花好き・旅好き80代北国女性の日記(ブログ開設18年目)

趣味はガーデニングと家庭菜園、外国旅行だが、新型コロナ禍と膝の不調、円安が重なり、今は外国行きは見合わせている。

ベトナム・カンボジアの旅(7)

2011年02月02日 | 海外旅行「東南アジアⅡ」ヴェトナム、カンボジャ
昨夜は真夜中にホテルに着いたので周りの様子が分からないまま寝たが、朝食を食べに部屋を出たらいくつかの棟に分かれたフランス風の立派なホテルで、ベランダからハロン湾を見渡せる絶景ポイントに建っていた。①
ハノイは緯度が高いので、南部のホーチミンに比べると10度以上気温が低い。昨夜着いた時、部屋に電気ストーブがつけられていたが、室温が低かったのでそのまま朝までつけて寝たのだった。
朝、私は家を出発した時の様に重ね着をして旅の最後のハイライト、3時間のハロン湾クルーズに臨んだ。

湖の船着き場に待機していた中型客船を1隻借り切って②、「海の桂林」といわれる大小200もの島があるという景色の中を進んだ。③

 ① ②

 ③  

ハロン湾には鍾乳洞が4つあるらしいが、私たちが途中立ち寄ったのはダウゴー島にある「ティエンクン洞」だった。高さ20m、幅10mと大きくはないが、素晴らしい鍾乳洞だった。④ しかし、赤や青にライトアップされていたのはいただけなかった。
船に戻ると海鮮料理のランチが用意されていた。その後、絹製品や真珠の船内販売があったが、買った人はいないようだった。

 ④ 

船を降りてから午後は、賑わっているハノイの下町を歩いた。
花店⑤や靴店⑥もあったが、靴店の前の路上では店員が電動の道具を使って靴を修理していた。⑦
肉屋は切り分けたばかりの肉を、人通りの多い店先に無造作に並べて売っていた。真夏の炎天下でも、こうして売っているのだろうか。⑧
シクローに乗った欧米人が沢山通って行った。⑨

 ⑤ ⑥ ⑦

 ⑧ ⑨

ベトナムの食料品を扱っているという土産物店に行った。甘く味付けした黄な粉を紙に包んだ菓子や、ピーナッツを飴で固めた菓子などが売られていた。
その店の隅でベトナム刺繍をしている女性たちが数人いた。その刺繍も、完成すれば高価な売り物になるのだろう。⑩

それから「ホーチミン廟」⑪に行った。
現在のベトナム民主共和国を建国するリーダーとなったホーチミンは1969年9月2日に亡くなったが、6年後の命日に総大理石の「ホーチミン廟」が完成した。
彼の棺は衛兵に守られていて、週末には大勢の市民が訪れるのだという。
この建物の前は広大な広場になっているが、ここで彼は1945年に独立宣言文を読み上げたのだという。

 ⑩ ⑪

すぐ傍に「一柱寺」があった。⑫ ここは李朝の僧侶が1049年に創建したという小さな寺で、池に咲く蓮の花に似せて、水中に立てたたった1本の柱の上に乗るように寺が作られていた。⑬
クチの地下トンネルに行った時、そっくりな寺があったのを思い出した。90%の大きさで造られたものだったのだ。この古い寺は、ベトナム人の精神的な支えとなっているようだった。

          ⑫ ⑬

夕食後は、伝統ある「水上人形劇」を鑑賞してから、ハノイのノイバイ国際空港に向かった。
ANAは予定通り00;05に離陸し、4時間35分後の6;40に成田空港に着いた。
私たちはリムジンバスで羽田空港に移動した後、予定より2時間早い10;00の飛行機の席をとって新千歳空港には12時前に無事帰ることができた。




ベトナムとカンボジアは熱帯に位置する国ということで、マラリア、デング熱を媒介する蚊に刺されないよう虫よけクリームを持ち、破傷風と日本脳炎の予防接種も受けて行ったが、乾期のためか気になる程蚊は出ず、手首を3か所刺されただけだった。(時期的に日本の薬局では虫除けクリームが売られていなかったので、手に入れるのには、苦労した)

また、友人は医師に勧められて高価な狂犬病の予防接種もしたというが、ベトナムでもカンボジアでも犬はほんの少ししか目に付かなかった。ガイドに聞くと「犬の肉は美味しいから、食べます。」といわれて納得した。
水道水は飲めないので、1日1本配られるミネラルウオーターが有難かった。

食べ物はちゃんとしたホテルやレストランの物でも、私は用心した。生野菜、カットフルーツには手を出さなかったし、勿論、生ジュース類も避けた。時間が経っているものかも知れないし、水道水で作った氷が入っているかも知れないからだ。
そこまで注意しても料理に使われた油が悪かったのか、二度もお腹を壊した。そんな時は治るまで絶食することにしている。

行く前には、時期的に北海道の気温より40度も高い国に行く不安があったが、ホテルやレストランはクーラーが効いていたし、シェムリアップでは、昼食後ホテルで休憩させてくれたので良かった。

今回の短かった旅で、知っている様で知らなかった二つの国について、実際に自分の目で見て知ることができて良かった。
帰って来てからは図書館で借りた本を読み、旅行中抱いたいくつかの疑問の答えを探した。
皆さんは私の今回の旅日記に、どんな感想を抱いただろうか。(完)






コメント (2)
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