花好き・旅好き80代北国女性の日記(ブログ開設18年目)

趣味はガーデニングと家庭菜園、外国旅行だが、新型コロナ禍と膝の不調、円安が重なり、今は外国行きは見合わせている。

伯母の畑に行く

2007年11月04日 | 高齢期の生活全般
 実は伯父夫婦が3代目として営んで来ていた農地を、春に伯父が90才代で亡くなり、伯母も老人ホームに入ったので手放す事になったのだ。それでこの間、広い庭や畑から、私が引き継ぐ事ができそうな庭木やアスパラガスの根を頂いて来ていたのだ。
 今日は秋晴れの下、一週間振りに伯母をホームから車に乗せて家に連れて行った。

 立派な根太長ネギが80本位植えてあったのを収穫して、半分は小分けにして縛り、段ボールに縦に入れて蓋をしてきた。残りの半分は私が頂いて来て、ご近所にも差し上げた。これで畑の始末は全部済んだ。

 蝦夷紫ツツジを掘り出して持って行って欲しいと言われた。植えてから30年位経っているらしく、何本もの太い幹があり、背も高い。車で運べるように丈を50cm程切り、小枝も剪定した。根も張っていたが、やっとの思いで掘り上げて持ってきた。来年の花は駄目だろうが、強い木なので、何とか私の庭で生きて欲しいと思う。

 最後に真っ赤に色づいたドウダンツツジや咲き誇っている菊、赤い実が鈴なりになったウメモドキの木の前に伯母を立たせて、数枚、写真撮影した。
 嫁入りして以来60数年、この家と農地で苦労を重ね、唯一の慰めが庭いじりと花木の観賞だったのだろうと思ったからだ。その全てが人手に渡る事をどう思うか聞いたら、「肩の荷が下りてホットした。」と答えてくれた。私の予想とは違った答えだった。 

 帰りに和食レストランに寄って生寿司定食を食べた。伯母は「久し振りで美味しかった。」と言ってくれた。
コメント (1)
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