存在する音楽

ジャンルに関係なく良いと感じた曲は聴く
誰かの心に存在する音楽は
実際に音が鳴っていない時にも聴こえてくることがある

坂本龍一 ニューイヤー・スペシャル2021

2021-01-01 09:36:51 | 坂本龍一

2021年1月1日(金) 午後10:00~午前0:00(120分) 

NHK-FM

ゲストは
大友良英,岡田暁生

のお二人
なんだかほっとするな。

aqua
のピアノ演奏

まずは大友さんと演奏を
音に導かれるままやってみましょう

即興音楽を30分ほど

(教授お薦めのお香を焚いて、部屋にある音の出るものを一緒に鳴らして楽しんでいました。)

 

大友良英さん
3月くらいからライヴが出来なくなって、一度、うつ的になりました。そんなに考え込んだりしない方だったので自分でも困りました。それから、音をよく録れる機材を買って家で演奏して楽しくて良くなったんですが、8月ころからまた、うつ的になりました。
そういう周期でうつ的になったりするみたいで、僕は典型的。

教授
僕は、もともとライヴも少ない方だし、家で曲を作ったりしてることが多くて、そんなに日常は変わらなかったんです。引きこもった生活でね。でも、ライヴなら自然と体を作っていくじゃないですか、2週間先にあれば、それに向けて自然と生活の中で体が準備して行って、演奏できるようになっていく。

大友
そうですね。わかります。

教授
大貫妙子さんとこの前話していて、彼女は歌う人じゃないですか。しばらく歌っていなかったから、なまっちゃって、声が思うように出なくなったって言っていました。将来あることを想像して緊張したりしながら調整していくので、今の状況がそういうことを引き起こしちゃったんだなって。
コロナ感染もネアンデルタール人のDNAが我々ホモ・サピエンスの中に1~2%くらい入っていて、それが影響しているとも言われているけれど、ネアンデルタールはホモ・サピエンスよりも力も強いし身体も大きいのに、「想像する」能力がなかったらしくて、それでホモ・サピエンスに負けちゃった。同じ世界に見た目が良く似ていて、交配もあって一緒に暮らしたりしていたのに世界から消滅してしまった。ロシアのシベリアのバイカル湖近くにある何とかという洞窟にいた三種類目の人類もいたらしいけど、忘れちゃった、思い出せない・・・
ネアンデルタール人は歌を歌ったのか?

大友さんの選曲

明日かある
のん がヴォーカル

『Music Improvisation Company』
というDerek Baileyがヒュー・デイヴィスと、キング・クリムゾンのドラムスのジミー・ミラーとエヴァン・パーカーが一緒にやったアルバム。
デレク・ベイリー(g)、エヴァン・パーカー(ss)、ヒュー・デイヴィス(electro)、ジェイミー・ミューア(perc)、クリスティン・ジェフリー(voice on 1,5)
ギターとピアノで今日は丁度良いかなって。
亡くなってしまった演奏家に寄り添うように一緒に演奏するかのように過去の録音に重ねて演奏した。

京都大学 人文科学の岡田暁生
ここ10年程、一緒にお話をさせていただいている。

自然科学はアクセル、人文科学はブレーキとして、両方が文明の存続のために重要だし、人文科学を大切にしない国は滅びます。
昨今のリベラルアーツに対する問題も大きな問題。

「音楽の危機:《第九》が歌えなくなった日」を著作した岡田氏
教授がとても興味を持って読んだ。

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