8日目は朝から大雨だった。
9;00に「ラ・スペツィア」のホテルを出、南に30分行って「ポルトヴェーネレ」に着いた。
ここはリグーリア海に突き出た海辺の町で、ムール貝の生産地だ。
岬は雨が降り、傘を差せないほど風も強かった。私は登山用に買ったゴアテックスの上下を着た。
バスを降り、海岸の展望台に行って、断崖絶壁に荒々しく打ち寄せる波を見た。①②
岬の突端に古い教会があった。③
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その後、もう1度「ラ・スペツィア」に戻って商店街を散策した。広場にモニュメントがあり、市場が賑わっていた。④⑤
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その後、電車で「チンクエッテレ」観光に向かった。その頃、ようやく雨が上がった。
「チンクエッテレ」とは、ラ・スペツィアからレヴァントまで並ぶ5つの小さな漁村の意味なのだ。
人々は明るい太陽が煌めく地中海沿いの断崖の上の小さな村で暮らし、すぐ背後にある急な斜面では、段々畑を作ってブドウを栽培して来た。⑥
昔は船でしか行けない村々だったが、今では海岸沿いの絶壁を抜ける沢山のトンネルを作って電車が通っている。⑦⑧
景観が美しいので世界遺産に登録されたが、私たちが行った昼食のレストランは98段もの急な階段を上らなければならなく、こういう環境で昔から暮らして来た人達の苦労が偲ばれたし、高齢者が暮らすには実に厳しい所だと思った。
急斜面で葡萄を作っている段々畑は、見る分には美しいが、機械が入らないので肥料や収穫物の運搬などの全てを人力でしなければならないから、それは大変な重労働なのだろうと想像した。
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また、「リオマッジョーレ村」から「マナローラ村」迄の2kmの海岸沿いの道は「愛の小路」と名付けられ、多くの観光客が徒歩で30分の景観を楽しんでいる。
私たちもマナローラまで電車で行き、そこから一駅の距離を散策したが、海から吹く風が心地よく、軽快に歩くことができた。⑨
途中の手すりや落石止めの金網など、低い所からかなり高い所まで、錠前が掛けられていた。恋人たちが永遠の愛を誓って錠前をかけてから、鍵は海に捨てるのだ。⑩
グループ内の70代と思われるご夫婦に、記念撮影のシャッター押しを頼まれた。私は最高の笑顔で寄り添った瞬間の2人を写してあげた。
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予定では「チンクエッテレ」の村々の景観をボートに乗ってみる事になっていたが、波が高く中止された。
「愛の小路」を歩いた後は、「リオマッジョーレ駅」から電車に乗って「ラ・スペツィア」に戻り、バスで「サンタ・マルゲリータ」のホテルに行った。
いつも楽しく拝見させて頂いています(*^^)v
段々畑すごいですね。確かに見る分にはいい景色になりますが、耕すとなると大変ですよね^_^;
恋人達が愛を誓って錠前をかけてから鍵を捨てるんですか、私にも若い頃は胸ときめく事もありましたね^^;日本でも似たような風習の所があったような気がしますが・・?
どこが発生地かは知りませんが、愛は脆いものだから、余計に鍵を掛けたくなるんでしょうね。
そうしてもやはり、脆くも失う人も多い事でしょう。
てげてげさん、こんにちは。
何でも見るのと作るのでは大きな違いがありますよね。
てげてげさんのトールペイントも大変な時間と苦労があると想像しながら見させていただいています。