花好き・旅好き80代北国女性の日記(ブログ開設18年目)

趣味はガーデニングと家庭菜園、外国旅行だが、新型コロナ禍と膝の不調、円安が重なり、今は外国行きは見合わせている。

銀行で不審者に間違われる

2022年08月18日 | 暮らしと経済・経済生活

先日、普段滅多に行かないA銀行に行った。超低金利のまま置いて来た定期預金を引き出して、少し金利が良いキャンペーンをしているB銀行に預け替えるのが目的だった。

窓口の行員に「現金で持って行きたい。」と告げたら、トップの上司が出て来て、「200万円以上の金額は、警察に連絡して来て貰い、直接引き出す事情を聞いて貰っているので、派出所に連絡するなど時間がかかりますが良いですか?」と聞かれた。

待つのは嫌なので、「自分の通帳から降ろすのだから、問題が無い筈でしょう。早く降ろして下さい。」と言うと、「相手銀行へ振り込む方法なら、直ぐにできます。」と言う。

たまたま、預けたいB銀行の『普通預金通帳』を持っていたので、私はそれでも良いかと考え、その通帳を示して、振込手数料を聞いた。「特別に無料にします。」と言ったので、そうして貰った。

その後、B銀行に行き、振り込まれた事を確認し、その分を引き出してから目的の預金ができた。

帰宅してからも気分が悪かった。私はきっとオレオレ詐欺の被害者かも知れない高齢者だと思われたのだろうと思った。それにしても警察に連絡するなど初めて言われたことで、普通では無いと思った。

不愉快なので、翌日、A銀行の口座を全て解約する決心をして、また出向いた。

窓口の女性行員は昨日の人とは違っていたが、私の目的を告げると衝立がある端の場所に案内された。

やはり、高額になるので現金では渡せないという。それで仕方なく、私から普通預金分は現金で、定期預金分は振り込みを提案した。やっと解約を認めて貰って処理された。(振り込みが可能な他行の『普通預金通帳』を、たまたま持っていたから良かったのだが、持っていなければできなかったのだ)

帰り際に改めて聞いた。「今高齢者が詐欺の被害者になる事が増えているので、金融機関としてその防止に務めていることは分かりますが、警察を呼ぶ際の貴行の基準はどうなっているのですか?」と。

すると、「高齢で落ち着きがなく、不審な動きをしている人には注意しますが、200万円以上という決まりはありません。」と答えてくれた。つまり、前日の私は高齢の不審者だと思われ、その対応をされた事がはっきりと分かった。

詐欺の被害者が増えているのは分かるが、自分がその被害者かも知れないと疑われた事は、とてもショックな出来事だった。

 

 

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