4日目は、「ポロンナルワ」の西南西80kmに位置する「ダンブッラ」に行き、世界遺産「洞窟寺院」を見学する事になっていた。
ホテルから出たバスは、およそ1500年前に造られた灌漑用の「ギリタレ貯水湖」を左脇に見ながら暫く走った。
途中で象に乗っている観光客に出会った。象使いは2人共裸足だ。その方が象を使うのに良いのかも知れない。実にのどかな光景が続いた。
≪世界遺産「ダンブッラ」の「洞窟寺院」≫
「ダンブッラ」の町に入り、バスを降りて「黄金寺院」がある平地から丘に向かってバスで少し登り、そこから傾斜路を歩いて10分弱登って行った。
高さ180mの中腹に、目指す「洞窟寺院」があった。入り口で睡蓮の花を売っている女性がいたので、3本100Rs(日本円で80円)で買い、仲間にも分けた。
この「洞窟寺院」は紀元前1世紀に「ワッターガーマニー・アバヤ王」が建立したもの。この王は、首都「アヌラーダプラ」からインドから攻め込んだタミール軍によって追われ、この僧院で15年間隠遁生活をしたが、再び首都に戻ることができたお礼に建設したと言われている。
その後、歴代のシンハラ王朝の王が寺院の規模を次第に大きくして行った。
現在、1~5窟まであり、全部で153体の仏像とそれを壁画、天井画が取り囲んでいた。
手前の靴脱ぎ場で靴を預け、最初の第1窟寺院に入った。壁の岩と同じ自然石でできた全長14mの涅槃像が金色に輝いていた。壁や天井のフレスコ画は15~18世紀に描かれたものだという。
第2窟寺院は天井が高く、とても広かった。(ガイドブックには、間口52m×奥行き23m×高さ7mと書かれていた)
50体以上の仏像が並んでいて、仏陀の生涯やスリランカの歴史などが詳しく画かれていた。
第3窟からも同様に造られていて、どこも信徒や観光客で溢れ、仏教徒の聖地ということが分る場所だった。
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この山の中の洞窟に造られていた多数の仏像には驚きましたよ。
歴代の王が次々と寄進してできたのですが、仏教を庇護した王の狙いはなんだったのだろうと考えさせられました。