≪「大陸横断VIA鉄道」で「ジャスパー」へ≫
バンクーバー駅を20時半に出発した列車は、900kmの距離を18時間半(1泊2日)でジャスパー駅に向かった。約20輌編成で、中に「食堂車」「展望車」「寝台車」が組み込まれていた。
(普通車輌ではなく個室寝台車に乗るなら1人13万円を追加するのだが、グループには誰もいなかった)
添乗員に、夜、寒いかも知れないといわれたので、私は冬用のカーディガンの上にライトダウンジャケットを着込んだ。椅子はリクライニングになり足置きも出るので、挫面がフラットになり、何とか寝られた。
4日目の早朝6時前には「展望車」に行って景観を楽しんだ。
列車の窓から写真を撮ったが、こちらがスピードが出ているのでなかなか上手く写せなかった。色々な湖や山が見えたが、名前は分からなかった。幾つかのトンネルにも入って進んで行った。
「カムループス」という町に地下ずくと白い煙を上げる煙突が何本か見えた。添乗員に調べてもらったら、この辺りの木材を切り出してチップを作る工場なのだという。広い湖もあり、工場生産に適した場所だからだろう。
牛を放牧している酪農家も見えた。朝の霞が低く垂れ下がって美しかった。
山の雪解け水が、所々で滝になって流れていた。
カナダの最高峰「マウントロブソン」(3954m)も見える筈だが、どの山がそうか分からなかった。
(列車の左側に見えたこの山が、やはりカナダ最高峰の「マウントロブソン」の様だ。見る場所に寄って山容が少し異なるが、確かにこの山がそうだと思う)
時々貨物列車とすれ違ったが、その長いこと。ある貨物の数を数えたら何と177輌もが繋がっていた。これだけ多くの貨物を一度に運ぶなら、物凄い省エネだと感心した。
食事は朝6時半と昼14時に食堂車で食べた。なかなか美味しかった。
「ジャスパー駅」には16時に到着。長い鉄道の旅だったが、刻々と窓外の景色が変わるので飽きなかった。
この日のホテルは、滞在型コンドミニアム風のホテルだった。
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最初の写真を拝見したとき、昔見た、ジーンハックマンの「カナディアン エクスプレス」というサスペンス映画を思い出しました。湖に写る特急列車の風景は今でも強烈に覚えています。もう一度ビデオを見ながら、きれいな風景を確認してみたいです。
早速コメントを頂き、有難うございました。
「カナディアン・エクスプレス」という映画は知りませんが、何せ長距離を走る超長い列車でした。
今回は1泊2日しか乗らなかったけれど、できたら2泊3日、終点駅まで乗ってみたいと思いました。
車窓からの眺めも堪能させてもらいました。
列車の旅はいいですね。
私などは北斗星で北海道に行ったことぐらいしかありませんが、やはり感動したものです。
最近は効率だけを考えてこういう列車が少なくなっていくのは寂しいこととですね。
コメント有難うございました。
長時間の列車でしたが、景色が次々と変わるので、決して飽きませんでした。
「北斗星」で札幌にいらしたことがあるんですね。
私は「白鳥」裏日本を通り京都までとか、上野~札幌間を何度か乗りましたが、良かったです。
今回の旅行は、変化がある行程でした。