霜後桃源記  

安心、安全と美味しさへのこだわり
そんな「こだわりの農業ブログ」を毎日更新
主役の妻は生産部長、夫は営業部長兼雑用係

就農のススメ

2009-02-06 20:04:04 | 生活
就農してからサラリーマン時代に味わえなかった「安心感」とか「満足感」があるのが不思議だった。
「食」と密接に結びついた農業という「仕事の性質から来るものなのか」或いは「豊かな自然と接しているためなのか」若しくは「いつも家族と一緒に暮らせるためなのか」などと色々と推測してみたが結論は出なかった。
いずれにせよこんな精神的に余裕のある人生を味わってしまった以上「二度とサラリーマン生活には戻りたくない」と思う気持ちだけは確固たるものとなった。

先日紹介した「農で起業する!」の著者はバリバリの企業戦士からの転身だが農業の魅力をサラリーマン時代と対比し、「自分たちの時間の使い方、働き方をすべて自分たちで決められる」、「疲れた時はいつでも休むことができる」、「農業はストレスやリストラとは無縁」、「上司のいない気楽さ」 などをあげ「こんな素晴らしい職業はない」と結論づけていた。

我々夫婦は家業が農業という境遇にあったが、今は全く農業とは無縁な世界から就農する人達も少なくない。
老齢化や跡継ぎ不足で日本全国いたるところに農地付きの空き屋が多くなっており、それを安く借りる(又は買う)ことができるので、意思さえあれば誰でも就農が可能な時代となっている。
そして、それまでの経験を活かし従来の専業農家が気づかなかったような新しい農業にチャレンジしながら楽しくゆとりのある人生をエンジョイすることができる。

少なくとも「物質的な豊かさ」より「精神的豊かさ」を求める人には農業はオオスメの職業だと思っている。



間伐は順調に進んでいる。
二年前に枝打ちと刈り払いをしたこの杉林にはまた竹が生い茂って来た。。
だが、この程度の量であれば簡単に除去できるので問題は無いが、肝心のタラノキがあまり増えていないのに不満が残った。
コメント (4)
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