《ローマで自由行動③、そして帰国》
サン・ピエトロ寺院の次は、地図を見ると歩いて10分程の所にローマ歴代皇帝の墓、「サンタンジェロ城」があるのでそこに行った。①
そこで少し休憩を取ってから、天使が立つ「サンタンジェロ橋」を渡り、さらに街中を歩いて「パンテオン」②に行った。
ここは紀元前25年にアグリッパが建てた万神殿が火事で消失した後、紀元118~128年に皇帝ハドリアヌスが再建した物である。
高さ43.2mの天井に空いている直径9mもある明り取りの天窓が特に素晴らしい。③
私は何度見ても1900年近い昔に、この建物をどのようにして建てる事ができたのかと驚く。画家ラファエロも彼の遺言に従ってここで眠っている。④
① ②
③ ④
友人が最後に「トレビの泉」に行きたいと言ったので、また少し歩いた。泉の前は相変わらず混んでいた。
「泉に後ろ向きになってコインを投げると、もう一度ローマに来られる」という言い伝えがあるが、前回来た時、子どもが長い竿の先に磁石をつけてコインを拾っていた事を友人に話したら、投げるのをやめた。
地図を見るとそこからは地下鉄バルベリーニ駅が近い事が分かったので、さらに7~8分歩き、地下鉄、バスを乗り継いでホテルに戻った。どの地下鉄も、外側は落書きで埋め尽くされていた。⑤
結局、その日使った交通費は、共通チケット3枚だけだったから、3ユーロ(390円)で済んだのだ。
⑤
バスを降りると物凄いスコールだった。傍のパン屋に飛び込み、ほーれんそうピザを切り分けてもらって買い、ホテルの部屋で夕食とした。
さて、ここまでは記憶があるのだが、次に私が気づいた時は翌朝だった。私は服を着たまま、ベッドの上で朝まで寝込んでしまったのだ。
前日を振り返ると、とても疲れたが、1日中、本当に自分達の足と目でローマを歩き、見た、充実した自由行動の1日だった。
9日目の帰国日、ツアーのバスは朝ホテルを出て、テルミニ駅傍で私たちを降ろした。
飛行場に行く前の1時間半が、最後の自由行動時間だったのだ。
2人でまず駅の傍にある「サンタマリア・デッラ・ビットリア教会」⑥⑦ (入り口の廃墟の様な外観は、直ぐ後ろにあるローマ時代の浴場跡に馴染むようにという考えでミケランジェロが設計したもの)を見てから、テルミニ駅の地下に行き、スーパーで昼食用の飲み物とサンドイッチ、それに土産用の一寸した食品を買った。
⑥ ⑦
ローマのレオナルド・ダビンチ空港発の飛行機は55分遅れで離陸したが、11時間15分後、ほとんど寝ている内に成田空港に予定時刻に戻った。
機内で傑作だったのは、機内食に出された日本食にサラダソースとそばのたれが付いていなかったことだ。
私は仕方なく持っていた「インスタント味噌汁」の味噌をつけて食べた。しかし、機内放送でお詫びの言葉が流れただけだった。イタリア人の大らかで拘らない性格がこんな所にも現れていた。
今回の南イタリアの旅は、豊かな自然と土地々々の特有な歴史や文化に触れる事ができたし、大半の場所で観光客が少なくのんびりと観光でき、とても満足できた旅だった。
また、ホテルの部屋も広く、食事も昼、夜ともフルコースで、比較的美味しかった。土産屋に連れて行かれることも余りなかった。
私は4回目のイタリアの旅を楽しめたので、これでもうイタリアはいいかなと思っている。
最近は旅日記を書くことで、私は3回旅を楽しんでいる。事前学習で、現地で、そして日記を書くことでの3回だ。
最後まで旅行記にお付き合いいただいた皆さんには、南イタリアで興味が持てた場所はあっただろうか。
サン・ピエトロ寺院の次は、地図を見ると歩いて10分程の所にローマ歴代皇帝の墓、「サンタンジェロ城」があるのでそこに行った。①
そこで少し休憩を取ってから、天使が立つ「サンタンジェロ橋」を渡り、さらに街中を歩いて「パンテオン」②に行った。
ここは紀元前25年にアグリッパが建てた万神殿が火事で消失した後、紀元118~128年に皇帝ハドリアヌスが再建した物である。
高さ43.2mの天井に空いている直径9mもある明り取りの天窓が特に素晴らしい。③
私は何度見ても1900年近い昔に、この建物をどのようにして建てる事ができたのかと驚く。画家ラファエロも彼の遺言に従ってここで眠っている。④
① ②
③ ④
友人が最後に「トレビの泉」に行きたいと言ったので、また少し歩いた。泉の前は相変わらず混んでいた。
「泉に後ろ向きになってコインを投げると、もう一度ローマに来られる」という言い伝えがあるが、前回来た時、子どもが長い竿の先に磁石をつけてコインを拾っていた事を友人に話したら、投げるのをやめた。
地図を見るとそこからは地下鉄バルベリーニ駅が近い事が分かったので、さらに7~8分歩き、地下鉄、バスを乗り継いでホテルに戻った。どの地下鉄も、外側は落書きで埋め尽くされていた。⑤
結局、その日使った交通費は、共通チケット3枚だけだったから、3ユーロ(390円)で済んだのだ。
⑤
バスを降りると物凄いスコールだった。傍のパン屋に飛び込み、ほーれんそうピザを切り分けてもらって買い、ホテルの部屋で夕食とした。
さて、ここまでは記憶があるのだが、次に私が気づいた時は翌朝だった。私は服を着たまま、ベッドの上で朝まで寝込んでしまったのだ。
前日を振り返ると、とても疲れたが、1日中、本当に自分達の足と目でローマを歩き、見た、充実した自由行動の1日だった。
9日目の帰国日、ツアーのバスは朝ホテルを出て、テルミニ駅傍で私たちを降ろした。
飛行場に行く前の1時間半が、最後の自由行動時間だったのだ。
2人でまず駅の傍にある「サンタマリア・デッラ・ビットリア教会」⑥⑦ (入り口の廃墟の様な外観は、直ぐ後ろにあるローマ時代の浴場跡に馴染むようにという考えでミケランジェロが設計したもの)を見てから、テルミニ駅の地下に行き、スーパーで昼食用の飲み物とサンドイッチ、それに土産用の一寸した食品を買った。
⑥ ⑦
ローマのレオナルド・ダビンチ空港発の飛行機は55分遅れで離陸したが、11時間15分後、ほとんど寝ている内に成田空港に予定時刻に戻った。
機内で傑作だったのは、機内食に出された日本食にサラダソースとそばのたれが付いていなかったことだ。
私は仕方なく持っていた「インスタント味噌汁」の味噌をつけて食べた。しかし、機内放送でお詫びの言葉が流れただけだった。イタリア人の大らかで拘らない性格がこんな所にも現れていた。
今回の南イタリアの旅は、豊かな自然と土地々々の特有な歴史や文化に触れる事ができたし、大半の場所で観光客が少なくのんびりと観光でき、とても満足できた旅だった。
また、ホテルの部屋も広く、食事も昼、夜ともフルコースで、比較的美味しかった。土産屋に連れて行かれることも余りなかった。
私は4回目のイタリアの旅を楽しめたので、これでもうイタリアはいいかなと思っている。
最近は旅日記を書くことで、私は3回旅を楽しんでいる。事前学習で、現地で、そして日記を書くことでの3回だ。
最後まで旅行記にお付き合いいただいた皆さんには、南イタリアで興味が持てた場所はあっただろうか。
興味が持てた場所?
ありすぎて限定できませんよ~(^0^)ノ
ロマンがいっぱいの国ですよね。
自由行動は方向音痴&怖がりの私には電車やバスの移動は出来そうもありません。
日本でも迷子になっちゃうのに(笑)
私はやっぱり昔の遺跡に心惹かれるなー。
ギリシア・ローマ時代の遺跡の数々は目をみはるものがありました。歴史の重みをひしひしと感じました。
目の当たりにすると、人生観も変わるかもしれませんね。
今回の南イタリアの旅日記を興味深く楽しませて
いただきました。ありがとうございました。
ブログに書き綴ると後にもよい思い出になりますし
旅を3度も楽しめるということは、いつまでも忘れる
ことは、ないでしょうね。
私のローマ旅の復習になりました。テルミニ駅近くの
ホテルに2泊して同じような処に観光をしました。
そうなんですね。何処に行っても歴史の重さに圧倒される国ですね。あばたさんもその内、是非行ってみて下さいね。
でも治安が悪い国なので、いつも緊張感が必要で疲れるかな。
マサエさん、こんにちは。
ローマは、地図を見ていると観光客だと分って狙われるので、私は事前に主要な場所の位置関係、地下鉄の乗り方など頭に入れて出かけたのが良かったです。
結局問題なく歩き回れました。苦労した分、それだけ満足度も大きくなりますね。
遺跡にはロマンがありますね。身を置くだけで、感動できました。
KUBOさん、こんにちは。
読んでくださって有難うございました。
遺跡では、その場に行って見て分ることも多いですが、やはりいつも、人間の知恵と想像力に感動します。
そしてもう一度、世界史を勉強しようかなと思うようになりますね。
sasayuriさん、こんにちは。
本当は4回楽しんでいます。それは帰宅後、行った場所に関するTVや映画を見ての楽しみです。
旅って本当にいいですね。
sasayuriさんも、来年のフランス行き、楽しみですね。
書いてみると色々と思い出しますよね。
(もちろん忘れちゃって調べることも・・)
記録に残って、時々見返して。それで旅の楽しさもまた蘇る。そして他の人たちとそんな気持ちを共有できることは素晴らしいと思います。
旅行記、お疲れさまでした。
読んでくださり有難うございます。
現地では、ガイドさんの説明は聞き流し、見たり感じたり写真を撮ったりすることにポイントを置くので、帰宅後改めて本で確認しますが、それが日記にもつながっています。
最近忘れっぽくなって来た自分のためにも、こうした作業は凄くいいと思っています。時間が掛かるところが少し大変ですが‥
ただ、感じたことを率直に書くのが難しくて、楽しむまでの文にはなっていないのではと、反省です。