霜後桃源記  

安心、安全と美味しさへのこだわり
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直売所研究会

2009-02-26 22:53:41 | 産直
全国直売所研究会なる組織があり、その東日本ブロック大会が隣の宮城県登米市で開催された。
「つー助さん」の紹介で「新鮮館おおまち」の鈴木マネジャーと一緒に参加して来た。

「100年生き残れる直売所とは」というテーマで著名人のパネルディスカッションの内容も素晴らしかったし、北は北海道から南は長崎までという参加者の幅の広さにも驚かされた。
分科会ではそんな遠方から参加された方々とも意見交換ができて大変有意義だった。



特に印象に残ったのは民俗研究家の結城登美雄さんの発言。

・ 日本の食糧供給力はこれからも弱まる。高齢化により4~5年で大変な時代を迎える。
・米作り農家の時給は256円と最低賃金よりもずっと低い。これでは再生産を期待する方が無理。
・ エネルギーに代替物はあるが食糧には無い。
・ 食糧供給基地が身近にあることを幸せと思える時代が間も無く来る。
・ 最重要の社会インフラとして「食糧」を位置づける必要がある。
・ 食糧を安定的に供給できるような地域づくりが必要。
・ 産直は政府が切り捨てた人達(女性、老人、小規模農家)が作り出したもの。
・ 全国13000件の直売所も「踊り場」に差し掛かっている。
・ 消費者のニーズは素材よりも加工品に移行しつつある。
コメント (4)
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