は「芸術はとても非合理的だ」という

中性的な彼らにも、第一性(男)、第二性(女)があると知り、シニュームが女と分かり、戸惑うシロタ

彼らの間には恋愛や結婚はない
科学的合理性、感傷無用という傾向を進めれば、やがて地球も彼らと似た世界になるのではないだろうか

シロタは忘却された学説を思い出す

「もし地球と同じような環境に生物が発生したら、進化の結果、必ず人間と同じものになる
 それほど高能率で、自然に順応しているのである」




エリダヌは、地球の南の島のような色の海と、小さな島で構成されていて大陸がない
古代エリダヌ人は、独立統治体を形成し、中央集権はない

親子関係は断絶され、生まれた子どもは国家で保育される
既存の環境に修正を加えず、文化をもつ星を力で征服したりはしない
ここには本当の意味での歴史学はない

鉱物資源は少なく、植物の大繁栄時代がなければ、エリダヌ人は生きられないという理由から植物をとても大切にしている

シロタは「エスピーヌン1号」と呼ばれた



シニュームは、エスピーヌンの性の仕組み、観念を調べろと命令される
最初、抵抗したシロタも諦め、調査されるままに任せた

「性交は、男女両性の愛の最大の交歓形式なんです」
「それより種族保存の本能でしょう」

エリダヌ人は食事も快楽から外していた
朝食だけは娯楽で、あとの3食は、栄養学的な合成食物


シロタは銀河系のさまざまな種族を映像で見せられる
酸素も食物もいらず、熱エネルギーで生きられる生命体のほうが環境依存度の低さゆえに優者となっている
エイバアト人の実体を見た者は誰もいないが、今では、数万の彼らの軍団は、銀河系無敵だという



シロタは「政策島」に連れていかれる

「ひとつの世界は常に統制のとれた、反措定のない一色であるべきだというのが私たちの考えです
 しかし、エスピーヌンの世界は、いつも闘争や対立がある
 それが進歩の方向に向けられれば、大きな力を発揮するんじゃないか


「協同作業よりも、競争作業のほうがずっと高能率なんですよ」

海を見ながら、銀河2000億の恒星をもつ太陽系、その中の1%は地球と似た条件を具備しているといわれる
今、自分は銀河系内で、もっとも地球に似た惑星にいるのかもしれない



「跳航能力」を持つ珪素生物ハイナンタ族の宇宙船が漂流していて、1人のハイナンタ人を捕える
「跳航」とは、歪められた空間を、歪曲面を通らず、最短距離を突き抜けること

彼らは1000度以下だと岩とソックリだが、高い温度の小部屋に入れると交信可能となる
「エイバアトの侵略に遭って負け、今はカラミン族を攻撃しているだろう」

キータラ「その延長線上には群小種族がいて、その先はエリダヌだ! 計算だとあと1年しかない!」
敵わないとなるとシロタは用済みということになる

「地球と共同戦線は張れないんですか? 我々も訳も分からず滅亡したくない
 僕というサンプルがある 交渉すればきっとうまくいきます」

シロタは説得に成功し、重大な課題を背負う
強力な軍団を持ち、宇宙随一の文化を保持すると自負する地球人を一致団結させ、
エイバアトに対する防衛線を作りあげるという大仕事


エリダヌ人はシロタを中心にグループをつくり、あらゆる方法を考え出す「ブレーン・ストーミング」となり、シロタの独壇場となる
「君たちの弱味は、指揮者の不在ではないか あなたたちは、体制と支配について解っていないようだ」

地球では、今は、個人の力はゼロに等しく、事実上支配している上層階級を説得することが先決
「エスピーヌへ逃げたエリダヌ人に、逃亡の罪を帳消しにする代わり協力を誓わせるんだ」

シニューム「エスピーヌンを一番よく知るのは私です 世論形成のために接触をとります」
次、いつ再会するか分からず、シロタが何気なく彼女の頬にキスすると、なんと顔を赤らめた
すでに彼女は復性のコースをたどっていた



1000名の工作隊が組織され、シロタはラムーと呼ぶ恒星に行き指揮をとる

広告の方法は相変わらずポスターを使うというエリダヌ人

「我々には判らんよ 不条理な色彩や線がいっぱいあるくせに、何の意味もないように思えるんだがね(w
 エスピーヌのどこかで彼らの知らない強力な爆発とか起こしたらどうか」

「まるで三文芝居だ 地球人は気狂いのように全銀河系を相手に見境いなく戦うでしょう」(『スターウォーズ』みたいに?w

次はアフリカに行き、吹き矢にヤラれたというエリダヌ人
シ「あそこは天然記念地域で、未開の民族を集めて保護しているんだ」


瞬送装置などを公開し、ドリーム保険の真相も明かすなどして、1ヶ月の工作が次第に効果を見せはじめる

「イースター・ゾーンを動かせる人間なら、どんな仕事でもやり遂げられる」という金言を利用して、
シロタは自ら乗り込むと、貴族の出迎えを受ける

高官「地球は、完全合理主義に毒されている 多元的同時存在という観念がないんですかな」

最高権者の老人から問答を受けるシロタ
「宇宙は何によって存在するや?」
「自我により認識されるから」

合理主義の鬼であるエリダヌ人に納得させるのは不可能だった
「ここの住民は、直感に憑かれた狂人なんだな」

この世界の物質文明は、もうだいぶ長い間停滞していた

「不必要な発達は、人間の精神に悪影響を与えますからね
 我々は事実よりも、可能性を尊びますから
 芸術や哲学は、必要だから残しているのです」


「イースター・ゾーン」の「イースター」の意味は、東洋を意味する単語から出たものらしい
物質文明を基とする西洋文化は、表面的に東洋を圧倒しながら、いつか、その精神面から多くの影響を受けた
精神が肉体に変化を及ぼすことは、人々はよく知っているが
ヨガなどの形だと、もはや「イースター・ゾーン」でしか扱えなくなっている

「イースター・ゾーン」戦団長タルイは「地球戦団」を作るよう声をかけてくれとシロタに頼む



カーリは、デザインの仕事をし、帰り道にドリーム保険に寄り
「シロタは帰ってきませんか?」と尋ねるのが日課になっていた

新しいポスターをふと見るとシロタが写っていた
「地球の人々に告ぐ 団結しよう 地球連邦のもとに」

エスピーヌ・エリダヌ同盟が結成されると、全人類は体制を整えていった
人類史上最大規模の軍団「地球戦団」

無敵と呼ばれた軍団だが、今度の統括戦団長は、地球を救うという重大な責任から断る者が続出する
「敵を知らず己を知らざれば百戦全敗という言葉がある 勝ち味はほとんどありません」

シロタに戦団長を指名してくれと名簿が来て、
リンゲ・サンという名前の響きだけで決めてしまう



万能サービス連立会社は、多くの部門を縮小していた
フィッツギボンのパートナーとなっているエリダヌンはシニューム

シニュームの実験の話を聞いて、フィッツギボンは自分の話も明かす
会社命令で白鳥座のエンヌ族の心をとらえるため、人体実験が必要となり
涙を飲んでカーリを催眠状態にして交渉を持たせた

2人の気持ちは近づいていくように思えた シニュームなら判ってくれる よく似た魂なのだ



地球の総力をあげた瞬送装置、重力場推進艇が堂々と並んだ
「重力場推進」は、ロケット自身が自由に重力を調節して飛翔すること

総勢1億の兵の中には4000万人の亜人間が含まれているが
このような船団は、もう二度と作られないだろう
軍団には小型原爆がいろどりを添えた

戦団長リンゲ・サンと副戦団長・タルイが会う
リンゲ・サンが正規の軍団長ではないことで、周囲には懐疑心が広まっていた

フィッツギボン「戦団長、最高能力者の人工頭脳で調べたところ、地球戦団は必ず勝つとのことです」
リンゲ「人工頭脳にそんな予言は出来ないよ」と言っても、フィッツギボンは最後まで譲らない

リンゲ・サンは宇宙の子だ 人間同士では下手な付き合いしか出来ないが、
こうした状態に置かれると、白熱した力を持つのだ
あるのはただ、人類の恐るべき戦闘意欲だけだった


テクナはシロタに会いに行き、後に「エスピーヌン2号」となる
シロタは、自分が神格化されていることに唸る
個人の評価は、社会がどれほど発達しても、本人とは別の所で作り上げられるのだ


エイバアトの武器は、エネルギー奪取弾だった
彼らは空気も要らず、ただ恒星のエネルギーと、自身の身体があればいい

すでに、銀河系第一1位のヒロソ人を侵略し、他の種族が消されたため、
エリダヌ族は3位、地球人は15位に上がっている

エイバアトは跳航に入り、真っ直ぐにこちらへやってくることが判った
最後の関門であるタルイの率いる連団は、まともにエイバアトとぶつかった
地球側から無数の核融合弾が飛び出した

「他艇との連絡途絶!」

そこで突如、敵軍が消える 集結し、跳航に入るつもりらしい
「させてたまるか 跳航用意」

跳航中の物体の衝突は、恐ろしい大爆発となるのは周知の事実だった
「やろうぜ」 わあっと喚声があがった

しかも、連絡の途絶えた地球軍の数百の艇が同じことをしていたのを、各々の指揮官はついに知らなかった
「地球バンザイ」「アトハタノンダ」という断末魔の送信が全船団に渡った

(まるで第二次世界大戦の特攻隊そのまんまじゃないか/涙


いったんエイバアトの動きが止まる

リンゲ・サン
「彼らの奪取弾の保有量と比べたら問題にならん 地球の伝統的武器を、どうしても使わねばならぬ」

地球軍は核融合を基とする与熱武器で戦う一方、
別働隊は銀河系を大きく迂回してエイバアトの母星に向かい、強力な触媒を打ち込んだ
数日後にはこの太陽は爆発し、新星と化すはずだ

本来、異種族間の争いは、支配圏の確保が最大の目的となるが、
エスピーヌンは、いったん戦いを始めると、まず敵にいかにして打撃を与えるかを考える
地球人の野蛮さは、貴重な要素だった

与熱武器は、エイバアトにエネルギーを与え、どんどん数を増やしていった
地球軍はそれを引っ張って、母星に近づいて行く


記録要員のフィッツギボンは、リンゲ・サンが報告に来るたびに
この秘密作戦について執拗に質問攻めにして困らせ、ついには縛られてしまう

「戦団長、敵が方向転換しております!」

この機を待っていたリンゲ・サンは1000隻の無人艇を発射させる
「完全に包囲されました!」
「あと10秒、9秒、、、1秒、ゼロ」

これほど大量の人間が一度に瞬送できると考えた者はいなかった
意識の隅にでも反対の気があれば、狂ってしまうという瞬送に成功する

エイバアトの全軍が現れ、リンゲ・サン「離脱!」
数百倍にふくれあがる太陽の中にエイバアトの全軍団が呑まれていく頃には、地球軍は飛翔していた

その後、エイバアトがどこにもいないという報告を聞き、にわかに信じられない人々
エイバアトが作った植民地にも誰もいないという

リンゲ・サンらは、タルイらの追悼をする
彼の死は、イースター・ゾーンをもう一度地球の一部として受け入れる最大の布石となるだろう
リンゲ・サン自身も一躍有名な将軍として地球に迎え入れられることとなる



シロタ「これは、終わりなんだろうか それとも、始まりなんだろうか」

テクナ
「どちらでもないさ 終わりや始まりと言えるものは、そうたくさんはないよ

 君は地球文明に対立物としてエリダヌ文明を紹介した
 第二にイースター・ゾーンの文明をもう一度世界の渦へ投げ込んだ
 第三に、個人というものが歴史に残ることを証明した

 歴史に残る人物は、大抵、当事者に、ある世界観と機会があっただけなんだ
 無論、君は作られた英雄さ だがそのことが決定的なんだ



エイバアトは銀河系内に全く存在しなくなったらしいとシロタも聞いた
らしい、というのは、銀河系内すべてを調査するのは到底不可能だからだ

講演を聞きに行く途中、シニュームに会う すっかり地球人の女性の恰好だった

「あなたがエスピーヌン1号だったように、私はエリダヌ1号として一生を送るつもりです
 私は初めて、個人に希望があり、それを達成するのがどれほど楽しいか知ることが出来ました」

1人のエリダヌ人が講壇に立った

「今ではエリダヌンとエスピーヌンが全銀河代表として、生命体諸族の再建、再構成を図らねばならない
 我々はエスピーヌンの多面性、多種性を学ばなくてはなりません」

シロタははっと何かに目覚めた
そうだ 対立物を失った地球文明は停滞する
あまりの合理主義に反発した自分こそ、最も地球的なのではなかったか

これで帰れる・・・と思った

講演はつづく

「エイバアトの侵略法は、惑星の表面を急激に冷却か高熱にして、生物が死滅した後に定着するやり方です
 だがどこにもエイバアトはおろか、死体さえ見つからなかった

 ある意見では、エイバアトは量子体だという説です
 彼らの個人は我々の細胞のようなものだったという説もあります

 私の意見は、エイバアトは“消された”というものです
 荒唐無稽に思う人もいると思いますが、我々は見張られている あるいはそれが“神”かもしれない
 もし、生命体を保護し監視する機構があるとして、エイバアトは銀河系の秩序を乱すものとして
 宇宙から消滅させられたと考えられはしないだろうか

 私は言いたい 宇宙の広大さを知ったがゆえに、自らその視野を狭めるのと同様
 我々は知識を過大評価していないだろうか
 科学的知識で説明のつかないことを無理やり説明づけるか、否定するという二者択一の態度は、もう改めていいのでは
 ある種の“畏れ”をそろそろ復活させてもいいのではないか


博士はシロタに
「我々の発展は常に、より大きなもの、対立するものを必要としていたのですよ
 エリダヌがエスピーヌに求めていたのはそういう精神的把握法だったのです」



講演後、シロタはシニュームからフィッツギボンと結婚したことを聞く(ええ?! 一番嫌な奴じゃん
「あの人は私にはよく解ります 最もエスピーヌンに似たエリダヌ人と
 エリダヌ的なエスピーヌンとの結びつきを奇妙と思いますか?」

シロタはしばし呆然としたが、急いで一度地球に帰ろうと決意する

地球人は待ちに待っているし、エリダヌ人はなんとか引き留めようとして
キータラが久しぶりに来て「教育島の思想学高級講座の講師として招きたい」と誘う

一度作り上げられた評価は、逆に本人に作用する
いつの間にか、シロタは人類の中で役割を与えられ、その通り動かなければならなくなっている
虚像に合わせて生きてゆくことは困難だ 彼には自信がなかった


「また、こちらへやってくるのか?」
「たぶん・・・私がエスピーヌでの存在価値がなくなった時には・・・」



地球では、シロタが瞬送台で帰国するニュースでもちきりだった
カーリは迷った挙句、気づくと宇宙空港に足を向けると、十数万人がすでに集まっていた

瞬送台から出たシロタは「諸君、ぼくは英雄ではない!」
素晴らしい謙遜だと、群衆はわあっとどなった

「カーリ・フルスはいますか」
「ここよ!」

カーリは泣きながら手をあげた そして走った
ずいぶん遠いわ もう涙でよくは見えない





【稲葉明雄解説 内容抜粋メモ】

私は、眉村さんに対して、夢の都会に住む人として以前から憧れている

私は、大阪で生まれたが、父の転勤で転々とし、若くして東京に出てしまったため、
戦前の大阪らしさを知らず、東京も大阪も同じに見えて味気ないかぎり

太宰治の『東京八景』にこんな文章がある

「私は十年以前、初めて東京に住んだ時には、東京全図など買い求める事さえ恥ずかしく躊躇した
 とうとう決意し、買い求め、下宿でこっそり、地図を開いた
 隅田川、浅草、赤坂、ああ、なんでもある 行こうと思えば、いつでも、すぐに行けるのだ
 私は、奇蹟を見るような気さえした・・・」


大阪人の話し言葉の胡散臭さに2通りあって、
使う語彙は関西弁だがイントネーションが標準語風な人と
逆にイントネーションは関西風だが語彙が標準語風な人、どちらもイモだと私は極論する

竹村健一さんの話術は、その意味でまことに痛快だ
関西人の実利主義と、アメリカ仕込みのプラグマティズムが見事に一致している

眉村さんの場合は、その経歴が示すように、仁鶴のような生なエロキューションではない
しかし筋の通ったいい意味でのローカリティが話しぶりからうかがえる


小説家はレッテルを貼られるのを好まない

星新一の「文明批評的未来コント」
小松左京の「超壮大スケール・未来パニック」

光瀬龍の「荘重未来時代劇」
豊田有恒の「古代史ドラマ」
筒井康隆(この先生だけは、形容しがたいが)しいていえば狂気SF(w

眉村さんは、処女作から、一時「企業SF」などと呼ばれていた

今でもそういう一面はあるだろうが、近来はペシミスティックな作品群が目につく
戦後の青春期を確たる抱負もなく過ごし、40を越え、改めて生の意味を見つけようとする
お話づくりに疲れた作者の言い知れぬ黄昏


眉村さんの作品がよく読まれる理由の1つは、その書き出しの上手さにある
なんとなく冒頭からすんなり入り、いつのまにか小説であることを忘れてしまうような上手さだ(なるほど!
こういうのは意外に難しく、半分以上、天性のものではあるまいか


眉村さんには「学園もの」と言われる分野があり、私が最も好きなのはこの手のものなのだ
大いに人気があり、NHKで繰り返し放映されている
『なぞの転校生』『ねらわれた学園』『幕末未来人』(←これ知らないな

SFのSは、本質である「センス・オブ・ワンダー」と解すべきだという説がある
「どこか変だなあ」という感覚を受け入れるのは、もともと子どもの特質なのだ



今作については、昭和38年、東都書房のSFシリーズ第一作として出版され
これ1冊で終わってしまった幻の本だった

まだSFの揺籃期に、眉村さんに賭けた出版担当の原田さんの意気込みは大変なものだったが、
作者自身も書いているように、毀誉褒貶なかば、というよりむしろ風当たりのほうが強かったらしい
(なぜだろう/驚

作者自身の言葉でもあるが、良くも悪くも、眉村さんのすべてが今作に現れている
日本SFの先駆的長編の1つとして、細部まで噛みしめて読んでいただきたい


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topics~「毎年、推定110万人が大気汚染で亡くなっている」中国 ほか

2017-05-25 11:47:48 | 日記
家の中をまた整理して、出てきた音楽雑誌、ビデオテープを買い取ってもらえまいかと
いくつかに電話したけど、断られてしまった・・・

こないだ行った「まんだらけ」(電話での問い合わせは3件まで)では
音楽雑誌は×、ペットのブログ本も×(BOOK-OFFをすすめられた
マンガは1冊50~100円 これもBOOK-OFFと大差ないな 交通費かけて行くほどじゃない

ぶくろの古書店では、ルー・リードのビデオテープだけ100円程度
店主さん「一般で手に入るようなものは扱わないので」なるほど

ディスクユニオンでも「ビデオテープは需要が少ないんですよ」
カセットテープは、ちょっとブームになったけど、ビデオは絶滅か?
音楽雑誌は、もしかしたらBOOK-OFFよりかはマシかも 「現物を見てから」と言われた
持っていって、買い取りを断られて処分されるくらいなら、持ち帰るけど重いからねえ

神保町の音楽系の店にも電話したら、
店主さん「私は好きでライヴも行くから、一度店に置いたんですけど、売れないんですよねぇ・・・だって

なぜかしら~? ヤフオクやアマゾンでも出てるけど、売れてるのかどうか分からんし

TSUTAYAとか、DVDに替えた時、テープは全部捨てちゃったのかねえ・・・
時代の変化は早い そして、あっという間に“ゴミ”になる



「青空は年に数回しか…」 中国・大気汚染と闘う街
“「毎年、推定110万人が大気汚染で亡くなっている」中国。
 PM2.5の観測データについて、政府はかつてないほどの情報公開をしています”

青空のない未来なんて要らない


日本総合悲劇協会vol.6『業音』@大人計画オフィ

日本総合悲劇協会vol.6『業音』SPOT 30sec





星野源 初のMV集@ゆうちゅうぶ広告
ゆうちゅうぶの広告に源くんが出てきたから、いつもはスキップするところをじっくり見てみた
ふつうなら数秒で終わるところが数分間あって、こういうことも操作できるのか?





ニセさんっ!!



アートシーン


新さんの髪型て、何気に毎回違ってて面白い
落ち着いているように見えて、どこかパンクなんだよね

 

 

横尾さんインタビュー:
分かってやってることなど1つもない
全部分からないでやっている
分かってしまうと たぶんモノを作れないと思う
分からないからやってる



「戸嶋靖昌の見たスペイン」~6.10


「セルバンテス文化センター東京」て初耳
「スペイン国営セルバンテス文化センター東京」は、“市ヶ谷、神楽坂エリアにあるコミュニティー・センター”だって

東京メトロ有楽町線「麹町駅」5,6番出口より徒歩3分
JR/東京メトロ有楽町線・南北線/都営新宿線「市ヶ谷駅」より徒歩6分
JR/東京メトロ丸ノ内線・南北線「四ツ谷駅」麹町出口より徒歩7分


このサイト面白いイベントいろいろ紹介してるんだな

「片山正通的百科全書 Life is hard... Let's go shopping.」@東京オペラシティ アートギャラリー
期 間:2017年4月8日[土]─ 6月25日[日]
会 場:東京オペラシティ アートギャラリー[3Fギャラリー1, 2]
開館時間:11:00 ─ 19:00 (金・土は11:00 ─ 20:00/いずれも最終入場は閉館30分前まで)
休館日:月曜日




追。

最近、眉村卓さんの文庫本を読んでいて、むかーーーーーーーし自分で買った本の中から
角川三姉妹と呼ばれていた頃の原田知世ちゃんのしおりとか出てきた! 可愛い!!





 

・・・でも、ちなみに私は「しおり」は使わない派です/謝


新刊本のチラシにある『晴れ、ときどき殺人』や『湯殿山麓呪い村』は映画で観たし→心の中のベストフィルムまとめ 角川映画
赤川次郎さんの『三毛猫ホームズ』シリーズもハマってた時期があった気がする










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チケットの高額転売@週刊ニュース深読み

2017-05-25 11:29:50 | テレビ・動画配信
 

<街の声>

男性:
チケットが取れないのは、転売目的で大量に買う人の影響なのかなと思う

男性:
買ったことあります 定価の2倍くらい
ライヴの応募期間が過ぎていて、どうしても観たかったので

男性:
余ったチケットは転売しています
そんなに高い値段では売れないから、定価よりちょっと高いくらい



チケット転売の市場は、600億円規模にのぼる

ダフ屋行為は規制されたが、ネット上ではまだ対策が不十分

登録時に顔写真も添付し、当日、会場で本人かどうか確認するところも出てきた
(そうなると、今度は個人情報流出のほうが心配だ

定価で販売するサイトを立ち上げるなどして対策をとっている


***

こないだもライヴ友さんと、この話をした
以前のダフ屋さんら関連の方々が組織的に大量買いしてるのでは?とかの噂もあり
何万円出しても買う人もいるから、売る人もいるっていうのもあるしね

最近は、チケ争奪戦に参加するのも面倒だから、身近なカフェライヴに行くことが増えた
昔は、真夏の公衆電話ボックスで汗だくになって、ガラケーと両方使って電話をかけたり
ぴあ店頭や、ロッピーなどに早めに行って並んだり・・・

土曜日に全部一緒くたに売るシステムだと絶対取れないから、せめて売る日をズラして欲しいなあ
つながらないから、売り切れたかどうかの情報すら分からないし
ネットで一定期間予約できるのはイイと思う

現代人はお金を求めるあまりに、時間と手間が宝になっちゃってるんだ


***

今ごろ気づいたんだけど、女性キャスターが小野文恵さんから首藤奈知子さんにかわったんだね/驚
小野アナが好きで見てたのに残念すぎ・・・

もっと言えば、男性キャスターも高井正智アナとのコンビの時がよかった
グイグイ系の小松宏司アナに代わってから、気象予報士・南さんのダジャレも減ったような・・・



肝心の「深読みコーナー」でも、小野アナのキレも配慮もある、素直で迅速な進行がないと
だらーんとしちゃった気がするし

まあ、変わっちゃったものは仕方ない
予録がたまってて、テレビを見る時間を減らしたいと思ってるから、逆に幸いって感じもするし




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新池袋モンパルナス西口まちかど回遊美術館(2017.5.23)

2017-05-24 11:37:10 | アート&イベント
新池袋モンパルナス西口まちかど回遊美術館(2017.5.23)
開催:5.18~5.31


【ブログ内関連記事】
池袋モンパルナス@東京芸術劇場
旧江戸川乱歩邸@「池袋=自由文化都市プロジェクト」(2015.9.19)


私の好きな「ポポタム」や「ギャラリー上り屋敷」のほうにも足を延ばしたかったけれども、
今回はこないだ壊れた日傘も買いたかったので、近場のみ周ることにした
「熊谷守一美術館」もまた行きたいなあ!


東京芸術劇場に入ると顔はめ看板あり



「ぼくらのアトム展」@東京芸術劇場5F ギャラリー1

入場無料で入れて、展示場内の撮影も自由v

『鉄腕アトム』(ウィキ参照
リアルタイムで観たことがなく、その後も手塚さんの特番でちょっと見るくらい
アメリカでも『ASTRO BOY(アストロ・ボーイ)』として人気があったんだよね
え・・・実写版もあるの? なんだか相当ヤヴァそうな予感




受付の女の子は、羊毛フェルトでちくちくなにか作っているので聞いたら
会場内で一番目を引くアトムの羊毛フェルト人形を作った方/驚



後ろを見ると洋服のようになっていて、実際に着れるし、
顔の部分はかぶれる(目の穴がないから、帽子風にw

今作っているのは、ファッションの展覧会の応募に出す作品で
見たところ、ちょっと腰回りが大きい、キレイな黄緑色のフェルトのパンツ!

以前、これらを着て、ダンスパフォーマンスまでしたそう/驚
羊毛フェルトにこだわらず、いろんな形でファッションに関わりたいって
みんな面白いこと考えるなあ!




展示場内には、ずっと自動演奏でアトムのテーマ曲を奏でる木琴があって
その隣りの鍵盤は鳴らないのかと聞いたら

「1曲が意外と長いので、そのうち鳴ると思います

これは相当長いなww
私が展示物を観て、彼女と話していた十数分間は木琴しか鳴っていなかった












一番奥には、アニメのオープニング映像を、みんなが自由に描いた絵をつないだ
アニメーションが音楽とともに流れていて、いろんな手によって描かれていて面白い
その原画も壁に貼ってある

 


“GPS Drawing”で描いたアトムも、けっこうな大きさで、見事な出来栄え!
いくつものパーツに分かれているから、参加者も多かったのではと想像できる




 


タカハシカオリ 粘土人形展
 



2歳になったブルドッグの息子が、父親の生い立ちを紹介する
粘土人形を実際の風景と一緒に写真に撮り、ぷっと笑ってしまうストーリーが書かれていた






IAG期待の若手作家による大作展@東京芸術劇場5F ギャラリー2


こちらはガラリと変わって、力作!といった感じの大きな絵画が並ぶ
女の子の作家さんも多くて、顔写真の紹介と作品とのギャップも興味深い










廊下の壁にもキルティングのようなアートがある




成増油絵金曜会@東京芸術劇場B1F アトリエイースト


こちらは、回遊美術館の展示はもう終わってしまったのか
おじいちゃん2人が受付をして、日ごろの腕を披露しているといった感じ

ハシビロさんもいる!


静物画、風景画は、個人的にあまり興味がないけれども、明るい幾何学模様の絵はキレイだった





また「フラミンゴ」に入って、以前も食べたオムライスを注文
これが1コイン(500円)てほんとに安い/驚 そして美味しいv




「池袋画廊」


以前から気になっていて、なかなか入る機会がなかったけれども
今日こそは!と行ってみたら、ちょうど会期が終わったところで
次は25日~とのこと 残念

スタッフの奥さまが
「うちは1週間ごとに貸し出しているのよ 観るだけならタダだから、また来てちょうだい

と気軽に声をかけてくださった はい、また来ますv


 

パンフレットを見ると、ちょっと足を延ばせば、
ぶくろにもいろんなギャラリーがあると分かったのも収穫
いつか、1つ1つじっくり観てみたい


日傘も手ごろな値段で無難なものを買えて、食糧を調達してから帰った

今日も真夏日! すっかり半そでの真夏服で大丈夫

いろいろ刺激をもらって佳き1日でした/感謝



<今日拾ったパンフの中身、アドカードなど>

インスタにも随時アップします
最近、カード類も整理して、以前ブログにも載せたのも含めて
インスタにも大量にアップしたので、おひまな方はそちらもどうぞ

 

 

 



 

 



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広がる無痛分べん@あさイチ

2017-05-24 11:04:19 | テレビ・動画配信
広がる無痛分べん@あさイチ
専門家ゲスト:池田智明さん(三重大学医学部教授/産婦人科医)
VTRゲスト:小倉優子さん(タレント)
リポーター:瀬田宙大アナウンサー

【ブログ内関連記事】
日本でも関心が高まる「無痛分娩」@ZIP!


実態調査が始まったばかりで、夏ごろに発表される予定


痛みがまったくないわけではないことから
「和痛分娩」(痛みがやわらぐ)という病院もあるが意味は同じ


芸能界でも広まりをみせている



小倉優子さんインタビュー
友人の口コミや、HPで調べたりして、麻酔を使うか悩んだ時に、
リスクがあるか尋ねたら「もちろんあります」と言われて
迷ったんですけど、麻酔をしてから本当に痛みがなくて、
リラックスしながら赤ちゃんを迎えられたという感じ

町のママの声:

「無痛分べんで2人とも産みました
 何時間も苦しむのは嫌なので、すごく楽になった」

「何も感じなくなったとか聞くと怖いなと思った」

「麻酔で亡くなった例を聞くので不安なイメージ」

無痛分べんと自然分娩の事故率の比較データがないから何も言えないね



順天堂医院を取材~20代 アユミさんの例


2日前に破水して緊急入院 自然分娩の予定だったが、痛みが激しかったため、急遽無痛にかえた

(もうすでに「痛いよー!」てゆってる時点でもう耐えられない
 脊髄の近くに麻酔注射するシーンも直視できない/恐怖×5000

麻酔注射して数分後に痛みがひいた

「麻酔を開始する前の痛みは何点くらいでした?」


アユミさん:
8くらいいってました 今は1~2くらい
さっきがすごく耐えられないほど痛かったので、気持ち的に楽になりました

(この会話をしている間中、近くで大声で痛みで苦しむ絶叫が聞こえていて尋常じゃない・・・
 全部つながってるの? 大勢いるから個室とかムリなのか???



産婦人科医&麻酔科医が24時間体制で注意をはらう
産婦人科医&麻酔科医が24時間常駐し、麻酔後はとくに細心の注意をはらう

角倉さんは、産科専門の麻酔科医
モニターをチェックしつつ、1時間に1回は分娩室に行き
アユミさんの表情や状態を見て把握する

 

医師:頑張れそうですか?
アユミさん:頑張れそうです

6時間後、完全に子宮が開いて出産に入る
麻酔は効いているが、感覚はちゃんと残っているので
陣痛のタイミングに合わせていきむのは自然分娩と同じ

アユミさん:痛くなってきた
看護師:大きく吸って 吐いて!

その後、無事出産し、背中のカテーテルを抜き取り処置する
(これもダメだ ああ、もっと科学と医療が早く進みますように

アユミさん:全部出たなという時も分かりました 冷静に出産することができた


角倉さん:

「それ以外の緊急帝王切開、産褥出血にも対応する
 そういったところまで体制ができれば、リスクよりも利益のほうが大きくなると考えます」



●いろいろな疑問を4つにまとめた答え


池田さん:
この順天堂のケースは理想的
今、全国に2500の分娩施設があるうち、3~4割が無痛分娩に対応している
そのうち7割が産婦人科の医師がやっていて、
とくに、リスクに対応するトレーニングを受けているので安心してください

有働:不測の事態というのは、たとえば?

池田さん:
痛みもそうですが、低血圧は、点滴を打ったり、血圧を上げるクスリを使う




(この“個人差”がくせもの 私は必ず悪いほうに当たるんだ

 

専門家:
麻酔が薄いため、赤ちゃんに移行するのはごく微量で影響はない



専門家:普通の分娩費用+アルファになるので高めになる

ヤナギー:なぜこんなに幅がある?

専門家:病院の規模、地域差による 保健がきかない自由診療にあたるので



良い病院の選び方
麻酔の副作用、合併症について病院がキチンと説明するかどうか
質問にも丁寧に答えてくれるか

専門家:
病院でパンフレットや資料を揃えています
分からないことは、担当のスタッフに気軽に聞いてください



<FAX>

40代女性:
14年前、娘を出産した時、無痛分娩をした方が
「4ヶ月くらい手のしびれがとれない」と言ってて怖かった


専門家:
痛みをとる神経は一番細い 次は触感、運動の神経
どこを傷めたのか分からないけれども、
今は昔より薄い麻酔を使っているので安心してけっこうです


Q:事前に大丈夫かチェックできます?

専門家:
無痛分娩に向いていない方もいます
血液が止まらない人は、脊髄に血がたまってしまう
背中に膿がある人は、注射針を刺すのは危険
でも、必ず、事前に調べるので大丈夫です




(40代でもこの差か・・・じゃあ、実母、義母らを説得させるのはなおさら難しいな/汗×5000


池田さん:
考え方は人による 世代間でも違います
ただ、選択肢が増えたので、自分はどちらを選ぶか、じっくり考えて選んでほしい

私はもちろん無痛分娩派です
今は歯医者さんでも全然痛くない

でも、お産は指を切り落とすほどの痛みがあります
女性だけにこれほどの痛みを経験させていいものかと思います


***

広がる無痛分べん 続編


日本女性&外国人女性100人にアンケート

<日本女性の結果>

自然分娩派 37人 無痛分娩派 13人

37歳 出産経験あり 自然分娩を支持
「痛みも含めて出産だと思っている クスリとか使いたくないし」

34歳 出産経験あり 自然分娩を支持
「全然痛くなかったんで、次もぜひ自然分娩で」(そんな人もいるのかあ/驚

42歳 出産経験なし 無痛分娩を支持
「年齢があれだから、絶対、無痛分娩です
 昔は、自然分娩するのがカッコいいと思っていたけれども
 若くないと、痛みって本当に体力がいる


<外国人女性の結果>

自然分娩派 22人 無痛分娩派 28人

アメリカ 23歳 出産経験なし 無痛分娩を支持
「自然分娩は痛みが酷いから、無痛分娩のほうがいい 理にかなっていると思う」

アメリカ 41歳 出産経験あり 無痛分娩を支持
「アメリカでは圧倒的に無痛分娩が好まれる 私たちはそういう痛みはゴメンだわ」

アメリカ 34歳 出産経験あり 自然分娩を支持
「私の世代ではクスリを使わない自然なやり方が増えている 親の世代は無痛分娩が多い
(この意見は興味深い もういったん無痛分娩の時代が過ぎて、自然分娩に戻っているっていう

メキシコ 41、37、43歳 出産経験あり 自然分娩を支持
「自然分娩が好き」

スイス 37歳 出産経験なし 自然分娩を支持
「スイスでは自然分娩が普通」

オーストラリア 37歳 妊娠7ヶ月 無痛分娩を支持
「とても痛いから 友だちが自然分娩で産んで、とても痛かったと聞いた
 みんな“無痛分娩にしなさい”って言うの “次産む時は無痛分娩にする”って」



海外では、出産の途中でも切り替えられる

アメリカ 36歳 出産経験あり 無痛分娩を支持
「無痛分娩で産みました 自然分娩を試みたけど、痛くてガマンできなかった」

イギリス 37歳 出産経験あり 自然分娩を支持
「自然分娩をしたくても、結局、無痛になる人が多い でも医師が決めることが多い」

オーストラリア 37歳 妊娠7ヶ月 無痛分娩を支持
「はじめは自然分娩を試してみて、辛ければ無痛分娩にできる どの病院でも同じ」

ドイツ 36歳 出産経験なし 自然分娩を支持
「病院で“麻酔が必要”と言えば、すぐに打ってくれる」



●分娩施設の違い~海外は24時間体制、日本は人材不足


池田:
日本では、事前に決めておかないと難しいところが多い
そういった体制の違いがある

逆に海外のデメリットは、無痛分娩を利用できる病院が少ないこと
日本は欧米の4倍あるが、医師が限られていて、
24時間体制が難しいが、すぐにかかれるメリットがある


日本の無痛分娩は、医学的処置として行われることが多い 医療的措置の場合のほうが多い

例:
陣痛の前に破水してしまった
母親の血圧が上昇
糖尿病の合併症のある方 などは、無痛分娩のメリットのほうが高い

デメリットとして、帝王切開率が増えたり、赤ちゃんへのストレスが大きくなり
状態が悪くなって入院するとか、出血が増えたり
率としては多くはないが、自然分娩と比べてリスクがある

課題:
日本は産婦人科医のなり手が少ない リスクがあるため
医師の数は増えているが、産婦人科医は1万人減っている


24時間体制でなくても無痛分娩は可能だが
今後、日本も24時間体制になれば無痛分娩を選ぶ方も増えると思われる
しかし、病院の集約化が必要 近くの病院でかかれるというメリットが下がる



計画分娩(誘発分娩)


「計画分娩」
陣痛を人工的に促す「陣痛促進剤」などを使う

例:
予定日になっても陣痛がこない人や、
子宮の出口が硬い時、やわらかくしたり、広げたりする操作も含む


計画分娩+無痛分娩の組み合わせはリスクのほうが高まるため、
病院によっては土日はしないという所がある
理由は、両方のリスクが重なるため



<FAX>



池田:
リスクは、その人によって刻々と変わる その都度、担当医と相談することが大事

日本は「我慢」「忍耐」を重んじる文化が根強く残っていることも深く関係していると思う



コメント

大河ドラマ「おんな城主 直虎」第16回~20回

2017-05-23 16:04:08 | ドラマ
大河ドラマ「おんな城主 直虎」第16回~20回

第1回~5回
第6回~10回
第11回~15回


第16回「綿毛の案」
方久は、戻った直虎に「麻の代わりに木綿が飛ぶように売れること間違いなし」とすすめる
「その元となる綿の実を井伊で作ってはいかがと?」
「そなたはまことに素晴らしい銭の犬じゃ!」w

甚兵衛「売るほど育てるには人が足りない」と荒れ放題の土地を見せる
直之「戦なら兵を借りるがのう」

今川からの目付け・鈴木に百姓を借りに行く直虎 奥山も一緒
直虎「耕した土地はそのまま百姓のものとする、実って3年は年貢もとらない」

「当方も人手が足りない」と断られる


「但馬の手は借りない! ほかの目付けをあたる」

但馬はしのに叱られるが他に頼るあてもないことを突かれる
なつと亥之助と再会して驚く 風当たりがきついのを心配する但馬
「似ておらぬ姉妹じゃの」

甚兵衛らは今いる人数で綿を植え始める
但馬は雪斎からワケを聞く

近藤らにも断られた
直之「百姓は領主にとって大事な飯の種 それを貸してくれと言うてもおらぬ」

まったく芽が出ないため、他の村も回る直虎だが、どこも人手は余っていない
水を汲みに行くと、水浴びをしている男に会う 誰かと思ったら柳楽くん!(龍雲丸)
彼にも聞くと「人など買えばいいじゃないですか」

 

ついに芽が出た 気温が上がったから
方久「無事、銭の香りがします」

方久
「人の売り買いが起きるのは戦場が多い まず私の茶屋に行きますか?
 ここで人を集めて、諸国の噂を聞いて商いを考えるのです」(さすが

いろんな噂が飛び交う そこへ「噂を流されてはいかがか?」と但馬が助言する 間者の兵法の1つだそう

方久「茶屋の代金を払わなくていいから、この話を行く先々で広めてくれ!」

瀬戸村を歌にして鼓を叩きながら大宣伝して声を枯らすw
(口コミは昔から効果的なのね それに音楽もつければ、覚えやすくなるし CMと同じ

直虎が過労で倒れたのと同じ頃、寿桂尼も倒れて大騒ぎになる


直之「殿を頂いて戦などとなったらと思うとゾッとするのじゃ とても守れない」

直虎「井伊にとっては政次が領主をやるほうが幸せなのではないかと 我にもっと知恵があれば」

和尚「足りぬ知恵は借りればいい」虎松の手習いをするという

但馬が駿府に行くと菅沼と会い、寿桂尼が倒れたと聞く
必死に内密にされている 一命はとりとめたがどうなるか分からない

直虎は、方久と直之から「種子島」と呼ばれる銃を渡され初めて見る





温暖な三河では、早くから綿の栽培が行われていた/綿の神さまが祀られている天竹神社
 

綿は全国的に広まった 市内には木綿の販売等で財を築いた豪商の屋敷がある
 

戦国時代、陣幕などの軍需品にも重宝された 民衆にも使われ、豊かな生活を育んだ




第17回「消された種子島」
直之が銃を撃ってみせると、直虎「これは妖術か!?」


直之「今の井伊には采配をとる者も、武術の心得を持つ者も少ないが、これなら百姓でもわけなく使える」

直虎
「1つ10貫は高すぎる 借金はまだまだある」
 これを井平でつくることは出来ぬか? 刀づくりをする優れた鍛冶がいる
 作れば安く済むし、売れば稼ぐことも出来る!」

井平を視察する直虎ら 方久はゴヘイに銃を見せると職人の意地でやってみるという


但馬は氏真に寿桂尼の様子を聞く
但馬「わが主の後見人を決めたのは御館様ゆえ・・・」

亥之助は、直之が放った銃弾を但馬に見せる 亥之助には「分からない」と答えるが

「種子島だ・・・何故?」


早速、直虎に聞くがとぼける 但馬も寿桂尼のことは伏せる

直久(直之の弟)らは、虎松と碁をやり、手加減しておだてるので
「これよりは手加減無用」と言いつける直虎



元気なく戻った虎松を心配するしの
虎松はなにをやらせてもビリ欠で、とうとう手習いから逃げ出してしまう



しのは「以後、手習いは、傑山らが屋敷に通ってやらせろ」と言ってきた
直虎「井伊の跡継ぎがそうひ弱でどうする!」と反対

仮病を使い、直虎を拒む虎松
しの「跡継ぎにしなくても結構 ご立派なあなた様のようにはなれますまい」
直虎「悔しくないのか虎松!」

旅の者と言った龍雲丸と再会 「実はお宝を探しておりました」
直虎「そなたはどこにでも行けるのじゃのう」

 

虎松のことを相談すると
「なにかで一度勝たせてやったらよいのでは? 勝つ楽しさも覚えるし、やりゃ出来るとも思う」
龍雲丸はまた直虎に会いに来たのでは?


夜に虎松を訪ねる直虎

「われはそなたの父上と幼馴染だった そなたのようにおっとりした男児だった
 なれど、弓も上手く頼もしい男になった なにゆえだと思う?」

「悔しかったから ほんとは誰より強くならないといけないのに」

「勝とう虎松 なにか1つでもよい 皆の鼻を明かしてやろうぞ! われも助けるゆえ」

「虎松は父上のように勝ちたいです!」

しのに「数日でよいから、われに鍛えさせて欲しい」と頼む
しの「必ず勝たせること 負ければ私の言う通りにしてもらいます」
直虎「よし 今から特訓じゃ」

何度やっても直虎が勝つ
(泣きながら碁をするって難しい役を素晴らしいなあ

しの「虎松を取っていかれる気がするのじゃ」
あやめ「直虎さまは母というより父上のようではございませぬか」


対決の日 皆が心配で見に来る
直虎「必ず勝てる秘策を教えてやろう」と耳にごにょごにょ
亥之助も但馬から「碁目並べは、先手に利がある」と教えられていた

亥之助は負けたが「もう一度じゃ!」(勝つまでやるのね!

しの「この上は、亥之助が立派に直親殿の跡を継げるよう鍛えてやってくださいませ」




ゴヘイが来て、種子島が盗まれたといい、但馬が持ってくる
但馬「今川に謀反でも企んでいるのでは?」
直之「今川さまのために蓄えるためじゃ!」

但馬
「かように脇の甘いそなたが井伊を守れるとは到底思えぬ
 大人しく後見をおりられよ 井伊のため、そして御身のためだ」

 


森町はかつて鍛冶や鋳物業で栄えた


良質な砂鉄が採れたこの地には「鋳物師(いもじ)」という職人も多くいた

 

鋳物師が暮らしたという西金谷には、鋳物師の神さまが祀られている


1300年以上の歴史をもつ蓮華寺
 

今川氏は鋳物師に特権を与え厚遇を与えた 彼らとの関係が軍事力を高めていった




第18回「あるいは裏切りという名の鶴」
但馬「このまま駿府へ行き、太守様の前で直にお話いただく」
直之「斬ってしまえばいい! 小野の息の根を止めれば、このようなことが繰り返されるばかり!」

「これでは元が取れない」と泣きそうになっていた方久にひらめいた!(どんな呪文???w


話を聞いて、和尚「その種子島とやらをわしが預かることはできぬか?」

にゃんこ可愛いねえ

和尚が着いた頃には方久が持っていってしまった後だった

直虎
「まこと、われは後見人をおりたほうが井伊のためなのかもしれぬ
 なんとかして御館様にお会いする」

寿桂尼は熱が下がらない 今日、明日が峠という春


方久は種子島をなんと、氏真に直虎からの献上品だといって渡す
「商人でありながら、井伊の末席を汚しております 銭の犬 瀬戸方久と申します」

「この先の部分を駿府で作らせてもらえませぬか?」(「いかがにございましょう?」が3回も響いたw
氏真「よし、乗った!」


但馬は寿桂尼の容態を直虎に告げる そこで方久に会う
「先ほど、直虎さまのご指図だといって、種子島を氏真さまに売り渡してまいりました
 謀反の企みなど、そもそもどこにもござらぬ、ということにございます」



武田義信(信玄嫡男)が謀反で幽閉されたとの知らせが入る
氏真の妹の嫁ぎ先のため、今川・武田の同盟をゆるがす大事件



そこに寿桂尼危篤のしらせも入る
氏真「信玄公にもの申せるのはおばば様しかおりませぬ!」

松平が勢力を伸ばし、井伊は一層難しい立場となる
 

直虎「私は助けられてばかり 私は失策を重ねているだけで 私に井伊を守り、虎松に渡せるものかと」
和尚「知恵など借りられるだけ借りればいい話」

当主を継ぐ者が皆読む書『孫子』を渡す


「お前の良さを殺してしまうと思っての お前の良さは諦めの悪さと
 生まれついての型にはまらぬ考え方にあるゆえな」

「では、これを読めば、政次の手の内が分かるかもしれないということ?」

(直之ですら読んでるんだから、昔の武士は博学だったんだなあ/驚




但馬が疲れているのではと心配してなつが来て、「兄は優しい人です」というので驚く直虎
千賀「なつは情が移っているのかもしれませんね」
たけ「兄弟に嫁ぐことなどよくあることでございましょう」

千賀
ずっとフシギに思っていたのですが、但馬はなにゆえ嫁をとらぬのですかね
 乗っ取りというのは、自らの家を大きくしたいもの どうも腑に落ちぬ
 但馬はなにゆえ後見に執着するのでしょうか?」

『孫子』に「敵を欺くにはまずは味方から」と書いてあることと、但馬の言葉が重なり
夜中に和尚を訪ねて問う

「われはずっと政次に欺かれていたのですか!?
 政次は直親を裏切ることで井伊を守ったのではないですか?」

和尚
「そうであれかしとは思うが分からぬ わしは政次ではないからの
 じゃが、あれは優しい子じゃ もしそうならお主はどうするのじゃ? その思いにどう応えるのじゃ?
 仲良しごっこをしていては、政次が積み上げてきた策は水の泡となるだけぞ」

直虎
「政次の思いを無に帰さぬよう努めようと思います
 でも政次は1つだけ大きな間違いをしております それだけはキチンと伝えたいと思います」


井戸に来て直親に語る政次
「あいつの夢枕にでも立ち言うてくれぬか 危うくなるゆえ、早く下がれと」

 

直虎「話そう政次、われと」
政次「今更、嫁にもろうてもらいたいと言うても願い下げですぞ」

直虎
「敵も味方も欺くというのがあるのじゃな、兵法には
 種子島が今川の手に渡り、この先どうなるか分からぬ

 そなたならどう井伊を守る? そのために何を備える?
 誰より深く井伊を守ろうと考えておるのはそなたであるからじゃ
 井伊を手に入れれば、ここを守らねばならぬ
 そなたのことじゃ まこと緻密な策を練り上げているのであろう?

 政次、われは己で選んだのじゃ この身を直親の写し身とすることを
 誰に望まれるでもなく、強いられるのでもなく

 ゆえにもし、われがおなごであるから守ってやらねばと考えておるのならお門違い 無用の情けじゃ
 われを上手く使え われもそなたを上手く使う


 

政次
「私なら戦わぬ道を探ります 戦わずして勝つ 戦わずに済むよう死力を尽くす
 卑怯者のそしりを受けようとも それが大国に挟まれた小さな井伊が生き延びる唯一の道かと考えます」


(『真田丸』みたいになってきたね 小国はみなそう翻弄されてきたのか

直虎「よいな 実に但馬らしい」

政次「いずれ武田は今川に牙を向けてくる」


それを和尚に伝えると山伏・常慶を訪れよという
「武田の地に近く、松平にも出入りしている 実家は今川に仕える松下家じゃ」

直虎「『孫子』から気に入った言葉も見つかった 戦わずして敵を屈することこそ最上の勝ち、というものじゃ」

武田に息子を解放するよう書を書く寿桂尼
(すげー、勢力争い話で生き返ってる!

井伊で初めて綿の収穫が行われた


川の中流に瀬戸村があった 一代で財を成した方久は、この地で瀬戸を名乗ったという
ある時から「松井」となる (あら方久さんのルーツ話
松井氏は代々今川家に仕え、松井家は二俣城を守っていた
方久は、井伊家に仕えながら、今川家にも巧みに取り入り、戦国時代を裸一貫でのし上がった

 

 

 



第19回「罪と罰」
甚兵衛らは育てた綿で服を作りたいという

近藤康用(今川の目付)が来て、井伊との境で盗人が出たから責任をとれと迫る


直虎:井伊の者がやったと見せかけて近藤の者では!? と食ってかかる
直之:山狩りをして捕えれば分かること

見に行くと近藤だけではなく、井伊の木も伐られていた

(ん? 杉を伐ったのか? なら許す!

常慶は、あちこち行き来しているためまだつかまらない

種子島がなかなか出来上がらず、怒り心頭の氏真

虎松はすっかり碁の腕を上げる
昊天:勝ちはせぬが、負けはせぬ 面白い打ち方をされております(それこそうってつけ!

傑山とまた山に入る そこに呼子が鳴り、犯人が捕えられそうになるが吹き矢にやられる
捕まったのは龍雲丸!


(龍雲丸は、直虎が領主と知って残念なのでは?

直虎「捕えたのはこちら 処分は井伊にて致したく」

直之「盗人は死罪!」


但馬に報告すると、やはり打ち首

直虎:
では、打ち首にはせぬ 但馬の言う通りにすれば、罠にかかると思わぬか?(上手い!
百叩きにでもすれば井伊には二度と踏み込むまい(それも痛い・・・

なんでも喋ってしまう気弱な奥山から、直虎が賊と知り合いと知る但馬

但馬:
賊を打ち首にせねば、噂が広まりさらに賊が集まる 民もさらわれるやもしれぬ

直虎の「タダ働きさせる」という案に渋々同意する但馬

傑山は龍雲丸に聞かれて直虎が尼で領主のわけを話す

傑山:
直虎さまは生まれてこのかた、お家のためにしか生きておらぬかもしれぬの
しかし、あれは竜宮小僧ゆえ、そのようにしか生きられぬのかも



寿桂尼の文が上手くいかなければ、今川は松平と和睦を結ぶかもしれない
井伊は武田と戦う可能性もある



武田はそもそも上杉と戦うために今川・北条と組んでいた
北条は今川とも結んでいる(ややこしや・・・


但馬は直之に近藤の様子を聞いて、龍雲丸を近藤に引き渡すという

直虎は困って、子どもらに手習いと称して「木を盗んだ者の罰をどうするか?」と聞く(子どもに聞くのはいい考えだ

虎松:木を植えさせるのはどうでしょう?(グッドアイデア! 杉以外で!

直之の話を聞いてしまった弟の直久は、直之が但馬の案を受け入れたことを話し、激怒する直虎




直虎:
戦わぬのが最上と言ったではないか!
これでもわれはおなごでな 血など見飽きておる
生きているだけで血が流れる 他に打つ手があることにわざわざ血を流すことはない
血を流させることを力、強さだと言うなら、なんと愚かで無邪気なことか!


(だからトップは女性のほうがまだマシだ 直虎は領主の前に仏教徒だしね


龍雲丸は奥山を眠らせ、穴を掘って逃げた(今と違ってコンクリじゃないからねえw
龍雲丸は賊の頭なのか

直虎:これではわれが阿呆みたいではないか 今度は情けなどかけぬ!

氏真の妹とは離縁の文が来る
寿桂尼は、松平と手を組むことをすすめる

直虎のもとへ千賀が来て「今、直親の娘と申す者が来ている」と言われる





甲府市は武田氏がおさめた地
 


(あの鳥さんは誰だろう?

 

義信は東光寺に幽閉され、約2年、政治の表舞台からしりぞけられた
 
(素晴らしい庭だなあ




第20回「第三の女」
高瀬と名乗る百姓の娘が“直親の娘”だとやって来る 母の名はユキ 直親が当主だったとも知らない様子

直虎は大ショックを受けるが「聞き間違いかもしれません」と身寄りもないのに帰ろうとする娘に
「しばし井伊の屋敷におってはどうじゃ」と引き留める

たけ:もし子なら夫婦約束した時の子ですよね?
誰も直親から子の話は聞いたことがないという

寺で話を聞いた虎松がしのに話してしまい、高瀬を見に来る
「新野のお屋敷にも顔を出すとよい」
(直虎に同情して、自分の嫉妬心の復讐って、どんだけ執念深い

但馬の耳にも入り、詮議でも話題となる
「真に娘ならば家に入れるべきかと!」と迫る直之と奥山
「武田の里から来たということから、武田の間者では? あの年頃なら十分にはたらける」と但馬


三河・駿河城
敵対する今川から書状が来た 手を結びたいという意向を調べさせる


(久々、阿部ちゃん出てきた まだ一人碁してるw


直虎は和尚に相談 松岡から書状が来て、ユキという女は存在し、2人でいたところを見た者もいるという噂

和尚「真に娘かなど誰にも分からぬのでは?」


直虎は但馬にも相談
「いずれ寝返る手も考えて受け入れる可能性は?」
「間者だと言えば、追い出しても格好はつく」

高瀬は掃除をしながら、直親が子どもの頃、笛で吹いていた曲を歌う
死んだ母がよく歌っていたという

 

直虎「あれは、井伊のために直親が遺してくれた忘れ形見じゃ」

直虎は正式に迎えるため、披露の席を設けると聞き、しのと井戸で会う

直虎:
直親は“はいつくばっても井伊に戻ろうと思った”と言った
熱を出した時も“オレが戻ってこられたのも、おとわのお蔭だ”と
“オレはおとわの人生を奪ったのだと思った”とも言った!

しの:
自分の姿が美しいのを知っておられ、それを自在に使っておられるのではないかと
私がやきもちを焼いた時は“しのの怒る顔が見られてよかった”
“オレはしのに井伊を捧げる”と言いました おのれ~すけこましがっ!



 

(2人で嫉妬の愚痴合戦て/爆
 井戸に向かって「王さまの耳はロバの耳~!」みたいなw

直虎:
仕方がないから育ててやるわ そばにいたかったと思うほど良い女子に育ててやる


直虎:そなたは直親の娘で これからはわれの娘じゃ

高瀬は直虎に謝る

(たしかに目元とか、全体の雰囲気はよく似ているけれども・・・まだ分からないぞ




お披露目の席では、姫が増えたと盛り上がるが、虎松は複雑な顔(この子は本当に上手いなあ
但馬「死ぬる直親 生ける2人(直虎としの)を結ばせるか」

和尚は高瀬に「井戸の中の赤子はなぜ助かったのであろうのう」と聞くと
「ご先祖さまは河三郎だったのでは? おらの村では河三郎という妖かしがいて、水の中でも息ができる」と答えたそう

和尚「わしが思うに、ユキという女はどこかお主に似ておったのではないかのう」


常慶がやっと現れる
 
「これを影で操るのは織田にございます 松平を封じることができる 武田は織田より姫を迎えるそう」

但馬に話す 瀬名への文も断られている
直虎:窮屈じゃの 当主というのは

これでやっと1年が過ぎたのか/驚


今川の耳にも高瀬のことが入る
氏真:縁などあてにならぬ 反故にされれば終わりじゃ わしは武田を海には決して出さぬ 心しておけ!

方久:それがしも種子島を完成させたい

臣下:種子島の商いは、今後、駿府の商人・トモノに引き継いでもらう


(ムロさんショッーーーク!!


木綿の布が出来たと喜ぶ

直虎:方久、これを駿府で売れるか?

方久:
駿府などクソ食らえにございます あんなものは、ドーンの、パーンの、ボーンにございます(ww
あのような商いをしていれば、いずれ先細ります
気賀(キガ)に参りましょう あちらは熱い銭の香りがいたします
これからは気賀の時代にございます


(ものすごいドアップw


気賀は今川が格別に扱っている


方久:今川の領地ではありますが、治めるのは武家ではなく商人です

ここにも龍雲丸がいる




長野の盆地はキレイだなあ!
 

直親が約10年過ごした地 松源寺で暮らしていた 創建したのは松岡城主・貞正 住職は弟の文淑
 



ここで直親は子をもうけたという言い伝えがある
(じゃあ、間者じゃないのか ほんとに、昔の将軍は節操がないのう
 まあ、直虎、但馬との三角関係があったかどうかも分からないことだけれども

 



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