続けて羊文学を聴いています
2023,12,6発売 羊文学のメジャー 3RDアルバム
歌詞カードは内側から1曲目が載っている
インタビューでアルバムのタイトルの由来について塩塚モエカは
「両手をクロスして自分で自分を抱擁することをバタフライハグと呼ぶんですけど、タイトルはそこから取って“自分自身をハグする12曲”という意味合いで付けました。バタフライハグは心が不安な人が自分自身をケアするための方法らしくて。」
とのこと。
1. Hug.m4a
アコースティックギターで弾き語り 64秒
本当はアルバムの最後にもう1曲入れたいと思って作った曲でスマホで録音
イントロ的に最初にした方がアルバム全体で表現したいことも伝わると思ってオープニングに。
あなたの命を離さないで
際立つイントロだ
2. more than words
テレビアニメ「『呪術廻戦』第2期『渋谷事変』」のエンディングテーマ
塩塚モエカのインタビューではアニメの主人公と自分が重なったとのこと。
歌っている内容自体は塩塚モエカ自身のこと
「羊文学の音楽をどうしたらいいのか?」「アルバムを作るが大変」
「音楽で食べていくって大変だな」と8割くらい思っているんだけど、やっぱり音楽をやりたい。私は音楽で悩んでいますが、要は仕事をするのって大変だなと思ったんです。私は人とのコミュニケーションがすごく苦手だから、気にしなくていいことでもたくさん考えちゃう。そんなときに側にいてくれる友達に対しての「あんたがいるからがんばれる」という気持ち。その友達がSOSを出していたら絶対に助けに行きたいし……。そういう気持ちを歌にしました。
イントロのエレクトリック・ギターの広がり
4つ打ち
低音の歌声もファルセットも
塩塚モエカのヴォーカルの魅力は計り知れない
グルグルグルする
だってどうしようもないときでも
踊りだせミュージックは止まらない
不意に終わる
3. Addiction
エレクトリック・ギターのリフ
ドラムス、ベース
河西ゆりか は「ベースは鉄を切るような音を目指して弾きました。」とのこと
塩塚モエカがスマホで作詞しているうちにネットサーフィンしている中学時代からスマホ中毒
バンド演奏の音色にぽつぽつ歌う
不意に終わる
4. GO!!!
ドラムスで始まる
エレクトリック・ギター
ベース
塩塚モエカの歌い方が、区切るように撥ねて歌うのが魅力♪
軽やかなノリ
一斉にGO!!!の時のヴォーカルとコーラスとギターが良い感じ。
一人称は僕
ドラムスで不意に終わる
5. 永遠のブルー
NTTドコモのCMソング
自分が好きな少年マンガをイメージしながら書いた曲
イントロで「この曲」とピーンと来る曲の一つなのでは?
演奏の音が心地よく
塩塚モエカの声も心地よく
6. countdown
エレクトリック・ギターのイントロとクールなヴォーカル
ドラムスとベースが入って
ギターのカッティングとシャウト
男声のシャウトは
TOMMY(ファッションと音楽のコンセプトショップ・BOYのオーナー奥冨直人)さんの声
パンク、オルタネイディヴ・ロックを意識したサウンド
なんだかスイスイと進んでいる感じがする
7. Flower
アルバムテーマと関係なく作った曲
「AIと恋をしたら」という設定で歌詞を書き、歌詞の内容がすべてフィクション とのこと。
アコースティックギター
温度を無くした世界に生きる
モニターを通して恋愛もするようになる
ストリートビューを見ながらスクショしてデートする
音が増えていき、ヴォーカルとコーラスとのヴォリュームが相対的に逆転する
8. honestly
ねえ、私のこの声は 君のためにあるんじゃないわ 感傷的で上手い言葉も今の私にはないわ
ヴォーカルで始まる
表現したいものと 求められるものと 期待されること と 自分が求めているもの 必ずしも一致しない
そういうものに苦しむ
スライド、ステップしてエンド
9. 深呼吸
大人しめな
アジカンを感じる
フレーズとグルーヴ
字あまり気味に歌うのも良い
ドラムスで終わる
10. 人魚
大失恋を思い出して書いた曲
オルタネイディヴ・ロック
ギターの弦
呟き
呪い という言葉
めっちゃムカついているんだけど無言の圧をかける緊張の度合い
リトルマーメイドを見に行った友人が「ギリシャ神話では、人魚は海にいる男たちを誘惑して食べる存在なんだよ」という話を聞いたのを思い出してタイトルを決めたとのこと。
11. つづく
大失恋を思い出して書いた曲
ベースとドラムスと共にアップテンポな語り調のヴォーカル
傷を負いながらも したたかに生きる
12. FOOL
ドラマ「往生際の意味を知れ!」のエンディングテーマ
社会と自分との折り合いを着けるにも自暴自棄になるような怒り
エンディングがサウンドと共にヴォーカルの声の出方が残り
もう一度 聴きなおしたくなる。
油の良い天ぷらを食べた後みたいな感じで終わる。