≪「リマソール」南部の海岸沿いの遺跡を観光≫(2)
④「ペトラトゥミロウ」の海岸
昼食のレストランへ行く途中、海岸線の道路を走った。
見晴らしの良い所でバスを降りると、海の中に突き出た立て型の岩と小さい岩が見えた。
ガイドの説明では、後方の小さい岩に寄せる波に発想を得てイタリアの「サンドロ・ボッティチェリ」は、名画「ヴィーナスの誕生」を描いたという。美しい海岸線だった。
レストランは、この岩が正面に見渡せる場所にあり、地中海で獲れる新鮮な魚介類をから揚げやグリルで焼いて出した。
いか、たこ、黒タイ、ムール貝などが出た。
⑤「アフロディーテ神殿」
「キプロス」の島の西南にある海沿いの町が「パフォス」だ。かっては首都だったこともある町だ。「アフロディーテ神殿」はその15km程手前にあった。この神殿は、紀元前12世紀頃建てられたらしい。
「パフォス」で信仰されていた豊穣と多産の神「ヴィーナス」が、やがて「アフロディーテ」になったと言われる。
海を臨める高台に遺構の一部が残っていた。石に穴があいているのは、運んできた時に木の棒を差し込んだ所だという。
傍に博物館があった。「キプロス」の別の場所で発見された紀元前11世紀頃造られたという「浴槽」やここの遺跡の床に張られていた「アフロディーテ」のモザイクタイル絵(およそ紀元後2~3世紀のもの)などが保存展示されていた。浴槽は現在の物と比べても決して劣らない出来栄えだったのには驚いた。
すでにこの地中海地域に優れた人類の文明があったのだ。
⑥「ディオニソスの館」
この遺跡は1962年に農作業中の農夫によって偶然に発見されたもので、紀元2~4世紀に建てられた館と言われていて、沢山の部屋の床にギリシャ神話を題材にしたり、当時の生活を描いた美しいモザイクタイルが残されていた。こうした館は、近辺に幾つも発見されている。
⑦「パフォス城」
最初、海を守るための砦だったが、13世紀に城として再建された物だ。
1570年にヴェネチアに壊されたが、16世紀にオスマントルコが支配した時に再建された。
夕闇が迫る時刻だったが、急な石段お屋上まで登り、写真を写した。「パフォス」の町と反対に広がる豊かな地中海が良く見渡せた。
日没はこの屋上で迎えた。何故か日本の事が思われた。(写真は16;12のもの)
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キプロスにはたくさん遺跡があるのですね~。
とくに当時の生活様式を描いたモザイクタイルには
興味津々ですよ~(*^^*)
浴場跡等、ローマ時代を偲ばせますね…
有名な“ペトラトゥミロウ”の海岸、美しいですね!
“アフロディテ”(ビーナス)生誕にふさわしい、
海岸線美と吸い込まれる様なブルーの海、
もし、この海で泳げたら、“アフロディテ気分”に
なれるでしょうね~(^^ゞ
キプロスは小さな島国ですが、きっと昔は地中海の交易の中心地だったのでしょうね。
しかも気候が良いから人々の定住を促したのでしょう。
今回は、地中海文明の素晴らしさを堪能して来ました。
モザイクタイルですが、人間くさい姿の神々を踏みつけて暮らしていたんですね。そこが日本人の考え方と違う所かも…
この小さな岩の場所で泳いでいた人がいました。多分旅行者だったのかも知れません。