2024,3,20発売をフラゲ
東北ユースオーケストラ
坂本龍一が2011,3,11の東日本大震災以後に結成した。
2013年9月から10月にかけて、宮城県松島町にて開催された
東北と世界をつなぐ音楽祭「Lucerne Festival ARK NOVA 松島 2013」
をきっかけに企画・編成されたオーケストラ。
楽団員は東日本大震災の被災三県(岩手県・宮城県・福島県)を中心に、
ふだんは異なる組織で演奏をしている小学校・中学校・高等学校・大学の子どもたちが、
プログラム(演奏)ごとに楽団編成を変えながら活動しており、音楽以外の活動も行っている。
本作品は
坂本龍一音楽監督、東北ユースオーケストラ初のコンサート作品集。
東北ユースオーケストラ歴代の団員による演奏より選曲。
ピアノは坂本龍一が演奏。
1曲目と2曲目は坂本龍一が指揮。
盟友 吉永小百合や のん の朗読も効いている
1. Behind the Mask(2013)
2. Tohoku Youth Orchestra with Otomo Yoshihide + Ryuichi Sakamoto - Collective improvisation with simple conduction(2013)
3. The Last Emperor(2016)
4-6.『母と暮せば』より「戦死」(2016) 朗読:吉永小百合「かえろう」「私に」「あの山を登れば」
7. 弥勒世果報(みるくゆがふ) - undercooled(2017)
8. Merry Christmas Mr. Lawrence(2018)
9. Three TOHOKU Songs(2018)
10. Etude(2019)
11-12.『母と暮せば』より「母と暮せばタイトル」(2022) 朗読:吉永小百合「木にたずねよ」「富岡の空へ」
13-15. Still Life(2022) 朗読:のん「あの山を登れば」「心のたんぽぽ」「大地」
16. いま時間が傾いて(2023)
祈りと鎮魂を込めて作った曲
今回が初音源化
晩年、「時間」についての読書や考察が行われていた。
曲のタイトルはドイツの詩人リルケの『時祷詩集』に収められた詩の一節にインスパイアされて付けた。
時間が傾いて私に触れる、私の感覚が震える
災害やパンデミックは人類史になども起きている。
3.11同様、自然というものを考えるひとつのきっかけになるんじゃないか
人間だけは違うんだという錯覚に陥っているかもしれないが、自分も含めて誰もが自然の一部であるということを
教授は生前、そうした思いを語っていた。
教授が亡くなって、まもなく一年
憂うことは多いけれど
良いことも起きている
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます