2019,9,10初版発行
発売当時、キョンキョンがこの本を紹介していて、
帯も書いている
「彼らの青春の中に
私がいたこと。
当時の孤独も、怒りも、
すべて引っくるめて
懐かしすぎて泣きました。」
読もう、読もうと思って積んでいましたが、読みました。
1980年代の東京
読んでいるうちに当時の世界に戻っていました。
忘れてたことを思い出したりしました。
フィクションとは言え、ノンフィクションの部分も幾つかあるんだろうなと思って読んでいました。
1981年9月3日のTBS「ザ・ベストテン」のランキング
1984年11月22日のランキングまで何回分かも掲載されている
親衛隊という活動を通して生きがいを持って何とか生きる価値を見出していた主人公たちに共感するものはないかもしれないけれど、彼らを通して社会が描かれており、世相を感じて、今を考えたりしました。
確かにキョンキョンは、ちょっと異質なアイドルで、それも魅力だったし、オールナイトニッポンで「本人」(キョンキョンのこと)が話す内容や紹介する本に影響されたりしました。紹介した本が翌日は書店で売り切れになったりしてたなあ。
キョンキョンが40周年を迎える今年に読んだのは
何かを感じるものがあります。
そしてこの小説の中に佐野元春の「SOMEDAY」が出てくる。
それは、とても感動したことだった。