『incomplete』
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新型コロナウイルスの感染拡大による非常事態下にある世界に向けたオリジナルのコラボレーション・プロジェクト
教授によると
「この『incomplete』も、いまのこの特殊な時間をみなどう感じているかということを、まあ、音で知りたいというのかな。ぼくはぼくでいま感じている音があるし、この人はどう感じているのかなということを知りたかった。それらの音をあまり音楽として料理せずに、感じている音を生のままでA+Bでガシャンと合わせたような作り方に今回はしています」
現在のところ10名の世界各国のアーティストとの音のコラボレーション。
『async』(2017)以降の教授は原点に戻った印象があるけれど、やはりこのプロジェクトでも曲というより、プリミティブな音を求めているようだ。
『out of noise』(2009)でも北極の氷原で録った音も使われていたし、ヒールで石畳を歩く音、街のサイレンの音などなど 耳に残る音を沢山録ってある。
2003年にアメリカのイラク侵攻が始まったときに行なった『chain music』プロジェクト
「ぼくが最初にきっかけとなるモチーフを作って、みなが知り合いに渡して、音楽がどんどん繋がっていくというのが『chain music』だった。モチーフにどう手を加えて、誰につないでいくかというのも受け取ったアーティストの自由。
チェイン・レターみたいに、友達から友達、知り合いから知り合いにどんどん繋がっていくので、ぼくの全然知らない、ジョージアとかギリシアなどの、ふだんあまり縁のない国のミュージシャンにも拡がっていった。それらの中にはそのときだけの人もいれば、クリスチャン・フェネスのようにあのとき知り合っていまもつきあいが続く人もいる。とてもおもしろい試みでした」
教授の動静も影響を受けていて
香港で地元ミュージシャンとも交えて行う予定だったコンサートの予定日4月2日にはネット配信の無観客コンサートを行なった。香港は9月に延期。
アルバム『async』にも参加した三味線の本條秀慈郎がゲスト。
ピアノを演奏する教授は前半で三味線の本條秀慈郎との即興演奏を行い、
後半では「戦場のメリークリスマス」「アクア」「エナジー・フロウ」「パースペクティヴ」などのソロ演奏
これも視聴することができたが、始まる時のカウントダウンがライヴ前のワクワク感が起きていた。