存在する音楽

ジャンルに関係なく良いと感じた曲は聴く
誰かの心に存在する音楽は
実際に音が鳴っていない時にも聴こえてくることがある

坂本龍一 ニューイヤースペシャル 2023

2023-01-01 22:06:19 | 坂本龍一

今年で18回目

教授の声がラジオから聞こえてきて感動
声の調子は以前とは違うけれど・・・

皆さん明けましておめでとうございます。坂本龍一です。この番組に出演するのは2年ぶりかな?

TONG POO
ピアノ演奏

闘病をしていたので、ほぼメディアの出演はしていません。新潮の雑誌で話はしております。
新しい年の初めに去年の話をするのも何ですけれど
ゴダール先生が亡くなっちゃいましたね。91歳なので大往生だとは思いますが何とも言えませんね。
大監督なので、映画を体現している監督を一人挙げろと言われたらゴダールを挙げるくらい。僕の場合はそうですね。
百年近く見てきたわけですから。

人はいつか亡くなるので、これはとうとう来たかということで感じましたけれど。

シェルタリング・スカイ
ピアノ演奏

映画を作る仕事があったんですね。ずいぶんの量の曲がありまして
アニメの映画で
アルバム3枚分くらいじゃないかな?全編音楽なんですよ、隙間がないくらい。
かなり疲労しましたね。
あまり慣れてないんですよ。
そういうスタッフもいないんで。全部僕がやったんですけれど
徐々に慣れて行って、これで良いのかなって思いながら、

それをやりつつ、日記のように日々の思い付きを書き綴っていました。徒然なるままにですね。
2021年から22年にかけてですが、選んだらたまたま12になりました。12には意味は持たせていないんですが、
装飾を何もしないまま作った時のままです。タイトルも思いついた日付ですね。
20220322 などとタイトルを付けました。その中からまあ聴いてみますかね。

これは実は日記のように書いた最初の曲なんですよ。2022の1月にとても大きな手術をして入院してたんですよ。入院生活は長くてですね2か月って本当に長くて、僕は絶望感に。僕はあんまり絶望したことはなかったんですよ。いつもしかめっ面してるから、そうは見えないかもしれないですけれど、今回ばかりは退院できないのかなって思っていたんですが、やっと退院して、3月になってふとシンセサイザーの音を浴びたくなって何も考えず出したい音をぽつぽつと出したのがこれです。
あとは、薬っていうか、とても気持ち良くなって、ああ良いなあって
何の目的というのではなく、思いついたら書くということをやっていました。

じゃあもう1曲やってみましょうかね。

これをね2022年に入ってから突然ピアノに向かって演奏したものなのですが、シンセサイザーより曲になっていると思うのですが、これは曲にしようという思いで作ったんですが、目的はないんですよ。非常に気に入ったものが出来ました。そういう感じで3曲ほどが出来ました。
昔、BTTB(BACK TO THE BASIC)というピアノソロのアルバムを作りましたが、過去に自分が聴いてきたものへの憧憬があったと思います。

本当に体力が落ちたので声にも力が無いので
聴いている方もお聴き苦しいとは思うのですが、
生きているうちは音楽は作り続けて、日記のように音楽を作るし、もうちょっとまとまった音楽も作っていこうとしています。
幸いに色々とオファーも頂いていますので、出来るものと出来ないものがあるので、厳選してプロジェクトを進めていきます。

告知ですね。
この前の僕の配信のやつですね
NHKで5日で放送されます。NHKのスタジオの響きが好きなので、使わせて頂いて
演奏したものを繋げて行って、一つの映画の作品にしようと思っています。映画クオリティの編集をします。
もう1時間とか1時間半とかのピアノソロも体力的に無理なんですよ。3曲くらいでしかできず、体力のいる曲、例えばラストエンペラーとかは1曲でへえへえ言っちゃうくらいで無理なんで、コンサート仕様になるように鋭意編集しております。

また1年後の2024年の1月にこの番組でお会いしましょう。

シーズン2が公開されると良いなって

最後にこのスタジオでの演奏でお別れしましょう

アクア

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毛利 桂  /  M21

2023-01-01 17:17:47 | album m

新春。去年発売されてアップしてなかったアルバムです。
ノイジーでドローン系の音楽と捉えるか
アンビエントと表現するのかはわかりませんが、大友良英さんのコメントを読んで視聴して買っていました。
教授と大友良英のコラボ 即興演奏 聴きたいなあ。

毛利さんのHPを見ていると、写真もアーティストの要素が解るものになっているので、是非見て見て下さい。

2014.07.10 神戸芸術工科大学 レクチャーは動画で置いてあります。レコードを割って張り合わせて鳴らしてみたり…

2022年3月30日発売

以下はコピペ

毛利桂
1998年より京都を拠点に活動する実験ターンテーブリスト / サウンドアーティスト。 
2009年まで活動していたターンテーブリストのみによるユニットではレコードのみならずシンバルなども再生して実験的な即興演奏を行った。 そのユニットの解散を境に機材をTechnics SL-1200からポータブルレコードプレーヤーに変更。ターンテーブルを楽器のように扱い、ターンテーブルから発するハムノイズを増幅させた音のみでの演奏や光とハムノイズを連動させたサウンドアートのライブパフォーマンも行う。 2020年には石膏を使ってターンテーブルを制作し自分の演奏する音を視覚化した立体作品や、森の中でターンテーブル10台を使って再生したフィールドレコーディングの映像作品など、音楽にとどまらずターンテーブルを使った作品を精力的に制作する。 また、京都にあるパララックスレコードの店長でもある。

 

HP

内容紹介

本来の役目を一切放棄したターンテーブルたちは、モーター(回転)とカートリッジ(接触)による無限増幅を繰り返し、かくして蜂起するに至る! 必聴!
──大友良英

ちいさなターンテーブル、キックスタートで屹立するでっかい音の壁。
備えましょう。剣林弾雨のサブベースがすぐそこに──。
──西山伸基

低周波の持続音を基調とする『M21』は全体が緻密にコンポジションされており、液体のように不定形なサウンドとざらついた接触不良ノイズ、緩慢な変化と急激な展開、あるいは複数の周期的なうなりが生み出すリズム等々、一時間という長さとじっくり向き合うことで聴こえてくる様々な尺度で設えられた構造がある。しかし同時にどの瞬間を切り出してもそれ自体で成立し得るような、構造から自由な音響的断片の連なりでもある——例えば身体性を湛えた巧みなターンテーブル演奏の痕跡はそれだけで耳を惹きつける。これほど高度に構築性と即興性がドローン・ミュージックの体裁のうちに同居することがあるだろうか。耳を擘くノイジーな小品のアンソロジーでもあった『M16』と好対照をなす、毛利桂によるもう一つの代表的ソロ・アルバムが誕生した。
──細田成嗣(ライター/音楽批評) 

収録曲

M21 

1時間1分11秒の曲です。

 

 

 

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坂本龍一 2023年

2023-01-01 11:14:57 | 坂本龍一

2023年になりました。
本年もよろしくお願いいたします。

正月といえば教授のラジオで始まる。

NHK-FM「坂本龍一ニューイヤー・スペシャル」
2023年1月1日(日)22:00~22:50
出演:坂本龍一
 去年まで代打による番組だったけど50分に短縮しての本人出演での放送

NHK総合「坂本龍一 Playing the Piano in NHK & Behind the Scenes」
2023年1月5日(木)22:00~22:45
出演:坂本龍一
 ネット配信されたライヴ。並行してドキュメンタリー映画も撮影しているとのこと。

坂本龍一
オリジナル・アルバム
『12』
2023年1月17日(火)リリース
 日記のように、坂本龍一の原点に触れるアルバムになっているのではないのかな
外付け特典:"12" リーフレット
 予約済みです

坂本龍一 音楽の歴史 A HISTORY IN MUSIC<特装版>
吉村栄一  13200円
発売延期になって
2023年2月21日発売

 

 

 

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