霜後桃源記  

安心、安全と美味しさへのこだわり
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主役の妻は生産部長、夫は営業部長兼雑用係

間伐

2009-02-02 20:47:17 | 山菜
いつか近所のお年寄りが「杉の間伐は自分ではなく他人に頼む方が良い」ということを言っていた。
自分だと折角育った木を伐るのは勿体なくて出来ないが、他人はそんな「情」とは無縁なので淡々と適正な間伐ができるのだという。

オジサンが間伐に着手したのは昨年の冬からで、それまでは枝打ちだけに留めていた。
枝打ちの模様をブログで紹介した時もmasaさんから「間伐が先ではないか?」との指摘を受けていた。
敢えて間伐をしなかったのは間伐の目的が「造林」ではなかったこともあるが、それよりも、この「情」が邪魔してクレームが出るのが分っていたため。

ところが我が家の杉林を見た森林組合のT課長が「造林のためには三分の一ぐらい残して間伐すべし」とのお墨付きをくれたことから、オジサンは晴れて大威張りで間伐に着手できるようになった。

ただ、一気にやると環境激変で残した杉が倒れたりするので数年かけ段階的に実施するようにしている。
第一弾として昨年実施した間伐の効果はてき面で、本来の狙いであるタラノキやコシアブラがドンドン芽を出しておりオジサンは内心ニンマリしている。

しかし、苦労して植林をしたジイチャン、バアチャンから見ると間伐をするオジサンは「非国民」にしか見えないらしく、陰で「ブウブウ」言ったり直接文句を言ったりしている、それは間伐の「必要経費」として聞き流すしかないと思っている。

もっとも、今日は聞き流すことができずブチッキレ状態で「激闘」を展開した。
たまにはそういう日もあるが「戦い済んで日が暮れる」と何事も無かったかのように平穏な生活に戻るのもいつものこと。



先日の「雪の嵐」の翌日は台風一過のような好天となった。
真ん中で横に連なっているのは先日刈り払いをしたケヤキ林。
当然のことながら「刈り払い」に対してクレームが出ることはない。
コメント (4)
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