霜後桃源記  

安心、安全と美味しさへのこだわり
そんな「こだわりの農業ブログ」を毎日更新
主役の妻は生産部長、夫は営業部長兼雑用係

生かされて生きている その二

2006-11-22 18:40:34 | 生活
オジサンが農業に専念するようになってから、当然のことながら生命の危険度はグンと増した。
農業機械の運転だけでなく、山での枝払いや伐採も落下や倒木の下敷きになる危険が伴う。
チェーンソウは便利ではあるが危険極まりない代物。
また、山菜採りで山に入ると熊、蝮、蜂との遭遇や、鋭い切り株を踏んだり、折れた枝が突き刺さる場合だってある。

そんな事で命を落としたり大怪我をしたら「だから黙ってサラリーマンを続けていれば良かったのに」と昔の仲間から言われることが目に見えている。
そんなこともあって、事故を避けたい気持ちは一層強いものがある。
機会あるごとに神仏に手を合わせるようになったのは決して偶然ではない。

実は、「生かされて…」は同僚だったKさんの好きな言葉。
同じ営業部隊に身を置き、宿舎も部屋が隣合っていて、いつも呑んではお互いの傷を舐め合っていた。

ある時、Kさんがメールで送って来た。
生かされて 生きてきた
生かされて 生きている
生かされて 生きていく

しかし、二人はそのような達観した境地とはほど遠い毎日を送っていた。
上司から厳しい叱責を受け、落ち込むことも多かった。
まさに「殴る蹴るの暴行」を受けている心境で、倒れる寸前のヨレヨレ状態だった。

オジサンは直ぐにリメールした。
馬鹿にされて 生きてきた
馬鹿にされて 生きている
馬鹿にされて 生きていく

それ以来、二人の「座右の銘」は、この言葉に置き換わった。



裏の林の原木ナメコ。
僅かではあるが、10月上旬からコンスタントに出ている。
以前は雪が降る直前の寒い一時期しか出なかったように記憶している。
コメント (3)
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