RYU'S BARの鼎談版のような番組。「ぼくらの時代」
今日はおじさん版グータンとでも言えば良いかな。
色んな話題があったけど、幾つか紹介。
●年齢をとって変わったこと
S:昔は16時間くらい集中して出来たのに、6時間以上出来なくなった。
M:出来なくなった。「半島を出よ」を書いている時に、福岡ドームでの出来事を書いていると、まだまだ書けるけれど、長いなーと思ってしまった。でも嬉しいんだよ。脳の奥から来る喜び。
S:喜びというのはご褒美だから、脳幹から来てるんだよ。喜びのハードルが上がっていってんだよ。
年齢をとって仕事のハードルが上がってきたってこと。
K:でも昔から龍はそうだったよ。俺なんか「コインロッカーベイビーズ」なんて読まなくても結果はわかっちゃっていたもん。
一同笑い
●ラストエンペラーの頃
K:音楽だけじゃなく俳優もやるっていうのが大変なことだったよね。
S:うん、大変だった。
M:ドキドキしちゃって映画を見に行った時、坂本のお母さんも一緒だったんだけど、音楽だけなら良いけど、俳優として出てきた時はドキドキしちゃったよ。あの頃、コンサートもよく坂本のお母さんと一緒だったよ。
K:お母さんが読むことってあるの。
M:自然と読んでる。
K:たまたまお父さんから来ている手紙を読んじゃって「龍之介はこのようになるなんて思わなかった」と美術教師のお父さんを尊敬してんだろう?
M:辞めてよパブリックなところで。
K:坂本のお父さんは亡くなってしまったけど
S:30過ぎまで喧嘩したことなくて、目も合わせた事がなかった。ほとんど話をしなかったね。
●子供について
S:ほとんど子供達のために生きている。
K:こうなるとは思わなかったねー
S:4人の子供がいるけれど、39歳の時に出来た子は孫みたいなもんだから、謝ったよ。ごめん、自分のことしか考えてなくて。
親らしいことを何もしていないので・・
M:いいんだよ。
S:著作権とか権利があると骨肉の争いとかして欲しくないので、全てどこかに寄付しようかなとか。親の遺産でなくて、それぞれ自分で生きて欲しいじゃない。
子供が20歳になったら、自分の今の年齢になったら、地球はどうなっているんだろう。
M:だから自然に環境とかにいっちゃうんだよ。
K:本当、自分のことしか考えてなかったね。龍も自分のことしか考えてなかった。
M:うん、月刊カドカワの取材のときに、変なカメラマンがいてさ
S:いたいた
M:何だよ!って、あの時、ちょっと似ているなって(笑)
●仕事と女性
S:恋人を温泉に連れて行って、龍は三日で飽きるけれど、小説は1ヶ月書いていても飽きないって言ってたね。僕は一日しか持たない。追い返しちゃう。
M(戸惑ってどう答えようか迷っている様子でした)
K:自分が魅力的な女性に凄いと見られたいというのがあって、そんなことない?
S:全て基本は性的なことだったり、単純なんだけど。年齢的に出来なくなっちゃったりしてるので(笑)
若いときはもっと単純な動機でしていたけど、歳をとって仕事は深く。
M:仕事の本質的なところに入っていくよね。
K:僕の仕事は女性しか見て欲しくないもの
S&M:関係ないなあ
K:子供っぽいのかな
S:お母さんとかによしよしとかしてもらいたい・・・
M:いや(もうその話題から離れようという困った顔)
きっと病理だよ。病理的なこと(だから、あんまり話しない方が良いよ)
確かに、教授は変わったと皆が感じている変化を感じました。
うちの叔父も財産は子供に遺さないと言っているのを昔からきいていたが、教授と同じ意見です。
叔父は、日本は財産を子供に遺すことが子供の幸せに繋がると思っているけれど、そうじゃない。それは幸せとは言えない。自分の力で生きていく力をつけてやるのは親の仕事だと言っています。
今日はおじさん版グータンとでも言えば良いかな。
色んな話題があったけど、幾つか紹介。
●年齢をとって変わったこと
S:昔は16時間くらい集中して出来たのに、6時間以上出来なくなった。
M:出来なくなった。「半島を出よ」を書いている時に、福岡ドームでの出来事を書いていると、まだまだ書けるけれど、長いなーと思ってしまった。でも嬉しいんだよ。脳の奥から来る喜び。
S:喜びというのはご褒美だから、脳幹から来てるんだよ。喜びのハードルが上がっていってんだよ。
年齢をとって仕事のハードルが上がってきたってこと。
K:でも昔から龍はそうだったよ。俺なんか「コインロッカーベイビーズ」なんて読まなくても結果はわかっちゃっていたもん。
一同笑い
●ラストエンペラーの頃
K:音楽だけじゃなく俳優もやるっていうのが大変なことだったよね。
S:うん、大変だった。
M:ドキドキしちゃって映画を見に行った時、坂本のお母さんも一緒だったんだけど、音楽だけなら良いけど、俳優として出てきた時はドキドキしちゃったよ。あの頃、コンサートもよく坂本のお母さんと一緒だったよ。
K:お母さんが読むことってあるの。
M:自然と読んでる。
K:たまたまお父さんから来ている手紙を読んじゃって「龍之介はこのようになるなんて思わなかった」と美術教師のお父さんを尊敬してんだろう?
M:辞めてよパブリックなところで。
K:坂本のお父さんは亡くなってしまったけど
S:30過ぎまで喧嘩したことなくて、目も合わせた事がなかった。ほとんど話をしなかったね。
●子供について
S:ほとんど子供達のために生きている。
K:こうなるとは思わなかったねー
S:4人の子供がいるけれど、39歳の時に出来た子は孫みたいなもんだから、謝ったよ。ごめん、自分のことしか考えてなくて。
親らしいことを何もしていないので・・
M:いいんだよ。
S:著作権とか権利があると骨肉の争いとかして欲しくないので、全てどこかに寄付しようかなとか。親の遺産でなくて、それぞれ自分で生きて欲しいじゃない。
子供が20歳になったら、自分の今の年齢になったら、地球はどうなっているんだろう。
M:だから自然に環境とかにいっちゃうんだよ。
K:本当、自分のことしか考えてなかったね。龍も自分のことしか考えてなかった。
M:うん、月刊カドカワの取材のときに、変なカメラマンがいてさ
S:いたいた
M:何だよ!って、あの時、ちょっと似ているなって(笑)
●仕事と女性
S:恋人を温泉に連れて行って、龍は三日で飽きるけれど、小説は1ヶ月書いていても飽きないって言ってたね。僕は一日しか持たない。追い返しちゃう。
M(戸惑ってどう答えようか迷っている様子でした)
K:自分が魅力的な女性に凄いと見られたいというのがあって、そんなことない?
S:全て基本は性的なことだったり、単純なんだけど。年齢的に出来なくなっちゃったりしてるので(笑)
若いときはもっと単純な動機でしていたけど、歳をとって仕事は深く。
M:仕事の本質的なところに入っていくよね。
K:僕の仕事は女性しか見て欲しくないもの
S&M:関係ないなあ
K:子供っぽいのかな
S:お母さんとかによしよしとかしてもらいたい・・・
M:いや(もうその話題から離れようという困った顔)
きっと病理だよ。病理的なこと(だから、あんまり話しない方が良いよ)
確かに、教授は変わったと皆が感じている変化を感じました。
うちの叔父も財産は子供に遺さないと言っているのを昔からきいていたが、教授と同じ意見です。
叔父は、日本は財産を子供に遺すことが子供の幸せに繋がると思っているけれど、そうじゃない。それは幸せとは言えない。自分の力で生きていく力をつけてやるのは親の仕事だと言っています。
この番組、僕も途中からみました。
それにしても、存在する音楽 さんのレポートっていうか文字おこし、ソッコーですね。
スゴイ!
外部記憶に頼るか、自分の頭に残すか迷いましたが、BLOGに書いてみました。{YES}
詳細な記述、ありがとうございました。
坂本龍一さんは、
年々穏やかに変化されていますね。
でも、物事をみる視線は
今まで通り鋭くて深くて変わりませんね(^^)
そうですね。教授は年々変化していますが、そういう変化を望んでいるところもあって、彼の変化に周囲は影響を受けていると思います。
鋭く見ていこうとするですか・・・
世の中が本流から外れた状態だから、本来はみ出しものである作家や音楽家みたいな僕らが真実を言うしかないといってました。
以前、おしゃれ関係で古館さんと話しているときにも公言していたと思いますよ。
常識を語る教授
環境問題を語る教授
子供達のためにだけ生きていると語る教授
本当、人というのは解らないものですよね。{りんごちゃんNG}
すごくおもしろい(興味深い)です!
この前言われていた本ですね?
そうですかー
僕も読んでみようかな。
みんな、どうして教授が、アモルファス的なものというか、型に嵌らないというか、逃走論でのスキゾというか、音に敏感になったとか
そういうことを色んな角度から知りたい、考えたいと思うのでしょうか?
ちはる☆はいかがですか?