昨日、行きつけの個人経営の歯科医院に行った。
私に続いて4歳頃と思われる女児を連れた若い母親が来た。その子はここが初めてらしかった。
私が処置室に呼ばれると同時に、その子も私の隣席に呼ばれた。
歯科医は「日本小児歯科学会専門医」の資格を持っている人で、受付に認定証が掲げてある。それには大学病院の小児歯科で長年勤務した事も書かれている。
医者は先ず、女児を処置椅子に後ろ向きに座らせ、背もたれを下げて女児と向かい合った。
そして「歯医者さんには、色々な機械があるんだよ。今日は初めてだから見てもらうね。」と話しかけた。
「これがシュッと風が出る機械なんだよ。」「ほら手を出して見て。風が来るでしょう。覚えておいてね。」
「水も出るんだ。ほら手に少しかけるね。痛くないでしょう。」
「この機械は掃除機だよ。シューと吸い込むでしょう。」「手に当てて見るからね。ほら、吸い込まれてくっ付くでしょう。覚えておいてね。」
と、順番に優しく説明して行った。
初め女児は緊張して後ずさりしているようだったが、次第に緊張が解けたらしく、最後には医師に言われた通り口を開けて、空気が出るのを確かめる事迄できる様になった。
「これは掃除をするブラシだよ。ほら回っているでしょう。覚えてね。」
「じゃあ、コップの水を口に入れてぐちゅぐちゅして見て。」「上手にできたね。偉いぞ。」「水を口から出してごらん。」「上手だね。」
と、こんな会話が続いた。
そして最後に傍の母親に「今日は歯医者に慣れる練習だけにします。次回も練習して、上手く行けばその次から虫歯の治療をします。」と話した。
初めて歯医者に来た子どもの恐怖心を取り除く事から始る診療の様子を初めて見て、これが「小児歯科学会専門医」なんだと感心した。
この病院には、最近は大人や高齢者の患者も増えている。
私に続いて4歳頃と思われる女児を連れた若い母親が来た。その子はここが初めてらしかった。
私が処置室に呼ばれると同時に、その子も私の隣席に呼ばれた。
歯科医は「日本小児歯科学会専門医」の資格を持っている人で、受付に認定証が掲げてある。それには大学病院の小児歯科で長年勤務した事も書かれている。
医者は先ず、女児を処置椅子に後ろ向きに座らせ、背もたれを下げて女児と向かい合った。
そして「歯医者さんには、色々な機械があるんだよ。今日は初めてだから見てもらうね。」と話しかけた。
「これがシュッと風が出る機械なんだよ。」「ほら手を出して見て。風が来るでしょう。覚えておいてね。」
「水も出るんだ。ほら手に少しかけるね。痛くないでしょう。」
「この機械は掃除機だよ。シューと吸い込むでしょう。」「手に当てて見るからね。ほら、吸い込まれてくっ付くでしょう。覚えておいてね。」
と、順番に優しく説明して行った。
初め女児は緊張して後ずさりしているようだったが、次第に緊張が解けたらしく、最後には医師に言われた通り口を開けて、空気が出るのを確かめる事迄できる様になった。
「これは掃除をするブラシだよ。ほら回っているでしょう。覚えてね。」
「じゃあ、コップの水を口に入れてぐちゅぐちゅして見て。」「上手にできたね。偉いぞ。」「水を口から出してごらん。」「上手だね。」
と、こんな会話が続いた。
そして最後に傍の母親に「今日は歯医者に慣れる練習だけにします。次回も練習して、上手く行けばその次から虫歯の治療をします。」と話した。
初めて歯医者に来た子どもの恐怖心を取り除く事から始る診療の様子を初めて見て、これが「小児歯科学会専門医」なんだと感心した。
この病院には、最近は大人や高齢者の患者も増えている。
