年末から来ていた家族もみな去り、恒例の賄い婦としての役割が終わった。認知症予防の1つは「料理をすること」だというので、少しは予防ができたかなと思う。
今朝7時の外気温はー14℃。これから1ヶ月間、まだまだ寒い日が続くのではないかと思うが、風邪など引かぬように注意して暮らしたいと思う。
《カイロのダハシュールのピラミット》
ダハシュールには2つのピラミッドがあり、「クフ王」の父になる「スネフェル王」が作ったものだ。
1つは高さ105mで真ん中辺で角度が変わっている「屈折ピラミッド」で、もう一つは赤い石で作られている「赤のピラミッド」だった。
後者は中に入れるそうだが、私達は行かなかった。
ガイドブックに「凄く臭い」と書いてあったので、理由をガイドに聞くと、「管理人が中で用を足すからだ」という答えが返って来たので驚いた。
こちらは、二等辺三角形のピラミッドとしては最古のものだという。
この後、古王国時代(紀元前3000年~2040年)に1000年間にわたりエジプトの首都だった「メンフィス」に行き、「メンフィス博物館」の二階に上がって体長が10mもある横たわる「ラムセス2世の巨像」を見学した。
保存状態は良いが、あまりにも大き過ぎて上手く写真に納まり切れなかった。
この王は、随分あちこちに自分の彫像を残している。
傍の公園に小型の可愛い顔をした「スフインクス」があった。アラバスター石(大理石だが柔らかい石)で作られているそうだ。
幾つか質素な土産物の小屋台が出ていたので、私は「ツタンカーメンのマグネット」を数個買った。
その店のハンサムな男性店員はシャイなのか、不思議なことに客に品物を売り込もうとする気持ちがほとんど感じられなかったので応援したくなり、他の人にも「あの店良いよ。」と宣伝した。
博物館の入り口横で日本円「100円!」といって絵葉書などを売っていた男性がいたが、自由時間に私が近寄ると100円硬貨を10枚出して、「これを1000円札にチェンジして欲しい。」と話しかけられた。
私は1000円札を持っていなかったので断ったが、エジプト国内では使えない日本の硬貨で商売している人に初めて出会ったのもメンフィスだった。
考えて見たら同じものを1ドルで売るより、100円で売る方が15%位高く売れる訳だ。彼なりに頭を使って考えたのだろう。
先日の劇団四季「アイーダ」の観劇を機に、
また「エジプト旅行記」を最初から読み直しております。
古代エジプトを舞台としたストーリーを観たので、
また違った観点で興味深く、楽しませていただいております。
ラムセス二世の像はいろいろあるんですね。
ラムセス二世はアイーダに登場する将軍ラダメスのモデルと言われています。
また、ヌビア人の奴隷のレリーフはアイーダの物語と重なり、
最初は読み流したのですが、今回は大変興味を持ってお写真を拝見しました。
ちょうど良い時期に、観劇できて良かったと思います。
来月の観劇では、ソナタさんの記事と写真を思い出しながら
しっかり楽しみたいと今から張り切っていますよ(^^)v
丁度私の記事と「アイーダ」観劇が重なり、偶然とはいえ嬉しいです。
ヌビア人と隣国のリビア人が奴隷となっているレリーフはラムセス像の裏側通路下にありましたが、今の彼らが見たら激怒するのではと気に成りました。
ラムセス二世は、自己顕示欲が強烈だった様に思えます。
素晴らしい歌劇を2度も見られるなんて贅沢ですね。