存在する音楽

ジャンルに関係なく良いと感じた曲は聴く
誰かの心に存在する音楽は
実際に音が鳴っていない時にも聴こえてくることがある

ブーテン

2006-03-18 15:54:41 | TV番組
BS朝日の番組

沖縄の戦中の伝説的芸人である小那覇舞天(ブーテン)、
本名:小那覇全考…沖縄で教員もしていたが、浅草に上京してオペラを見て衝撃を受ける。
歯科大学の文化祭のレ・ミゼラブルで舞台好きになる。そして、
嘉手納で歯科医院を開業。治療中も患者から笑いをとる人だったらしい。消防団長をしていて笑いに関する活動を始める。奇抜な格好で歩いて皆を笑わせたりした。しかし、太平洋戦争で消防団長も戦争指導する立場に…
しかし、ブーテンは当時禁止されていた沖縄の方言を使い、ヒットラーを批判する漫談する。日本兵をからかって三線片手に「三毛猫の唄」を作って歌う。戦場に行った恋人を思う沖縄娘を狙う日本兵の唄らしい。
沖縄戦が激化して山に避難しているときにもブーテンは笑いをとる活動を続けていたらしい。
死んだらもう唄って踊れないよー
アメリカの捕虜となり、収容所での舞台を通じて、様々な人と訳隔てなくつきあい、芸人をまとめて劇団を作ったり、人々の家を回って人が怒っていても最後には笑い顔にまでなるという。
戦後は歯科医に復活。フォーシスターズという女性4人組のミュージシャンをプロデュース。本人も何処へでも芸人として舞台にのぼったらしい。
1969年に没。しかし、今も収容所の在った石川ではミュージカルが行われ、BEGINもその魂を引き継いでいきたいと語る。

その一番弟子である照屋林助、その息子である照屋林賢(りんけんバンド)

ヌチヌグスシージサビラ
命のお祝いをしよう!

ブーテンはいつまでも悲しい顔で生きるのではなく、生きていることに喜びを感じて笑って生きるべきだ。戦争に負けた者が強くて勝った者を笑って生きればよい。

沖縄音楽の影響もしだいに世界に広がりつつあり、彼のこうした思想が人が人として生きる土台につながっていけば良いと思った。

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